【スイス】「駅 to 駅」の「Reisegepäck(ライゼゲペック:旅行荷物)」サービスはなぜ無くなったのか?
JR東が新幹線を使った手荷物輸送サービスを始めるそうです。 〔記事後述〕
駅で荷物を預けて別送するという話かと思ったのですが、要するに現在トラックが担っている宅配サービスの輸送手段への参入です。
最初にブログ主が勘違いしたのは、現在、インバウンド公害の1つである、外国人旅行者が大きな荷物を新幹線などに持ち込むことが解消されるかと喜んだからですが、そうではないようです。
嘗て日本には「チッキ」というシステムがありました。... いや、利用した経験はないのですが、意外と最近まであった事に驚きです。
チッキ: 【岩波国語辞典】鉄道旅客がその乗車券を使って送る手荷物。また、その引換証。「―で送る」
【広辞苑】(checkの訛)旅客が旅行に必要な物品として、乗車券を呈示し手荷物を託送するサービス。また、その荷物や引換証。国鉄では1986年廃止。
チッキに似たシステムが数年前までスイス国鉄にありました。「Reisegepäck(ライゼゲペック:旅行荷物)」というサービスで、これはバス(スイスではポストバス=郵便バスと呼ぶ)とも連携していて、駅で荷物を預けると、目的地の駅またはバス停(但し郵便局)で最長3日間預かってくれるという、大きな荷物を持って移動する旅行者には助かるものですが、数年前に廃止... 正確には宅配サービス的なものに発展して、「駅 to 駅」のサービスでは無くなりました。
以前から、なぜ「駅 to 駅」のライゼゲペックが無くなったのか疑問に思っていましたが、原因は採算が取れないからの様でした。
一番最近の料金は12CHF(12スイスフラン)で、現在の為替レートでは2,300円くらいですが、物価を考えたら1,000円くらいの価値です。調べたら、現在、スターバックスのトールサイズのラテが7.00フランで1,200円だそうです。日本では500円くらい?
従来のライゼゲペックがあったときは、出発駅で荷物を預け、旅行者は大抵「スイス・パス」という乗り降り自由なチケットを購入しているので、手ぶらで途中下車して観光をし、目的駅に着いてホテルを見つけた後で駅に戻って荷物を引き取る... なんてことができたのですが。
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▼グラウビュンデン州のマロヤ(Maloja)バス停。建物は郵便局〔1999年〕 スイスのバスは郵便馬車が発展したものなのでバスは郵便局から郵便局へと郵便物を運ぶついでに人間も運ぶ。
▼マロヤ宛てに送った荷物の荷札(右下)。行き先が「maloja Post」になっている。マロヤには画家のセガンティーニが晩年住み、アトリエが残っている。
ブログ主がマロヤ宛てに荷物を送ったときは、郵便局前に無造作に荷物が置かれていた記憶。1999年頃ならそれでも良かったのでしょうが、恐らくスイスもその頃よりは治安が悪化して、郵便局内で受け渡しをしなくてはならないなど、コストが掛かるようになったのでは無いかと想像します。
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以下は関連記事。
https://news.yahoo.co.jp/articles/82d515e6cf55053d6ce37167c8516a37210f7e32
東北新幹線で「旅客が乗れない新幹線」2026年3月デビュー! 「つばさ」から転じた「白い新幹線」の正体とは
2025/12/09 鉄道コム
JR東日本は12月9日、「荷物専用新幹線」を、2026年3月23日から運転すると発表しました。...
荷物の積み下ろしは、駅ではなく車両センター(車両基地)で実施。AGV(無人搬送車)を導入し、車両センター内の自動搬送を実現するとしています。...
JR東日本はあわせて、他事業者と連携したサービス展開も発表。JALグループと連携した新サービス「JAL de はこビュン」を2026年1月中旬に開始し、シンガポール、クアラルンプール、台北、香港へサービスエリアを拡大する予定です。また、2026年度には、日本郵政グループとの協業も開始する方向で検討しているといいます。
以下の記事はスイス国鉄のライゼゲペックを利用できる駅が減ったという記事の機械翻訳。
https://www.blick.ch/wirtschaft/dafuer-empfehlen-sie-den-teureren-haustuerservice-sbb-streichen-gepaeckaufgabe-in-100-bahnhoefen-id8467940.html
SBB streichen Gepäckaufgabe in 100 Bahnhöfen
SBB、100の駅で手荷物預かりサービスを廃止
公開:2018年6月7日 19:00
更新:2018年10月12日 15:58
SBBは、6月5日付で400か所あった手荷物預かり所を100か所削減しました。その代替手段として、ドア・ツー・ドア・サービスを利用することを推奨していますが、その料金はかなり高額です。
「6月5日より、『駅間手荷物』サービスは、約400駅から260駅に削減されます。」この通知は、SBBのウェブサイトに掲載されていました。どの駅が影響を受け、今後このサービスを提供しなくなるのか、顧客には知らされていません。
特に高齢の乗客や家族連れは、このサービスを好んで利用しています。自宅の最寄り駅で荷物を預け、別の駅で受け取るというものです。そのための12フランの手数料も、喜んで支払っています。...
閉鎖の理由は、年間200個未満の荷物しか預からない「利用率の低い」駅にある。サービス削減の目的は、コスト削減である。CH-Direct が保証しているように、140駅ではなく「わずか」100駅が荷物サービスを閉鎖する。
SBB は、新しいサービス「ドア・ツー・ドア」または「ドア・ツー・駅、駅・ツー・ドア」サービスを提案しています。しかし、このサービスを利用するには、顧客はより多額の費用(ドア・ツー・ドアの場合は 40 フラン、手荷物 1 個あたり 12 フラン)を支払う必要があります。「駅・ツー・ドア」の場合、このサービスの費用は 25 フラン(手荷物 1 個あたり 12 フラン追加)です。
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調べたら、現時点(2025/12/09)で、ヤマト運輸を利用して「羽田空港から東京都23区内のホテルに送る」場合、160サイズで5,180円/個だそうで、JRも、ホテルでも手配できるヤマト運輸と提携したら、受付箇所が増えるので良いのではないかと思うのですが... 。
列車やバスの車内にスーツケースを持ち込む外国人旅行者の問題を解決するために、使いやすい方法を考えて欲しいですね。
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