韓国における中国人、日本における韓国人
韓国の左派メディア『ハンギョレ』が興味深い記事(ルポ)を書いていました。
「光復80年、韓日国交正常化60年」のシリーズ記事らしく、「(1)オールドカマーとニューカマー」と題した記事です。
日本に於ける在日コリアンは大きく分けて、日本統治時代に渡日して戦後も日本に住み続けることを選んだ「オールドカマー(old comer)」と、戦後、大韓民国が成立してから来日した「ニューカマー(new comer)」に分かれます。
大抵のニューカマーは、比較的最近、留学や就職などで来日された方で、堂々と朝鮮語名を名乗っていらっしゃいますが、このニューカマーとオールドカマーの中間に属するニューカマーもいます。
解放(1945年8月)直後、南朝鮮/大韓民国では食べていけずに、或いは徴兵逃れをしようと日本に密航してきた韓国人や、大韓民国がある程度復興しても、日韓の経済格差の為、日本に住む親戚などを頼って来日(観光ビザで来日してそのまま不法滞在)した、オールドカマーとニューカマーの中間的な存在で、なし崩し的〔※〕に合法的な在日韓国人になった人達です。
※日本政府は、国内に家族がいるような密航者は比較的寛大に在留を認めた。
まずはその記事の一部をご紹介します。
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1200799.html
일본 불법체류 한국인 고단한 노동…2000년대 이후 다양한 정착
機械翻訳: 日本における不法滞在韓国人の過酷な労働…2000年代以降の多様な定着
https://japan.hani.co.kr/arti/international/53410.html
光復80年、韓日国交正常化60年
(1)オールドカマーとニューカマー
2025-06-07
〔前略〕寿〔※横浜市〕1丁目から2丁目に位置する「ドヤ街」は、1965年の韓日国交正常化以降に日本に来た韓国人を称する「ニューカマー」が一番最初に集団居住地を形成した地域とされる。韓日国交樹立後も、韓国政府が海外旅行を自由化するまでの約20年間、日本に行ける韓国人はごく少数だった。ほとんどが日本人との結婚を通じてビザを取得したか、大きな危険を冒して密航船に乗った人たちだった。
1989年に海外旅行の自由化措置が行われ、事実上この時から「韓国人ニューカマー」の歴史が始まった。一般の人に合法的な日本入国の道が開かれると、「短期観光ビザ」を取得し、不法滞在(オーバーステイ)を覚悟して日本に出稼ぎに来た労働者がその先頭に立った。特に寿町にはオーバーステイを問わない日雇い労働市場があったうえに、まずこの地域に位置した済州出身の「オールドカマー」がニューカマーに架け橋の役割を果たしたものとみられる。日本在住の女性学者の高鮮徽(コ・ソンフィ)さんは著書『日本に出稼ぎに行った済州島人』(北済州文化院刊、韓国語原書)で「寿町への韓国人の流入は済州島人から始まり、中華食堂街の在日済州島人コミュニティと関係が深いと言える」と説明した。〔... 〕
韓日国交正常化によって、平凡な韓国人が日本に合法的に入国する道が開かれてから60年。ニューカマーが日本に本格的に定着して35年が過ぎたが、依然として課題は残っている。特にニューカマーは歴史問題から相対的に自由だが、韓日政府の間で対立の溝が深まる度に、新大久保の通りなどに集まった韓国人社会は影響を受けている。2012年当時、李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島(トクト)を訪問した直後、日本の右翼勢力が新大久保に集まって反韓デモを行ったのが代表的な事例だ。日本国内の一部極右主義者が元日本軍慰安婦の象徴である「平和の少女像」などを問題視して行うヘイトスピーチは今も続いている。
* * * *
観光ビザで来日して、そのまま不法滞在~定住化したのですが、最後は何故かお得意の「被害者ムーブ」... (苦笑
ところで、現在、韓国では「反中デモ」が盛んに行われています。
中国という国に反発するのみならず、観光ビザ(あるいはビザ無し渡航)で来韓し、そのまま逃げてしまうような中国人や、韓国で犯罪行為を行う中国人を批判するデモです。
日本でも中国は嫌われているし、法の網の目をくぐって日本の社会保障などを食い物にする一部の中国人は批判されているので、韓国人の反中感情は理解できるし、デモに対してもシンパシーを持ちます。
しかし、日本で所謂「嫌韓デモ」が「ヘイトスピーチ禁止法」が作られたきっかけの1つになってしまった事から、韓国での反中デモは危ういな... と思っていました。
特に五星紅旗(中国国旗)を引き裂いたりする行為は、いくら中国が嫌いでも、ブログ主は批判します。こういう感情が日本に向けば、彼らは容赦なく日章旗や旭日旗を引き裂くでしょう。
案の定、今、韓国版「ヘイトスピーチ禁止法」の様なものが制定されようとしています。
韓国人は、「主張が正しければ、行為が正当化される」と思っている節があります。
以前、『赤い水曜日』という本で慰安婦問題を書いた著者が、その本の中で保坂祐二氏という反日の元日本人を揶揄する様な事を書いたらしく、名誉棄損で訴えられました。著者はそれが不満で、自分の主張が正しいという事を、保坂祐二の勤務する大学前で訴えていましたが、主張が正しいと言う事と、本の中で書いた事(表現)が名誉棄損に当たるかどうかはまた別の話です。
その事を言っても、本の著者を支持する方達にはブログ主の意図は通じませんでした。
反中デモに関しては、韓国語が分からないので、プラカードに書かれている文言までは分かりませんが、以前、「中国人留学生はスパイ」と書かれた横断幕を見て、日本ならこれは一発アウト(レッドカード)だなw と思った事もあります。
韓国は「嫌悪表現」には日本とは比べものにならないくらい寛容だというのは、日本人は良く知っています。自治体が堂々と「No Jaoan」の旗を掲げたりするくらいですから... 。
まぁ、面白いけど、日本なら、一発アウトですw
日本に不法滞在目的で韓国人が来た時代と現代とは時代が違うと言えば違うのですが、現代の韓国における中国人は、数十年前の日本における韓国人の姿です。
日本人が言えば「ヘイトスピーチ」、自分達が言えば「正当な抗議」みたいなのは、まさしく「ネロナンブル」です。
※「ネロナンブル(내로남불)」は、韓国語の造語で、「自分がやればロマンスだが、他人がやれば不倫」という言葉を略したもの。「自分に甘く他人に厳しい」ダブルスタンダードを揶揄する表現。
もう一度繰り返しますが、中国人が韓国で行っている事は批判されてもしかたがありません。その批判にはブログ主も同調します。
但し、中国人は、嘗ての自分達を映し出す ”鏡” だという事も思い出してください。
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