【ハングル】「紺色(감색)」は「柿の色(감의 색)」?
たまたま「X」のTL(タイムライン)に面白い投稿があったのでメモしておきます。
何故この方が「紺」を「茶色とオレンジが混ざった色」と誤解していたのか?、と思い調べたら、韓国語の「감(紺)색(色)」の「감」は「カン」と発音し、「柿」の意味でした。
この方が男性か女性かは分かりません。(一般的に、女性の方がファッションに関心が高いので色名を多く知っているそうです。)
そして驚くのは、この方の投稿は8千以上の「イイネ」がついて、4千以上もリポストされています。引用した投稿も9千近くの「イイネ」が付き、3千以上リポストされています。
この様な ”語感” による誤解は恐らく別の国にも起こるのでは無いかと思います。
実はブログ主は子供の頃に「チャコール(charcoal)グレー」という言葉を知って、しばらくの間、「茶色っぽい灰色」だと勘違いしていた事があります。「チャコール=木炭」を知らずに「チャ=茶」の連想からくる誤解でした。
ブログ主の誤解が一般的かは分かりませんが、「カン=柿」から来る誤解とロジックは同じです。
『日本語と外国語』(鈴木孝夫 著/1990)は言語学に興味がある人には良く知られた本ですが、「orange cat」(オレンジ色の猫)という言葉を扱っています。「orange cat」で画像検索をすれば分かりますが、日本語では「茶トラ」という種類の猫です。が、「茶トラ」は縞模様も含む表現で、単純に日本語で色だけ表現したら「薄茶色」とか「赤茶色」だと思います。
しかし、「オレンジ色の猫」から来る語感は「ネーブル」とか「温州ミカン」の色だと思います。単純に英語の小説などで「オレンジ・キャット」という表現を見たら、変な色の猫だな... と思うのではないでしょうか。
この様な「色」だけに限っても、語感による異文化間の誤解はブログ主には興味が尽きません。
* * * *
では、韓国の方は紺色を普段はどの様に呼んでいるのだろうか?、と思ったところ、『中央日報』のコラム〔[우리말 바루기] ‘곤색’은 무슨 색?〕を見つけました。
韓国語が分かる方は原文の方が分かり易いと思うので、原文を引用しますが、
>어두운 남색, 즉 검은빛을 띤 푸른색을 흔히 ‘곤색’이라고 하지만 이는 감(紺)의 일본 발음 ‘곤(こん)’에 우리말 색(色)이 합쳐진 말이다.
機械翻訳: 暗い藍色、すなわち黒色を帯びた青い色をよく「紺色」と言うが、これはカム(紺)の日本発音「ゴン(こん)」に韓国語の色(色)が合わさった言葉だ。
想像するに、漢字を使っていた頃は「紺」と書いて、「カム(朝鮮語発音)」と実際の 紺色 という視覚イメージを結びつけていたのだと思います。しかし、漢字を使わなくなって朝鮮語発音の「カム」だけになってしまった為に、「カム+色」では、 柿色 と同じ発音になるので、「藍色」を意味する「남색(ナンセイ)」で代用する様になったのではないでしょうか。
機械翻訳は意訳するので「남색」が「藍色」と訳されたからと言って、「남」が「藍」という漢字に該当するわけではありません。記事によると、漢字「藍」は朝鮮語では「람(ラム)」との事で、これは日本語の音読み「ラン」から想像がつきます。植物の「藍(アイ)」は朝鮮語では「쪽(チョク)」と呼ぶそうです。
>한편 ‘남색(藍色)’의 ‘람(藍)’은 ‘쪽’이라는 풀을 말하며, 이 쪽에서 나온 색이 남색이다.
機械翻訳: 「藍色(藍色)」の「ラム(藍)」は「チョク」という草のことで、こちらから出た色が藍色だ。
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