【兵庫県文書問題】7月20日に出されていた「公益通報」調査結果→斎藤知事のパワハラやパーティー券問題は「シロ」
※兵庫県庁問題の時系列はこちらのブログエントリーにまとめています。〔随時更新〕
◆大手メディア vs. 真実を知った草の根民主主義との闘い
NHK党の立花孝志代表が「真実を有権者に知らせて正しい知事を選んで欲しい(=暗に、斎藤元知事に投票して欲しい)」として立候補した兵庫県知事選挙で、未だに大手メディアはだんまりを決め込んでいますが、彼がジャーナリストの役割も果たして、次々と事実を暴いています。
10月31日には、10月24日に非公開で開催された百条委員会の音声データを公開しました。どうやら、百条委員会に出席していた県議の誰かが録音し、立花氏に ”たれ込んだ” らしいのですが、そこには片山安孝元副知事と奥谷謙一委員長の声が録音されており、片山氏が「自殺した県民局長のPCには10名以上の県庁職員との不倫日記があった」という証言をしかけた途端に遮り、休憩を宣告する奥谷謙一氏の声が記録されていました。
この事は地元メディアには ”公然の秘密” だったそうですが、未だにこれに言及する大手メディアはありません。
この件が明るみに出ると、斎藤元知事のパワハラによって自殺したとされている元県民局長の本当の自殺の原因... 百条委員会を目前とした7月7日に自殺する理由が変わってくる可能性があるからです。
こうした立花氏の活躍で、兵庫県民も徐々に真実を知り、選挙序盤は大きくリードしていた稲村和美元尼崎市長ですが、今や、『稲村氏がやや先行 斎藤氏が激しく追う』(朝日新聞 2024年11月10日(日))まで近づいてきました。残りの1週間で、更に多くの有権者に真実を知らせるかが鍵となっています。
* * * *
そんな中、多くの人が見落としていた7月20日付けの『日経』記事に立花孝志氏が焦点を当てました。
3段目の最後の2つのパラグラフには、
>パワハラ疑惑については一部で強く叱責されたと認識する職員もいたが、認定には至らなかっ た。ただ、知事のコミュ ニケーション不足などを 重く見て対応が必要と判 断した。
>片山氏が斎藤氏の政治 資金パーティー券の販売 に関わったとされる点については違法性を否定したが、今後は慎重に対応すべきだとする方針だ。
と、記事のタイトルから受ける印象とは異なり、パワハラやパーティー券販売には違反制が無かったという見解が出ています。
◆百条委員会は何のため?
ここでもう一度時系列を振り返ると、
3月12日に元県民局長は内部告発文書を警察やメディアに匿名で送付しました。
しかし、そこには証拠は添付されておらず、一部内容は報道されるも、結局無視されました。兵庫県警は8月20日には公益通報として受理しなかった事を発表 しています。
その文書のコピーが出回ったのか、3月20日、兵庫県(県知事)は外部のどなたかから文書を入手し、その内容に虚偽や他の職員への誹謗中傷が書かれている事から片山安孝元副知事等に調査を命じました。
この時点では、外部の民間人から文書が流れて来た事から、ある程度広範囲にこの文書が拡散されていると知事側が判断しても当然であり、場合によっては偽計業務妨害や名誉毀損に当たり、調査をするのは理解できます。
これが「公益通報に対して『犯人捜し』をした~!」と騒いでいる人達がいるのですが、この時点では公益通報の体(てい)をなしていません。
公益通報として、公益通報者保護法が適用されるのは、4月4日に局長が庁内の公益通報窓口に通報してからです。
そして、この通報は前掲の日経記事が示す様に、窓口の担当者に於いては粛々と調査が行われていて、7月20日に是正勧告(予定)が報道されたのです。
こうなると、「百条委員会」の存在意義が分かりません。
百歩譲って、兵庫県民(有権者)に局長の告発文の真偽を明らかにして見せるのだとしても、その結論が出ない内にさっさと議会は不信任決議をし、斎藤元彦知事を失職させたのです。
一方、第三者委員会も設置されており、こちらは早くて来年3月に結論を出す事が決められています。
更には、公益通報担当部署と第三者委員会による「告発文」の調査が行われています。
それにも関わらず百条委員会を設置し、その結論も出ないのに不信任決議案を提出する... 兵庫県議会は異常としか言えません。はっきり言って、「斎藤知事罷免」ありきの百条委員会だと指摘されてもしかたがありません。
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