【ドールハウス工作】 No.359 ちゃぶ台のミニチュア/cobaanii 『檜の丸ちゃぶ台』木製キット
前回に引き続き、『No.357 中秋の名月のミニチュア(2)』でご紹介したミニチュアの説明で、今回は「ちゃぶ台」のミニチュアをご紹介します。
下は以前掲載した画像の再掲です。より大きな画像や他の作品の画像はNo.357に掲載しています。
この作品に使用したちゃぶ台は実は木製キットなのですが、コースターなどで良いサイズのものが見つかったり、板を丸く切り抜くことができれば、自作は可能なので、ここではキットをご紹介すると共に自作する方法を説明します。
なお、ちゃぶ台は日本の住宅事情に合わせて脚を折りたたんで片付けることができる低いテーブルのことなので、天板は丸とは限りません。
まず、本物のちゃぶ台を、適当に見つけた商品画像を利用してご紹介します。
これは裏から見たところで、使うときには、脚(赤い丸/左右の「コ」の字型の部分)を立ち上げます。
これだけだと脚が倒れてしまうので、白い丸を付けた部分を起こして、“つっかえ”にして脚を固定します。
もう一つ、特徴としては周囲が「□」(幕板)で囲まれています。この□は天板の内側に描ける最大の四角形になっています。
ですから、ヒノキ棒で「□」状に枠組みして、その内側に脚を接着してから天板の裏に接着すればいいと思います。
作り方詳細は後述することにして、自作する際の参考になるので、まずキットをご紹介します。
コバーニ/cobaanii 『檜の丸ちゃぶ台』
実際に使用したキットは下のものです。(商品画像を直接表示しているので、販売終了や取り扱い終了の場合、表示されなくなります。)
檜の丸ちゃぶ台 :コバーニ 未塗装キット 1/12スケール WZ-009 |
その他、『和の造作』シリーズはこちら。
下は商品の内容物が分かるよう撮影した画像です。
このように未塗装で天板は2枚に分かれているので、まずは2枚に分かれた天板を木工用ボンドで貼り合わせる必要があります。
このままだと接着面が弱いのですが、裏から「□」状の幕板を貼るので補強されます。
ボンドがはみ出ると、その上には塗料が乗らない場合があるので、はみ出さないよう、爪楊枝などを使って薄く均等に伸ばしてから貼って下さい。
丸ちゃぶ台の自作方法
このキットの天板は直径75mm、脚の長さは25mmくらいなので、もし、丸ちゃぶ台を自作する場合、このくらいの直径の丸い板(厚さは3mmくらい)を探してみて下さい。
脚にするヒノキ棒は4mm角、幕板は2×5mmくらいがいいかと思います。
幕板の一辺の長さは下記のように計算できます。
中学生の数学で習ったピタゴラスの定理(三平方の定理)ですが、その辺の説明は飛ばして、薄く色を付けた「直角二等辺三角形」の各辺の比率が「1:1:√2」になることから、「半径×√2」で、「□」の一辺の長さが計算できます。
√2は1.141421356...(「ひとよひとよにひとみごろ」と覚えましたね。)なので、およそ1.4とか1.41として、「半径×1.41」で計算すればいいかと思います。
幕板を四角く組むときは、方眼付きのカッティングマットの上で、目盛りをガイドとして利用すればいいかと思います。
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