【南京大虐殺】フランスのカーン記念館の”南京大虐殺”展示コーナー
フランスのカーン記念館(Mémorial de Caen/メモリアル・ド・カーン)とは第二次世界大戦とD-Day(ノルマンディ上陸作戦)に焦点を当てた戦争博物館ですが、そこには所謂 ”南京大虐殺” のコーナーがあり、フェイク写真が多く展示されています。
上の写真に「ぬまぼうず」氏のやり方を真似て説明をつけたのが下の画像。添付している写真がいつのものかは不明です。
ブログ主はこの展示を最近知ったのですが、実はこの展示に遅くとも2018年に気づいた方達が写真を検証し、直接博物館に抗議したり、国会議員にTwitterを通じて陳情した方達がいらしゃいました。
それについては別途整理する事にして、なぜこのような展示がなされているか、時系列に見ると...
◆2015年、「世界の記憶」に南京大虐殺が登録される
https://www.sankei.com/article/20160514-ZSO665BWQFIDXLE4J5OZCLQVLA/
産経:(中)なぜ中国は「南京大虐殺」を記憶遺産に登録しながら証拠開示を拒むのか? 「中国の旅」の影響なお
2016/5/14
>国連教育科学文化機関(ユネスコ)は昨年10月、中国提出の「南京大虐殺文書」を記憶遺産〔※〕に登録した。「大虐殺」を示す文書や写真などで構成されているとされるが詳細は明らかになっていない。中国が公開を拒んでいるためだ。
※ この記事の当時は「世界記憶遺産」と呼んでいましたが、英語表記は「Memory of the World」で、「遺産」という文字は無く、また、審査をする委員は文書保存の専門家で、登録物の内容までは責任を持っていない為、現在は「世界の記憶」と呼んでいます。
◆2016年、カーン記念館で南京大虐殺の展示、「世界の記憶」に登録後初
当時の報道を引用しておきます。ここに書かれている展示内容と現在の展示とでどれほど変わったかは分かりませんが、記事によると、博物館側がアジアに於ける第二次世界大戦の展示を企画し、中国側が提供した資料のようです。
https://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161125/frn1611251500007-n1.htm
ZAKZAK:フランスで「南京事件」展 遺産登録後海外初、中国側主張に共感狙う
2016.11.25
フランス北西部カンの「カン平和記念博物館」で、第二次世界大戦中の「南京事件」をテーマにした企画展が12月15日まで開かれている。中国が昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(記憶遺産)に関連資料を登録後、初の海外展示となる。欧米人の証言などを強調する内容で、中国の主張への共感を呼びたい狙いも垣間見える。 (カン 宮下日出男)
◆「残虐性」印象付ける
カンでの企画展「1937南京大虐殺 南京の6週間」は10月23日に開幕し、中国の「南京大虐殺記念館」が提供した写真270点以上や文書などがパネル展示されている。会場には遺産登録を告知するパネルも設けられていた。
会場では「犠牲者30万人以上」との中国側主張が改めて掲げられ、「日本軍に殺害された」とする遺体の写真のほか、2将校が日本刀で「百人斬り」を行ったとする当時の報道も展示された。日本兵から性的暴行を受けたとする若い女性や、「慰安所前に群がる日本兵」とする写真などもあり、日本軍の「残虐性」を印象付けようとしている。
展示はまた、「共通の証人」と銘打ち、当時南京に滞在していた欧米人に焦点をあてる。記憶遺産に登録されたという16ミリフィルム映像を撮影した米国人宣教師ジョン・マギーについては「危険を冒して日本の戦争犯罪の証拠を記録した」と説明。関連とみられる短い映像も流されていた。
このほか、「虐殺」に関する証言が同様に遺産登録されたとされる南京大学の米国人教授マイナー・ベイツ、シーメンス社南京支社長だったドイツ人ジョン・ラーベら欧米人や、「虐殺」を伝える欧米メディアの当時の報道の紹介にも大きなスペースが割かれた。
◆「戦勝国」地の利活用
カンは大戦中の1944年、連合軍を勝利に導く分岐点となるノルマンディー上陸作戦時の戦闘で町の大部分が破壊され、博物館は88年、その記憶をとどめるため開設された。「戦勝国」にとって象徴的な場所を活用しつつ、欧米人による南京での「正義と真実を守る」(展示記述)取り組みを伝え、中国の論拠の正当性を訴えているようでもある。
博物館によると、欧州だけでなくアジアの大戦中の状況も伝えるため、中国側の交流先を探した際、記念館側が応じ、展示物の相互紹介を提案。2014年に協議がまとまり、今回の特別展が実現した。博物館の資料の展示会も今後、中国で開く計画という。
◆「真実かどうかは別」
展示内容については、来館者に理解しやすいよう説明文の一部改訂を求めたが、中国側が基本的にすべて用意した。博物館のステファン・グリマルディ館長は産経新聞に、「(展示内容は)今の中国の視点であり、真実かどうかは別の話だ」と語った。
館長は「虐殺の歴史には各国の見方があり、どうしても対立をはらむ。議論があるのは当然」とも強調。博物館は日中開戦80年にあたる来年、「集団犯罪」に関する国際シンポの開催を計画しており、日本の歴史家にも参加してもらい、議論する考えを示した。
この時点では一時的な企画展だと思われていたようですが、2018年にこの記念館を訪問されたらしい方がTwitterに投稿されていた事から、そのまま常設展になっていたと思われます。
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