画像は駅から市庁舎前の広場に向かうアルバート・バーテルスシュトラッセ(ストリート)。
2000年9月22日(金)
まずは朝一番で今日の宿を見つけなければならない。ツーリストインフォメーションに行くと、空きのあるホテルがあるらしく、担当の男性が電話をかけて予約を取ろうとした。「日本人の女性だ。」と言ったら、多分、ホテルが一瞬渋ったようで、男性が「なかなか上手にドイツ語を話すよ。」と言ってくれて承知したのか、泊めて貰えることになった。
宿は最近、自宅を改造してペンションにしたような感じで、HPによると、泊まった部屋は「バンガロー/Bungalow」と呼んでいる離れだった。バスルームは母屋にあったと思う。駅からは旧市街を通り抜けた先なのでやや歩く。
Pension R. Biehl
Blankenburger Straße 39
宿のご主人は親切だった。汗だくになって着いたら水を出してくれたり、この宿を立つ日の朝食の後で宿のご主人(ご夫婦)がクヴェドリンブルクの写真集を見せてくれたりした。写真集の中にはDDR(東ドイツ)時代のものもあり、美しい市庁舎のファサード(正面)を覆うようにスターリンか何かの写真を印刷した布が下がっているものが印象的だった。1990年10月3日ののドイツ再統一から10年。お二人、だけでなく、Quedlinburgの人達の生活はずいぶん変わったことだろう。
今では気の利いたパンフレットがあるかも知れないが、この時はお別れに名刺のようなカードとペンションを撮影した写真をくれた。家の前には大きなリンゴの木があり、そのリンゴか、奥さんが庭で採れたと行ってリンゴを持たせてくれ、ご主人が車で駅まで送ってくれた。お礼にと、折り紙で折ったマリア像と日本から持参した絵はがきを差し上げた。海外に行くときには、ちょっとしたお礼にするために、成田で日本の絵はがきを買っていくことにしている。
■ 13:36 Quedlinburg -(Halberstadt乗り換え)→ 14:27 Wernigerode
この日はヴェロニゲローデに行ってみた。
メモには「Halberstadtは同じホームの前と後でOst(東)とWest(西)に分かれている」と書いてある。ドイツでは時々、同じホーム(の同じ側)で、例えば「5a」、「5b」(5番線-a、5番線-bのような感じ)と、別のホーム扱いのことがある。以前、別の列車が縦列して停車していて、目的地行きの列車が見つからず焦ったことがあることを思いだした。
小高い丘の上にヴェロニゲローデ城/Schloß Wernigerodeが建つ。