【ドールハウス工作】 No.280 ミニチュアおせち料理/(7) 栗きんとん/モデナペースト
今回は一の重の料理の内、前回ご紹介できなかった栗きんとんをご紹介します。(画像は以前の記事より再掲)
栗きんとんは参考にしているミニチュアフードの本とは違う材料で作ってみました。
この本は以前書いたように、パジコ社の製品(粘土「モデナ」やそれに着色するための絵具)で作成することになっているので、試しにモデナを購入するついでにカタログで紹介されていたモデナペーストというメディウムも入手してみました。
ねんど 樹脂粘土 モデナペースト |
そして、まずはどんな性質か知るために塗料と混ぜたりして実験してみたところ、栗きんとんのきんとんに使えそうと分かりました。
下はその実験結果です。
硬化前は不透明で、緩いフェイスクリームのような見た目ですが、硬化するとやや透明感を帯びます。(画像左)
と言っても、不透明のアクリル絵具と混ぜるとアクリル絵具がそのまま固まったような感じです。(中央)
使い方としては、白の絵の具を混ぜ、絵具の量を加減したら、生クリームやクッキーなどのアイシング(砂糖ごろも)なんかに使えそうですね。パンフレットの作品サンプルでタイルの目地剤のような使い方をしているので、2枚のクッキーの間に挟んだら接着できるんじゃないかと思います。
また、プラモデル用塗料のクリヤーイエロー を混ぜてみると、混ぜた直後はカスタードクリームのような感じですが、透明感が出てくるにつれて、きんとんぽくなりました。(右)
これでいけそうと分かって、モデナペーストに混ぜる塗料の量を変えて実験してみたところ、モデナペースト10gに塗料を2滴加えたくらいが丁度良いことが分かりました。
この「2滴」とは爪楊枝で垂らしたものですが、手持ちの塗料は何度か使っている内に濃くなっていたものに自分で溶剤を加えたので、この2滴が必ずしも新品の塗料に当てはまるかどうかは分かりません。
あと、特徴としては、硬化すると若干“ひけ”が生じます。(体積が小さくなります。)
【作り方ワンポイント・粘土の混色】
栗: 伊達巻きと同じ(伊達巻きで残った粘土)
【参考図書】
以下の本を参考にしていますが、このブログでは材料は基本的にダイソー樹脂粘土で、ブログ主独自の方法で作っています。
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