【沖縄】沖縄本島北部の豪雨被害対応に見る玉城デニー県政
11月8日から沖縄本島北部を襲った豪雨で、河川が氾濫し、床上浸水などの被害がもたらされました。しかし、県の対応が遅れ、鹿児島県との明暗が分かれました。
https://www.sankei.com/article/20241112-CIY4ABN6EFOABDL7DH2O3LEAB4/
産経:「想定しづらかった」沖縄県の対応遅れで災害救助法適用困難に 本島北部の大雨被害
2024/11/12 14:10
8日から10日にかけて降り続いた記録的な大雨で土砂崩れや床上浸水などが相次いだ沖縄本島北部の被害で、沖縄県の対応が遅れたため、国が費用の一部を負担する災害救助法の適用が困難になっていることが11日、県への取材で分かった。
県によると、災害救助法には被災した住宅の戸数などの厳格な要件があるが、早期に内閣府に打診していれば、「災害の被害が発生する恐れ」を根拠に適用できる基準を適用できたという。
鹿児島県は大雨が降り続いていた9日、この基準を活用して与論町に同法の適用を決めていた。一方、沖縄県は11日に災害対策本部を設置し、同法の適用を内閣府に打診。ただ、11日には大雨が収まっていたため、この基準を活用する時機を逸する形となった。 〔以下略〕
* * * *
これによって被災した家の補修費が国からの補助が受けられず、沖縄県は同等額を県の予算で支出するつもりだと発表しましたが、出さなくても済んだお金を税金から支出するわけで、県民の怒りを呼んでいます。
それにしても、遠く離れたブログ主でも、9日には「X」のTL(タイムライン)に続々と水に浸かった北部の画像などが流れて来て、異変に気づきました。夕方近くには、島尻安伊子衆議院議員(沖縄3区/自民)が次々と情報発信しているのが目に付き、同時に、何も発信しない玉城デニー知事に対し、「デニーはどこに雲隠れしているんだ?」というポストも多く見受けられました。
結局、玉城デニーの発言が報じられたのは13日早朝で、事もあろうに、連絡が無くて心配した内閣府が沖縄県に電話をかけても繋がらなかった事を、まるで「内閣府が悪い」とでも言わんばかりの発言でした。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1470648
沖縄タイムス:玉城知事「われわれも反省」 災害救助法対応の不備認める 沖縄県、国と連絡行き違い
2024年11月13日 4:54有料
沖縄本島北部の大雨被害を巡り県の災害救助法適用が遅れていることに関し、玉城デニー知事は12日、国から連絡を受ける窓口を一本化するよう指示したと明らかにした。週末に担当課が不在で、内閣府が電話したにもかかわらず、適用を促す助言を受け取れなかった。知事は「われわれも反省しなければいけない」と不備を認めた。県庁で記者団の取材に答えた。
内閣府は大雨が続いていた9日未明と朝の2回、担当窓口の... 〔以下有料〕
9日から12日にかけて、デニーは一体何をしていたのかというと...
下は、『スルメ・デ・ラ・ロチャ』さんのポストからお借りした4コママンガ。
沖縄県が公開している知事のスケジュールによると、11月は11日まで何も予定がなく、11日に宜野湾市内にて「沖縄の基地負担軽減を考える議員の会」に出席していたのが分かっていますが、キャプチャした玉城デニーのポストからも分かる様に、ずっと沖縄にはいたようです。
内閣府からの電話を受けられなかった事に関しては、情報が錯綜していて正確には分かりませんが、緊急時の携帯には内閣府が掛けてこなかった(出られなかった?)みたいな証言も出て、要するに、担当者に繋がるまで努力してくれなかった内閣府が一義的に悪い... というニュアンスだったため非難が殺到し、ようやく15日になって非を認めました。なお、被災地を視察したのは13日です。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1472332
沖縄タイムス:玉城知事「私が判断できなかった」 沖縄本島北部の豪雨被害 災害救助法の適用困難で「猛省」
2024年11月15日
沖縄県の玉城デニー知事は15日の定例会見で、沖縄本島北部の豪雨被害への災害救助法適用が困難となっていることについて「一義的に私がそういう判断をしなかった、できなかった。重く受け止めて、猛省するとともに直ちに改善を図っていく」と強調した。〔以下有料〕
なお、13日は下記の様な報道もありました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20241113/5090029963.html
NHK:氾濫した国頭村の比地川 村が県に過去3度しゅんせつを要請
11月13日
今月10日までの記録的な大雨で氾濫した国頭村の比地川について、村が県に対して過去3度にわたってしゅんせつ〔浚渫:水底の土砂や岩石をさらう事〕工事を行うよう要請していたものの、工事が行われなかったことが分かりました。
県は「近年の大雨で被害があった河川の工事を優先していた」としています。...
村と県によりますと、地区ではこれまでも大雨の際に川から水が流れ出て道路や農地が冠水する被害が出ていて、住民から対策を求める要望があったということです。...
自力での行政担当能力が無い沖縄県(県庁)はもう一度島津(鹿児島県)の支配下に置かれた方が良いのではないでしょうかw (酒の席での冗談レベルの話だが、先島諸島の住民が「ウチの島は東京都に編入して貰おう」というのは定番ネタで、産経の投書欄でも読んだことがある。)
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