【韓国】負の遺産?「慶熙宮 防空壕」
前回のエントリーでご紹介した『キムチわさび』さんの動画でも語っており、『毎日経済』の記事も示すように、2013年頃には慶熙宮を復元するという計画があったそうですが、それは頓挫したとの事。既に敷地の多くは市街地になっているからの様です。
前回は慶熙宮に焦点を当ててブログを書きましたが、今回は防空壕に関する『ソウル新聞』の記事をご紹介します。
慶熙宮の周辺は、現在では「敦義門博物館村」として、生活の場としての町の中に残る文化財を保存しているそうですが、防空壕は扱いに困っているようで、文化財指定はされていないようです。取り壊すべきという意見もありますが、記事はそのようなものも残すべき、という内容です。
※ 「경희궁 방공호」(慶熙宮 防空壕)でニュースを検索すると、時々、取り壊しが話題になっている模様。
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https://www.seoul.co.kr/news/plan/seoulgrand/2020/08/18/20200818022001
빈칸으로 남은 경희궁 방공호… 아픈 유산도 안고 가야 할 이유
空白に残った慶熙宮防空壕··· 痛い遺産も抱えて行かなければならない理由
입력 2020-08-17
【2020ソウル未来遺産グランドツアー】<12>敦義門博物館村
京橋荘〔※金九が暗殺された邸宅〕と慶熙宮防空壕の間に位置した敦義門博物館村は、実際に敦義門の外側の村を博物館にしたところだ。 市民が暮らしていた家や飲食店、劇場などが原型に近く残っている。 村の片隅に造成されたソウル未来遺産館は、文化遺産とは何かを考えることができる貴重な空間だ。...
太祖以来、世宗(セジョン)と粛宗(スクジョン)、純祖(スンジョ)の代を経て、着実に改修するなど、苦労して建設してきた漢陽都城〔※現ソウルの漢陽を守る城壁〕の現在の姿は、しかし、以前のようではない。... 〔以下、文化スポットの紹介が続く〕
次の目的地は京橋荘。 大韓民国臨時政府の最後の庁舎があったのは、中国上海でも重慶でもない。 ... 最近まで江北三星病院の玄関の役割をしてきた京橋荘がまさにそこだ。 京橋荘の本来の名称は「竹添荘」だった。 甲申政変以前まで朝鮮で強大な影響力を発揮していた日本公使竹添進一郎の姓を取ったものだった。 ただ、実際の所有者は日本人ではなく、日本による植民地時代金鉱を開発して「朝鮮の黄金の幽霊」と呼ばれるほど多くの富を蓄積した親日賦役容疑者の崔昌学〔※최창학〕だった。...
cf. 但馬オサム氏note: 金鉱王・崔昌学とアフター・ザ・ゴールド・ラッシュ~併合時代のスーパー成金の一代記
最後に、ソウルにほぼ唯一残っている太平洋戦争の痕跡だが、市民にはあまり知られていない空間が一つある。 ソウル歴史博物館の駐車場の片隅に隠れているいわゆる「慶熙宮防空壕」がそれだ。 太平洋戦争末期の1944年初め、日本が米軍の爆撃に備えて作ったものだ。 長さ110m余りに幅9m、高さ6m程度の規模で、内部は20個余りの大小の部屋で構成されている。 特に、コンクリート外壁の厚さは3メートルもあった。 日帝が作ったソウル市内の他の防空壕は撤去される羽目になった。 否定的な遺産であるため、保存する価値がないと判断したからだ。
慶熙宮防空壕も、今のところいかなる文化財にも指定されたり、登録されていない。 ソウル未来遺産でもない。 しかし、それが穏当な処置だろうか。 歴史と文化遺産に接する時、肯定的なことは取り、否定的なことは止揚さえすれば、省察の時間が割り込む隙がない。 暗鬱だった過去を思い出させることはできるが、むしろこの時代に伝えるメッセージは強烈な、ダークヘリテージが持つ現在的価値は、この地の昨日と今日を振り返らせる、すなわち省察と反省の契機を用意してくれるということにある。 なぜそのようなことが起き、どうすればその傷跡を癒すことができ、ひいては似たような状況の再発を防ぎ、より良い未来を描こうとする思考の余裕は、このような否定的な歴史遺産が持つ現在的存在理由の一つだ。2013年に上岩洞(サンアムドン)の日本軍官舎がソウル未来遺産に登録されたように、この防空壕もなんとか残っていた植民地時代の痛みを証言すると同時に、忘れられない教訓を与える空間として位置づけられるのではないか。
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考えてみれば、防空壕の存在は、朝鮮(人)が連合国側ではなく日本側だった事を否が応でも思い出させる遺産なのかもしれません。
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