【他責文化】我が国の政治が上手くいかないのは日本人の訳語「大統領」という言葉のせいだ!
面白いコラムがあったのでご紹介します。
なお、最初に書いておきますが、コメント欄は批判が多く、コラムの中で説明されている「大統領」の語源についてもツッコミが入っています。
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https://www.chosun.com/opinion/column/2024/12/25/5I2WLG3N4RFARJJQC5L75KOQFQ/
[ジョン・ウサンコラム] 「プレジデント」はどうして日本語「大統領」になったのか
2024.12.25
英国や日本のように王と政治指導者が分離された立憲君主国家を除けば、ほとんどの国家で王朝の末路は悲惨だった。〔この後、フランスのルイ16世等、他国の悲惨な王の末路の例が紹介される。〕
一方、朝鮮王朝は植民地支配によってある瞬間、目の前から蒸発した。そのため高宗と明成皇后は打倒の対象ではなく、悲運の記憶として残ることになった。36年の植民地支配が終わると、朝鮮民衆は王の代わりに大統領という見慣れない名称の指導者を選出することになった。その後80年近く民主共和政のリーダーを直接選んできたが、「偉大な首長」を意味する大統領という言葉が持つ重みに押し潰されてきた。我々は共和政のリーダーを選んでいるのか、現代の君主を推戴しているのか。大統領、大統領として崇め続けられると、その指導者は知らず知らずのうちに「選出された君主」へと変質する。ここに韓国大統領制の悲劇が始まる。
漢字文化圏の国の中で大統領という用語を使う国は韓国と日本だけである。中国は総統やリーダーと呼ぶ。英語のプレジデントが大統領ではないのかと言うかもしれないが、そうではない。プレジデントは本来、司会者、議長という意味である。アメリカは権威的な意味を排除するため、建国当初からプレジデントと呼んだ。アメリカでは国家指導者も、企業会長も、生徒会長やスポーツクラブ会長もプレジデントである。
▲〔画像省略〕 1858年の日米修好通商条約で日本は米国のプレジデントを大統領と表記した。日本政府の公式文書に「大統領」という用語が初めて登場したのはこの時であった。
1853年に黒船を率いて江戸湾に到着したペリー提督はフィルモア大統領の親書を持参した。日本は親書の「プレジデント」をどう解釈すべきか悩んだ。当初は君主、王と言おうとしたが、「侍の頭領」という意味でも使われていた統領(または頭領)に「大」を付けて「大統領(だいとうりょう)」という言葉を作った〔※〕。偉大(大)という極尊称の意味も込めた。哲学、科学、社会といった英語が漢字語に転換される過程だったが、大統領は誇張され歪曲された造語だった。1858年の米日修好通商条約では公文書として初めて「アメリカ合衆国大統領」が使用された。
※大統領の語源は大工の「棟梁」というのが通説。
一方、1882年の韓国と米国の修好通商条約では、大統領ではなくプレジデントの発音を漢字でそのまま転写し「伯理璽天德」を使用した。しかし民主主義を知らなかった日本が急造した言葉「大統領」は、臨時政府を経て韓国憲法にそのまま採用された。民主国家アメリカの「プレジデント」が太平洋を渡り、王朝を思わせる「大統領」となったのである。大統領という言葉は日本が作ったが、「大統領」と呼ばれる指導者が君臨し統治する国は韓国だ。皮肉な話である。アメリカ、フランス、メキシコ、チリ、ロシアは発音は多少違えど、単にプレジデントである。
大統領制の有効期限が尽きたという声が溢れている。行政権力と立法権力が不和を起こした時に発揮された政治と妥協の知恵も、今や枯渇した。両極端の支持層だけを狙うYouTubeアルゴリズムが民主主義を崖っぷちに追いやった。民主的指導者を選出しておきながら王の権威を与え、5年後には処刑・追放という刑罰を下す。殺害されたり、自ら命を絶ったり、拘束されたり、流刑地でソーシャルメディアで暇をつぶす。大統領免許停止事件がスピード違反、居眠り運転で終わるかと思いきや、飲酒運転が追加された。スピード違反は免許停止で終わり、居眠り運転は免許取消処分を受け、飲酒運転は処分待ちだ。
▲〔画像省略〕1882年の朝米修好通商条約原文には、米国のプレジデントを漢字式発音で伯理璽天徳と表記した。
既存秩序の崩壊は新たな秩序を作る機会だ。しかし権力の八分の一の尾根に立ったような民主党には、まったく耳を貸さないだろう。そうして権力を握ったとしても、5年間ずっと「犯罪者大統領」というレッテルで国が二つに割れ、5年後には前任者たちのように処刑・追放を免れにくいだろう。改憲のような大げさな言葉も必要ない。今や涙と血でぐちゃぐちゃになった大統領の代わりに、我々の指導者を本来の意味の「プレジデント」と民主政にふさわしい国家議長、国務議長と呼んでみてはどうだろうか。日本が166年前に急造した「大統領」という言葉の沼に陥り、民主政と封建王朝の間で我々だけがもがき続けている。
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要するに、民主主義など知りもしない日本人が作った、権威主義的な訳語「大統領」のせいで、我が国の大統領が王様の様な振る舞いをするのだ、という事を言いたいようです。
当然のことながら、コメントで、「いや、言葉の問題なんかじゃないだろ... 」というツッコミが入り、「大統領」の語源に関しては日本の『日経新聞』のコラムのURLまで貼っている方がいたので、ここでもご紹介します。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDB30003_Q2A031C1000000/
日経:「大統領」の語源は大工の棟梁 米国トップの訳語の秘密
2012年11月6日
〔前略〕「President」が「大統領」となったきっかけをつくったのがペリーです。1853年(嘉永6年)、ペリーはフィルモア大統領の親書を携えて浦賀に来航しました。このとき、幕府の役人たちは「President」をどう訳すかで頭を抱えました。当時、日本は鎖国中で海外からの情報が制限されており、米国の政治制度についてもあまり詳しくなかったからです。大統領は選挙によって選ばれますが、日本には選挙で民主的に選ばれた権力者がいなかったこともあり、ぴったり当てはまる日本語が見つかりませんでした。
いろいろ議論した結果、President=国王という案が出ましたが、ペリーとの交渉役を務めた日本側全権大使の林大学頭が待ったをかけます。林大学頭はフィルモア大統領の経歴については十分調べていたようで、「フィルモアは町人の出であるから王位で呼んではならぬ」などと主張しました。
これで議論は振り出しに戻りました。
こんどは町人のなかで偉いのは誰かということになりました。頭、親方、旦那、元締、棟梁……。多くの候補のなかから最終的に残ったのが「棟梁」で、これが「大統領」の語源となったという説が今のところ有力なようです。「棟梁」とは「大工のかしら」のことで、家を一軒建てることができるから偉い、という意味で尊敬される身分でした。
もっとも米国のトップに対して「大工のかしら」とそのまま呼ぶのはどうかということで、「棟梁」を「統領」に置き換え、さらに日本の将軍と釣り合うように「大」の文字を冠しました。こうして「大統領」という呼び方が生まれたようです。ちなみに、「統領」は「統(す)べおさめること。また、その人。統御者。かしら。首領」(広辞苑第6版)を表す言葉で、「棟梁」「頭領」も同様の意味を持っています。 〔後略:異論も紹介されている〕
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