(。◕‿◕。) ミニチュアガーデンに置くテーブルを作ってみました。
画像はちょっとピンぼけ ですが、デッキテーブルとか折りたたみテーブルとか、そんなイメージのものです。
壁掛け用に軽量化するために全てバルサで作っています。高さは5.2cm(脚の高さ5cm+天板の厚さ2mm)くらいと、テーブルとしては少し小さめです。
いつものように、設計図などは作らずに最初に天板の大きさをざっと決めてから、作りながら各パーツのサイズを計算して作っていったのですが、とても簡単なので、以下、作り方をご紹介します。
【材料】
- 2mm厚バルサ(通常8cm幅で60cmか90cm長の形でホームセンターの工作材コーナーで売られています。90cmで350円とかそのくらいの価格です。※)
- 工作用紙(型紙用)
- 木工用ボンド
※バルサの質感が嫌なら、2mm厚ヒノキ棒(板)が3mm幅、5mm幅、8mm幅などのサイズで同じく工作材コーナーに売られているので、こちらを使って下さい。
【作り方】
1.天板を作る
今回は45mm×38mmくらいのサイズにしたかったので、45mm×9mmの板を4枚(①)切り出し、カッティングマットの目盛りを利用してまっすぐに、少し隙間を空けて4枚並べ、ずれないようにマスキングテープで固定しておきます。
この状態で、3mm幅くらいの細い棒(ここではトレリスを作ったときに出た1mm厚の端材を利用しています。)で4枚の板を固定するように接着し、「すのこ」のような形にします。(②)
ここでは細い棒の長さは32mmくらいですが、天板のサイズを変えた場合は天板より6~8mm短く(3~4mm×2)すればいいので、大きさに合わせて調節して下さい。乾いたらマスキングテープを外します。
2.脚を作る
工作用紙を利用して脚を組むための型紙を作ります。今回は、50mm×32mmの矩形に、画像のように「X字」を描きました。
4mm幅で長さ65mmくらいの板を4枚切り出して型紙に当て、工作用紙の線を利用してカットする部分に線を引き、カッターでカットします。細長い平行四辺形の脚が4本できました。(③、③’)
型紙に合わせて脚を接着します。これでX字型の脚が2つできました。
3.天板に脚を接着する
1の天板を裏返して置いて脚を接着し、ひっくり返してまっすぐになるよう矯正して、そのままボンドが乾くのを待ちます。(あらゆる方向から確認して、ボンドが乾く前の弾力がある間にまっすぐに矯正します。)
この時、破線で示したような細長い板を2枚作り、先に脚2つを繋げた方が簡単かも知れません。この例なら、33mmくらいの長さになります。裏返して置いた天板の上に脚を接着します。
天板に脚を接着する方法は、テーブルのタイプは異なりますが、過去の記事『【ドールハウス工作】 No.94 テーブルの作り方【How to】』の【テーブルの脚の接着方法】を参考にして下さい。
4.脚の下方に横板を貼る
画像(④)のような板(5mm幅)×長さ40mmくらいを切り、脚に接着します。(ここでは1mm厚バルサの端材を使っています。)
5.塗装など
好みの色で着色します。脚の交差した部分はネジに見立てたデコパーツ(ネイルアート等に使う小さな半球型のパーツなど)を貼ってもいいでしょう。今回は短くカットした真鍮釘を差し込みました。
【補足/作業のこつ】
バルサを使う準備として、パーツを切り出す前に白のアクリル絵の具を多めの水で薄めたものを“両面”に塗って乾かし、表面にサンドペーパーをかけて下準備をすると、仕上がりに差が出ます。
左は、下の大きい板が下準備をしていないバルサ、上の小さい板が下準備を施したバルサです。(絵の具は木目を消さない程度にごく薄く塗っているというのが分かるかと思います。)
サンドペーパーは直方体の木片に両面テープで貼り付けて使うと力が均等に伝わります。
バルサをカットするのは通常のカッターで十分ですが、繊維に沿って割れやすいので注意して下さい。
コツは、一度に下まで深く切ろうとせずに、少しずつ切っていきます。また、切り終わり(板の端)ではスッと引かずに、ザクッと止めるように切り下ろすと欠けたりしません。
なお、バルサに限らず端材は取っておきましょう。
ミニチュア工作ではほんの小さな木片で作れるものも多いので、ブログ主は、端材をこんな感じでストックしています。
下記は今回のミニチュア工作におすすめのツールです。
■カッティングマット
左はブログ主が愛用しているクラフト用のものです。1cmのマス目の他、細かいマス目や円などの補助線が便利です。
模型などを扱うホビーコーナーで入手可能です。
■木工用ボンド
おなじみコニシの速乾性ボンドですが、右のプレミアムというのはノズルが細くて便利です。(中身は左のものと同じ)
ボンドはつけすぎないように、紙か何かに絞り出し、爪楊枝で塗ることが多いのですが、少量を絞り出せるので、直付けすることができます。但し、楊枝で均一にのばしてください。
口の部分が外せるので、右の白いボトルのボンドから詰め替えることができます。
左のボンドはやや割高(と言っても180円くらい)ですが、容器代と思って下さい。
■ステンレス直尺
バルサだけでなく、紙などをカッターで切る際、定規をあてますが、この定規は薄いので、正確にカットできます。(本来、定規にカッターの刃を直角に当てればずれないのですが、厚みのある定規だと注意を払わないとずれてしまいます。)
画像は15cmのストッパー付きのものを選びました。このストッパーは板の縁に合わせると縁から直角に計れるのであると便利です。
ストッパーは別売りされていますが、単独で定規とストッパーを買うよりセットの方が300円くらい安いので、定規単独(300円くらい)に300円ほどプラスした価格のセットのものをおすすめします。
■空研ぎペーパー
目詰まりしにくいのでこのサンドペーパーがおすすめです。ホームセンターでA4サイズが80円ほど。サンドペーパー類は100円ショップよりホムセンの方がお得です。
番手は画像の#240くらいのものがいいでしょう。
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