【小倉コレクション】日本にある朝鮮の文化財と返還問題
まず、前提条件として、日韓基本条約(1965年)には4つの付属する協定〔※1〕があり、その内の1つである日韓請求権協定の本質は、2国間の債権債務の相殺であり、日本側が朝鮮半島に残した文化財と日本に流出した文化財も含まれています。
※1: ①日韓請求権協定(日韓請求権・経済協力協定)、②日韓漁業協定、③日韓地位協定(在日韓国人の法的地位協定)、④文化財及び文化協力に関する協定
基本的に日韓請求権協定で債権債務の相殺を行い、特に文化財については④の、
第二条
日本国政府は、附属書に掲げる文化財を両国政府間で合意する手続に従つてこの協定の効力発生後六箇月以内に大韓民国政府に対して引き渡すものとする。
で終了しています。
その後に返還する文化財はあくまでも、個人や政府の好意に基づくものです。ましてや、個人が正当に持ち出した文化財に関しては、いくら韓国政府が欲しがっても、変換すべき道理はありません。
しかし、韓国政府は、未練たらしく、日本にある朝鮮半島の文化財を「返せ、返せ」としつこく言っていきます。
* * * *
以下の記事は韓国政府では無く、日本人が「返還すべき」と言っているだけですが、基本的に韓国政府と同じスタンスなので、記録しておきます。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/488756
東京新聞: その古代朝鮮の宝、日本の博物館が持っていて大丈夫? 天皇の品が同じ状況に置かれたら黙っていられる?
2026年5月18日 06時00分 有料会員限定記事
〈奪われた文化財 未完の戦後処理〉
私たちが博物館で鑑賞できる朝鮮半島の文化財の数々。その中に、植民地支配を背景とした不平等な取引や略奪、窃盗など不正な手段で流入したことが疑われる品もあることは、あまり知られていない。韓国側の返還要求に対して、日本政府は慎重な姿勢のままだ。「奪ったものは返す」という道理を妨げるのは何か。(中川紘希)
◆古代朝鮮の王にまつわる品が、なぜか東京国立博物館に
〔画像省略〕東京国立博物館を訪れた「韓国・朝鮮文化財返還問題連絡会議」の有光健世話人(右)ら=東京都台東区で
国宝などの逸品を所蔵する日本屈指の国立博物館、東京国立博物館(東博、台東区)。東洋館の5階に上ると、部屋の入り口に展示ケースがある。ライトアップされていたのは三国時代(4〜7世紀)の加那の「冠」。薄い金の板は静かに輝き、荘厳な雰囲気が漂っていた。
「東博の朝鮮に関する展示の象徴的な存在だ」。市民団体「韓国・朝鮮文化財返還問題連絡会議」の有光健世話人(75)が指摘する。説明文には「古代朝鮮で、金の冠は王の証(あかし)」とあり、国の重要美術品に認定されていた。
一方で王の品がなぜ東博にあるのかは解説されていない。有光氏は「本来は韓国政府が管理すべき品ではないか。それが日本にあるという事実は不当行為によって外部に流出した可能性が示唆される」と話した。
◆東博へ寄贈された「小倉コレクション」とは
展示室に入ると、紀元前の考古資料や三国時代の装飾具や武器、朝鮮時代(1392〜1910年)の美術品などが並んでいた。目立つのは「小倉コレクション保存会寄贈」と書かれた展示品の多さ。リストでは、約200点のうち「冠」を含め約70点がこれに該当した。
〔画像省略〕展示されている「冠」=国立文化財機構所蔵品統合検索システムColBaseから
小倉コレクションは、植民地期に朝鮮で電気事業により財をなした実業家、小倉武之助(1870〜1964年)が収集した膨大な朝鮮の文化財だ。小倉の死後の1981年、1110点が東博に寄贈された。名品ぞろいで、重要文化財8点や重要美術品31点が含まれた。東博は当時の資料で「朝鮮関係の陳列品はめざましく充実し、質量ともに他に傑出したものとなった」と歓迎した。
小倉は1964年に所有する文化財の目録を発行した際、「余は一介の門外漢にすぎないが、多年にわたり趣味嗜好(しこう)の赴くまま... 〔以下有料部分〕
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少し補足すると、小倉武之助(おぐら たけのすけ)が収集した美術品や文化財は、その領収書までも保存されているそうで、韓国側からいちゃもんをつけられる筋合いは無いとのこと。
個人所有から国立博物館所蔵に移ってから、韓国側は「返せ、返せ」としつこいのです。
違法に持ち出した事を証明できないからこそ、道義的な問題の様にして返還を促す反日人士が現れるのでしょう。
なお、「小倉コレクション」とは別に「大倉」財閥のコレクションもあり、こちらは「大倉集古館」という私立美術館が収蔵しています。
こちらも時折韓国から ”物欲しげな” 調査団が来ています。
尊大な乞食は相手にするべきではありません。つけあがるだけです。
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https://japan.hani.co.kr/arti/culture/17935.html
ハンギョレ: 日帝略奪遺物‘小倉コレクション’取り戻し 本格化
登録:2014-08-01 21:42 修正:2014-08-02 06:57
へムン僧侶、東京国立博物館に
盗難の疑いがある34点 所蔵中止を申請
回答なき場合は日本裁判所に提訴
「盗難・盗掘品の所蔵は両国にとって不名誉」
‘小倉コレクション’中の一部
日帝強制占領期間に日本が韓半島から持ち出した文化財の中で、最も重要な遺物に選ばれる‘小倉コレクション’の返還を求める訴訟がまもなく始まると見られる。
朝鮮王朝儀軌など海外搬出文化財の返還運動を展開しているへムン僧侶(文化財を本来の場所に戻す運動代表)は31日「小倉コレクションを保管している東京国立博物館に1日に文化財所蔵を中止せよという内容の‘調停申請書’を発送したが、20日までに回答がない場合、正式に日本裁判所に提訴の手続きを踏む計画」と明らかにした。 小倉コレクションは日帝強制占領期間に南鮮合同電気会社の社長だった小倉武之助(1896~1964)が1922年から1952年まで韓半島で収集した遺物1100点余りを称する。 この内39点が日本の国家文化財に指定されるほど、水準の高い文化財が含まれている。 これら文化財は小倉の死後‘財団法人 小倉コレクション保存会’が管理していたが、1981年に東京国立博物館に寄贈された。
この内、へムン僧侶が‘博物館が所蔵を中止して韓国に返還しなければならない’と要求しているのは、盗難あるいは盗掘の疑惑が濃厚な△‘朝鮮大元帥の兜’(写真)等、王室遺物9点△慶州金冠塚(キョンジュ・クムグァンチョン)出土遺物8点△釜山蓮山洞(プサン・ヨンサンドン)伽耶古墳出土遺物4点△慶南昌寧(キョンナム・チャンニョン)出土遺物13点などだ。
その中でも最も関心を集めているのは昨年10月に初めて一般公開された朝鮮大元帥兜、翼善冠(高宗(コジョン)が使ったものと推定)等、王室遺物9点だ。 へムン僧侶は「小倉の自筆手記によれば、これら文化財について‘李太王使用品、李王家伝来品’等と記録されている。 これらの物は当時、宮内部李王職(強制合併以後、朝鮮王朝の事務を受け持った日本宮内庁の所属官庁)で管理していたので、小倉がこれを収集したとすれば盗難品を買い入れたものと見ざるを得ない」と明らかにした。 これら遺物の中には、小倉が1964年に作成した目録で“閔妃(明成王后)が死んだところ(景福宮 乾清宮)から持ってきた」と記述した朱漆十二角床も含まれている。 この他にも「慶州金冠塚出土遺物など、朝鮮総督府が発掘した古墳出土品は全て朝鮮総督府博物館とその後身である国立中央博物館になければならない。結局、小倉が盗掘品を不法に取得したもの」とへムン僧侶は指摘した。
小倉コレクションは1960年代初めに韓-日国交正常化会談当時、韓国政府が日本に返還を積極的に要求したが、日本側は‘民間所蔵品’という理由で拒否した。 へムン僧侶は「日本最高の博物館である東京国立博物館が盗難・盗掘品を所蔵しているのは、韓-日両国にとって不名誉なこと」とし「博物館が今からでも誠意をもって我々の要求に耳を傾けなければならない」と話した。
東京/文・写真 キル・ユンヒョン特派員 charisma@hani.co.kr
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