【ドールハウス工作】 No.233 ソーイングボックスのミニチュア(Miniature Sewing Box)
ソーイングセットのミニチュアを作ってみました。
こんなの↓。
箱のサイズは幅4cmです。
箱の中身を取り出すとこんな感じです。
ソーイングボックスは以前『【ドールハウス工作】 No.174 『水曜日はつくろいもの』/ソーイングボックスのミニチュア』でも作り、小物もいくつか被っていますが、簡単にご紹介すると...
- ピンクッションはバルサの丸棒を輪切りにして、上部を丸く削ったものに布を貼ったもの。まち針は虫ピンを短くカットしたもの。
- メジャーはPCのドローイングソフトでデザインして布(プリンターで印刷できるアイロンで接着できるタイプの布)にプリントしたもの。
- チャコペンシル(ピンク、水色)は爪楊枝。
- 目打ちはまち針を作った虫ピンの余りから。
- 糸巻きはミニチュア家具用の脚を利用して。
【追加画像】
- 刺しゅう糸は本物の刺しゅう糸(1本)を12mm幅くらいにループ状に巻いたもの。留めている紙の幅は1.5mm幅くらいの黒い折り紙。
- ボタンは樹脂粘土をポンチで型抜きしたもの。
- ハサミは100均のアクセサリーパーツ(チャーム)の丸カン部分をカットしたもの。
です。
これらの小物は以前からコツコツ作っていたもので、友人には半月ほど前に、こんな形にしてプレゼントしました。
今回作ったソーイングボックスのボックス本体や内箱はスチレンボード(詳細は後述します)で組み立てて、カルトナージュの要領で布を貼ったものです。
布の貼り方は『【プチ工作】牛乳パック・日本酒パックで簡単カルトナージュ【蓋付きの箱の作り方】(ブログ記事)』を参照して下さい。箱の底(裏)に貼る布だけは簡素化して底のサイズより一回り小さく切った布を直接貼っていますが、それ以外は全く同じです。
【便利な素材】1mm厚スチレンボード
スチレンボードとスチレンペーパー、紛らわしいのでこのブログでも度々説明していますが、改めて説明すると、違いは表面に紙が貼ってあるかいないかです。
一般的にはスチロール板に紙を貼ったもの(紙でサンドしたもの)がスチレンボード、スチロール板だけのものをスチレンペーパーと呼ぶのですが、スチロール板だけのものをスチレンボードと呼んでいるメーカーもあり、ネットショップで購入する際に商品説明が不十分だったりすると間違えやすいようです。(例えば、タミヤの『楽しい工作シリーズ No.196 スチレンボード 1mm 厚 B4サイズ (6枚入) 70196』を見ると、「スチレンボードではなくてスチレンペーパーでした」というような商品レビューが少なくありません。どこかの専門メーカーのOEMだと思うのですが、どうしてこのような商品名をつけたのか不思議です。)
5mm厚や10mm厚のスチレンペーパーはダイソーやセリアなどの100円ショップでも見つかりますが、中に気泡があったりして密度にばらつきがあり、断面が綺麗に出ないので注意して下さい。しかし、安いのは魅力で、ブログ主は目立たないところに100均のものを使ったりしています。
スチレンペーパーやスチレンボードは厚みがあってもカッターで簡単に切れるので、背景の壁などに使うと便利です。(→参考記事:『【ドールハウス工作】 No.255 100均フレームを使ったミニチュアガーデン/レンガ壁の作り方』)
上に掲載した画像のうち、3枚目の友人にプレゼントしたソーイングボックスでは2mm厚のバルサで箱を作っています。なるべく薄い木材で箱を組むには2mm厚までが限界だからです。(その後、1mm厚ヒノキ板でも箱を組めるようになりました。)
でも、スチレンボードなら1mmの厚さでもカットした断面がしっかりしているので、のり付けして箱を組めます。
たかが1mm、されど1mm
です。
しかも、上質紙が貼られているので、アクリル絵具などで色を塗っても発色が綺麗です。
本当は今回作ったソーイングボックスの内箱にも色を塗りたかったのですが、無塗装のままでも中に収めるには少しきついので、色を塗ったら塗料分厚みが出てしまうと思い断念しました。(作り直そうとしないところがブログ主らしい... )
上は1mm厚のスチレンボードをいくつか集めたものですが、サイズや枚数によって価格が異なります。ちなみにブログ主が使っているのは左端の光栄堂のものです。(Amazonより直接表示しているので、Amazonのサーバーが混み合っているときは表示されない場合があります。その時はWindowsのPCならF5を押すなど、このページを再読み込みしてみてください。)
なお、光栄堂のサイト(スチレンボードのページ)はこちらです。(トップページはこちら) 建築模型材料の専門店で、こちらでも直接購入することができます。ブログ主は模型店で購入しました。
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