【ドールハウス工作】 No.255 100均フレームを使ったミニチュアガーデン/レンガ壁の作り方
現在、フォトフレームを土台にしたガーデンのミニチュアを作っているのですが、並行して壁掛けタイプのミニチュアを作りました。
こんなの↓。
カネゴン、気分はすっかりガーデナー。
斜め上から見たところはこちら↓。
小物は既にご紹介したもの(ピラミッドアジサイ、ジョウロ)や新たに作ったものもありますが、作りかけのガーデンとも共通しているので、後ほどご紹介することにして、今回は壁面(レンガの壁)の作り方をご紹介します。
今までもレンガの表現方法は何度かは説明しているのですが、画像も用意したので、一番簡単な方法をご紹介します。
レンガの壁の表現方法
ここでは作品にあるような、漆喰が剥がれ落ちて内側のレンガが見えている壁の表現方法を説明します。
上の画像は別の庭のものなので 5mm厚のスチレンペーパー を使用していますが、実際は 3mm厚のスチレンペーパー を使用しています。
また、漆喰部分(壁の表面)は1mm厚のスチレンボード(スチレンペーパーの両面紙張りのもの)を使用しています。
まず、レンガ部分を鉛筆で下書きします。
スタイラス(鉄筆)でレンガの形にけがき、目地を作成して、全体にジェッソを塗ります。
これが目地の色になるので、ここでは白のジェッソをそのまま使っていますが、真っ白すぎるという場合はアクリル絵具で色を付けてもいいかと思います。(アクリル絵具だけでも可)
上の画像は今回の作品で使用したものです。
好みのアクリル絵具をパレットに絞り出し、ボロ布を「タンポ」の要領で使い、レンガの表面に色を載せていきます。
ここでは最初に薄い茶色、次に茶色を叩いて自然にまだらになるようにしています。
ブログ主はTシャツの布を使っていますが、布の織り目で自然とムラになりレンガの雰囲気が出ます。ガーゼでもいいのではないでしょうか。
タンポとは石碑の碑文などを拓本にする時に使うものですが、ステンシルでも同じような手法を使うので、専用の道具もあります。まさしく「たんぽ槍」(牡丹槍/稽古用に刃を綿と布で包んだ槍)のような形の道具です。
余談ですが、秋田の「きりたんぽ」ってたんぽ槍に形が似ているからこう呼ぶのだそうです。
漆喰壁の表現方法
1mmのスチレンボードのカット面のみ(ボードを貼り合わせた後からでは塗りにくいので)先に色を塗り、5mmのボードの上に貼りますが、スチレンボードの“透け”が気になる場合は、貼り付ける前に5mmのボードの隠れる部分を黒の塗料で塗りつぶしておくといいかと思います。
最後に漆喰の雰囲気で塗装します。ここではアクリル塗料にセラミックスタッコを混ぜて質感を出しています。
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