【韓国/日本語狩り】「オデン」は「オムク」に、フグの「チリ(鍋)」は「マルグンタン(澄んだ汁)」
『産経新聞』の名物コラム「ソウルからヨボセヨ」で黒田勝弘氏が、韓国メディアが「おでん」を「オムク(어묵)」に、「フグちり」を「マルグンタン(맑은탕)」に呼び変えようとするキャンペーンを行っていると書かれていました。
オデンとフグ鍋の名称「国産化」を進める韓国 日本のイメージ消そうと躍起
ソウルからヨボセヨ
2026/1/31 07:00
... 冬の食ともいうべきオデンとフグ鍋にも韓国で近年、妙な変化があって気になっている。
いずれも日本ルーツで韓国に定着した料理だが、日本イメージを消そうと韓国化に懸命なのだ。味ではなく名称の国産化のことで例によって〝日本語狩り〟である。「オデン」は「オムク」に、フグの「チリ(鍋)」は「マルグンタン(澄んだ汁)」などと言い換えているのだ。とくにメディアがその先頭に立っていて、テレビ画面では店の人やお客は「オデン」とか「チリ」と言っているのに、字幕でわざわざ「オムク」とか「マルグンタン」などと書き直している。日本語は使うなというわけだ。...
* * * *
◆国語純化運動で魚肉の練り物→オムクと言い換え(「おでん」も含む)
まず、「オムク(어묵)」とは、関東人が「薩摩揚げ」と呼ぶ魚肉の練り物であり、煮込み料理の「おでん」(関西の方は関東炊きなどと呼ぶ)の事も指しますが、これは韓国の日帝残滓清算である『国語純化運動』で「魚肉の練り物=かまぼこの類い」を言い換えさせられたものです。
煮込み料理である「おでん」の具の大半は薩摩揚げ的なものなので、「かまぼこ→オムク」の言い換えによって、薩摩揚げもおでんもオムクと呼ぶのは理解できますが、「テレビ画面では店の人やお客は「オデン」とか「チリ」と言っている」というのは、韓国人がそう言っているのでしょうか?
ちなみに、「おでん」をそのまま韓国語で表記しようとすると「오뎅(オデン)」になるようですが、namu.wiki(韓国語版Wikipedia)を見る限り、「日本式オムク」を指すようです。

もしかしたら、観光で来日する韓国人が増えるにつれ、日本語(標準語≒関東語)である「おでん」が韓国語で言う「オムク」である事を知った方達が、「おでん(오뎅)」という言葉を再輸入し始めたのかも知れません。
ちなみに、釜山辺りの「おでん(オムク)」は日本のおでんに近い、様々な具が入ったもの(①)。一方、釜山以外... 例えばソウルのストリートフードである「おでん」は薄っぺらい揚げたかまぼこ(薩摩揚げ)をスープで煮たもの(②)の様です。
▼釜山おでん(①)
▼釜山以外の韓国おでん(②)
韓国の『国語純化運動』は主に1990年代~2000年初頭に行われたので、30歳未満の韓国人は、日本旅行をして母国語で「オムク」と呼んでいたものが実は「おでん」であると知って、「おでん」という言葉を逆輸入しているのかもしれません。
興味深い動画も見つけました。
30代位(?)の女性が、ハルモニ(祖母)がおでんだか薩摩揚げだかを「テンプラ」と呼んでいたと話しています。
ブログ主は関東の人間なので大人になるまで知りませんでしたが、九州に近い西日本(?)では、関東人が「薩摩揚げ」と呼ぶものを「テンプラ」と呼んでいる様です。
この方のおばあさんの出身が気になりますが、薩摩揚げをテンプラと呼ぶ西日本の影響を受けた地域(南部朝鮮?)の出身なのでは?と想像します。
そもそも「テンプラ」も語源はポルトガル語ですしね。
◆台湾では薩摩揚げを「テンプラ」と呼び、おでんを「関東煮/オーレン/テンプラ(甜不辣)」と呼ぶ
※「オーレン」の語源は日本語の「おでん」
ここまでを(関東人目線で)整理すると、
- 薩摩揚げ(魚肉の練り物):【韓国】オムク(元は「カマボコ」だが、国語純化運動による)、【台湾】テンプラ(西日本由来?)
- おでん(煮込み料理):【韓国】オムク(国語純化運動による)、【台湾】関東煮(西日本由来?)/オーレン(関東由来?)/テンプラ(西日本由来?)
という事になります。
地理的に、台湾語や朝鮮語が西日本語(西日本文化)に影響を受けた〔※〕のは容易に想像できます。関東人は「テンプラ」と言ったら、下の画像の様な小麦粉の衣をつけて揚げたものしか指しませんから。
※関東語では「置屋」と呼ぶ、売春婦や芸妓の元締めを韓国語では「検番/券番」と呼ぶ。

ブログ主は、若い韓国人が、(メディアが日本由来である事を隠そうとするほど、)知的好奇心が強くなり、国語純化運動以前の語源に拘りだしたのではないかと思います。
◆マルグンタン(맑은탕)=澄んだ汁
「맑은탕」で画像を検索すると、確かに白っぽいスープで煮込んだ鍋物が表示されます。韓国の「鍋料理(=チゲ/찌개)」を画像検索すると、”真っ赤っか” の鍋物ですから、澄んだ汁は「湯(=タン/탕)」と呼んで区別するのでしょう。
実際に「맑은탕」を検索すると、AIの回答ですが、下のような説明が表示されます。
>澄んだスープ(またはちり)は
唐辛子粉やコチュジャンを入れずに、塩や醤油、魚醤で味付けをし、材料本来のさっぱりとしたさっぱりとしたさっぱりした味を生かしたスープ料理のことです。 メウンタンの反対の概念で、主に白身魚や海産物、野菜などを入れてきれいに煮出します。
原文: 맑은탕(또는 지리)은
고춧가루나 고추장을 넣지 않고, 소금이나 간장, 액젓으로 간을 하여 재료 본연의 담백하고 시원한 맛을 살린 국물 요리를 말합니다. 매운탕의 반대 개념으로, 주로 흰살생선이나 해산물, 채소 등을 넣어 맑게 끓여냅니다.
주요 인기 맑은탕 종류 및 특징
日本語では、味噌味だろうが醤油ベースのダシ味だろうが、「鍋(鍋物)」という大分類がありますが、韓国語の「チゲ」は「濁ったスープの鍋物」であるために、白っぽいスープの鍋物は「タン」と呼んで分類するのでは? と想像します。
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