【ドールハウス工作】 No.311 あんみつのミニチュア【和菓子】
あんみつのミニチュアを作ってみました。
こんなの↓。
あんみつのミニチュアは下の図書にも掲載されていますが、寒天の素材、具(トッピング)の内容とか作り方はブログ主独自のものです。
粘土の着色は絵具ではなく、ダイソーの樹脂粘土を使っているのはこれまでの通りです。(粘土の表記についてはNo.268の記事、粘土の種類についてはNo.269の記事をお読み下さい。)
【ミニチュアあんみつの作り方ワンポイントメモ】
上の画像では寒天が見えませんが、ちゃんと入っています。
- 寒天(①): おゆまる(プラスチック粘土)を刻んだもの(下の商品画像の白?透明?の単品)
- 餡(②): 赤+青+茶(+モデナ) ダイソー粘土が硬く、モデナは色に余り影響を与えないので緩める目的で加えた。
- リンゴ(③): 白+黄+緑 黄色と緑はごく少量。
櫛形の皮をむいたリンゴを作り、同じ粘土を薄くのばして皮(兎の形)をハサミで切り抜いてリンゴに貼る。粘土が柔らかい場合、少し置いてからカットするとよい。硬化したら絵具で赤く塗る。
- バナナ(④): No.301の記事参照。
- サクランボ(⑤): 赤(+モデナ) 竹の枝先を柄にした。
- ミカン(⑥): モデナ+黄+赤/実際の混色は 黄+赤+白+モデナ で、作業はまずごく少量の黄と赤でオレンジを作って白で色を薄くし、量を増す&透明感を加えるためにモデナを加えた。
ミカンの形に粘土をまとめ、縫い針を押しつけて線を描く。
- 求肥(⑦): 白+赤(→ピンク)+モデナ、白+緑(→黄緑)+モデナ
- 器: 下記の商品の中の一つ。
盛りつけは、器に多目的ボンド(クリアータイプ)を希釈したものを楊枝ですくって垂らし、寒天を入れます。 (ボンドの希釈方法はNo.240の記事を参照して下さい。)
更にボンドを垂らし、トッピングを載せますが、トッピングは個々に木工用ボンドを付けて載せてもよいかと思います。
希釈したボンドは割とすぐに溶剤が揮発して元の濃度に戻ります。塗りやすい(垂らしやすい)というだけなので、注意して下さい。
クリヤー系ボンドについて ~GクリヤーとGPクリヤーの違い~
多目的ボンドはGクリヤーとかそういう名前の100均でも手に入るもので十分ですが、透明性や硬化の速さで上のようなウルトラ多用途S.Uはおすすめです。
Gクリヤーとは別にGPクリヤーというものがありますが、違いは後者はポリプロピレンやポリエチレンも接着できることです。ポリプロピレンは例えばクリアーファイルの素材で、このような柔軟性のあるプラスチックの多くはポリプロピレンです。あと、無印良品のケース類にポリプロピレンのシリーズがあります。→Googleのポリプロピレン製品の画像検索結果/ポリエチレン製品の画像検索結果
ウルトラ多用途S.Uは無印とプレミアムソフト、プレミアムハードという種類があり、無印はやはりポリプロピレンやポリエチレンの接着はできません。接着ができるのはプレミアムソフトです。(コニシのデジタルカタログ『ボンド DIY製品カタログ』←かなり使いづらい)
ミニチュア工作では、Gクリヤーとか無印S.Uくらいで十分かと思います。
最後に(接着が弱そうなものの補強&保護のため)ニスを塗ります。
粘土用ニス
粘土に限らず、こうした小さなものにちょこっとニスを塗る場合、タミヤのマニキュアタイプのニスが便利です。
ブログ主は粘土で作った個々の具材にもあらかじめニスを塗ります。(目立たないところに針を刺してそのまま硬化させると着色やニス塗りが楽です。発泡スチロールや掃除用のメラミンスポンジに刺して硬化を待つといいでしょう。)
これは、ニスを塗らないで余った具材などを保管しておくと、乾燥が進むのか、脆くなることがあるからです。
また、最後に補強のためにももう一度塗ることが多いです。
あんみつの場合、赤エンドウをコーティングしたかったのですが、求肥はツヤを出したくないのでツヤ消しニスを塗ります。但し、ミカンはツヤが欲しいので乾いてからグロス(ツヤだし)で上塗りしました。
透明のマニキュア(トップコート/100均で買えます。)はグロスの代用になります。
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