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【国際】北朝鮮一般

2022/09/04

【北朝鮮】李相哲TV:朴斗鎮×李相哲、旧統一教会と北朝鮮、三代続く深い関係【補足】

以前のエントリーの補足で、ここでは前回省略した、在日商工人と北朝鮮の繋がりについて整理しておきます。

動画では朴斗鎮(パク・トゥジン)先生が、北朝鮮が苦しい時〔ソ連邦の崩壊や、1994~98年の「苦難の行軍」と称される大飢饉〕に支えたのが統一協会と現代グループ、そしてそこに日本の朝鮮総連系の人脈が絡んでいるという解説がありました。

統一教会の文鮮明氏や現代グループ創業者の鄭周永(チョン・ジュヨン)氏、大和製罐や新日本工機の孫達元(ソン・ダルウォン)氏はルーツが北朝鮮にあり、朴斗鎮氏が仰る様に、「金」だけでなく、親族が北朝鮮にいるというのはポイントのようです。

ここで取りあげる人物の中で吉田龍雄氏はソウルから日本に来たそうですが、恐らく、彼もまたルーツは北にあるのでは無いかと想像します。

 

安山館ホテル

朴斗鎮:安山館ホテルを経営していたのは在日商工人で、金正日の料理人として知られる藤本健二はこの中の寿司レストランで働いた。彼をスカウトしたのはある日朝貿易の商社。ホテルを経営していた会社の息子が日本に戻り、今は北朝鮮国籍でパチンコ屋を経営している。

この会社は、真鍋貞樹・特定失踪者問題調査会専務理事のブログによや『救う会』HPによると、既に倒産している日隆商事という合法的なビジネスをしていた会社だそうです。〔『救う会』での真鍋氏の記述は漢字が違っていたりするが、安山館の事と思われ、北の拉致実行犯に利用された。〕

その安山館を作り、運営を任されていたのが「日隆商事」であり、その社長(故人)が人を集め、日本から料理人(かの藤本氏)や、クラブのママさん、あるいは日本人ホステスもその仕事に携わっていたのであった。

鞍山閣〔ブログ主註:レストラン名〕を経営していたのは日本の企業で日隆商事だが、現在倒産している。日隆商事は合法的なビジネスをしていたが、そこに紛れて来たのが金世鍋だ。金世鍋は日隆商事に合法的に招かれて日本に来て久米裕さんを拉致した。

しかし、幾つかの記事を調べたのですが、このホテルは北朝鮮により統一教会に経営権が譲渡されたとあります。経営権移転の経緯が不明ですが、日隆商事はホテルを上納させられたのかも知れません。

そして、前回のエントリーで書いたように、北朝鮮は、普通江(ポトンガン)ホテルや安山館ホテル、金剛山観光事業は現代グループに売却し、金大中・金日成会談を実現するために現代グループが金を出す、という流れです。

 

吉田龍雄・猛親子

朴斗鎮:吉田龍雄は韓徳銖ハン・ドクス/朝鮮総連初代議長/1907年2月18日 - 2001年2月21日〕と近い関係で、大和製罐の社長の孫達元(ソン・ダルウォン)とも仲が良い。こうした親の人脈で、吉田猛は孫達元から現代グループの創業者、鄭周永(チョン・ジュヨン)を紹介される。この吉田猛もまた、金大中・金日成会談に関わっている。

鄭周永氏はWikipediaによると、江原道通川郡松田面峨山里〔現在は北朝鮮〕の出身です。

吉田猛氏については、『朝鮮日報』がやや詳しく書いています。

バックチャンネルの輝かしい業績が、金大中政権の2000年の南北首脳会談と現代グループの大規模な対北朝鮮事業だ。吉田猛という在日同胞企業家は金日成が信頼する友人の息子だった。父の友情は息子の世代につながり、吉田猛と金正日は友人になった。吉田猛は90年の金丸信と金日成の会談、95年の日本のコメ15万トン支援、2002年の小泉首相の訪朝実現の隠れた功労者だった。現代グループ会長の鄭周永(チョン・ジュヨン)は吉田の人脈に着眼し、吉田-李益治(イ・イクチ、現代証券会長)ラインを利用しながら金剛山(クムガンサン)のような大きな対北朝鮮事業を手掛け、彼を金大中大統領につないだ。2000年6月の南北首脳会談は吉田-朴智元(パク・ジウォン)ラインの歴史的な作品だ。〔【コラム】金宇中の北朝鮮経験(2)(2014.09.12)

 

なお、吉田猛氏について、朴斗鎮氏は「1965年に日本国籍を取った」と仰っていますが、元から日本国籍だという話もあります。また、北朝鮮の工作員という噂もありますが、ご本人が、『新潮45』2013年9月号から数回に亘って、『「大物工作員」と呼ばれた男の告白 北朝鮮と私』(9月号)、『【北朝鮮と私 2】極秘裏に渡った「日本の工作機械」』(10月号)、『【北朝鮮と私 3】ともに秘密交渉を行った政治家と官僚たち』(11月号)と連載した手記の中で否定しているようです。

中井元大臣の北朝鮮の宋日昊大使との秘密交渉の〕間に入ったのが吉田猛という統一戦線部の工作員と思われる帰化した在日朝鮮人です。統一戦線部の工作員だと私〔西岡力〕が言う根拠は、1995年に当時の加藤紘一自民党幹事長が50万トンコメを送った時に、加藤紘一さんに直接取材して、「なぜ吉田猛にあなたの事務所の名刺を持たせて窓口に使っているんですか」と聞いたら、「吉田猛は直接金容淳と電話ができるんです」と加藤氏が言った。貿易商を名乗っている人が統一戦線部のトップと直接電話できるということは工作員だということです。〔『救う会』:北朝鮮を取り巻く国際情勢?東京連続集会60報告2(2011/08/09)

一方、『日朝国交交渉20年検証会議』というサイトに和田春樹名誉教授の投稿が掲載されており、吉田猛氏の『新潮45』の手記を引用して、以下のように書いています。
 
http://www.wadaharuki.com/kenshoukaigi/mail04.html
吉田猛氏について佐藤勝巳氏は『現代コリア』1995年5月号で最初に吉田氏問題を取り上げたさい、次のように書きました。「この吉田猛という人物は、表向きは日朝貿易商社社長となっていますが、実は60年代後半に日本国籍を取った在日コリアンなのです。・・・私にいわせれば北朝鮮のエージェントです。・・・そういう人が加藤紘一事務所のスタッフとして日本与党訪朝団の随員となっているのです。」

だが、吉田猛氏はその回想「『大物工作員』と呼ばれた男の告白――北朝鮮と私①」(『新潮45』2013年9月号)の冒頭で、「私の父は戦前にソウルから日本にやってきて帰化し、陸軍の松井石根大将のもとで物資調達の仕事をして居ました。その松井大将のお宅に千葉から行儀見習いに来ていたのが母です。だから生れはまったく関係ない。北の人間でもエージェントでもなく、いうなれば、コーディネーターという立場なんです」と書いています。吉田猛氏の父吉田龍雄は京城出身の朝鮮人であり、日本帝国時代には帝国臣民であったが、内地の吉田氏の娘と結婚し、吉田籍に入籍したため、戦後も日本国籍を保持した人であったようだ。したがって、1948年に生まれた吉田猛氏は最初から日本国籍の人であったのであり、60年代に日本国籍をとった在日朝鮮人だというのは嘘だということになります。

 

いずれにせよ、吉田猛氏は北朝鮮、というより、金正日個人と繋がりがあり、現代グループとも親の代から付き合いがあり、国籍はともかく、在日商工人の顔も持っていた事になります。

 

孫達元(ソン・ダルウォン)氏

先に余談を書いておくと『一般社団法人 在日韓国商工会議所 兵庫』のサイトに1週間ほど前まであった孫達元氏の立志伝のような記事『青雲遥なり ~大和製罐・孫達元の志~』(PDF)が消えています。また、Wikipediaの大和製罐の項や企業のHPにも創業者である孫達元氏の名前は見当たりません。

 

孫氏が最初に起業したのはコルク会社で、コルクは軍用品でした。兵士の水筒のキャップ、火薬庫の断熱材、航空機、造船など需要は多様なのだそうです。

戦後は代金代わりに軍から払い下げられたブリキで王冠を作り、医薬品メーカーの容器を製造して食いつなぐ傍ら、GHQとのパイプを強めていきます。

本格的な製罐工場を設立したのは1950年2月の事です。

1945年9月には全国に先駆け大阪で大阪朝連本部が結成され、その傘下に組織された大阪朝鮮人商工会の常任理事に就任します。

『青雲遥なり』に書かれていたのはここまでですが、『月刊正論 平成29年6月号』〔「特集北朝鮮 核ミサイル開発を助けたのは日本だった...」安部南牛著〕によると、大阪にある新日本工機〔1949年にGHPの命令で大日本工機から改名〕に工作機械を買いに来て、経営危機の新日本工機を買い取ります。1954年の事です。

その後、朴正煕が1961年にクーデターを起こすと、経団連の植村甲牛郎(うえむら・こうごろう)と共にいち早く駆けつけ、韓国における工作機械工業の確立に一役買います。

孫氏は資本主義の信奉者ではありましたが、平安南道出身である事から、故郷に錦を飾りたく、金日成も北朝鮮に「孫家の記念碑」の建立を認め、ベルリンの壁崩壊(89年11月)~ソ連崩壊の90年前後の金日成を支えます。

『新潮45』10月号の吉田猛氏の手記には、この新日本工機が工作機械を北朝鮮に密輸した話が書かれているそうです。〔聞いた話なので確認はしていません。

 

  


 

 

 

2022/08/28

【統一教会】李相哲TV:朴斗鎮×李相哲、旧統一教会と北朝鮮、三代続く深い関係

ブログ主は旧「統一教会(協会)」に関して、あまりワイドショー的な政治スキャンダルは興味がありません。

「群盲象を評す」みたいな話よりは、統一教会の「反共」、「反日ビジネス」、「親北朝鮮」、etc. がどう繋がるのかという事が知りたかったのですが、元朝鮮大学校の教師だった朴斗鎮(パク・トゥジン)先生が李相哲TVで解説されてました。

今回はその内容を覚え書きとしてまとめておこうと思います。

 

 

この動画を観て、ブログ主は、文鮮明(ぶん・せんめい/ムン・ソンミョン)という人物は、宗教家というよりは、”機を見るに敏” な政商のような人物だという印象を持ちました。

冷戦時代は『国際勝共連合』〔〕という反共の組織を作って、韓国、日本、米国の政界とのパイプを強め、ソ連崩壊(1991年)で、反共が利用できなくなると「南北統一」で北朝鮮(金日成)に取り入り、そこでビジネスをするといった変わり身の早さは、トレンドを見抜く才能があったのでしょう。そして、そもそも文鮮明氏は北朝鮮の出身でした。

※Wikipedia『国際勝共連合』 

国際勝共連合〔英: International Federation for Victory over Communism、「共産主義に勝利するための国際連盟」〕は、反共主義の政治団体。通称は「勝共連合」または「勝共」[3]。
旧統一教会(世界基督教統一神霊協会)の教祖、文鮮明が朴正煕政権時代のKCIA(大韓民国中央情報部)の指示を受け、1968年1月13日に韓国で、同年4月に日本で創設した[1][4]。 

 

2005年7月12日付け『東亜日報』の記事「남북관계 훈풍 타고 “더 가까이”(南北関係の薫風に乗って「もっと近く」)」によると、「勝共」という言葉を使った理由を統一教会の関係者は次のように説明したと言います。「反共と滅共はむやみに共産主義を敵対視するもので、哲学的背景が弱い。 しかし、勝共は共産主義を認めながらも、これを克服しようという主張であるだけに、より論理的だ」。

上述の東亜日報の記事には統一教会が「勝共」から「統一」に転じる経緯が書かれているので引用します。これによると、文鮮明はソ連崩壊の少し前から、冷戦の終焉を察知していたようです。

統一教傘下団体の中には「世界平和教授アカデミー」がある。 冷戦の壁が高かった1984年、世界平和教授協議会はジュネーブで「共産主義の終焉」を宣言した。 翌年11月にソウルに来た文鮮明総裁は「統一がまもなく来る」と予言したという。 1986年、大学街では主体思想派系列の自民闘と民民闘が発足し、革命理論を加熱し始めた。 この時、統一教は全国南北統一大学生統一運動総連合(統学連)と全国教授学生南北統一運動連合(教学統連)を作り、大学街が主体思想派一色に覆われることに抵抗した。

共産主義対抗運動を繰り広げてきた統一教は1987年5月15日「南北統一運動国民連合」を発足させ、勝共から統一に運動方向を転換することになった。 この時、統一教の哲学的軸になったのが文総裁の「兄弟統一論」だ。 兄弟統一論は「聖書」創世記編に出てくるエサウとヤコブ兄弟の話を根拠にしたものだ。 創世記は21年間故郷を離れていた弟ヤコブが、これまで稼いだことを全て兄であるエサウに与え、エサウを屈服させて友愛を回復するという内容を含んでいる。 文総裁は、「南北統一もこのように北朝鮮を積極的に支援してこそ可能だ」とし、兄弟統一論を提示したのだ。 この頃の91年4月、文鮮明総裁はソ連を訪問し、ゴルバチョフ大統領と会談を開き、国際的に関心を集めた。

  

以下、動画の内容を簡単にテキストにしておきます。

 

* * * *

8月14日に行われた文鮮明氏の10周忌記念式典には、トランプ政権で国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏も追悼辞を述べた。また、北朝鮮も弔電を送った。

※Wow!Korea(2022/08/13):統一教会の文鮮明総裁10周忌を迎えて遺族に弔電...「深い哀悼」=北朝鮮

北朝鮮の対外用週刊誌「統一新報」によると、朝鮮アジア太平洋平和委員会は弔電で「世界平和連合前総裁文鮮明先生の逝去10年に当たって、ハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁と遺族らに深い哀悼の意を表す」と明らかにした。
続けて、「民族の和解と団結、国の統一と世界の平和のために力を注いだ文鮮明先生の努力と功績は長く記憶されるだろう」とし「文鮮明先生の遺志を受け継いでいる世界平和連合のすべてのことがうまくいくように願う」と祈願した。

冷戦時代は「反共」で米国のキリスト教原理主義者に受け、自由民主主義国の政治家とパイプを築いた。

統一教会は1991年に金日成と会い、そこからは「反共」から「統一」へと路線変更を示した。同年、ソ連が崩壊した混乱の中で、北朝鮮を資金敵に支えたのが統一教会だった。もう一つ、北の屋台骨を支えたのが朝鮮総連だった。

文鮮明は自叙伝〔平和を愛する世界人として〕の中で、金日成と抱き合った時、その耳元で「兄貴」と呼びかけたと書いている。

この背景には、文鮮明も北朝鮮出身〔忠清北道定州(チョンジュ)〕と言うことがある。彼の親族は北に住んでいた。彼の生家は今は「世界平和公園」となっている。文鮮明が金日成に近づいたのは、彼の出自と利害の一致だ。

68年に勝共連合を作ったときは、統一教会関係者が朝鮮大学校の前で毎日のように拡声器で怒鳴っていたので、学生達と揉めていた。それが91年、金日成と文鮮明が抱き合ったのだから理解できなかったが、朝鮮総連の幹部の説明は「文鮮明は反共だが反金日成ではない」、つまり民族主義者だと言うことだった。

しかし、最大の理由は「金」だ。

1994年に統一教会は「金剛山国際グループ」を創る。日本では、金大中・金日成会談(2000年6月)以降だと言われているが、もっと早くから北朝鮮に入り込んでいた。

ここで3つの事業の約束を得た。平和自動車、普通江(ポトンガン)ホテル、金剛山観光事業だ。普通江ホテルやレストラン安山館〔ホテルだが、レストランとして有名〕を経営していたのは在日商工人で、金正日の料理人として知られる藤本健二氏は、その紹介で働いた。〔この在日商工人の息子は日本に戻り、北朝鮮国籍で茨城でパチンコ屋を経営している。

しかし、担当していた金達玄(キム・ダルヒョン/金日成の甥)が粛正され、その後任の金容淳(キム・ヨンスン)により、これらの事業を現代(ヒュンダイ)グループに移してしまった。この見返りに現代は金大中・金日成会談を実現させるための資金を提供する。

つまり、北朝鮮は統一教会のラインと現代グループのラインの両方を利用して、〔同じ物(金剛山観光などの事業)を2度売って〕金を儲けた。

途中で在日商工人と北朝鮮の関係の話が出てきますが、この部分はもう少し整理して別途エントリーとします。

2002年には韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の合弁で平和自動車が造られるが、上手く行かず、金正恩の時代の2012年に平和自動車も普通江ホテルも北朝鮮に譲渡した。

中央日報(2002.04.07):北朝鮮で平和自動車工場を竣工
韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の合弁で建設された㈱平和(ピョンファ)自動車(社長、朴相権/パク・サングォン)が6日午前、南浦市港口区域(ナンポシ・ハンググヨク)で同社総合工場竣工式を行った。

AFP(2013年1月22日):北朝鮮、米国人に名誉市民証を授与 統一教会との合弁会社CEO
【1月22日 AFP】北朝鮮と世界基督教統一神霊協会(Family Federation for World Peace and Unification、統一教会)の合弁会社「平和自動車(Pyeonghwa Motors)」の最高経営責任者(CEO)で、米国市民権を持つ朴相権(Park Sang-Kwon)氏は22日、北朝鮮から平壌市の名誉市民証を授与されたことを明らかにした。朴氏からの追加投資を引き出すのが狙いとみられる。

 

このように金正恩の北朝鮮と統一教会の関係は続いており、現在、統一教会は文鮮明の生誕地である「世界平和公園」を聖地とする事に集中している。今はコロナで行き来はできないが、それ以前は信者で観光団を作って北朝鮮に行き、外貨を落としていた。

しかし、金正恩は金日成や金正日と比べると商才がない。

 

 

  


 

 

 

2022/02/16

【事大主義と主体思想】韓国ではなぜ「親日=極右」なのか?【2022年2月14日プライムニュース】

2月14日の『プライムニュース』は、『日韓「政治&文化論」 近くて遠いのは何故? 米中関係と大統領選挙』というテーマで、ゲストは先﨑彰容(ぜんざき あきなか)日本大学危機管理学部教授と権容奭(クォン・ヨンソク)一橋大学法学研究科准教授でした。

毎回、先崎教授の解説は非常に分かりやすいのですが、今回も韓国の右派(保守派)と左派(進歩派)の対立軸を分かりやすく説明されていたので、メモしておきます。

韓国の左派は南北統一を目指し、非常に民族主義的なのですが、これは一見、右翼的であり、なかなか理解しにくいものがあります。同様に、親日派を売国奴と呼ぶと同時に「極右」というのも、日本人の感覚では、「極左」の間違いではないのか?と思います。

 

先崎教授は以下のように解説されていました。〔番組の中の言葉を繋ぎ合わせたりして整えているので、教授の発言ママの引用でない事をお断りしておきます。

 

文在寅政権は左派と言われる。民族統一が左派というのは一見おかしく聞こえる。現在野党の保守派はアメリカとの同盟を重視しており、北朝鮮とは距離を置く。

これは日本の60年・70年安保闘争まで遡って考えると分かる。共産党のような左翼が自民党を批判する際、自民党を「米国に従属している」と言って批判していた。米国の帝国主義に反対するのが我々だというのが左派の考え方。尤も、彼らは中国をバックしにしていたが。

南北統一を目指すというのは、我々から見ると右翼的に見える。しかし、だからこそ独立したい(米国の従属状態から抜け出したい)のが韓国の左派。だから、左派政権の時の方が防衛費が増大する。

 

もう一つ、別の箇所で語った「事大主義」の説明も参考になります。

事大主義の「事大」とは「大に事〔=仕(つか)〕える」という意味で、自主性を欠き、勢力の強大な者につき従って自分の存立を維持するやりかた。

1961年にクーデターで政権を握った朴正煕大統領が韓国国民に言ったのは「事大主義になってはいけない」、「主体性を持たなければならない」という事だった。

しかし、米国に接近する韓国の右派政権を北朝鮮の立場から見ると、「アメリカのポチ」であり、主体性を欠いているように見えた。

朝鮮半島に於いて、どちら()が統一するか、即ち、どちらがプレゼンスを持つかという点に関し、「こちらの方が主体的で自立している」と言って出てきたのが「主体(チュチェ)思想」。実際に、60年頃、北朝鮮は中国ともソ連とも条約を結び、自立しているという自負があり、韓国は一方的にアメリカに追従しているように見えた。

※ブログ主註:北も南も相手を国とは認めていないことに注意。例えば北は、南を保守(反民族主義者達)に占領されていると見ている。

これ(朴正煕のスタンス)が韓国の保守派のマインド。それに対して、革新(進歩派)側は南北の関係を強化していく考え。2008年に保守系の李明博が大統領になってアメリカとの関係を強化すると、北朝鮮は李明博を「事大主義的売国野郎」のように批判した。

 

つまり、米帝国主義に追従していると言って自民党を批判する共産党と同じ論理です。

この文脈で言うと、「親日」というのは「日本という帝国主義に追従する事大主義」であり、更に、日本の肩を持つような事、例えば、「慰安婦は性奴隷ではない」という様なことを言えば「極右」となるわけです。→【追記】西岡剛教授がしばしば仰っている「左派から見た保守派」は、そもそも、大韓民国は親日派によって作られた国で、この親日派が親米派となった、という認識だそうです。この場合、日本の帝国主義の追従者がそのまま米国帝国主義の追従者になった、という説明が成り立ちます。

いずれにしても、左翼(共産主義者)の視点なのです。

 

 

  


 

 

 

2022/02/13

【北朝鮮・韓国】2016年に中国から12人の美女を連れて亡命した男性がYouTubeに登場

脱北して現在日本在住のキム・ヨセフさんの『脱北者が語る北朝鮮』というYouTubeチャンネルに、2016年に中国から集団脱北した男性(ホ・ガンイル氏)が出演していました。

最初は、単に「エリート家庭出身の脱北者」としか紹介されなかったので、最後にホ氏だと知って、ビックリしました。

  

 

2016年に中国浙江省寧波の「柳京食堂」で働いていた従業員20人のうち、女性従業員12人と支配人とされる男性(ホ・ガンイル氏)1人の13人が脱北しましたが、結局この男性も、民弁や正義連の尹美香(ユン・ミヒャン)夫婦、日本から来た朝鮮総連の人間に北に帰るようにしつこく迫られ、第三国に再び亡命しました。

現在はアメリカに住んでいらっしゃるとのことです。

この脱北は、正義連の尹美香の横領問題が発覚して、再び注目をされました。

尹美香が私的に使っていた施設を舞台に説得工作が行われていたからです。

ホ氏や12人の女性が脱北してからの経緯は過去のエントリー『【正義連/挺対協】再び注目される2016年の12人の美女集団亡命事件』にまとめてありますが、何故、北が彼を取り戻そうと大騒ぎしていたのか不思議でした。

大物の子息だったからのようです。

 

 

  


 

 

 

2021/09/05

【帰還事業】映画『キューポラのある街』と北朝鮮帰還事業への影響

映画『キューポラのある街』(1962年)はご存知の方も多いかと思います。

実はブログ主は観た事がないのですが、映像の断片やあらすじなどは読んで、大凡どういう映画かは知っています。〔後述〕

たまたま、龍谷大学の李相哲教授の『李相哲TV』の有料会員向け動画(会員の質問に答えてくれる動画)で、「『キューポラのある街』が在日朝鮮人の帰還事業に影響を与えたのでは?」というどなたかの質問があり、それを聞いて、そう言えば、鄭 大均(てい たいきん)教授の『韓国のイメージ』という本で、この映画の話が出てたのを思い出し、読み返してみました。

結論から先に書くと、この映画が封切られた1962年の帰還者数は前年の6.5分の1に激減していたそうで、既にこの頃には、在日コリアンの間では「地上の楽園」では無い事に気付いていたそうです。

 

帰還事業は、1959年8月、インドのカルカッタで帰還協定調印。12月14日の第一便(ソ連の客船) が最初です。 しかし、徐々に在日朝鮮人の間では「地上の楽園」の嘘が分かり始め、1960年代半ばに一旦終了します。1965年に韓国と日本の間で国交が樹立され、韓国が日本から得た援助金で「漢江の奇跡」という経済発展がなされたのを在日朝鮮人が目の当たりにしたのも影響が大きいでしょう。

しかし、今度はどう見ても組織的と思える帰還要請の電話が、帰還事業を担当していた日赤に掛かり始めたそうです。〔NHKスペシャル『北朝鮮への“帰国事業”知られざる外交戦・60年後の告白 』より

先に帰国した在日朝鮮人が人質となっていたり、朝鮮総連の組織的働きかけでした。

 

前述の本によると、映画『キューポラのある街』が封切られた1962年は、既に帰還熱の “盛り下がり” の時期にあったわけです。そして、在日朝鮮人の間では北朝鮮の事情が広まりつつあっても、それを公にする事がなかったので、多くの日本人は知りませんでした。

つまり、むしろ騙されていたのは日本人の方で、彼らにとって良い事だと無邪気に北に送り出していた事になります。

前述の本は、新聞記事等から、日本人がある一時点で韓国に対してどのようなイメージを持っていたのかを探るという趣旨の本です。『キューポラのある街』の頃は、日本人は「在日コリアンは『可哀想な人達』」という同情的な見方をしていた頃が分かります。進歩的文化人は北朝鮮を称賛する事で在日コリアンの味方をしているつもりになっていたが、事情が分かったコリアンからは逆に蔑視されていたとも書かれていました。

 

ここで言いたいのは、李相哲TVで質問した方はそういう意図はありませんが、歴史を、ある事象だけを捉えて「善/悪」で語ってはダメだと言う事です。

歴史的事象はその時代の人々の考え方や “空気” みたいなものと併せて考える必要があり、あくまでも、因果関係で捉えるべきです。そこから教訓を得る事で留めるべきであって、何かをスケープゴートにする必要はありません。

田中朗先生によると、戦後まもなくは日本人の間で「朝鮮人を戦争に巻き込んでしまった」という贖罪意識があったそうで、これも事実の一つ。終戦直後に朝鮮人の一部が日本人に乱暴狼藉を働いたのも事実。マスコミが帰還事業を煽ったのも事実。在日朝鮮人を気の毒だと思う日本人の優しさがあったのも事実...。

歴史とは、その時代を知らない人間が語るのですから、様々な事実を収集する事が大事です。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

『キューポラのある街』あらすじ〔Wikipediaより引用〕

中学3年の石黒ジュン(吉永小百合)は、鋳物工場の直立炉(キューポラ)が立ち並ぶ埼玉県川口市の鋳物職人の長女である。何事にも前向きで、高校進学を目指すジュンだが、父・辰五郎(東野英治郎)が工場を解雇されたため、家計は火の車で、修学旅行に行くことも諦めていた。

自力で高校の入学費用を貯めようと、パチンコ屋でアルバイトを始めるジュン。担任教師の助力で修学旅行にも行けることになった。しかし、ようやく再就職した父親は、待遇が不満で仕事をやめてしまった。絶望したジュンは女友達と遊び歩き、危うく不良少年たちに乱暴されかけた。

全日制の高校進学を取りやめて、就職を決断するジュン。北朝鮮への帰還問題で苦悩する朝鮮人の一家や、貧しくとも力強く生きる人々との交流を通じて、ジュンは、自立して働きながら定時制高等学校で学び続けることに意義を見出したのだった。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

リンクはNHKスペシャルを観ながらブログ主がメモ代わりにツイートしたもの(スレッドの先頭

 

  


 

 

 

 

2020/11/10

【韓国・北朝鮮・朝鮮総連】在日朝鮮人の帰還事業は「強制移住」と韓国団体が国連に調査請求【NHKスペシャル】

聯合ニュースに在日朝鮮人の帰還事業に関する少し気になる記事があったので記録しておきます。また、ついでに昨年(2019年)6月に放送されたBS1スペシャル「北朝鮮への“帰国事業”知られざる外交戦・60年後の告白」の内容もまとめておくことにします。

記事を最初に提示します。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20201109002300882
在日朝鮮人の帰国事業は「強制移住」 国連に調査要求=韓国団体
2020.11.09

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の人権問題に取り組む韓国の社団法人「北韓人権市民連合」は9日、ソウル市内で記者会見を開き、在日朝鮮人の帰国事業について、「自由な意思で北に渡った人道目的の帰国事業とされているが、実状は北の政府によって体系的に企画・推進された強制移住だった」と主張した。

 同事業は北朝鮮側と日本側が結んだ「在日朝鮮人の帰還に関する協定」に基づき、1959年から84年にかけて在日朝鮮人を北朝鮮に帰国させたものだ。

 北韓人権市民連合は同事業を主導した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)について、「北の政府と情報機関の指示を受け、虚偽の情報で大規模な宣伝活動を行った」とし、「事実上、北の情報機関となった」と指摘した。

 また、在日朝鮮人は北朝鮮に到着した瞬間から監視対象、差別・強制労働の被害者となり、不満を表したり脱北を図ったりした人は行方不明になったか拘禁されたと主張した。

 その上で、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)やソウルにある国連人権事務所、国連で北朝鮮の人権問題を担当する特別報告者、国連人権理事会の強制的失踪作業部会などに対し、北朝鮮政権が犯した人道犯罪である同事業の調査に着手し、国際司法の場で犯罪責任を立証するよう求めた

 同事業が広範囲にわたって行われたのは日本政府と旧ソ連政府、日本赤十字社、赤十字国際委員会などの支援があったためとして、日本政府などに対する調査も行うよう促した。

引用ここまで。

 

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ここに出てくる「北韓人権市民連合」とは韓国の報道なので「北韓」となっていますが、日本的に言えば「北朝鮮人権市民連合」で、韓国内で脱北者の援助などを行っている人権NGO団体です。

記事を読んで分かるように、「~と主張」、「(国連組織に)~を要請」というだけで、すぐに何かが起こるわけではありません。が、朝鮮総連が重要な役割を担って帰還事業が行われたことを指摘しており、このNGO団体の活動は心に留めておくべきと思います。

ネットで調べた所、よく記事を読まずに「また日本にたかろうとしている」といった書き込みが見られるのですが、この団体は北朝鮮の犯罪を追及しているのだと思われます。当然、日本政府や日赤は当事者の一員として証言や資料は求められるでしょう。

 

なお、後述するNHKの番組にも出演されている津田塾大の朴正鎮(パクジョンジン)教授(政治学)のインタビューがネットにあったので引用します。良いインタビュー記事で、帰還事業の概要がコンパクトにまとまっています。

詳細な経緯はWikipedia『在日朝鮮人の帰還事業』を参照のこと。

 

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/26821
東京新聞:北朝鮮帰国事業60年 研究者に聞く 各国の思惑、客観的に検証を
2019年12月9日 16時00分

 「地上の楽園」と喧伝(けんでん)され、北朝鮮に9万人を超える在日朝鮮人や日本人配偶者が北朝鮮に渡った「帰国事業」の開始から、14日で60年()になる。帰国後の生活になじめず、苦しい生活を強いられた人も多いとされる。帰国事業とは何だったのか。韓国出身で、事業に関連した政府や団体への調査、外交資料などの研究を続けてきた津田塾大の朴正鎮(パクジョンジン)教授(政治学)に聞いた。 (聞き手・相坂穰、写真も)

※ブログ主註:1959年12月14日、975名の帰還者を乗せた第一便が新潟を出航。これに先立つこと同年2月13日に北朝鮮への帰還事業実施が閣議決定(岸信介内閣)、8月、日朝の赤十字社間で帰還協定を締結。この協定による帰還事業は1年毎に更新され、67年末まで続く。3年間の中断を経て、71年に再開。84年7月まで続く。71年からの帰還事業は明らかに前期(~67年)とは様相が異なっていた。詳しくは後述のNHKスペシャルの内容を参照のこと。

 

 -帰国事業の背景は。

 一つは、北朝鮮が労働力として在日朝鮮人を必要としたとされる。後年公開された内部資料で、日本政府も、生活保護費などの財政負担も大きかった在日を厄介払いする狙い)があったことが分かっている。
 ただ、日朝の思惑だけで、十万人近い規模の移住が可能だったとは考えない。
 一九六〇年前後は、日米間の軍事協力を巡る安保闘争が激化した時期。その中で、帰国事業は社会主義陣営の反安保闘争の側面があった。初期の帰国船としてソ連の旧軍艦を改造した船が使われるなど、ソ連、中国の関与も大きかった。帰国事業は、資本主義体制から社会主義体制への組織的な移住だったとみる。

※終戦直後から1948年8月15日迄の3年間で約140万人が帰国し、この時点では約60万人の残留在日朝鮮人がいた。後期には朝鮮から日本に来る密入国者も多く、逮捕した朝鮮人を送還する船がGHQにより認められ、これで帰国した者もいる。(cf. 済州島4.3事件 1948年4月 - 1949年5月)
戦後の帰還者に関する詳細はブログエントリー『【韓国】戦後3年間の在日朝鮮人引き揚げ推移(1948年で60万人が残留→59年には61万人=所謂「在日韓国人・朝鮮人」)』参照。

1954年4月7日 衆議院外務委員会にて自由党・佐々木盛雄議員が、「日本における犯罪のうち、10%は朝鮮人による悪質な犯罪」、「ところがこれに対して、日本は生活保護法で扶助している」と吉田内閣を追及。

 

 -なぜ北朝鮮を選択したのか。

 「帰国」というが、当時の在日の大部分は、現在は韓国が統治する朝鮮半島南部の慶尚道(キョンサンド)や済州島(チェジュド)出身だった。彼らは単純に祖国に帰ったのではない。北朝鮮は日本で朝鮮学校設立を進め、在日の子どもの将来を考える親たちに浸透した。
 韓国は当時、終戦直後の朝鮮人の引き揚げ事業は終了したとして、在日の受け入れには消極的だった。日本側に帰国者の「帰国定着金」の負担を要求ブログ主註:李承晩政権)するなど、何の支援もしなかった。韓国では、帰国事業を敵対する北に自国民を送る「北送」と呼び、過剰に反発)したが、国際的支持は得られなかった。日朝だけでなく、韓国の責任もある。

※ブログ主註:民団を中心として日本でも在日韓国人のデモが起こる。cf. Wikipedia「新潟日赤センター爆破未遂事件
民団は、人道的見地から等と言っていますが、北への対抗心からでしょう。また、日本各地で騒擾事件を起こしていて「人道」などというのはおこがましい。

 

 -証言を記録する上での課題は。

 特定の国だけを批判する内容に終わってはならない。たとえば、韓国は、在日に対する理解が浅く、脱北した帰国者も、一般の脱北者と同列にとらえられる。脱北者問題に積極的なのは、北朝鮮に強硬姿勢を取る保守。革新の文在寅(ムンジェイン)政権は人道主義を掲げつつも、脱北者の人権については北朝鮮との関係を優先し、関心が薄い。両派のイデオロギー論争とは距離を置くべきだ。

 

<北朝鮮帰国事業> 日朝両政府が推進し、両国の赤十字が1959~84年に実施。在日コリアンや日本人妻ら9万3340人が、新潟港から帰国船で北朝鮮に渡った。差別や貧困に苦しむ在日の期待に応え在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)を中心に活発化したが、在日人口を減らしたい日本政府と、労働者を必要とした北朝鮮の狙いも重なったとされる。

<パク・ジョンジン> 1972年、ソウル生まれ。2009年、東京大総合文化研究科博士課程修了。13年、津田塾大学芸学部准教授、18年11月から現職。著書に「日朝冷戦構造の誕生1945-65」、「帰国運動とは何だったのか-封印された日朝関係史」(共著)など。

 

帰還事業に関しては日本政府と日赤を主犯のように言う研究家もいるそうですが、上記のように朴教授はそれは過大評価だという立場です。

 

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BS1スペシャル「北朝鮮への“帰国事業”知られざる外交戦・60年後の告白」

放送日:6月16日(日)午後10時00分/再放送:17日(月)午前9時~10時50分

この番組は当初ETV特集としてEテレで放送し、NHKが総連から抗議を受けたものをBS1が放送しました。以下は、ブログ主がこの番組を観ながらTwitterにメモした内容をほぼそのまま転載したものですが、再視聴して加筆する可能性があります。

なお、番組は帰還事業の経緯と、帰還事業で北朝鮮に渡ってその後脱北した脱北者夫婦(韓国在住)と日本人妻(日本在住で北朝鮮に対して損害賠償請求をしている)のインタビューで構成されています。

 

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朝鮮総連からの抗議文(加藤健氏/チャンネル桜・討論より)

 

【番組内容】

50年代、日本はアメリカ一辺倒ではない自主外交を開始する。朝鮮半島については韓国より北朝鮮との交渉が先行。ソ連とも。
それは在留日本人の帰還という問題もあったからだ。56年1月、平壌で初交渉。そこで北から思いがけず在日朝鮮人の問題を出される。その裏にはソ連の助言があった。

戦後、欧州では東側陣営から西に脱出が相次いでいた。ソ連としては、北朝鮮への帰還事業を通じて、共産主義社会の資本主義社会に対する優位性を示したかった。

在日朝鮮人の約9割は南(つまり、戦後は韓国)から。北朝鮮の思惑は、南の人間が北に移住することが韓国に対する「勝利」と考えた。また、帰還事業で日韓関係に“くさび”を打ちたかった。尤も、当初は1000人以下を見込んでいた。しかし、前述のソ連の思惑で説得される。

当時、在日朝鮮人60万人の内、10万人が生活保護を受けていた。これは日本人の11倍の生活保護率。日本政府はこれを取り除きたかった。しかし、「帰国は自主性を尊重」という態度を示すため、第三者機関の国際赤十字に意思確認を要請する。

この動きに韓国(李承晩)は反発。アメリカが「韓国への帰還事業も行う」という提案をする。しかし、韓国は帰還者の「定着金」を日本が出すよう要求してアメリカは仲裁を断念。米国は戦後自主外交で北朝鮮やソ連に近づく日本に対し「赤化」を危惧していたが、日本は帰還事業について説明し、米国はこれを了解していた。米国は日韓関係の悪化を危惧して仲介役をしようと韓国に接していた。

そもそも、帰還事業は日本の朝鮮総連()が金日成にそれを要請する手紙を書いたことがきっかけ。総連は国内で集会を開き、「地上の楽園」を宣伝。在日朝鮮人の間に帰還の機運が高まっていた。
マスコミも取り上げ、国会では超党派の帰国協力会も結成された。

※朝鮮総連の前身(朝連)は元々は在日朝鮮人の互助組織。しかし、日本共産党員の金天海がトップに就くと、内部の親日派や民族派を追い出して、日共の別働隊になる。その後、民団の前身組織と血で血を洗う抗争に。この辺りの歴史は『ヤクザと妓生が作った大韓民国 ~日韓戦後裏面史』(菅沼 光弘著/インタビュー・構成:但馬オサム)に詳しい。

1959年8月、インドのカルカッタで帰還協定調印。12月14日に第一便(ソ連の客船)
これを民団が出港地の新潟に向かう列車の線路に座り込んだりして邪魔をする。政府関係者は列車が爆破されるのではないかとまで心配していたという。

番組に登場した脱北者(韓国在住)は、帰還船を降りて間もなく、出迎えの人達の身なりを見て「地上の楽園」の嘘に気付いたという。逆に、出迎えた側も、痩せこけた同胞が来ると思ったら、全く違うので驚いたという。

帰国者は北朝鮮国内で浮いていた。チェポ=在胞(在日同胞)と呼ばれ、中央も、帰国者を人民に悪い影響を与えると見なした。
北では「出身成分」()という考えがある。核心階層、動揺階層、敵対階層だ。帰国者は「金日成への忠誠が揺らぐ可能性がある」として動揺階層に分類される。

※『徐勝(ソ・スン)「英雄」にされた北朝鮮のスパイ』によると、帰国者は資本家や地主、南出身者と同様の「敵対階層」と書かれている。要するに危険分子扱い。帰国者の収容所送りや粛正はマグジャビ(人間狩り)と呼ばれた。

1960年半ばになると金日成の独裁体制が強まり、一方、韓国は65年に日本と国交正常化。漢江の奇跡と呼ばれる経済成長。韓国に対抗するため、軍事費を増大させ、益々国民の生活は苦しくなる。帰還事業も一旦終了するが、その後も日赤に帰還の要請が相次ぐ。但し、意味が違っていた。

帰還要請の電話は明らかに組織的だった。帰還者は総連の幹部の家族。これは北からの命令で、謂わば「人質」であり、日本からの外貨を獲得するためのパイプであった。総連を通して200もの企業が作られ、家族に会いに来る「祖国訪問団」は金づる。万景峰号が港に近づくと「金が来た!」。

この「人質」作戦は金日成の後継者として70年代に台頭してきた金正日のアイディアだという。73年には国家政治保衛部(秘密警察)を発足させる。
80年代に入ると帰国者は年に数十人に落ち込み、84年に終了する。帰還者の総数は9万3340人という。

 

番組内容はここまで。

 

帰還事業に関するマスメディアや進歩的言論人の役割

徐勝(ソ・スン)「英雄」にされた北朝鮮のスパイ』より引用します。

在日朝鮮人はそもそも38度線より南出身者が多かったので元々北に対する郷愁はない。 そのため、帰国事業を推進する国際赤十字委員会は本当に帰国の意思があるかどうか確認しようとした。しかし北朝鮮政府が反対。北の主張に加担したのは雑誌『世界』(岩波書店)で、59年6月号では 朝鮮労働党機関誌『労働新聞』59年3月17日の社説まで転載して北の立場を支援した。結局は本人への意思確認が必要と言うことになったが、北と総連は「共和国は地上の楽園」キャンペーンを行う。それを支援したのも『世界』(P.211)で、60年6月号では帰国協力会の代表委員だった自民党の岩本信行代議士が、それまでの帰国者1万6千人の北での暮らしぶりを訪ねた報告を掲載する。60年は他のマスコミ各社も北朝鮮の現地取材をしたが、どれも同じように北の豊かさを喧伝するものだった (P.212)

 

一旦ここまでで公開します。

 

 

  


 

 

 

 

2020/08/16

【FNN】脱北者金柱聖氏が語るちょっとユニークな北朝鮮ニュース解説動画

FNNプライムオンラインのYouTubeチャンネルで在日3世の元脱北者が北朝鮮の話題を解説する動画があります。

金柱聖(キム・ジュソン)という方で、フジテレビとはどういう関係かは分かりませんが、韓国支局で動画を撮影しているようです。

 

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金柱聖氏については後述するとして、動画は不定期のupだと思うのですが、直近の動画では『《あなたの知らない北朝鮮》反日沸騰の韓国と大違い?北の8月15日』というもの。

少し内容をご紹介すると、8月15日は韓国では「反日」一色の日ですが、北朝鮮では歴史観が違うのでそうではなく、脱北して韓国に来て驚いたそうです。

北朝鮮では、「旧ソ連と共に日本を打ち負かした日」ということになっているので、棚ぼたで解放された韓国と違い、コンプレックスがない事に加え、この日に金日成は北朝鮮にいなかったから、むしろこの日を強調したくないのではないか?というのが金氏の意見。(実際には、金日成は1945年9月19日にウラジオストックからソ連の軍艦で元山港に上陸し、ソ連第88特別旅団の一員として帰国)

少し前に韓国で脱北者による風船ビラの取り締まりがありましたが、これも北朝鮮でビラを拾った経験など、実体験に基づいた解説がユニークです。

動画の最後に「解説は、脱北者金柱聖氏の個人的見解です」と断り書きがあり、「あなたの知らない北朝鮮」というシリーズ名のサブタイトルに「元在日脱北者がぶっちゃける!」とあることからも分かるように、肩の凝らない作りとなっています。

なお、金氏の動画は「プレイリスト」化(グループ化)されていないので探しにくいのですが、FNNプライムオンラインのYouTubeチャンネルで「あなたの知らない北朝鮮」或いは「金柱聖」と入力して検索をかけると見つかります。

 

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◆北朝鮮の歴史捏造

なお、北朝鮮ではどのように教えられているか、また、どのように歴史を改竄していったのかは、朴斗鎮(パク・トゥジン)氏が最近の動画で解説しています。(『北朝鮮の歴史ねつ造 ~ 北朝鮮を読み解くシリーズ 第5回 ~』)

これによると、

  • 北朝鮮の歴史捏造の核心は、1932年に金日成が朝鮮人民革命軍を創建して、日本帝国主義を打倒したという建国神話
  • 1945年に北朝鮮を金日成が解放したという神話

は、実際には、中国共産党からの朝鮮人民革命軍の創設提案は金日成によって退けられ、討議されたのは1936年になってからであり、北朝鮮の解放はソ連によってなされたわけですが、1967年5月の朝鮮労働党総会で金日成絶対化のための決定がなされてから歴史の改竄が始まり、都合の悪い本は焚書して人民を洗脳していったのだそうです。

 

下記は『李承晩TV』の解説動画。

 

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◆金柱聖氏について

跳べない蛙 北朝鮮「洗脳文学」の実体』という著作もあり、Amazonの商品ページにある著者略歴を読むと、

 

関西生まれ。韓国小説家協会会員。1970年代に朝鮮総連幹部だった祖父母と共に北朝鮮に帰還。
同国の師範大学を卒業後、大学講師を経て、朝鮮文学創作社(作家同盟)、国家科学院情報科学通報室などに勤務。
2009年に脱北後、韓国サイバー外国語大学日本語学課卒業、北韓大学院大学校社会文化統一修士課程修了。
元北韓亡命作家センター事務局長であり、現在は社団法人「学んで分ち合う虹」の理事をしながら、脱北した青少年たちの支援活動、またテレビ、ラジオなどのメディアへ出演も行っている。
近年では、日本でも北朝鮮関連のニュースにコメントを寄せるなど、活動の幅を広げている。

 

とありますが、この数行では語りきれない人生は東洋経済オンラインの『脱北者の元作家が送る波乱万丈すぎる人生 日本で生まれ海を渡り「党員」になった末に』(村田 らむ 2018/08/23)を読むと分かります。

 

 

  


 

 

 

2020/08/13

【韓国】文在寅の目的は「南北統一」ではなく「北の体制維持と共存」【プライムニュース2020/08/12】

昨日(8月12日)放送のBSフジ・プライムニュースで鈴置高史氏が面白い説明をしていました。

「(米中対立の狭間でバランサーとしての存在感を示すために)文在寅が本気で『南北統一』を目指しているのか? ある意味『分断の固定化』を望んでいるのではないかという意見を言う人もいて、つまり、北が自壊したり暴発したりしないように融和を図ろうとしているのではないか?」という趣旨の、司会の反町理氏の問いに対しての発言です。

 

鈴置: 文在寅政権は「統一」なんて一言も言ってません。「共存」と言ってるんです。

反町: そう、共存

鈴置: 共存てのは「統一」しないということです。なぜ「共存」と言うかというと、普通の韓国人は統一なんてしたくないんです。「あんなババッチイ連中と何故俺等が一緒になるんだ」というのが本音なんです。だけど、「アメリカから同盟を打ち切られた、北朝鮮とも仲が悪い、核兵器で誰も守ってくれない」、そうなった時は自ら核を持つか、北と仲良くして北の核に頼るか、どっちかしかなくなるわけです。或いは中国の傘下になる。韓国の保守や普通の人がどんなに北朝鮮と一緒になるのを嫌だと言ったって、それを利用して、「しょうがないだろう。別に民族の統一が美しいからじゃなくて、俺たち(韓国)が生き残ろうとしたら、北の連中と組んで核を持つ強い中堅国家になるしか無いだろ」という説得のしかたがある。

 

相変わらず面白い表現ですが、ここで言っている事は金日成が掲げた『高麗民主連邦共和国』だと思います。

 

一般に「南北統一」というと、日本人のみならず韓国人も東西ドイツの統一のようなイメージを持っていると思います。

だからこそ、韓国で毎年行われる「南北統一に関する意識調査」の中で「<世論調査>韓国10~20代10人中4人「統一費用、負担したくない」(中央日報 2018.10.01)のような回答も出てくるのですが、文在寅政権が目指しているのは、そのような統一ではないと言うことです。

 

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その説明の前に、鈴置氏の「普通の韓国人は統一なんかしたくない」という事については、最近の世論調査を見ると分かります。

例えば、「韓国世論調査、「南北統一より平和共存」望む声が増加」(AFP 2019年5月13日)では、“統一は必要とした人は65.9%で、昨年の70.7%に比べて低下。この間、南北双方の関与が減り、米朝間での核に関する交渉も行き詰まった。さらに、南北の平和共存という選択肢を与えたところ、49.5%がこれを選び、南北統一を望んだ人は28.8%にとどまった。特に若者の間で差が大きくなったという。”とあります。

観念としては南北統一すべきと思っていても、実際は2人に1人は統一したくないことが分かります。

更に直近の今年6月の調査では、61.1%が「北朝鮮に無関心」(10年前より10ポイントup)で、54.9%が「戦争にならず平和的に共存さえできれば統一は必要ない」と回答しています。(『「北朝鮮に無関心」61% 「統一よりも共存」も半数以上 韓国人の最新意識調査結果』(辺真一 コリア・レポート編集長 6/28)

調査方法が同じではないので単純に比較はできませんが、平和共存を望む人は1年で更に増えています。

ついでに少し古い世論調査も調べて見ましたが、2014年では『韓国国民の70%が「南北統一は必要だ」という認識「同じ民族だから」』という記事のタイトルになっていて(wowkorea 2014/12/04)、これによると、“統一が必要な最も大きい理由として、回答者の36.9%が「同じ民族だから」とし、24.2%が「戦争の脅威をなくすため」と答えた。また「離散家族の苦痛を解決するため」(17.9%)や「先進国になるため」(15.4%)という理由もあった。”とあります。

「先進国になるため」というのは、この頃はまだ「南の経済力に北の労働力と資源があれば...」という幻想を抱いていたのだと思いますが、異なる思想を持ち、労働に対する意識も全く違うのですから、現実的ではありません。(尤も、韓国も、自動車組み立て工場で作業員が、きちんと閉まらないドアを蹴飛ばして閉めているなんてことがありましたが。)

 

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高麗民主連邦共和国』構想は、1980年10月10日に朝鮮労働党成立35周年を記念して行われた第6次朝鮮労働党大会で、金日成が韓国(全斗煥大統領政権)に南北朝鮮の統一方法として提案したもので、南北政府が政治、軍事、外交権など現在の機能と権限をそのまま保有した状態(=低い段階の連邦制)で、その上位に南北が共同で参加する民族統一機構を設置するというものです。

この時、国家保安法撤廃、韓国内での共産主義政党の結成の容認、在韓米軍撤収などを求めていました。

韓国としては到底受け入れられるものではありませんが、2000年の金大中大統領と金正日の6.15南北共同宣言で、金大中大統領が「南側の連合制案と北側の低い段階の連邦制案は、互いに共通性がある」と認定し、2015年にも「南側の南北連合制と北側の『低い段階の連邦制』を統合し、統一の第1段階に入らなければならない」と主張しました。(『「低い段階の連邦制」は提案されるのか』東亜日報 December. 31, 2005)

 

この「低い段階の連邦制」を、2012年の朴槿恵大統領が誕生した大統領選挙で公約としていたのが文在寅候補者でした。

 


https://jinf.jp/weekly/archives/9495
【第172回・特別版】朴槿恵氏の歴史的使命は日米との関係強化
西岡力 / 2012.12.20 (木)

国基研企画委員・東京基督教大学教授 西岡力

得票率51.55%対48.02%、108万票の差で朴槿恵候補が当選した。12月19日に行われた韓国大統領選挙の結果だ。1987年の現行憲法施行以来、初めて過半数を得票した大統領となる。女性大統領の誕生も韓国史上初めてだ。
 
従北勢力を韓国民が拒否

野党の文在寅候補は、選挙戦で「北朝鮮人権法反対、国家保安法廃止、低い段階の連邦制統一実現」という北朝鮮の路線をそのまま主張していた。それに危機感を持った保守派が、金大中元大統領のかつての側近や70年代、80年代の民主化運動家まで含めて大同団結し、朴槿恵候補を支援した。

今回の選挙は、「大韓民国勢力」対「従北左派勢力」の決戦であり、朴槿恵候補が負ければ韓米同盟破棄、連邦制統一を目指す左翼政権に対して保守勢力が実力で抵抗する流血の事態も予想されたが、韓国人の良識がそれを阻止した。

投票率が75%と高かったが、「(朴槿恵候補の父の)朴正熙元大統領に恩返しをしたい」「文在寅が勝てばアカ(共産党)の天下になる」という危機感を抱いた高齢者、低所得者、低学歴者が大挙して投票した結果だった。(以下略)
 

 

今、文在寅がやっていることを考えたら、この頃からぶれていないのです。

こう考えると、米朝会談のためのメッセンジャーのような事をやった時に双方に嘘をついたのも分かるような気がします。

金正恩は一族の体制さえ維持させてくれるなら相手はアメリカでもいいのでしょうが、それでは文在寅やその周辺の従北派は困るので、間を取り持つフリをして邪魔をしていたのではないでしょうか。

 

 

  


 

 

 

 

 

2020/04/26

【北朝鮮】最近の金正恩の動向と報道時系列まとめ(5月2日現在)

公開:2020-04-26 22:23:27  最終更新:2020/05/06 11:14

4月24日(金)の言論テレビ(ゲスト:西岡力氏、洪熒氏)25日26日の李相哲TVで解説された内容を時系列にまとめておきます。各氏の発言・解説は放送日時点のものです。これ以降のソース(動画など)は下記に列記して行きます。

YouTube(主に脱北者ルート)での情報では早々に「死亡説」が流れていますが、ここでは、「報道」の変化をメインに扱っています。

【追記情報】

 ====<肥料工場を視察する金正恩の動画・画像公開>====

今後も新情報があればタイトルも変更し追記していきます。

毎回、洪熒氏は個人的に“ツボる”発言があるのですが、今回は「金正恩は『歩く総合病院』」、「金正恩は『飼育』に失敗した」でしたw

 

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1月  フランスの医師団が北朝鮮入り(複数のメディア)

西岡力氏:私は2月と聞いた。この時に「ステント」を入れる手術をしたのではないか?
この頃から急速に金与正に権限を移譲している。自分の寿命が長くないと思ったのではないか。(4月27日『虎ノ門ニュース』)

4月10日(金) 【金正恩】軍の迫撃砲砲撃訓練を視察したという報道

  • 10日に報道があったので9日?
  • この日は「最高人民会議」が予定されていたが延期されて開かれなかった→2日後に開催

4月11日(土) 【金正恩】朝鮮労働党政治局会議に出席

  • 映像と日時が確認できる最後の動静。
  • 今までなら「拡大政治局会議」で、教室形式(金正恩と対面式)だが政治局員候補委員のみで円卓で行われた。
  • 政治局会議では新型コロナウイルス対策、予算問題、最高人民会議に提出する幹部の人事問題が協議され、金正恩氏の妹・金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長が政治局委員候補に補欠選挙された。(デイリーNKジャパン

この後に金正恩に異変か?

4月12日(日) 【金正恩】最高人民会議に欠席 

4月14日(火) 【北朝鮮】日本海に向け飛翔体を発射(今年5度目)

  • 韓国の合同参謀本部はこの日「北朝鮮は今朝、カンウォンド(江原道)のムンチョン一帯で日本海に向けて短距離巡航ミサイルと推定される飛翔体を数発発射した」と発表(…)このこととともに北朝鮮はウォンサン(元山)一帯で空軍戦闘機の訓練を始めた。
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西岡力氏(5月1日):脱北したアメリカ在住の李正浩(リ・ジョンホ)氏が4月26日『東亜日報』に事故があった可能性があると語った。李氏は鞄にドルを一杯詰めて脱北したが朴槿恵に亡命を断られてアメリカに行った人物。ポジション的にはガセネタを語る人物ではない。(洪熒氏は事故説には懐疑的)

4月15日(水) 【金正恩】太陽節(故金日成主席の生誕記念日)に欠席。妹の金与正も不在。

西岡力氏:通常ならミサイル発射の報道が北朝鮮で翌日にあるが、それがなかった。(北のウォッチャーは)これで何かおかしいと思い始めた。更に決定的になったのは太陽節の欠席だ。

洪熒氏:14日のミサイル発射は金正恩が参加しなかったので北は発表しなかったのだろう。

4月17日(金) 【金正恩】シリア独立74年に際してアサド大統領に祝電

  • この後も、対外的に祝電や答電等が発せられ、北朝鮮メディアの報道上では金正恩は活動を続けている。

4月18日(土) 【トランプ大統領】「金正恩氏から素敵な手紙が届いた」→翌19日、北が否定

  • トランプ氏は十八日の記者会見で、正恩氏から「最近、すてきな手紙を受け取った」と述べ、良好な関係を強調。韓国大統領府関係者によると、トランプ氏は会見に先立ち、文在寅(ムンジェイン)大統領と電話協議した際にも親書が届いたことを伝えていた。(…)
    一方、北朝鮮外務省は十九日、朝鮮中央通信を通じた談話で、「最近、われわれの最高指導部は米大統領にいかなる親書も送ったことはない」と否定。「事実無根の内容をメディアに流している米国指導部の狙いを分析する」とし、「米朝首脳間の関係は、利己的な目的に利用してはならない」と警告した。(東京新聞『トランプ氏「正恩氏からすてきな手紙」 北否定「親書送ってない」

洪熒氏:「手紙」発言は平壌が正常に機能しているかを探るためだったのではないか。

4月18日(土) 【北朝鮮】金日成広場に建造物出現

李相哲氏(4月29日):金正恩の「追悼行事」の準備ではないかと世界ではいわれている。

4月19日(日) 【デイリーNK】「金一族専用病院で心臓血管手術、体調は回復基調」と報道

  • 金正恩氏は4月12日に、北朝鮮平安北道の妙香山地区にある一家の専用病院である香山(ヒャンサン)診療所で、心血管疾患の手術を受け、その後は近くの香山特閣に滞在した。今回の手術では平壌にある金萬有(キム・マニュ)病院の担当外科医が執刀し、ほかにも朝鮮赤十字総合病院、平壌医学大学病院に所属する『第1号』の担当医師たちも動員された。(月刊『正論』メルマガより転記)

4月19日(日) 【FNN(25日報道)】中国の医療チームが北朝鮮入り

FNN『北朝鮮に“医師団派遣” 金正恩氏“健康不安説”の中

  • 中朝関係筋は、FNNの取材に対して、中国共産党の中央対外連絡部の幹部と、心臓外科などの専門医6〜7人が、4月19日に北朝鮮に入ったと明らかにした。
  • 医療機器を持った第2陣が入る可能性も出た。

4月20日(月)~4日間 【米】米韓空軍が合同訓練

4月20日(月) 【米CNN】「金正恩委員長が手術を受け重篤」と報道

  • 韓国大統領府「北朝鮮の特異な動向は識別できていない」
  • 尹外交統一委員長「心血管疾患の手術は合っているようだ」

西岡力氏:週末(18,19日あたり?)から政府関係者が慌ただしく情報を取り始めていたのに気付いた。デイリーNKの報道では普通動かないので変だと思ったが、CNNが報道したことでアメリカ発の情報が流れたのだと理解した。

4月21日(火) 【トランプ大統領】「知らない。誰も確認していない」

  • 北朝鮮メディアは反応無し(異例)

4月21日(火) 【韓国・聯合ニュース】「北朝鮮東部元山(ウォンサン)で金正恩委員長は正常に活動」 

4月22日(水) 【米軍幹部】「今も核戦力と軍を掌握」

  • (重篤説について)ジョン・ハイテン統合参謀本部副議長「確認する情報も否定する情報も持っていない」(4月24日読売紙面)

4月22日(水) 【米・日】米空軍B-1Bと自衛隊のF-16、F-2が日本海で「合同軍事演習」

  • 米本土サウスダコタ州のエルワース空軍基地から核兵器も搭載可能な戦略爆撃機「B-1B」1機が日本へ向けて飛来した。これに、津軽海峡東方の上空付近から、在日米軍三沢基地の戦闘機「F-16」の編隊と航空自衛隊三沢基地の支援戦闘機「F-2」の編隊がエスコート(護衛)する形で同機は日本海へ入って飛行した。(鈴木衛士氏@ライブドアニュースカイカイ情報通信

4月23日(木) 【トランプ大統領】「真偽については分からない」

  • 「無事を祈っている」。CNNの記者に「フェイクニュース」「CNNは古い記録を見たんだ」

西岡力氏:トランプ大統領がどの部分(手術そのものか、重篤説か)についてフェイクニュースと言っているのかは不明。

4月23日(木) 【ロイター通信(25日報道)】中国から医療チーム50名が平壌入り

李相哲氏:自分は22日夜に聞いた。
23日夕、金大中時代に韓国の大統領府国政状況室室長を務めたニュースキャスターの金正奉(キム・ジョンボン)氏がチャン・ソンミンという中国高官がFBに「金正恩は植物状態」と書いたが信憑性は低いとYouTubeで述べた(=Judyさん情報で正確に記述)。→翌24日、韓国・中央日報がその取材記事を書いている。朝日新聞(26日朝刊)は「コロナ対策のために入ったのではないか」と報道しているがこれは疑問。

4月24日(金) 【韓国・東亜日報】ワシントン発の情報として「15日から20日の間に元山で杖などを突かずに歩いている」と報道

  • 北朝鮮国営メディアは2004年に金正恩が足を引きづったり杖を突いて視察する姿を報道した。この時は病を押して国民のために活動する指導者像を示すと共に、深刻な状況ではないことを内外にアピールするものだった。(4月23日付読売)

4月24日(金) 【言論テレビ】

西岡力氏:今のところ、金正恩が手術を受けたかは五分五分。(北朝鮮ウォッチャーの間では)護衛司令部の974部隊(金正恩の警護部隊で今は金与正直属)にコロナ陽性者が出たので元山に逃げたというのが多数意見。

洪熒氏:既に昨日(23日)夜の段階で、中国発の情報では「死亡」説があった。「死亡して遺体処理に取りかかっている」というものもある。
偵察衛星では顔まで識別できないので、今朝の東亜日報の報道は信用できない。

西岡力氏・洪熒氏:何らかの医療的措置(手術)が執られたのは正しいと思う。

西岡力氏:韓国の情報員が持っている国家安保戦略研究所の所長(金正奉/キム・ジョンボン氏)がYouTubeの番組で「金正恩がシンガポールやハノイに来た時、息を切らしていた。あれは心臓の弁膜が悪い」と断定的に言っていた。

洪熒氏:金正恩の一番上の子供は11歳かそこらだから生きている内に権力を継承するのは無理。ただ、もっと年齢の高い子もいるという噂()がある。金正恩は生きている内に子供に継承させられないことは自覚している。だから金与正へ権力を分散させようとしているのだろうが、独裁政権で権力分散は不可能。(金与正に“寝首を掻かれる”可能性がある)

ブログ主註:金正恩の「元カノ」玄松月(ヒョン・ソンウォル)は男の子を産んでいるが、この子のことか?この父親は不明。(cf. ブログ記事『【北朝鮮】李相哲TV:北朝鮮を動かす三人の女性 〜金正恩政権はどうなっているのか』)

 

4月25日(土) 【米国の北朝鮮研究サイト「38NORTH」】元山に停車する金正恩専用列車の写真公表

  • 25日、北朝鮮東部の元山の駅で金正恩(キム・ジョンウン)委員長の専用とみられる列車が停車していたようだと発表した。商業衛星写真を通じて確認したもので、少なくとも21~23日まで停車が確認されている。15日にはなかった。(日経『金正恩氏の列車が元山の駅に停車か 米研究サイト』4月26日)

4月25日(土) 【李相哲TV】「(続報)金正恩の救助失敗か?!(2020.4.25)」

李相哲氏:25日は朝鮮人民軍創建日(かつては軍事パレード等行事があった)だが、現在のところ労働新聞にも金正恩の動静はは何もない。金正恩は何らかの手術を受け、最初は回復基調にあったがその後重篤に陥ったのではないか?
中国からの医療チームは、北京の病院(心臓専門)の医師や人民解放軍の301病院(脳専門の病院)の専門家が行っている。
25日のFNNの報道では「19日に6~7人の中国の医療チームが北朝鮮入り」「医療機器を持った第2陣が入る可能性も出た」とあるので、未だに治療は続いている可能性がある。

 

4月26日(日) 【李相哲TV】「(続報)金正恩に異変、28日までに重大発表か!(2020.4.26)」

李相哲氏:今日、中国(瀋陽)からの情報として、平壌と繋ぐ列車を4月28日から5月20日まで停止すると聞いた。交通機関を止めるのは北朝鮮で異変があった場合よくあること。
23日の50人の医療チーム平壌入りの件については、中国中央委員会の対外連絡部(社会主義国家との関係を司る部署)スンタオ部長から聞いた。23日に医療チームが入った後、中国側は連絡がとれない状態とのこと。
ここまでの情報を総合すると、金正恩が手術を受けたのは12日で、15日~17,18日の間くらいに異変があったのではないか。23日は医療チームを装った中国の代表団で事後の打ち合わせにいった可能性もある。ロイター通信「医療的なアドバイス」と言っているが、いつまで生命を維持するべきかとかいつ発表すべきかを話し合うために行ったのではないか?
香港最大のテレビ「フェニックス」の副局長の女性がSNSに「100%金正恩が再起することはない」と書いたがその後削除。「今回は大局を考えて消しました ハハハ」と書いている。
3時間ほど前(26日午前11時頃?)韓国の安保専門家が動画で「金正恩はまもなく姿を現すだろうという」と発言している。

 

4月27日(月) 【韓国】政府関係者から金正恩の体調不安を否定する発言が相次ぐ

  • 韓国大統領「コロナが南北の連帯と協力の精神を目覚めさせる」…板門店の初会談から2年 (読売新聞)
  • ムン・ジェイン大統領に外交や安全保障の助言を行っているムン・ジョンイン(文正仁)特別補佐官は26日、アメリカのFOXニュースに対し「キム委員長は、生きていて健康だ。13日から東部のウォンサン(元山)に滞在している」と述べました。(…)韓国統一省も27日の記者会見で「北朝鮮の内部に特異な動きはないという立場に変わりはない」と繰り返しました。(…)韓国のシンクタンク「セジョン(世宗)研究所」のチョン・ソンジャン(鄭成長)北朝鮮研究センター長は「キム委員長が重篤であるならば医療施設がぜい弱なウォンサンから、すぐピョンヤンに移送されていたはずだ。近いうちに公の場に姿を現すことが予想される」とする見解を示す(…) (NHK)

洪熒氏(5月1日):「無事」を主張しているのは文在寅側の人物ばかりだ。他はそのようなことはない。

4月27日(月) 【トランプ大統領】「(金正恩の状態は)おおむね承知しているが、今は話せない」「遠くない将来に君たちも知ることになるだろう」

4月29日(水) 李相哲TV「金正恩、一体どんな状態なのか?」

李相哲氏:4月18日に金日成広場に建造物が出現した。これは今(世界で)金正恩の「追悼行事」の準備ではないかと言われている。
アメリカはこの2週間ほど最新鋭の偵察機を飛ばしている。
一方、韓国政府は一貫して金正恩重体説を払拭する情報ばかり流しているが、これは北朝鮮への忖度のためのガセネタと見る。金正恩が無事であれ死亡であれ、ここで余計なことを言うと、その後関係が悪くなるから。また、アメリカは韓国に情報を流していない可能性がある。韓国は半島で主人公ぶりたがっている。
ここまでの情報から、金正恩は手術を受け、一時は経過が良好だったとしても中国の医療チームが必要になり、救命措置を試みたが上手く行かなかった。死亡か意識不明かそこまで重篤でなかったとしても、今は何もできない状態で、かなり深刻な状態と見ている。

 

5月1日(金) 李相哲TV「北朝鮮異常兆候の数々、中朝国境でも異変!」

李相哲氏:中朝国境が緊迫している。①瀋陽のみならならず中国東北の各都市から中朝国境の丹東市(たんとう)と北朝鮮の最北端のクンシュン(?)までの列車を28日から3週間止めた。②丹東に戦車などを乗せた軍事車両を集結させている。(第39集団軍:中国解放軍の北部戦区〔旧・瀋陽軍区〕)③中国が脱北者を銃撃した。(知ってる限りでは脱北者には銃撃をしないという取り決めがある。既に中国への脱北者が急造しているという話もあるので厳しい取り締まりをしているようだ。)
北朝鮮では労働新聞の論説や評論などのワーディング(表現・言い回し)が4月9日以来変わっている。金正恩に言及しないか、金正恩に対する畏敬の表現がない。その他、金正恩が「業務」を行っていない数々の状況証拠がある。

 

5月1日(金) 言論テレビ(櫻井よしこ氏/ゲスト:西岡力氏、洪熒氏)

情報はここまで出ているものと重複するの省略。ここではその他の議論について注目する。

西岡力氏:今、アメリカと中国は「こっちの方が情報を持っている」と情報戦をやっている。シンガポールでの米朝会談以降、アメリカは北朝鮮を中国と切り離そうとしている。
北朝鮮内部には親中派もいる。しかし、金正恩は中国を警戒している。叔父の張成沢(チャン・ソンテク)は中国のような改革開放をやろうとしたので粛正された。シンガポール会談前はアメリカと中国両方を敵にすることはできないので習近平に頭を下げた。金与正が後継するとしたら、路線は金正恩と同じだから中国への警戒は続く。

洪熒氏:朝鮮半島に領土的野心を持っているのは中国のみだ。しかし、中国との関係は(距離をおくとも頼るとも)断言できるほどの証拠はない。2019年6月には習近平が国賓として平壌を訪問しており、北京を訪問した時は妻が習近平に健康問題で相談して薬を処方して貰っている事もある。
金与正が一時的に後継しても、彼女は「首領様」にはなれない。能力的にもそうだし、軍経験がないなど、経歴的な「資格」にも欠けている。

西岡力氏:金正日の時代では「飴と鞭」で軍部にはそれなりの「飴」が与えられてきたが、金正恩(と金与正)の時代になって配給も減らされ、粛正の恐怖で束ねてきた。軍人はかつてのような忠誠心は現在の指導者に対しては抱いていない。

西岡力氏:今、日本政府がやらなくてはならないのは拉致被害者の所在地確認だ。アメリカが攻撃するとしたら、そこ(所在地)を避けて貰わなくてはならないし、自衛隊が救出に向かうことになるかも知れないからだ。

 

5月1日(金) 朴斗鎮TV:金正恩身辺異常説で金政権に危機

朴斗鎮(パク・トゥジン)氏:北朝鮮中央通信TVのニュースを真似た金正恩死亡の動画が作られ、これが北朝鮮にも流入。国民だけでなくエリート層にも動揺が広がっている。

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画像は動画のキャプチャ

 

5月2日(土) 【北朝鮮】朝鮮中央放送「金正恩委員長が肥料工場の竣工式に出席」報道(画像と動画公開)

  • 北朝鮮西部の平安南道で1日に開かれた農業肥料工場の竣工式に参加したと報じた。朝鮮中央通信の詳報によると、竣工式には金正恩氏のほか党や軍の幹部、建設者、労働者など多数が参加したという。金正恩氏自らテープカットに参加し、群衆に手を振ったと伝えている。(日経
  • 聯合ニュース『金正恩氏が20日ぶりに公開活動 健在ぶり示す』に金正恩の画像あり。

5月2日(土) 李相哲TV:金正恩登場の写真を検証する(2020.5.2)

動画では、金正恩の画像を検証して金正恩が出席したのは「事実」と認定して解説。その中でリン酸肥料工場がある中西部の平安南道順川(スンチョン)についての説明が興味深いのでメモ。

李相哲氏:順川は平壌とも近い。この近くにはウラン鉱山もあり、リン酸肥料工場はアメリカ情報当局(CIA)もウラニウムの抽出をしているのではないかと見ている。リン酸の抽出過程でウラニウムの抽出も可能で、ただの肥料工場ではないことは過去に要人が頻繁に視察していることからも伺える。肥料工場の視察というと地味な行動に見えるが、今後更に核開発に拍車を掛ける可能性が高い。

5月3日 李相哲TV:金正恩再登場で何が分かったか(2020.5.3)

李相哲氏:動画や静止画を見ても、左脚を引きずっている。

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また、通常ならいるはずの崔龍海(チェ・リョンヘ)の姿が無く、代わりにその席に金与正が座っている。

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 (ブログ主註:チェ・リョンヘ=親中派で、かつては辻元清美とのツーショット写真も

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 以降仕掛かり中

 

5月3日(日) 【北朝鮮】南北軍事境界線で韓国側に数発の銃撃

  • 韓国軍合同参謀本部が発表したところによりますと、3日朝7時41分ごろ、南北の軍事境界線の中部にある韓国軍の歩哨所が、北朝鮮側から数発の銃撃を受けたということです。

 

5月3日(日) 【トランプ大統領】「彼が戻ってきて嬉しい」とツイート

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2019/12/05

【北海道】北海道の土地が危ない! 帯広市拓成町で朝鮮総連議長が来賓挨拶【虎ノ門ニュース(2019/12/05)】

以前のエントリー『【北海道】北海道の土地が危ない! 帯広市拓成町のその後』でご紹介しましたが、現在、拓成町で着々と中国による開発が進められています。

中国と書きましたが、実態は不明で、北朝鮮(朝鮮総連)やアイヌとも関係があるということは以前説明しました。

そのエントリーの中で2016年の産経新聞の記事をご紹介しましたが、そこに、2015年に「収穫祭」と称して朝鮮総連議長等が来賓として挨拶したことが書かれています。

今朝(2019/12/05)の虎ノ門ニュースにて、その時の動画が公開されたので、改めて記事にしておきます。(動画は1週間ほどで消えてしまうのでご覧になる場合はお早めに。)

 

まずは、前回ご紹介した産経の記事の冒頭部分をあらためて引用します。

  


https://www.sankei.com/premium/news/160509/prm1605090005-n1.html
【北海道が危ない(上)】中国生まれの「反天皇」農場主が帯広で170haを取得したのはなぜか? 朝鮮総連議長らにもお披露目し…

 

2016.5.14 13:00
 北海道は平成24年4月、水源地を売買する際、事前届け出を求める水資源保全条例を施行した。それから4年。道内の外国資本の動向を追う。

 (編集委員 宮本雅史)

 3月中旬の北海道帯広市。深い雪に包まれたJR帯広駅から道道216号線を南西へ約30キロ。日高山脈の麓、拓成町に入ると、戸蔦別川沿いに広大な農地が広がる。農場に沿って幅10メートルの道路が整備されている。さらに幅10メートルの作業用道路が敷設されているといい、セスナ機なら離着陸できそうだ。

 農場の入り口からコンクリートの敷石が敷設されたゆるやかな坂道を登ると、左右にグリーンやグレーのバンガロー風の建物が立ち並ぶ。奥にはL字型の建物が建設中だ。関係者によると、バンガロー風の建物は1階が寝室。居間は吹き抜けで2階はロフト形式。1棟に6人は住める広さで、建設費用は1棟1500万円ぐらいだという。

 従業員によると、農場ではヤマブドウやモモ、カキ、グミ、スモモなどの果樹類を育てているという。

 農場の経営者(73)は、複数の企業の会長職を務める地元財界の有力者。「これまでに(東京ドーム約36個分に当たる)170ヘクタールを買収し、最終的には400~500ヘクタールまで広げ、バンガローも年内には7棟建てる。いずれはヘリポートの建設も予定している」と語る

×  ×

 昨年10月31日、この農場に朝鮮総連の許宗萬議長や議長補佐、朝鮮大学校長、同大教授、それに横浜中華街華僑連合会長らが訪れた。名目は「収穫祭」への参加だったが、実質的には農場の紹介が狙いだったといわれる。地元メディアも同席したが、記事にはならなかった。

 農場の経営者は取材に天皇陛下をののしり、政府の農業政策を批判。「このままでは、日本人は食べるものがなくなってしまう。花崗岩を使った有機農法を進める。北朝鮮は花崗岩を使った有機農法をしているので一昨年、その調査に平壌に行った。朝鮮総連がおかしいというのは問題。自分たちとは同じ遺伝子だから、もっと理解していかないとだめだ」と力説し、「有機農法をやりたければ、ロシア人でも北朝鮮人でも受け入れる」と続けた。

 経営者は中国・済南生まれだという。「華僑に依頼して、農場でとれた農産物を売るルートを探っている。有機農法を勉強したいのなら、中国人にもただで教える。北朝鮮も中国もロシアも関係ない。バンガローは、有機農法に関心のある研究者らのための宿泊施設にする」と強調する。

(以下略)
©2016 The Sankei Shimbun & SANKEI DIGITAL All rights reserved.

 

朝鮮総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長は、先日のエントリーでもご紹介したように、今年の3月10日行われた北朝鮮の「最高人民会議」の代議員(=日本で言えば国会議員)に当選した在日朝鮮人5人の内の一人です。

以下、該当部分のみ引用します。

 

 選挙は今月10日に実施された。代議員は687人。それによると、在日朝鮮人は朝鮮総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長、南昇祐(ナム・スンウ)副議長、姜秋蓮(カン・チュリョン)副議長(在日本朝鮮民主女性同盟中央委員長)、朴忠佑(パク・チュンウ)在日本朝鮮商工連合会会長、韓東成(ハン・ドンソン)朝鮮大学校学長だという。朴在日本朝鮮商工連合会会長と韓朝鮮大学校学長は初めての代議員。任期は5年としている。

 

以下は、虎ノ門ニュースのキャプチャです。

 

問題のビデオ。これは有本氏が入手したらしく、市販されているものではありません。

 

20191205_tora8_01

 

パッケージに石碑のようなものが描かれていますが、これは以前ご紹介した石碑と同じもので、これ以外にも「アイヌ沢」と書かれた石碑やアイヌと朝鮮を関係づけるような説明板などもここにはあります。

 

20181210_obihiro05

 

下は「収穫祭」という名のお披露目パーティーのようなイベントで一番最初に挨拶に立った許宗萬(ホ・ジョンマン)議長です。番組でも有森氏が指摘していましたが、朝鮮総連は拉致とも関わっており、破防法に基づく調査対象団体です。

 

20191205_tora8_02

 

朝鮮総連が破防法による監視団体であることを問いただした、松原仁議員の質問主意書及び政府答弁はこちらのエントリー『【北朝鮮】松原仁議員の「朝鮮総連による対日有害活動等に関する質問主意書」に対する政府答弁』に提示しています。

 

 

  


 

 

 

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