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【国内】兵庫県庁

2026/01/28

【衆院選2026/兵庫8区】青山繁晴候補者(自民党)、まさかの街頭演説で反斎藤知事派に公開説教

1月27日、尼崎セントラルパークと言う場所で自民党の青山繁晴候補者が第一声を上げました。参議院比例区からの ”鞍替え” で、所謂 ”落下傘” 候補です。

その街頭演説で、ものすごい爆弾発言。

 

20260237_aoyama

 

反斎藤元彦県知事である黒川治(くろかわ おさむ)兵庫県議会議員と末松信介参議院議員を左右に、斎藤元彦県知事との和解を呼びかけたのです。

特に末松氏は兵庫県百条委員会委員長の奥谷謙一氏の義理の父。奥谷氏は兵庫2区での出馬を画策して、市会(市議達)が推す神戸市議の坊恭寿氏との候補者争いの末、自民党本部はどちらも公認を見送ったという因縁の相手です。〔※記事後述〕

青山氏はこの場で、「国政が地方自治に干渉するな」、「もう、対話と和解しませんか?」という事を仰ったのです。

話題にした会合は阪神高速道路の整備に関する国土交通省主催ものらしく、そこでスピーチした斎藤元彦兵庫県知事が ”四面楚歌” だった様子も披露しました。

▲青山繁晴ch(34:55~): 【衆院選2026】青山繁晴 出陣式 1月27日(火)@中央公園(尼崎セントラルパーク)

 

ちなみに、今回兵庫8区から出馬されたのは、青山繁晴氏以外に、前回比例復活した維新の徳安淳子氏(2位、惜敗率 83.79%)、長谷川ういこ氏(れいわ新選組)、ばんどう まさえ氏(共産)で、前回当選した中野洋昌氏(明)は中道改革連合として比例区に回ったので、失礼ながら、青山氏と伍する事ができるのは、せいぜい徳安氏くらいです。

【追記】中道改革連合の弘川欣絵氏(ひろかわ よしえ/新人/弁護士、難民支援NPO法人副代表)も立候補

青山氏は比例重複無しで、選挙区で落選したら復活もありませんが、それだけ自信があるのでしょう。

 

元々全国的に人気のある青山氏ですが、上記の演説は切り取られ、ものすごい勢いでSNSで拡散されています。

実は兵庫県8区は尼崎市で、斎藤元彦氏の対抗馬であった稲村和美氏が市長だった場所で、2024年の県知事選でも、数少ない稲村氏が斎藤氏の得票数を上回った選挙区なので、それなりに ”アンチ斎藤” もいるとは思います。

稲村和美 88,754(45.6%)
斎藤元彦 78,462(40.3%)
清水貴之 16,739(8.6%) ※日本維新会
〔4位以下略〕

 

が、斎藤氏は日本維新の会の候補者よりも得票数が多く、青山繁晴氏は近畿で人気のある維新の候補者が相手とは言え、これで多くの有権者の心を掴んだのではないでしょうか。

 

* * * *

https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202601/0019952109.shtml
神戸新聞NEXT: 自民党兵庫県連、2区の坊氏に推薦決定 党本部は公認見送り、対応分かれる
2026/01/26 13:47

27日公示、2月8日投開票の衆院選で、自民党兵庫県連は26日、兵庫2区(神戸市兵庫、北、長田区、西宮市の一部)から無所属で立候補を表明した同党神戸市議の坊恭寿氏(58)=北区選出、6期=を党県連として推薦すると発表した。党本部は公認の見送りを決めており、党本部と県連で坊氏への対応が異なることになる。

 兵庫2区で自民は、連立政権を組む公明党との選挙協力から、1996年を最後に候補者を立てず、公明候補を支援してきた。しかし昨年、公明が連立を離脱したため、今月、坊氏と自民県議の奥谷謙一氏(40)が立候補する意向を示した。

 自民県連は2人を公認候補として申請したが、党本部はいずれも公認しないと発表。2区に立候補予定者がいる連立与党の日本維新の会から、公認を見送るよう要請されたと説明した。

 奥谷氏は立候補を断念する一方、坊氏は党本部に公認を再申請したが認められず、無所属でも立候補すると表明し、党県連に推薦を求めていた。

 県連は25日の選挙対策委員会で、坊氏に対する県連推薦を決定。関係者によると、委員会は「地元として坊氏を支援するべき」との意見が大半を占め、26日に県連として正式に推薦を決めたという。

 兵庫2区ではほかに、中道改革連合の新人船川治郎氏(58)、日本維新の会の前職阿部圭史氏(39)、共産党新人の井村弘子氏(79)が立候補を予定している。

 

記事の通り、兵庫2区は公明党の牙城の一つで赤羽一嘉氏が連続して当選していた選挙区で、2位の維新候補者も60%台の惜敗率なので、良い候補者であれば自民党でも勝てる可能性があったでしょうが、さすがに奥谷謙一氏では斎藤元彦氏に票を投じた有権者の反発を招くという判断をしたのでしょう。

 

  


 

 

 

 

2026/01/21

【衆院選2026/兵庫2区】自民党は奥谷謙一元兵庫県百条委員会委員長を擁立するのか?【兵庫県文書問題】

【追記】2026/01/22、奥谷謙一氏の公認が見送られました。草の根の声が届いたようです。

1月21日現在、どの党でも候補者擁立の作業が大わらわだとは思いますが、自民党も幾つかの選挙区では候補者が決まらず、中央に一任した様です。

 

 

その一つが兵庫2区。

公明党の牙城とも言って良い選挙区ですが、今回、中核連(中道改革連合)の設立によって、公明党が小選挙区から撤退し、自民党も候補者を立てる事になりましたが... 、

市会(自民党市議)が推す坊恭寿氏と、県連が推す奥谷謙一氏... そう、あの百条委員会委員長とで一本化が難航している様です。

https://www.asahi.com/articles/ASV1D3CDRV1DPIHB00GM.html
自民市議が衆院兵庫2区に出馬へ 党公認目指す、公明の連立離脱受け
2026年1月12日 19時40分
>次期衆院選をめぐり、自民党の坊恭寿(やすなが)・神戸市議(58)が12日、神戸市内で記者会見し、兵庫2区から立候補すると表明した。今後は自民公認での出馬をめざし、党内で公認申請の手続きを進めるという。

 

奥谷謙一氏の後ろ盾は義理の父である末松信介氏。文科大臣も務められた自民党の重鎮とも言って良い存在で、アンチ斎藤元彦県知事の筆頭の一人。斎藤知事が兵庫県立大学の無償化を行った時に「話を通せ」と激怒したと伝えられています。

一度は「奥谷氏で決まり」という噂も流れましたが、その後、党中央に一任するとも伝えられています。

奥谷氏批判が多く、そこまで押し戻したとも言えるでしょう。

 

奥谷謙一氏を擁立したら、斎藤氏に票を投じた有権者を敵に回す事になります。一方、西村氏は斎藤氏初当選の時の県知事選挙で斎藤候補を推した側。

今回の選挙は立憲民主党と公明党が合併したことで疑似二大政党による政権選択選挙の性格が強くなったので、ブログ主のテーマは「高市政権に信任を!」です。とりあえず、ブログ主は西村氏のポストにこんなリプをしておきました。

 

20260121_hyogo2_02

 

「自民党へのご意見フォーム」はこちら

 

 

  


 

 

 

2025/11/15

【立花氏名誉棄損問題】示談は告訴人(遺族側)が拒否/あらためて「真実相当性」とは

立花孝志氏の代理人である石丸幸人弁護士は告訴人に対する示談の申し入れをする予定だと以前のエントリーに書きましたが、拒否された様です。

https://www.sankei.com/article/20251114-X5OJ6YXD6VO3HDKLX4HKR4VBCQ/?861747
産経: 立花孝志容疑者が一転し容疑認める方針、遺族に謝罪意向 弁護士がユーチューブで明かす
2025/11/14 19:45

〔前略〕一方、遺族側の代理人弁護士は、既に示談の申し込みがあり、拒否すると伝えたとしている。

立花容疑者は発言には「真実相当性があった」と主張していたが、一転させた。弁護士は動画で「立花氏の一番メリットになる弁護方針を取るべきだろうということで、当初から自白を勧めていた」とし、「罪を認めて謝罪するべきところは謝罪する」と述べた。

真実相当性は、真実だと信じる十分な根拠のことを指す。元県議の生前に立花容疑者が発信した「(元県議が)警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」とする内容について主張を変え、根拠不十分だったことを認める考えとみられる。〔後略〕

 

* * * *

ところで、「逮捕間近」云々はともかく、「竹内はデマを言っていた」は、「真実相当性」を認めさせる可能性はあるとは思いますが、これも厳密には結構難しい気がします。

 

例えば、竹内元県議が百条委員会で「松葉ガニの話、出てますよね? これ、少なくとも3杯受け取っておられるらしいんですけど、これ10万円超えてるんですよ!」と言った事があります。

実際には松葉ガニではなく、もう少し安いカニだったそうで、竹内氏が言っている事は明らかに「間違い」です。しかし、伝聞らしい事も分かり、「竹内がデマを言っていた... 」となると、「事実では無いだと知っていて、デマを言った」事を証明、あるいはそう信じるに足る証拠を提示する必要があります。

 

慰安婦問題で櫻井よしこ氏や西岡力教授が訴えられた裁判がまさにそれでした。

「金学順さんは挺身隊の名の下に連行され、慰安婦にさせられた」と当時の朝日新聞記者が記事にしました。

それを「デマ記者」と呼んだ事に対する名誉毀損裁判です。

金学順さんは妓生学校の検番に40円で売られた事は本人のインタビュー記事から分かっていましたが、この記事を書いた植村隆 元記者が「事実では無いと知っていながら【意図的に】そう書いた」という事は、弁論を通じて弁護人が元記者追い詰め、更に、植村氏の義母が遺族会の幹部であり、利害関係がある事などから、総合的に「真実相当性」があると認められたもので、裁判には何年もかかりました。

 

これを竹内県議に当てはめると、竹内氏の上記の百条委員会での発言だけでは、「事実誤認」とは言えても、「意図してデマを言った」と断定するのは難しいと思います。

「浴衣祭り」〔「浴衣祭りの現場で斉藤知事がわがままを言った」という疑惑〕の件は、アエラの記事などから、意図してデマを流した様にも推測できますが、何しろ本人が亡くなっているので、もはや裁判で問い詰める事もできません。

「事実誤認」と「デマ(嘘)」の間には結構高いハードルがある事、理解してもらえたでしょうか?

 

ブログ主も心証的には、竹内元県議は斉藤知事を貶めようとしていたとは思います。しかし、故人となった今ではそれを追求するのは難しいので、せいぜい、彼の生前の動画の切り抜きをポストされているのをリポストしたり「イイネ」で風化させないようにお手伝いしようと思っています。

 

 

  


 

 

 

2025/11/14

【立花氏名誉棄損問題】石丸幸人弁護士より弁護方針発表

※兵庫県庁問題の時系列はこちらのブログエントリーにまとめています。

 

5分半ほどの短い動画なので、齟齬の無いよう、動画を見ていただきたいのですが、結論から言えば「真実相当性は争わない(自白とする)」「告訴人と示談の交渉をする」事に決めたそうです。別の代理人とも当初から立花氏にとって一番メリットのある方針を話し合っていて、立花孝志氏もそれで了承したとのこと。

 

11月13日に接見した徳永信一弁護士〔※担当弁護士ではない〕がカンテレの取材に答えた時は、立花氏は真実相当性で争うと言っていた様なので、実際の担当弁護士に説得された形だと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dc46b51a73efce11d6b77844a2d3e6e46d6607de
カンテレ(関西テレビ): 立花容疑者「真実相当性があると主張し容疑を否認」接見した弁護士語る 名誉毀損成立に必要な”虚偽”の認識なしと主張か
2025/11/13

>接見した弁護士によると、立花容疑者は警察の調べに対して自身の発言について「真実相当性がある」などと話し、容疑を否認しているということです。

>【接見した徳永信一弁護士】「(虚偽だという)認識があって敢えてやったというところまで(名誉毀損罪の成立には)必要だから、それについてははっきりと否認してはります」

 

真実相当性に関しては、6件の名誉棄損の内「竹内英明元県議はでっち上げをしていた」については、立花氏がそれを言い出した頃にはSNSで竹内県議の百条委員会での質問動画などがupされており、十分争えるとは思いますが、そうすると、「逮捕間近」云々の一連の発言についても争わなくてはならず、こちらは不利だと判断したのでしょう。

 

 

  


 

 

 

 

2025/11/13

【兵庫県文書問題】6件の告発事件、全て不起訴に/残る問題は?

※兵庫県庁問題の時系列はこちらのブログエントリーにまとめています。

 

まずは『ABCニュース』の記事をYahoo!ニュースよりご紹介します。 ※記事中、便宜的に丸数字を振ります。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/505032e2e7ab8c28622c28cb8f4a19b70a97eed6
【速報】公職選挙法違反で刑事告発を受けた兵庫県・斎藤元彦知事とPR会社の代表 不起訴処分に 「PR会社に支払われた報酬は選挙運動の対価とは認められなかった」神戸地検が発表
11/12(水) 15:35配信

 去年の兵庫県知事選で、選挙運動の報酬としてPR会社に金を支払うなどしたとして、公職選挙法違反の疑いで書類送検されていた斎藤元彦知事とPR会社の代表について、神戸地検は11月12日付で不起訴処分としました。

 地検は不起訴の理由について、「PR会社に支払われた報酬は、選挙運動の対価とは認められなかった」と説明し、嫌疑不十分と判断したとしています。

 去年11月投開票の兵庫県知事選をめぐっては、PR会社の代表が斎藤知事陣営のSNSの運用などについて、「広報全般を任せていただいた」などとインターネット上に投稿。

 これに対し、弁護士と大学教授が、公職選挙法で禁じられている「選挙運動の対価としての報酬を支払った疑いがある」として、知事とPR会社の代表を刑事告発していました。

 県警は2人を今年6月に書類送検し、7月中旬ごろには神戸地検が斎藤知事を任意で事情聴取していました。

 斎藤知事はこれまで取材に対し、「公職選挙法など、適法・適切に対応してきたという認識に変わりはない」と違法性を繰り返し否定していました。

 そのほか斎藤知事は、プロ野球の優勝パレードをめぐり、補助金を不必要に増額したとして、片山安孝元副知事とともに刑事告発されていましたが、こちらについても嫌疑不十分で不起訴処分となりました。

他にも12日付けで以下の事件が嫌疑不十分のため不起訴処分となりました。

斎藤知事が兵庫県赤穂郡から県に贈与された特産品のワインを自宅に持ち帰り、自分のために費消し、県に財産上の損害を与えたとして刑事告発された件
兵庫県知事選に立候補していた稲村和美さんを支持すると表明した県内22の市長が公職選挙法違反にあたると刑事告発された件
稲村和美さんを応援するXのアカウントが虚偽の通報により凍結し、偽計業務妨害にあたると刑事告発された事件
稲村和美さんを当選させない目的をもって虚偽の情報をSNSに投稿した事件

 

* * * *

ほとんどが『アンチ斎藤派』がしかけた、言いがかりのような告発で、④だけが、『親斎藤派』のカウンターと言えるでしょう。

 

①は兵庫県知事選挙の際、ポスターなどを手がけたPR会社の女性社長が、斎藤知事当選後に「選挙中の広報を一手に引き受けた」みたいな、やや ”盛った話” をnote〔※ブログのようなもの〕に書いた事で、「選挙運動に対価を払った、公職選挙法違反ではないか」といちゃもんをつけられた事件。実際の支払いは70万円ほどで、選挙の事前準備の広報物の対価としては適切な価格でした。

②は「パレード費用の為の寄付金が集まりが悪かったので、補助金を餌に企業から寄付金を集め、補助金で割り戻し(リベート)を支払ったのでは?という背任罪疑惑」。寄付金を出した企業が否定していました。

③は所謂「おねだり疑惑」のバリエーションみたいなものでしょう。

④は徳永信一弁護士の案件で、県知事選の対抗馬の稲村和美候補を22市長が記者会見までして応援を表明した事。立花孝志氏が斎藤候補の応援をするために立候補し、「2馬力選挙」などと言われたので、「そっちは23馬力選挙やないかい!」というカウンター。

⑤は稲村和美候補が、「親斎藤派に選挙妨害を受けた」と告発したもの。確かに、選挙用の「X」アカウントが凍結されたのは不思議でしたが、それがアンチ稲村派の、例えば「集団による通報」によるものなのか、原因は分かりません。

⑥は、選挙期間中、例えば「稲村知事になったら ”外国人参政権”(住民投票?)を推進する」の様な根拠のない誹謗中傷は見かけましたが、悪質だと思った「X」アカウントを告発していた様です。

 

* * * *

おおよそ、親斎藤派が ”溜飲を下げる” 結果なので、バランスを取る為に「立花氏逮捕との ”バーター” (交換)」とも言われています。

 

ところで、親斎藤派には不満が残るとは言え、百条委員会も第三者委員会も結論が出て、上記6つの件が片付いた今、残りは何が問題かと言うと、

  • 県知事の定例記者会見で記者やジャーナリストもどきの嫌がらせ質問
  • 上記に時間帯に合わせて近くの歩道橋で反斎藤派が騒音を出す。
  • (『躍動の会』増山誠県議によると)議会が紛糾している事(反斎藤派議員の嫌がらせ)

 

のようです。

ブログ主は有権者ではないので、この辺りはさほど関心はありませんが、やはり、公用PCを中心とした兵庫県文書問題の真実を知りたい... 簡単に言えば斎藤知事や片山元副知事の冤罪を晴らす事〔=局長がばら撒いた怪文書の扱いは適切だったと世間に認めさせる事〕です。

これに関しては、『週刊現代』を除くほぼ全てのオールドメディアが斎藤知事の敵に回っている事や、斎藤知事も片山元副知事も名誉棄損で訴えようとはしない事で難しい問題です。

後は、『SAKISIRU』の新田哲史氏と兵庫県民の有志が公用PCの開示を求めて起こした行政訴訟にかけるしか無いように思います。

 

 

  


 

 

 

 

2025/11/12

【兵庫県文書問題】6件の名誉棄損とは?

※兵庫県庁問題の時系列はこちらのブログエントリーにまとめています。

 

まずは『読売テレビニュース』の記事です。

ニュース動画&Yahoo!ニュース(日テレニュースも同様の記事

元県議の妻からの告訴6件すべてについて名誉毀損の疑いで立件 NHK党党首・立花孝志容疑者
2025/11/10

NHK党の党首・立花孝志容疑者(58)が元兵庫県議の名誉を毀損(きそん)したとして逮捕された事件で、警察は告訴されたすべての内容について名誉毀損の疑いで立件していたことがわかりました。

 NHK党の党首・立花孝志容疑者は、去年12月、立候補していた選挙の街頭演説で百条委員会の委員を務めていた竹内英明元県議について、「警察の取り調べを受けているのはたぶん間違いない」などとウソの発言を繰り返すなどし、名誉を毀損した疑いが持たれています。

 警察は竹内元県議の妻から6件の刑事告訴を受けていましたが、その後の捜査関係者への取材で、「竹内県議はかなりでっち上げをしていたことは多くの人がわかっている」や「心を病んで自ら命を絶つ。気の毒だが自業自得」など、告訴されたすべての内容について名誉毀損の疑いで立件していたことがわかりました。

 警察は立花容疑者の認否を明らかにしていませんが、発言が繰り返された経緯などを調べています。

 

* * * *

立件とは、「【広辞苑 第7版】要件が備わっているとして、裁判所や検察庁などに事件が受理されること」なので、これから捜査・審議される事になる訳で、別段、「名誉棄損で立件」だけでも良いのですが、わざわざ「6件」と書いたからには、告訴人が6件の発言を問題視したという事なのでしょう。

上記のニュース原稿から拾えるのは以下の2つです。

①「竹内県議はかなりでっち上げをしていたことは多くの人がわかっている」

②「心を病んで自ら命を絶つ。気の毒だが自業自得」

 

残りの4つは何だろう?と思い、調べると、産経新聞が表にしていました。

 

異例の「死者への名誉毀損罪」で立花容疑者逮捕を決断した兵庫県警 焦点は〝虚偽の認識〟
2025/11/11

告訴の対象となった立花容疑者の発信は、昨年12月と今年1月の2つ。近畿大の辻本典央教授(刑事訴訟法)は、このうち竹内氏の死後になされた1月の発信について、「亡くなった直後に死者にむち打つような発言で、より悪質に思える」として立件の意義が大きいとみる。

 

「昨年12月と今年1月の2つ」というのは、告訴状が2通に分かれている事と関係があるのでしょうか? 12月の分は生前(辞職後)、1月の分は死後(1月18日~)の分かも知れません。

 

産経は発言を表にしていますがテキスト化しました。 ※便宜的に丸数字を振ります。

立花孝志容疑者の発言

③何も言わずに去っていった竹内議員はめっちゃやばいね。警察の取り調べを受けているのはたぶん間違いない

④(元県民局長が)亡くなる前、45分、しゃべった人、いま警察に呼ばれていますよね。竹内元県議会議員です
(令和6年12月、大阪府泉大津市長選の街頭演説で)
※12月8日~12月15日(立花孝志氏本人が出馬)

⑤竹内元県議は、昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていました

⑥任意の事情聴取が繰り返されていて、明日逮捕する予定であったところ、本人は逮捕される前にも自ら命を絶ったのではないかと
(7年1月、自身のSNSや埼玉県川越市の街頭演説で) 
※川越市議会議員補欠選挙が1月19~26日にあった(N国党から立候補者)

※告訴状や兵庫県警への取材から

 

①~⑥を大別すると、「でっち上げ」、「取り調べ/逮捕予定(だから死を選んだ)」の2つです。

後者の内、「逮捕予定だった」発言は兵庫県警の否定により、取り消し・謝罪をしています。

 

上記の発言は、竹内英明元県議の名誉を毀損している事は間違いありませんが、あとは罪に問われるか否か。

「でっち上げ」はどの様な文脈で出たのかは分かりませんが、これは真実あるいは真実相当性はあるのでは無いかと... 。

ゆかた祭り、高級ガニのおねだり、ゴルフクラブ... 。むしろ、立花氏が具体的な事を言っていた記憶は無く、これらの事を言っていたのは他のYouTberや一般のSNSアカウントが多かったかと思います。

 

「取り調べ/逮捕予定」に関しては、前回のエントリーで引用した『神戸新聞』の記事によると、

同課は立花容疑者が「情報源」とした人物らの捜査を重ねた結果、情報そのものに真実と信じるだけの根拠がなかったと判断。

 

との事なので、前回のエントリーでご紹介した高野あつし氏の見解「テキトーな噂を心から真実だと信じても、主観は故意ないはずだが、「資料が無いのに信じるのはうかつ」、なので故意がある 」という『未必の故意』が、(罪に問われるとしたら)適用されるのでは無いかと思います。

 

 

  


 

 

 

【兵庫県文書問題】立花孝志氏、竹内元県議への名誉毀損で逮捕【刑法230条】

※兵庫県庁問題の時系列はこちらのブログエントリーにまとめています。

 

◆ここまでの経緯

11月9日(午前3時40分頃)、竹内英明元兵庫県議(故人)に対する名誉棄損罪の容疑で立花孝志氏が逮捕されました。これは既に遺族から告訴状が提出されており、6月13日と30日に受理 〔2通という事〕 をされていた事は8月に記者会見もされて公表されているので、その捜査の一環として身柄を拘束された、という事になります。

なお、「立花孝志氏が逮捕されるなら、斎藤知事を誹謗中傷した奴ら全員を逮捕してほしい」の様なコメントがSNSで散見されますが、そもそも名誉棄損罪は「親告罪」であり、被害者本人(または遺族)が告訴する必要があります。従って、名誉を傷つけられた被害者... 例えば斎藤元彦兵庫県知事や片山安孝元副知事が自ら告訴しない限り、逮捕や起訴などは起こりません。

 

10日朝(9時40分過ぎ)には検察に書類送致(所謂「送検」)。ここから弁解の機会が与えられ〔勾留質問〕、検察官が24時間以内に「勾留」を裁判所に請求するかどうかを決定... となるのですが、立花氏の場合は、即、「勾留」も決定されました。〔と言う事は、既に裁判所にも話が付いていたという事になります。〕 ここから10日間勾留され、延長が認められると更に10日間勾留が続きます。 〔この項、石丸幸人弁護士の2025/11/10付け動画より〕

その後、11日には石丸幸人氏が弁護人の就任を発表しました。〔石丸幸人弁護士の2025/11/11付け動画

この日午後には、徳永信一弁護士も立花氏に接見し、ABCニュースがインタビュー動画付きで報じていました。この時点では弁護を希望していらした様です。

 

◆何故逮捕されたのか

多くの弁護士... その中には立花氏に対して批判的な方もいますが、名誉棄損罪容疑で逮捕されるのは珍しいとの事です。

「3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金」という微罪 〔次項参照〕 であり、証拠は全て動画やSNSなどで残っており、隠滅(罪証隠滅)のおそれも無い、伊東市長選への立候補を予定しており逃亡のおそれも無いからだそうですが、石丸幸人弁護士の11月10日の動画によると、証拠隠滅のおそれがあるとしたら、情報提供者との口裏合わせや証人威迫か?と言う事で、これが当たっていた様です。

https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202511/0019691460.shtml
神戸新聞: 立花孝志容疑者の口裏合わせや証拠隠滅警戒、逮捕を決断 兵庫県警
2025/11/11 05:30

>兵庫県の告発文書問題に絡み、1月に死去した竹内英明元県議=当時(50)=をデマで中傷したとして、兵庫県警捜査2課は9日、名誉毀損(きそん)の疑いで、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)=東京都港区=を逮捕した。同課は立花容疑者が「情報源」とした人物らの捜査を重ねた結果、情報そのものに真実と信じるだけの根拠がなかったと判断。関係者と口裏を合わせ、証拠隠滅を図る恐れがあるとみて逮捕に踏み切った。

 

以前から立花氏は複数の情報源で真実かどうかを判断しているという事をよく言っていたので、複数の情報源がある事は疑問を感じませんが、既にその ”人物ら” も兵庫県警は捜査していた事もこれで分かります。

実は昨日の時点で、情報源の1人の名前も囁かれていました。

立花氏が「竹内元県議は警察の事情聴取を受けている」という話をし始めたのは、昨年11月18日(斎藤知事再選の翌日)に竹内英明氏が議員辞職をした後です。「X」で検索してみたところ、ある方のポストに切り抜き動画が上がっていて、

 

20251112_tachibana01


③の11月24日(2024年)の項ですが、この時、「『竹内県議が警察に引っ張られているという情報を得たんですけど、立花さん、何か知りませんか?』とある人物からLINEが届いた」、④では「SNSで『(竹内氏は?)毎日3時間ほど任意の事情聴取をされているようです』という情報がきています」と話しています。④はDM(ダイレクトメール)での情報提供でしょうか。

それ以前の11月1日にはホテルオークラで受け取ったメモに、「黒幕(主犯格)は竹内、... 〔その他複数名の名前〕」と書かれており、これを黒塗り無しで動画で公開したのは11月7日の事でした。

 

こうした情報が積み重なって、「竹内元県議は警察の取り調べを受けている」から「逮捕間近だった」という想像(妄想)を確信してしまったのではないかと、ブログ主は個人的には思います。

 

一方、『取り調べ』という表現は適切では無いのでしょうが、警察が竹内氏から話を聞いている情報はありました。

これが、今年の1月20日の「竹内氏の容疑者としての取り調べは事実無根」という兵庫県警の発表に繋がるのだと思います。

 

◆刑法 第230条 第2項 『死者の名誉毀損』

(名誉毀損)
第二百三十条 

公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金に処する。

2 死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない

(公共の利害に関する場合の特例)
第二百三十条の二 

前条第一項の行為が公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。

2 前項の規定の適用については、公訴が提起されるに至っていない人の犯罪行為に関する事実は、公共の利害に関する事実とみなす。

3 前条第一項の行為が公務員又は公選による公務員の候補者に関する事実に係る場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。

* * * *

2項の「虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない」と言うのは、裏返せば、生存者の場合は真実を述べて名誉毀損した時は名誉棄損罪は成立するという事になります。隠していた過去の犯罪歴を暴露した場合とかが考えられてるでしょう。

話は逸れますが、1980年初頭に『ロス疑惑』と呼ばれる、ロサンゼルス旅行中に夫が妻を保険金目当てで殺害したのでは無いか?という疑惑で一大騒動となりました。容疑者の夫はやたらにテレビの取材に応じる ”劇場型” の人で、世間は完全に犯人扱いをし、週刊誌は事件とは関係無い過去の行状を暴き立て、それが真実ではあっても容疑者は名誉棄損訴え、勝訴していたのを覚えています。

 

今回の場合は ”被害者” は既にお亡くなりになっているので、死者にとって不名誉な事を暴露しても真実なら罪に問われませんが、「逮捕される予定だった」という事は県警によって否定されているので、後は、立花氏が ”そう信じてもしかたが無い” 事(=真実相当性)が認められるか否かにかかっています。

 

◆未必の故意

ここで、高野あつし氏の「X」ポストをご紹介します。

高野あつし(元警視庁捜査1課刑事·元外交官)
@takano_nara

著名政治家の逮捕である以上、最高検まで法解釈イケるとの判断を持って立件しているはず。

「死者であれば、テキトーな噂話を容易に真実だと信じて、拡散しても無罪」の法理はおかしいので、未必の故意で十分、との検察判断は、私は妥当だと思う。

重要な参として考、名誉毀損の故意は、純粋な主観のみではなく、「しっかりした資料や証人に基づいて、真実と信じたか?」(真実相当性)という信じてもやむを得ない資料等の有無(真実相当性)が、認定の判断基準となる、という特殊性が、最高裁の判例で認められていること。

テキトーな噂を心から真実だと信じても、主観は故意ないはずだが、「資料が無いのに信じるのはうかつ」、なので故意がある、との過失犯的な、解釈がされるのが特徴。

そんなの故意ではない!との学説からの批判もあるが、言論の自由とテキトーな誹謗からの保護のバランスを取る為には、ちゃんと根拠があるかどうかを問題にするのは、効果的なやり方ではある。

午後1:08 · 2025年11月10日

 

ここで『未必の故意』が出てきました。

現時点まで立花氏は、「竹内元県議が逮捕間近だと自分が思ったのは『真実相当性』がある」と主張してきましたが、TBSが、「 “情報”そのものを虚偽と認識していた疑い」と報じました。

【広辞苑 第7版】〔法〕行為者が、罪となる事実の発生を積極的に意図・希望したわけではないが、自己の行為から、発生するかもしれないと思い、発生しても仕方がないと認めて、行為する心理状態。故意の一種。

高野あつし氏はその事について見解を述べていらっしゃいます。

 

ニュース動画:【NHK党・立花孝志容疑者】“情報”そのものを虚偽と認識していた疑い 立花容疑者は発言自体については争わない姿勢|TBS NEWS DIG
2025/11/11

>元兵庫県議の名誉を毀損した疑いで逮捕された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者が発言の根拠とした情報を虚偽だと認識していた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかりました。

 

この他、読売テレビニュースが『「NHK党」立花容疑者への告訴6件、全て“名誉毀損”で立件』と報じていて、この6件が何を指すのかに関心がありますが、長くなるので、別のエントリーとします。

 

  


 

 

 

 

2025/09/20

【兵庫県文書問題】奥谷謙一委員長は「怪文書をばら撒いてみる」文書を握りつぶしていた

※兵庫県庁問題の時系列はこちらのブログエントリーにまとめています。

 

前回のエントリーで、新田哲史氏が入手した公用PCの「感想などの携帯メモ」という文書の中に「怪文書をあちこちにばらまいてみる」という記述があった事をご紹介しました。それ以外にも、『SAKISIRU』のnoteには、県民局長が県の信用を失墜させる計画を練っていた事が垣間見られる文書が貼り付けられていますが、今回は「感想などの携帯メモ」に焦点を当ててみたいと思います。

実は、この文書は2024年12月25日の百条委員会で、当時、日本維新の会の増山誠県議が暴露していました。〔下記のポストURL

 

20250920_masuyama01

 

以下、増山県議の発言文字起こしです。個人名を出さないよう、○○(まるまる)などとやや苦労して伏せ字にしています。

***

令和4年3月25日には元西播磨県民局長のクーデター計画を実行に移していく状況を示す以下の記述があります。
「今後、教育次長が○○室長に接触し、片山と○○組と分断させる」、というようなな内容の文章であります。
次に、奥谷委員長が確認して全く関係無いと判断された文書についてでありますが、元西播磨県民局長が携帯電話から自分宛に送ったメモとされる文章を引用します。

これは、「片山... (え、そうですね、これは... )他3名の左遷、適切な人事評価、対外的に我々の思いを公表する」といった、気に入らない幹部を左遷させたいという意図の記載があり、その後に怪文書の作成と配布を類推させる記述が続きます。少し引用しますと、
知事が維新に傾いた時、その違和感は逆モーションで増幅し、取り返しの付かない隔たりとなる。怪文書をあちこちにばらまいてみる」、「○○室長が片山... に相談したら、片山は握りつぶす。その後でマスコミに撒く。マスコミから知事に直接あのペーパーが行く。マスコミには写しを同封し、知事に見たことがあるか、これは事実か、確認させる。」、「知事の信用を失った人事当局がいかにしんどいか思い知らせる。」、「片山他3名を仲違いさせる。」、「出番が来るまで待つ。辺境の地で待つ。」、「クーデターを起こす方法はあるのか? メンバーは揃っている。担ぎ上げるリーダーは?」という形で記載がされております。
で、これに加えて詳細な人事案というのが...

***

この後、奥谷謙一委員長が「増山委員、そろそろ質問していただけますか」と遮ります。

 

この増山県議の発言は大半が議事録からは削除されていますが、新田氏が公開した文書の「感想などの携帯メモ」と照らし合わせると、増山氏が断片的に紹介した物と同じだと分かります。

それにしても、何故、増山県議は「奥谷委員長が確認して全く関係無いと判断された文書についてでありますが」と言ったのでしょうか?

増山県議も公用PCの中身を見ていて、或いはこの文書を入手していて、奥谷委員長にの判断を仰いだ、という事が考えられますが、奥谷委員長は何故この文書に触れさせないようにしたのでしょうか?

 

 

  


 

 

 

 

2025/09/19

【兵庫県文書問題】『SAKISIRU』新田哲史氏が公用PCの中身を入手

※兵庫県庁問題の時系列はこちらのブログエントリーにまとめています。

 

『SAKISIRU』主幹の新田哲史氏が公用PCの中身(データ)を入手したと、YouTubeで発表されました。核心的な文書はnote(ブログのようなもの)でも公開されています。

 

YouTube(2025/09/18): 【重大発表】兵庫県公用PC開示訴訟、元県民局長の作成とみられる文書を入手し証拠提出(ゲスト:徳永 信一)【9/18 SAKISIRU】

note : 【号外】兵庫県公用PC元県民局長の文書か?情報公開訴訟で証拠提出

 

新田氏は2025年4月2日に徳永信一弁護士を代理人として、公用PCの情報開示請求訴訟を起こしました。つまり、県と情報公開を巡って争っている間にデータそのものを入手してしまったことになります。

そこで、裁判所を通じて、現在このデータが本物で間違いないかどうか、確認中との事ですが、そもそも開示請求は、2024年3月12日に元西播磨県民局長がマスコミや兵庫県警、一部の県議会議員にばら撒いた告発文書が、正式な内部告発(外部通報)に値いしうる情報なのかどうか... これを明らかにする為です。

反斎藤派の主張では、一般人から斎藤知事側が入手したこの文書を、「正式な内部告発として取り扱わなければならなかった」というもので、百条委員会でも、そのように結論づけました。書いてある内容はほぼ誤り(嘘)である事を認めつつ。

公益通報の除外要件に、「不正な目的」である事があります。

今回、新田氏が公開した文書には、「怪文書をあちこちにばらまいてみる」という文言〔〕もありました。ご関心があれば、SAKISIRUのnoteをご一読ください。

文書名は「感想などの携帯メモ」というもので、正確な作成日付は分からないが、新田氏は動画の中で、「プロパティ見ると、23年の9月かなんかに作ったっぽい」と言っている。

 

 

  


 

 

 

 

2025/08/12

【竹内英明元県議名誉毀損訴訟】起訴の見込みは? 立花孝志氏の執行猶予取り消しの可能性は?

竹内英明元県議の夫人が立花孝志氏を名誉毀損で告訴した件に関する情報を纏める目的でこのエントリーを描きます。

まずは産経の記事をお借りします。

 

https://www.sankei.com/article/20250808-XNKXBKCNMFK33GT3LIYUNV6CNU/
<速報>兵庫県問題 死亡した竹内英明元県議の妻が名誉毀損罪でNHK党立花氏を刑事告訴
2025/8/8 16:35

斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を調べた県議会調査特別委員会(百条委員会)の元委員で、1月に亡くなった竹内英明元県議=当時(50)=の妻(50)が8日、神戸市内で記者会見し、名誉毀損(めいよきそん)罪で政治団体「NHK党」党首の立花孝志氏(57)を県警に刑事告訴したと明らかにした。立花氏のSNSでの発信や街頭演説での発言で竹内氏の名誉が傷つけられたとし、「いわれのない誹謗(ひぼう)中傷を受けたことが自殺の主たる原因となった」と訴えている。

竹内氏は、斎藤氏が再選された昨年11月の知事選投開票翌日にSNS上の誹謗中傷を理由に県議を辞職。今年1月18日に自宅で亡くなった。自殺とみられる。

告訴状によると、立花氏は昨年12月13~14日、自身が立候補していた大阪府泉大津市長選の街頭演説で、「竹内県議は警察の取り調べを受けているのは間違いない」などと発言。演説の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信し、不特定多数に閲覧させ、名誉を毀損したとしている。

また、竹内氏が亡くなった翌日の今年1月19日には、ユーチューブの配信で「明日逮捕される予定であったところ、逮捕される前に命を絶ったのではないか。逮捕状が出ていて明日執行されると」などと発言。死者の名誉を傷つけたとしている。

「逮捕が間近だった」などとする情報がSNS上で拡散されたが、県警の村井紀之本部長(当時)が翌20日の県議会警察常任委員会で「全くの事実無根」と否定。その後、立花氏は「間違いでした」と認め、謝罪していた。

名誉毀損罪は、虚偽の事実を示して死者の名誉を傷つけた場合も罰せられる。起訴するには告訴が必要な親告罪だが、被害者が死亡している場合は配偶者らが告訴することができる。

 

* * * *

この件に関して、弁護士の資格を持つ方などが様々に解説していらっしゃり、ブログ主も幾つか見たのですが、ポイントは、

  1. あくまでもご遺族が訴えたのは「立花孝志氏の発言による竹内氏への名誉毀損」であり、自殺の原因かどうかは関係無い
  2. 【虚偽の事実摘示】 死者(故人)への名誉毀損は「虚偽の事実を虚偽だと知っていて故意に摘示した」場合のみ。〔検察側が立証〕

 

◆事実の摘示

今更ですが、ここで言う「事実」とは、日常生活で使う「事実(=真実)」という言葉とは意味が異なります。例えば、立花氏は兵庫県知事選挙期間中(2024年10月31日~)、「(斎藤おろしの)黒幕は竹内氏」の様な事を言っていましたが、こうした人の社会的評価を低下させるような具体的な事実... それが真実かどうかは関係なく、不特定または多数の人に知らせることです。

そして、それが真実ではないと判明しても、真実と信じる十分な理由があれば、「真実相当性」を認められて無罪となります。

別の例で、元慰安婦の告白記事(朝日新聞/植村隆記者)に対して批判記事を書いた櫻井よしこ氏や西岡力教授が名誉毀損で訴えられましたが、名誉毀損だと訴えた記述... 例えば、「記者は、女性(金学順)が貧困のため妓生に売られた事実を知っていたが、強制連行という前提には都合が悪いので ”敢えて” それを隠した」(西岡力氏)という「事実の摘示」には真実相当性があると認められ、無罪になりました。

 

恐らく、立花氏のケースでは、「黒幕」、「逮捕間近」辺りの発言が争点になるかと思います。

この内、「黒幕」発言の真実相当性の証拠はいくらでも出てくるでしょう。1つだけ例示します。

下記は『AERA』で兵庫県文書問題の記事を多数書いていた今西憲之氏の雑誌『創』2025年3月号の記事の抜粋です。

私は竹内さんのアドバイスもあって、斎藤知事の一連の問題では、何度も独自の記事を出すことができた。
ある時、兵庫県庁近くで竹内さんが
「俺の好きなB級グルメがあるんや」
と誘ってくれた。竹内さんの趣味はB級グルメ巡りだそうで、地元の姫路市だけに限らず、あちこちで食べ歩いているという。
一緒に行ったカレーも絶品だった。その食事中のことだった。
「あれ、書けないんですか。あれしかないねん、斎藤知事のクビをとるには。そうでないと、W氏も浮かばれへん」
陽気な竹内さんが険しい表情でそう話した。

 

竹内氏は今西氏の「ゆかたまつり」記事にも協力して、その記事の中で記者にデマを吹き込んでいました。他にも、上記でW氏となっている、渡瀬県民局長がマスコミ等に配布した例の告発文を受け取った1人なので、”斎藤おろし” 運動の中心人物であると見るのが妥当でしょう。

 

◆「立花孝志氏が自殺の原因」かの様な情緒に訴える印象操作

前述のように、仮に、”竹内氏が、立花氏の発言に触発された不特定多数の人からSNS等で誹謗中傷(批判)された事がきっかけとなり、精神を病んで自殺した” のが真実だとしても、これは論点ではありません。

しかし、8月9日放送のTBS『報道特集』などはそうした印象を与える番組作りをしていました。「立花=悪」という印象を視聴者に植え付ける情緒的な番組でした。

これに関しては、映画監督のおぎのきんしろう氏(元テレ朝報道ディレクター)が、番組の演出に着目した解説をしていらっしゃるのが興味深いのでご紹介します。

 

 

ところで、死者への名誉毀損は「虚偽の事実を虚偽だと知っていて故意に摘示した」場合のみ成立するというのは知りませんでした。あまりこの事を書いている記事はないと思います。

これを知ったのは、『SAKISIRU』の新田哲史氏の動画ですが、他に、『毎日』がちらっと書いていました。

 

https://mainichi.jp/articles/20250808/k00/00m/040/354000c
毎日:元兵庫県議死後の立花氏の発言 名誉毀損、成立する? 識者の見方
配信 2025年8月8日 20:10更新 2025年8月8日 20:11

〔前略〕竹内英明元兵庫県議の妻は、竹内氏の生前だけでなく、死後も立花孝志氏が誹謗(ひぼう)中傷を繰り返したと主張している。亡くなった人への名誉毀損(きそん)は、どのような場合に成立するのか。

 甲南大の園田寿・名誉教授(刑法)によると、生きている人に対しては、発言内容などが真実か虚偽かに関わらず、社会的評価を低下させたと判断されれば罪に問われる。ただ死者に対しては、その内容が虚偽だった場合に限られるという。

 竹内氏の死後、立花氏は竹内氏が逮捕される予定だったとする内容を交流サイト(SNS)で発信。兵庫県警が否定した後、これらは削除された。

 園田名誉教授は「立花氏は発信した『捜査情報』について、虚偽と分かっていながら事実のように言いふらしたと判断されれば、罪に問われる可能性がある。真実だと考えた理由(真実相当性)を証明できるかが鍵だ」と指摘する。

 そのうえで「過去の判例でも、真実相当性の証明には高いハードルが求められている。何を根拠に竹内氏に対する発信をしたのか、立花氏はきちんとした説明が求められる」と語った。

 

「虚偽と分かっていながら事実のように言いふらしたと判断されれば... 」という部分です。

ブログ主の記憶では、立花孝志氏が自身の事情聴取か何かで警察に行っていた頃に、「竹内氏も事情聴取されている」と言うような事を刑事さんから聞いたとかなんとか言ってた様な... 。記憶違いならすみません。

ただ、兵庫県警の村井紀之本部長は、当時「X」で話題になっていたのですが、「被疑者として任意の取り調べをしたこともありません」と発言していました。

この点は、立花氏がどれだけ真実相当性を証明できるか、という話でしょう。

 

なお、郷原信郎弁護士は「未必的故意」の可能性を指摘しています。なんと、1月27日に!

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9bffc8fade1c5596d32ebb427d221cdb86718f38
Yahoo!ニュース:立花氏の竹内元県議に対する「死者の名誉毀損罪」の成否を考える

「誤って虚偽の事実を摘示して名誉を侵害しても本罪は成立しないが、虚偽性の認識は確定的なものである必要はなく、一般の故意犯におけると同様に未必的な認識でも足りると解される」

 

◆時効(告訴期間6ヶ月)

竹内元県議夫人が記者会見を開いたのは前掲の記事の通り8月8日ですが、告訴は6月に行われたそうで、「刑事告訴の場合、犯人を知った日から6ヶ月」だそうです。

「明日逮捕される予定」云々は、自殺の報があった日かその翌日くらいなので、1月18日か19日。

下記の福永克也弁護士の動画によると、立花氏の名誉毀損発言が動画でいつまでも残っていた場合、その間、時効はストップするそうで、立花氏自身は村井紀之本部長の発言で謝罪して削除している様ですが、これを他者が切り抜いてupした動画がどう扱われるか?とも話しています。

 

死者の名誉毀損罪の刑事罰は、3年以下の懲役もしくは禁固または50万円以下の罰金です。(罰金の金額は動画では50万だか100万だか... と、うろ覚えで発言している。)

なお、現在執行猶予期間中の立花氏の執行猶予が取り消される可能性は、この裁判で最終的に有罪になるとしても、刑が確定する迄に猶予期間は終わるだろうとの福永弁護士の見解です。残り2年弱の様です。

https://www.asahi.com/articles/ASR3R66B8R3RUTIL01Z.html
朝日:旧NHK党・立花氏の有罪確定へ 脅迫やNHK契約情報の不正取得で
2023年3月23日 19時03分
>... 22日付の決定で、上告理由にあたる憲法違反などがないと判断した。懲役2年6カ月執行猶予4年とした一審・東京地裁判決が確定する。

 

◆死者の名誉毀損判例

実際に、死者の名誉毀損罪の判例はほとんど無いそうで、「新田哲史氏がロス疑惑の件くらい... 」と発言していたので、調べたところ、「手錠写真事件」の様です。

妻を保険金目当てで殺害したという容疑をかけられた三浦和義氏は最終的に無罪になりますが、逮捕時の手錠姿の写真がいつまでも掲載されていた事により、精神的苦痛を受けたと、再婚した夫人が訴えたものです。

これが名誉毀損裁判なのかどうかはイマイチ分かりませんが、興味のある方はこちらのnote『ロス疑惑三浦和義手錠事件』をお読みください。

個人的には、死者の名誉毀損訴訟が無いというのには驚きました。韓国なんて、しょっちゅうやってますが... w

 

【2025/08/14 追記】 死者の名誉毀損訴訟では、『落日燃ゆ』の著者である城山三郎が訴えられた事件がある事をコメント欄で教えて頂きました。 最終的には原告敗訴ですが、一審で、「遺族の死者に対する敬愛追慕の情等の人格的利益を社会的に妥当な受忍限度をこえて侵害する場合に、遺族は救済を求めうる」とし、その上で、本件についてはその受忍限度を超えないとして原告敗訴の判決を下した。 そうです。詳細は本のタイトルに貼ったリンク先Wikipediaをご参照ください。

* * * *

以下、このエントリーを書くのに参考にしたサイトなどを貼っておきます。

▼石丸幸人弁護士の動画

8月10日の動画は、起訴される可能性は極めて低いと踏んで、それに不服申し立てをする者によって検察審査会が開かれるのでは?という内容。11日の動画は、10日の動画に反論した西脇弁護士(バンダナおじさん)に再反論する内容。

また、石丸氏は、この告訴人の弁護士が郷原弁護士と石森弁護士という、斎藤知事やPR会社の女性を訴えたり、別件で立花氏を訴えている弁護士で、更に石丸幸人弁護士と立花孝志氏は逆に郷原弁護士を虚偽告訴罪で訴えており、非常に ”政治的” という認識です。

▼元警視庁で外交官の高野あつし氏(日本維新の会)のXポスト

 

 

 

他にもあったら追記します。

 

  


 

 

 

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