【兵庫県知事選挙】『Mr. サンデー』(フジ・宮根誠司氏)と『THE TIME』(TBS・安住紳一郎氏)の共通した言い訳
兵庫県知事選挙で斎藤元彦前知事が再選された翌日、大手メディアやそれに出演して今まで斎藤氏をボロクソに言っていた人達が混乱していました。
泉房穂元明石市長は斎藤氏に謝罪。そして、フジテレビの『Mr. サンデー』とTBSの『THE TIME』では似た様な言い訳... 。
ここでは、フジテレビとTBSの言い訳の類似性を指摘しておきたいと思います。
兵庫県の文書問題報道で大手メディアの一番大きな問題は、PCの中身について一切触れてこなかった事です。ここにいかがわしい資料... 片山安孝元副知事の言葉を借りると『不倫日記』ですが、そんな記録を10年に亘って県民局長という ”公人” が ”公用パソコン” を使って記録していたを伝えるか否かで、「局長の自殺の原因が、巷間伝えられている ”斎藤知事のパワハラ” 」というナラティブ(物語)ではなく、「恥ずかしさのあまり逃げたのでは無いか?」と変わる重要な情報なのに、大手メディアは隠し続けてきました。
しかも、メディアがPCの中身をとっくに知っていた事は多くのフリージャーナリストが話していて、視聴者或いはネット民は知っています。
そして、投開票から一夜明けて、その情報を隠していたことを「公平性(平等性)の為」云々と、2つの局が似た様な言い訳をしたのです。
以下、『中日スポーツ』と『東スポweb』の2つの記事をご紹介します。
* * * *
https://www.chunichi.co.jp/article/987820
中日スポーツ:安住紳一郎アナ、のべ3分間“異例”の長文コメント 兵庫県知事選で持論『SNSに比べ、テレビに物足りなさ感じている』
2024年11月18日 12時37分
TBSの安住紳一郎アナウンサー(51)が18日、同局系朝の情報番組「THE TIME,」にスタジオ生出演。17日に行われた兵庫県知事選に対して、1分30秒を超える長文のコメントで持論を述べた。
まず、午前6時前の出演で、同選挙で斎藤元彦前知事が再選したことを説明。ネットとオールドメディアで情報が違う状況が起きた今回の選挙を「地動説と天動説のようだ」と例えた人の発言を引用しつつ、「皆さんもこういう選挙を初めて見たのではないかとおもいます。私もそうです」と感想を述べた。
そして「テレビメディアに対する批判も十分に自覚しているつもりです」「皆さんがテレビに物足りなさを感じている。SNSに比べて…などなど、意見あると思います」と自戒した。
さらに「情報番組を担当している司会者として、選挙になりますと候補者を公平に扱うという決まりがある中で、選挙の情報について、一番ほしいときに放送できないというジレンマもある」と公平性を求められるが故に、柔軟な対応ができない難しさを吐露。「NHK党の立花(孝志)さんが後半になって独自の主張を展開しはじめたあたり」で違った報道が必要だったのではとも省みた。
元西播磨県民局長が斎藤前知事による内部告発や、「死をもって抗議する」とのメッセージを残して死亡したことを「遺書がいったい何を意味するのかをもう少し報じるべきだった」とし、「SNSと同じようなことは、今のテレビにはできませんが、プライベート、さらには裏を取ること、そして公平に…ということで、信頼感がある情報をSNSと並んで選択肢として選んでもらえるように、もう一度作業を丁寧に重ねていきたい」と表明した。
午前7時台のニュースでも、同様の主調を約1分半ほど主張。のべ約3分間という異例の長文コメントに時間を費やした。
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https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/324132#goog_rewarded
東スポ: 宮根誠司 斎藤元彦前知事〝旋風〟に顔こわばる「大手メディアのある意味、敗北ですよ」
2024年11月17日 23:23
フリーアナウンサーの宮根誠司が17日、MCを務めるフジテレビ系「Mr.サンデー」に出演。この日投開票が行われ、斎藤元彦前知事が当選を確実にした兵庫県知事選にコメントした。
斉藤〝旋風〟の背景にはSNSの影響があったとされる。宮根は「今回ひょっとしたら初体験かもしれないんですけど、SNSの力、すべてファクトがあったとは言わないけども、これには驚きました」と感想を語った。
さらに「一つ僕が思うのは、大手のメディア、例えばわれわれテレビ局、そして新聞社、これが報じないものをSNSが知らせてくれているという流れのうねりというのがウワーっと来た」と分析。
また取材によって、若い層だけでなく高齢層もSNSで情報を集めていたと分かったとし「大手メディアというのは選挙の時平等性だとか、ファクトチェック、事実の確認、裏どり、それからプライバシーの問題もある。こういうものをいろいろ考えながらニュースにするかしないか考えるわけですよね。一方でSNSなんかはそういうのをポーンと飛び越えちゃうところがあって」と既存メディアとの〝差〟を指摘した。
その上で「今回私個人が思うのは大手メディアのある意味、敗北ですよね、これは」ときっぱり。「これからじゃあ、テレビ局とか大手メディアは選挙戦をどう伝えていくのか? 今回の県知事選でわれわれが突きつけられましたよ」と厳しい顔つきだった。
* * * *
選挙戦開始前にはファクトチェックもせずに ”疑惑” だけで斎藤元彦氏の人権を無視してさんざん叩いてきたテレビ局は、立花孝志氏が提示してきた「事実」を悉く無視。そして選挙戦が始まると、『平等性』や『公平性』を言い訳に、立花氏が提示した「事実」を無視しました。
正義漢ぶって、まるで斎藤知事が ”人殺し” かのような報道はずっと続けていた事を反省もせずに、選挙期間中の事だけを「公平性」の為などと言い訳する... 。
こういうダブルスタンダード故にオールドメディアは批判されているのだという事が分かっていない。いや、分かっていながら、「公平性」を盾に、いまだに ”いい子チャン” ぶる。
だから、オールドメディアは ”マスゴミ” などと揶揄されるのです。
25日の『百条委員会』では斎藤元彦知事を再び招致してつるし上げるそうです。我々は一体何時までこの茶番を見せつけられないとならないのか... 。
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