【リサイクル】韓国 紙の高リサイクル率... その実態は?/日本も問題が...
最初に書いておきますが、ブログ主は「資源ゴミ(プラ、紙、ペットボトル、etc.)」のリサイクル自体は賛成です。しかし、本当に効率良くリサイクルされているのか?、却って高コストではないのか?... と言った疑問も感じています。ゴミを分別する国民/地域住民の負担になっていないか?と言う問題もあります。
その上で、ブログ主の「X」のタイムライン上で韓国語率はそれ程高いわけでも無いのに、韓国人(韓国メディア)のリサイクル関係の投稿が目に付きます。韓国人のリサイクル意識の高さは以前から感じていました。
つい最近も、「豆乳パックはどうやって捨てたらいいのか?」という記事がありました 〔※後述〕。豆乳が入っている紙パックは内側にアルミコーティングがされていて、調べたら、日本では大抵「可燃ゴミ」(=一般ゴミ)扱いで、特にリサイクル用として分別していないようです。
日本でも同様ですが、理念と実態にやや乖離があるにも関わらず、「分別しなくてはならない/リサイクルしなくてはならない」といった ”強迫観念” にも似た意識があるような気がして、今まで、そういう記事を見かけるとブックマークしてきました。
このエントリーでは特に結論があるわけではありませんが、「紙のリサイクル」に関する記事などをメモしておこうと思います。
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このエントリーを書こうと思ったきっかけの動画(韓国『KBSラジオ』)。
- 재활용률 무려 80%!! 세계가 한국의 '폐지'를 부러워합니다 - 곽재식 작가 [성공예감 이대호입니다] | KBS 260102 방송
リサイクル率なんと80%!! 世界が韓国の「廃紙」を羨ましがっています
内容は、韓国で生産される紙の約80%が廃紙(古紙)を原料としていて、これは世界的に見ても非常に高い水準で、特に欧米諸国から「羨ましがられる」レベルだ、という内容です。
また、韓国では集合住宅に住む人の率が高いので、いつでもゴミの集積場所に出せる為、ゴミ出し自体はそれ程負担では無い様です。
但し、実態はと言うと、2025年03月03日の『毎日経済新聞〔매일경제신문〕』の記事によると、(せっかく住民が分別しても)再処理工場には古紙がごちゃ混ぜで持ち込まれるらしく、また、間に入る古物業者も多く、効率が悪いという事が書かれています。
https://www.mk.co.kr/news/business/11254293
폐지 회수율 높지만 재활용 품질 올려야
古紙回収率は高いが、リサイクル品質を上げなければならない
2025-03-03 17:18:56
韓国は世界的に紙のリサイクル部門で先頭に立っている。 3日、韓国製紙連合会によると、2023年基準で韓国の紙リサイクル率(回収率)は85.6%で、米国(69%)、日本(81.6%)よりはるかに高い。 国民の積極的な分別収集参加と企業のリサイクル努力がかみ合ったおかげだ。...
ただ、紙のリサイクル品質を高めるのが今後の課題に挙げられる。 韓国の紙の回収率は日本より高いが、市場では日本産の古紙がはるかに高い値段で売られている。 段ボール·新聞紙·雑誌·牛乳パックなどを区分して排出する日本とは異なり、韓国は高品質廃止と低品質廃止が入り混じって排出されるためだ。
日本で古紙輸出業をしているリニアコーポレーションのイ·ミョンホ代表は「段ボールは段ボール同士を集めてこそ再び高品質の段ボールにすることができるが、韓国はあらゆる古紙が混ざってくる」とし「紙自体の質は韓国と日本が大きな差がないのに体系的に回収ができず、韓国産の古紙が低評価される」と説明した。
後進的な廃紙·流通構造も問題だ。 大半の古紙は、実際に回収する古物商から始め、体積を減らす圧縮商を経て、製紙会社に渡される。 この時、圧縮上に古紙が伝えられるまで多くは3ヶ所の古物商が関与する。 この過程で古紙の品質が急速に悪化する。
日本は古物商がなく、地方自治体や圧縮商が直接回収し、高品質の古紙が製紙会社に渡される。 古紙の純度が95%以下に下がれば、製紙会社は最初から受け付けない。 国民大学林産生命工学科のイ·テジュ教授は「紙回収率だけが高いより紙分離排出、リサイクル回収などシステムがまともに作動しなければならない」として「紙資源回収と分類体系、流通過程で国家支援が必要だ」と話した。
これと同様の『マネートゥデイ』の記事は『シンシアリーのブログ』(2024年11月7日)でも取り上げられていました。
- 韓国メディアが見た、日本の紙リサイクル・・「私たちの20年先を行っている」
>韓国の紙のリサイクル率は日本とほぼ同じだ。だが、その高い数値はトリックにすぎないという指摘も少なくない。収集する古紙の量は多いが、いろいろな種類の紙が混ざり、リサイクル効率が下がるからだ。古紙が製紙会社に納品されるまで、『古物商(※いろんなものを買い取るところ)』が、中間マージンを残すためだ。
毎日経済新聞は「日本は古物商がなく... 」と書いていますが、ブログ主が住む川崎市では、古新聞や段ボール、雑誌はゴミの収集をしてくれません。川崎市では市で収集する紙ゴミを「ミックスペーパー」と呼びますが、この3つは回収対象では無く、コミュニティ(=町内会や集合住宅など)で回収して業者に持ち込んでいる(=換金している)ので、恐らく、古物商的な業者に売っているのだと思います。
それでも、冒頭に書いた様に、韓国人や韓国メディアはゴミのリサイクルや分別に高い関心を持っています。
京郷新聞〔경향신문〕: 아침에 마신 두유팩, 버릴 땐 종이류? 일반쓰레기?···정답은 ‘둘 다 아닙니다’
朝飲んだ豆乳パック、捨てる時は紙類? 一般ゴミ?···正解は「どちらでもありません
>紙パックは最高級パルプで作られたリサイクル可能資源だが、これまでまともに分離排出されなかった。 紙パックのリサイクル率は、全てのリサイクル素材の中で最も低い19%(韓国循環資源流通支援センター)に止まっている。 気候部は年内に紙パックの分離排出のためのシステムを構築し、全国の共同住宅を中心に分離排出を始める計画だ。
国民はリサイクルのために分別する気はあるのに、牛乳パックのような紙パックと内側がアルミコーティングがされているパックとの区別が付きにくいために、結果としてごちゃ混ぜになっているという内容です。
これは日本でも同様らしく、ゴミの分別について啓蒙ポストしていらっしゃるお笑い芸人マシンガンズの滝沢さんも下図の様なポストをしています。
ここまでの情報でまとめると、韓国国民のゴミ分別意識は高いのに、最終的な再処理工場に持ち込まれる迄の流通システムが複雑だと言う問題があるようです。
少し話題は変わりますが、日本維新の会の柳ヶ瀬裕文氏の韓国ルポ動画で分かった事があります。
これはどちらかというと老人の貧困問題の一例として扱われる話題ですが、韓国では老人が段ボールを”拾って”生活費に充てているという話を聞きます。段ボールなんてそうそう落ちているものでも無いだろうに... と不思議に思っていましたが...
このライブは確か23時過ぎの明洞ですが、韓国では、夜間の内に店舗が段ボールを含めたゴミを出しておくようです。日本では、店舗は段ボールをバックヤードに保管していると思います。
店舗としたらゴミが片付けばそれで良いし、老人は小銭を稼げるのでWin-Winなのだと思いますが、前述の様に、そこから最終的な再処理工場に辿り着くためのルートやその品質に問題がある得るのでしょう。
日本でも、なまじリサイクルマークが付いている事で混乱する場合があります。
マシンガンズの滝沢さんもポストで啓蒙していますが、「紙ゴミ」のリサイクルマークが付いていても、臭いの強い洗剤の箱や線香の箱、水濡れに強くするためのビールの包装(6缶パックのような厚紙の梱包材等)はコーティングがされているので、資源ゴミには適していないようです。
分別のしやすさとリサイクルの効率化... 日韓共にもう少し工夫が必要なようです。































































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