家庭連合会報誌に見る韓国人の歴史観
家庭連合(旧統一教会)の会報、『ヘブンリーファミリー 4月号』に書かれていた歴史観がとても興味深かったのでご紹介します。
宗教はさておき、韓国人生徒が歴史の時間に習いそうな内容が凝縮されています。
以下は文字起こしです。
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... 術〔科学技術?〕の発展についてです。特に天文学の分野における研究が発展し、時間の測定の研究でも他国に比べて発展しました。印刷術も発達しました。韓民族の印刷技術が発達した理由は、「経典」 を記録して他の人に伝えたり、 それを子々孫々に残したりするためでした。それは、真理を愛する心があったからです。
印刷術は西洋に比べ、世界で最も早く開発された所(注:14世紀末、金属活字印刷術)が韓国なのです。印刷術の発達やハングルがつくられたことは、子々孫々に真理を教え、全ての人が共有できるようにしようとする心があったためです。
支配者階級は、あまり文字を共有したがりません。他国では、 文字は主に支配者たちだけが知り、民に知識が共有されることは、あまり好まれませんでした。 韓民族は違います。真理を民が一緒に勉強し、共有・継承しようとしたのです。
※知識を独占してたのは朝鮮士族。朴鍾仁(パク・ジョンイン)記者が仰ってたが、朝鮮時代、本屋が1軒も無かった。ハングルは当時は諺文(おんもん)と呼ばれ、普及したのは日本統治時代。
次に農業技術です。民の生活を支えるために農業技術が発展しました。
また、韓民族の「美」を込めた陶磁器には、高麗青磁、朝鮮白磁があります。陶磁器について少しお話しします。
日本の陶磁器はとても発展しました。日本の陶磁器はとてもきれいです。外国でも陶磁器の技術が発展し、とても華やかなものがあります。
韓国の特徴は、高麗青磁はとてもきれいなのですが、青磁の次の白磁は、華やかに発展するのではなく、朝鮮白磁は青磁よりも、何の模様もない白磁として発展しました。それは他国にない特長です。模様を付けて象嵌の技法が発展すれば、通常は華やかな方向へと進みます。ところが、朝鮮時代になってそれがぴたりと止まり、白磁に進んだのです【図4】。
それは、良心に従って生きる心を大切に考えたためです。清らかな心を盛り込もうと、白磁をつくることが発展した文化だったというのです。それは、 天に向かう純潔の精神を見るためでした。
※高麗青磁は廃れた後技術が途絶えた。「朝鮮白磁は美しい」と習うから美しい事になっている、とは韓国人漫画家のユン・ソイン氏。
続いて、韓民族のアイデンティティーについてです。
韓民族のアイデンティティーは、私が思うに、「真の父母」を遣わすための準備の基盤です。 今では、これを受けて、祝福家庭が真の父母様に侍っていく文化的アイデンティティーになっていると考えます。
「待望思想」〔※世界を救う為に聖君が現れると言う思想との事〕によって新しい世界を築くために、顕現された「真の父母」に侍り、新しい世界を築こうとする宗教心や文化です。天の父母様(神様)に侍るために命を懸ける文化があり、選ばれた民族という、選民アイデンティティーの歴史があります。そのために努力をし、 天が役事することを祈る文化があり、それを創造的に発展させた「心情文化」があるということを理解すべきです。
以上の内容は、真の父母様が 『韓民族はどのような民族なのか』『祝福家庭はどのようにすべきか”について話された内容です。
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こういうのは韓国人自身が ”グクポン” (「国+ヒロポン」の造語)と自虐的に呼びますが、「選ばれた民族」という精神的勝利は上記のような内容の歴史教科書で作られます。
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