【Excel2003】Excelでバナーを作る 〔中編〕【ココログ】
前記事『【Excel2003】Excelでバナーを作る 〔前編〕【ココログ】』の続きです。
ここまでで、オートシェイプやワードアート、その他の画像(←個々をオブジェクトと呼びます。)から下のようにシート上にバナーを描きました。このオブジェクトをまとめてPNG形式の画像として保存する方法を説明します。
図-26
1. オブジェクトをまとめてPNG画像に変換する
作業がしやすいよう、一旦、全てのオブジェクト選択してグループ化します。複数のオブジェクトを一度に選択するために、まず図形線画ツールバーの「オブジェクトの選択」をクリックします。
図-27
この状態で、選択したいオブジェクトが全て含まれるように、ドラッグして囲みます。
図-28
全てのオブジェクトが選択されたことを確認したら、「図形の調整」メニューから「グループ化」を選択します。
全てのオブジェクトが合成され、ひとつの図形のようになりました。図形線画ツールバーの「オブジェクトの選択」を再びクリックしてモードを解除しておきます。
図-30
画像を選択して、メニューから「編集」→「コピー」、次に貼り付ける場所=適当なセル(シートの格子)をクリックしてからメニューの「編集」→「形式を選択して貼り付け」を選びます。
「形式を選択して貼り付け」ダイアログボックスが表示されるので、「図(PNG)」を選択し、[OK]を押します。
PNG画像が貼り付きました。
ここで、一旦Excelファイルを保存しておきます。メニューから「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択し、必要なら保存場所(フォルダ)を適宜変更し、ファイル名に任意の名前を付けてから[保存]ボタンを押して保存します。
2. 画像を取り出す
貼り付けたPNG画像が入るように、セルをドラッグで選択します。
メニューから「ファイル」→「Webページとして保存」を選択。「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されるので、『選択範囲』のラジオボタンをクリックして選択します。このときファイル名は自動的に「Page.html」と変わります。
[保存]ボタンを押して保存します。
これにより、Page.htmlというファイルとPage.filesというフォルダが作成され、画像は「Page.files」フォルダ内に保存されます。
このような単純な画像はサイズが小さいgiffファイルを使用しても構いませんが、ここではPNG画像を利用することにします。
PNG画像を保管用のフォルダにコピーして、分かりやすい名前に変えておきます。(ここでは例として「banner_sample.png」という名前に変えました。
上の画像はPNG、下はGIF画像です。
図-37a
図-37b
【拡張子を表示させるには】
Windowsパソコンでは、デフォルト(規定)で、拡張子が非表示になっていますが、拡張子は何のファイルなの(ex. Wordのドキュメントか、画像か、等)かを知る手がかりになるので、表示した方が便利です。
拡張子を表示させるには、フォルダのメニューから「ツール」→「フォルダオプション」で表示される「フォルダオプション」ダイアログボックスの「表示」タブにある「詳細設定」で、「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外します。これを全てのフォルダに適用するには、[全てのフォルダに適用]ボタンを押してから[OK]を押し、設定を保存します。
次回「後編」ではバナーをサイドバーに設置してリンクを貼る方法を説明する予定です。
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