公開:2024-10-05 08:10:48 最終更新:2024/11/12 13:13
兵庫県の斉藤元彦知事に対して9月19日、議会で不信任決議が全会一致で採択されました。
複雑なので、ここでは詳細は述べず、時系列をまとめる事にします。
自殺した元局長(渡瀬康英氏)が知事を批判する文書は匿名で3月12日にメディア等にばらまかれました。この時、受け取った側は「公益通報」とは見なしていません。そこには県知事に関するパワハラ・おねだりの噂話(←後に多くは否定される)を集めた程度の事や、因果関係が不明な他人の死(ex. 五百旗頭真氏)を県知事のせいにする事しか書かれておらず、証拠も添付されて無く、「真実性」があるとは誰も見なさなかったからです。
↑ ↑ ↑
ここ重要
この文書を入手した兵庫県(知事)側では核心部分がデマである「怪文書」と判断し、庁内で調査を始めます。結果、西播磨県民局長が「噂話をあつめたもの」と白状する事になり、更に業務用PCの中身を調べたところ、その文書のみならず、様々な業務規定上問題がある行為が行われていた事が判明しました。
3月27日、県は局長の3月末の定年退職を取り消し、県民局長職を解任します。
この局長が県の正式な窓口で公益通報(1号)手続きをとったのは4月4日。
よく、「ひとが2人も死んでいるんだぞ!」と言う人がいますが、その一人は局長がばらまいた文書で濡れ衣を着せられた課長です。この文書の中で休職理由(病名)もばらされました。むしろ、課長のプライバシーを暴露して死に追いやったのは自殺した局長かもしれないのです。
※下記画像は局長がマスコミなどに配布した文書の一部で、自殺した課長の死因に言及。(資料として固有名詞を伏せ字にしたもの/全文はこのエントリーの下方に追加。) しかし、この課長は寄付金調達の担当ではなかった事が判明しており、局長の邪推(憶測)。
一番のミステリー、というか、第三者をミスリードしている原因は県民局長が7月に自殺した事。
これを、「命を賭して県知事の不正を糾弾」したと見るか、「身の破滅を恐れて逃げた」と見るかで印象は異なるでしょう。
また、怪文書に関わった産業労働部次長の女性(噂レベルでは局長の不倫相手の一人)の存在も報道では極力隠されているので、パズルのピースが欠けている状態です。
既に、局長は業務用PCを使って小説を書いていた事が判明していますが、それ以外にも、”倫理上非常に問題のある” ファイルがあった事も分かっています。
下記の処分理由の詳細は9月6日の百条委員会で明らかになりますが、③のパワハラの被害者は原田剛治産業労働部長です。(コーヒーメーカーの人)
もう一つ、斉藤知事は県庁職員の天下り規制を行った事が重要です。
巷では様々な利権(港湾利権)を知事が潰そうとしとからとか言われていますが、あくまでも想像。それよりはっきりしていて、退職を控えている職員(局長も某大学の学園長への天下りが決まっていた)やOBの怒りを買ったと思われるのは天下り規制だと思います。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202112/0014887019.shtml
神戸新聞:兵庫県、外郭役員56人に退職要請 OBが年齢上限超え再就職 〔記事画像〕
2021/12/3 05:30
>兵庫県が、県の外郭団体の役員などに就いている65歳以上の県職員OB56人に対し、本年度末までの退職を求めたことが、県への取材で分かった。県の内規は65歳での退職を定めているが、慣例的に延長されていたといい、制度の適正化を図るという。
>8月に就任した斎藤元彦知事は11月末、神戸新聞のインタビューに応じ、県の外郭団体について、「兵庫でも時代に合わせて見直すことは必要」として、外郭団体の整理も視野に検討する意向も示している。
* * * *
【時系列】
◆2023年までの出来事
◆2021年 兵庫県知事選挙(斎藤元彦氏当選)
2021年4月13日 自民党本部、斎藤元彦氏の推薦を正式決定
- 先に維新が推薦を決めており、相乗りの形。
- 一旦は井戸敏三前知事の流れを汲む金沢和夫副知事の推薦を決めたが、自民党本部は推薦をせず、県議会が分裂した選挙となった。
→ 反斎藤派(親井戸派)自民党県議の存在 → ⚠️後の ”斎藤知事下ろし” の火種?
ラジオ関西(2021/04/13):自民党本部、斎藤元彦氏の推薦を正式決定 県連からの申請受け
>自民党には、前・副知事の金沢和夫氏(64)と斎藤氏の2人が推薦を求めていたが、県連の会長を務める谷公一衆議院議員(69)らが9日、県連として斎藤氏の推薦を党本部に申請しており、これを党本部が最終決定した。
>県連は7日に開いた選挙対策委員会で、県議らによる投票の結果、一度は推薦候補を金沢氏に決定。しかし、県連は所属の国会議員団の意見を合わせ検討した結果、方針を転換、斎藤氏を推薦候補として党本部に申請した。これに対し、金沢氏を支援する党県議団所属の県議らは「信頼関係を大きく損なうものだ」などとした抗議文を県連の谷会長に宛てで出すなど、強く反発している。
丹波新聞(2021.08.23):異例の兵庫県知事選(中) 大役担った県議 「コロナ禍の候補者選びを優先」
>候補者の擁立を巡り、県議会の最大会派・自民党が分裂した異例の舞台裏では、丹波地域(丹波市、丹波篠山市)選出の県議2人が別々の候補者を推し、それぞれの陣営で中心的な役割を担って選挙戦を下支えした。
2021年7月18日 斎藤元彦氏、当選
***
◆局長の死によるワイドショー化 ~ 知事の失職まで
【対立構図】
画像はお知り合いに真相を説明する時など、ご自由にお使いください。
2024年3月12日 元西播磨県民局長の男性 一部の報道機関や議員に文書を配布
- 配布先は兵庫県警捜査二課(公益通報2号)や各種マスコミ(3号:NHK、産経新聞、神戸新聞、etc. )、県議など。しかし、この時点では受け取った相手は誰も「公益通報」とは見なしていない事に注意。
※【公益通報者保護法】公益通報1号:事業者内部
- 局長は公益通報の窓口も担当しており、法的な仕組みにも精通していたはず。
3月19日 県議会が2024年度予算案決議
- 目玉は「県立大無償化」。「ひょうご県民連合」会派から修正案が出されるも否決。最大会派の自民党(37人)の内4人が退席。→ ⚠️反斎藤派
- 「大学無償化は維新の政策だ」と自民党からは反発あり。(『週刊現代』によると、兵庫選出の自民党国会議員が怒った。)
※ 現在SNSやブログで斎藤氏を叩いているのは数人の自民党県議と社民党系の1名の県議。
3月20日 情報提供で文書の存在を斎藤知事が把握
- たとえ公益通報(3号通報)でも真実相当性が無ければ通報者は保護されない〔第3条←徳永信一弁護士の説明〕
3月21日 斎藤氏は、片山安孝副知事(当時)ら県幹部と 対応を協議。作成者の特定を含む調査を指示
- 22日~、人事当局が男性など文書作成に関与していると思われる複数の職員の公用メールを調査
3月23日 局長の公用メールから文書作成の関与の可能性が高いと斎藤氏へ報告。斎藤氏が男性への 聴取実施を了承
3月25日 片山氏らが局長を事情聴取し、公用パソコンを押収。斎藤氏は、局長がこの日「噂話を集めて文書を作成し、配布したと認めた」
- PC内には怪文書が見つかったほか、メール調査の結果、”クーデター”、”革命”、”逃げ切る” などと言う文言がが発覚。⇒ 告発文は斉藤政権を転覆させる事を目的とした不正な目的〔公益通報の保護対象とはならない〕と判断。
- 局長は聞き取り調査では最後までしらを切るが、その聞き取り最中に片山安孝副知事は「A(別の職員)が怪しいと思っている」と鎌をかけた(?)→ すると、Aを聞き取り調査中、局長から電話が掛かってきたのでスピーカーをONにして通話する様指示。それに気づかない局長は、Aに、自分が告発文を作成した事や、警察や議会(議員)、マスコミに送付した事を告白、局長がやった事がバレた。 〔9月16日放送『めざまし8』より〕
▲FNN(2024年9月16日):【新事実】兵庫・斎藤元彦知事“告発者捜し”内容詳細判明「聞き回っとるんやろ」片山安孝前副知事の告発者追及“やりとり全容”
3月27日 3月末の定年退職取り消し 西播磨県民局長を解任(地方公務員法28条 ← 徳永信一弁護士の説明)
- 懲戒処分(停職)や分限処分(解任)に不服がある場合は人事院に不服審査の申し立てができる(3ヶ月以内)。(← 徳永信一弁護士の説明)
→ なぜ局長は申し立てしなかったのか? 処分に妥当性があると分かっていた?
4月ごろから 井ノ本知明総務部長(当時)らが告発内容とは関係ない局長の私的な情報を漏洩した疑い
- 井ノ本氏は優勝パレード担当課長(後に自殺)の上司で、告発文に「(部下がうつ病になったのに)どこ吹く風」などと中傷されていた。→ 局長と確執
産経:<独自>告発した元局長の私的情報漏洩か 兵庫知事側近の前総務部長ら 県が調査検討
2024/8/29
>関係者によると、井ノ本氏らは4月ごろから、パソコンに保存されていた告発内容とは無関係な男性の私的情報を県議らに開示していた疑いがあるという。
>男性(=元局長)は7月19日の県議会調査特別委員会(百条委員会)に証人として出頭を予定。しかし、一部の委員が告発とは無関係な情報も提出するよう求めているとして、代理人を通じプライバシーを保護するよう百条委に要請〔※7月2日の項参照〕するなど、私的情報が流布されていることに不安を抱えていたという。
県議経由で自分の秘密が総務部長によってばらされている事が局長の耳に入ったのだろう。小説どころではない、他人に知られたら身の破滅を招くようなファイルが存在していたとしたら、相当な恐怖を感じたと思う。
→「不倫日記」は事実だった。この年表の10月31日参照。
4月1日 局長、マスコミ各社に「反論文」を送付
読売新聞:知事中傷疑い文書問題、元県民局長の反論受け事実関係調査へ
2024/04/03 12:00
>職員は4月1日、文書を作成したことは認めたが、「文書は内部告発で、事実無根とは認めていない。事実関係を早急に調査すべきだ」との反論を公表した。
>斎藤知事は2日の会見で、文書の内容について「虚偽の内容が含まれている。県への信用失墜の可能性も高い」と改めて指摘。ただ、詳細な説明は避け、「内容を調査してから説明したい」と述べるにとどめた。
4月4日 局長、兵庫県職員公益通報制度を利用して通報
4月上旬(公益通報の直後) 局長と反齋藤派の自民党県議、前知事井戸派の県OBらが庁内で打ち合わせ
【『週刊現代』10/26・11/2合併号 より引用】兵庫県総合庁舎内の一室に、A氏と反齋藤派の自民党県議、井戸派の県OBらが集まった。その席でA氏は「この件は早く終わらせたい」と訴えたが、自民党県議と県OBが「何を言うとるんや。齋藤をとことん追い詰めるチャンスやないか」などとすごんだというのだ。ある県OBは、こうも指摘する。
「Aさんは不遇な人事をきっかけに告発文を書いたが、それを利用して反齋藤の『ヒーロー』に仕立て上げ、不信任案提出、さらには齋藤知事の辞職までつなげるシナリオを描いた勢力がいるのではないか」...
4月12日 局長の文書作成に関わった女性幹部(55歳/白川智子 産業労働部次長)、自己都合退職
- 本来3月末に早期退職をする旨申請していたが、文書の件で保留されていた。懲戒処分はせずにこの日付けで退職が認められた。
神戸新聞:兵庫県知事への批判文書、作成関与疑いの女性職員「懲戒に該当せず」 自己都合退職を認める
2024/4/12 16:21
>文書作成に関わった疑いがあるとして男性とともに退職を保留していた次長級の女性職員(55)について、「調査の結果、懲戒処分に該当する事実はなかった」として、同日付で自己都合退職を認める人事を発令した。
4月20日 うつ病で休職中の県民生活局総務課長 死亡(自殺)
- この課長は局長が作成した文書に、阪神オリックス優勝パレードの寄付金集めの担当者と書かれていた(←実際は違う)。また、その業務のストレスでうつ病を発症したとも書かれていたが、そもそも担当では無く、因果関係も不明。
5月7日 県は内部調査の結果、核心的な部分が事実で ないとして局長を停職3カ月の懲戒処分(地方公務員法29条)
5月16日 『FRIDAY』から第三者を通じて局長への取材依頼 → 断る
- パレード担当課長の自殺を自分の告発文書のせいだと思い悩んでいた様子。=局長の死の遠因 → ブログエントリー
5月23日 丸尾まき(社民党系)、橋下けいご(立憲民主党)から県議会議長宛「百条委員会設置の申し入れ」
6月7日 知事、うそ八百発言「表現行き過ぎた」と謝罪
6月13日 県議会が百条委員会を設置 → 6月14日に初会合
産経(2024/06/13):51年ぶり百条委設置を可決、自民など賛成、維新・公明は反対
>県議会は13日、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置を求める動議について、賛成多数で可決した。県議会最大会派の自民や第4会派のひょうご県民連合の議員らが賛成し、第2会派の維新や第3会派の公明は反対した。
6月27日 局長、調査チーム宛てに「人事委員会の不服申し立てを行っていない理由について」提出
- 「処分について不服なら人事院に申し立てすれば良いのでは?」と言われている事に対する弁明。
7月2日 局長の弁護士から内容証明郵便で百条委員会の奥谷謙一委員長と竹内英明県議に対し、PCの中身のプライバシーに配慮するよう依頼 → 7月4日到着
https://ameblo.jp/takesan110/entry-12860537168.html
竹内ひであきブログ:渡瀬さんが亡くなる直前に百条委と私に届けた文書〔魚拓〕
2024年07月19日
7月4日 弁護士からの手紙、竹内英明県議の手元に
7月7日 元県民局長自殺(※19日に百条委員会で証人尋問が予定されていた)
7月8日 百条委員会の理事会でPCの中身の公開について議論される(この時点で局長の死は知らない)
https://news-hunter.org/?p=23304
>維新の県議2人は最後までパソコンのデータを全面的に開示するよう訴えた。6人の県議で採決をとり、4対2〔※〕でW氏の「申入書」通り関係ある部分のみの開示が決まった。 〔※ソースは『文春』らしく、公開を主張したのは維新の増山誠県議と岸口みのる県議の2人〕
>別の県議が次のように説明する。
「W氏は県民局長という幹部なので、維新の動向を把握していたはずだ。何人かの県議に、維新の対応を聞いていたとも聞いている。百条委員会の設置には公明党も反対していた。“パソコンのデータを全面的に開示するという結果を聞きたくなかったから、自ら命を絶ったのではないのか”という声は少なくない。ちなみに、7月8日朝に開催された理事会では、W氏の自殺のことはまだ誰も知らなかった。百条委員会でも、採決までとったんですから……」〔ニュースサイトHUNTER〕
- 報道特集〔放送日未確認〕によると、増山誠県議(維新)はPCの中身を知らない。
局長の弁護士からの手紙は百条委宛てなので維新のメンバーは読んだはずだが「中身を公開すべき」と主張。PCの中身を知っていた県議(維新以外)と知らない県議(維新・公明)とで意見が分かれた?
7月17日 原田剛治産業労働部長、6月に兵庫県警から任意聴取を受けていた事を議会で明かす
- これをもって兵庫県警は3月12日の告発文を元に調査を進めていた事になるのか、局長の自殺で動き始めたのかは不明。
7月19日 百条委員会
- 局長の「陳述書」が資料として採用される。(7月12日に遺族が音声データと共に百条委に提出。〔朝日新聞 2024/07/15〕)
7月20日 兵庫県公益通報窓口が是正勧告 〔→ ブログエントリー〕
7月末 片山安孝副知事辞職
7月末 井ノ本知明総務部長 病欠
- 7月末から病欠していた井ノ本知明・総務部長が総務部付に異動することが16日、わかった。... 異動は19日付 〔2024年8月16日 朝日〕
8月1日 丸尾まき県議(緑の党)独自に兵庫県職員・OBに対するアンケートを採り始める
8月20日 兵庫県警、局長の告発文を公益通報として受理しなかった事を発表 〔記事画像 〕
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202408/0018028688.shtml
神戸新聞: 県民局長の告発文書、県警「公益通報として受理せず」 内容や匿名を総合的に考慮
2024/8/20 20:55
兵庫県の斎藤元彦知事らへの告発文書を作成した元西播磨県民局長の男性が死亡した一連の問題で、兵庫県警は20日に開かれた県議会警察常任委員会で、この文書と同一とみられる文書が送られてきたと認めた上で、「現状では、公益通報としての受理には至っていない」と明らかにした。
8月23日 パワハラ疑惑について百条委が県職員に対する初めての証人尋問を実施
- 百条委員会の奥谷謙一委員長「明確に知事からパワハラを受けた方はいらっしゃらなかった」
8月30日 百条委員会にて斉藤知事を尋問
9月5日、6日 百条委員会に斎藤氏が出頭
- 5日、井ノ本知明前総務部長、心身の不調や脅迫があったことなどを理由に欠席〔産経:告発者処分のキーマン、前総務部長が百条委欠席 心身の不調や殺害予告理由に〕
>井ノ本氏は県の人事当局トップとして、文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=の懲戒処分を主導したとされる。
- 5日、奥山俊宏教授(上智大学文学部新聞学科/朝日新聞に33年間勤めただけで法律の専門家ではない)が公益通報に詳しい専門家として証言。→ ⚠️ 誰がこんな素人を呼んだのか?
- 6日、公益通報に詳しい山口利昭弁護士が出席&レク。但し、弁護士は「告発文」を読んでいないと思われる。→ ⚠️ 本当に読んでいない?
パワポ資料 p.13 : 県民局長クラスの職員による外部通報である以上、通報事実について、単なる伝 聞・憶測ではなく、通報内容を裏付ける内部資料等がある場合や関係者による信用 性の高い供述があると思料され「真実相当性」は厳格に判断されるのが通例
9月12日 兵庫県、「第三者委員会」を弁護士に委託
- 終期を来年3月31日と定める。(結論が出るのは4月以降)〔兵庫県の広報より〕
9月17日 【フジ『めざまし8』】立岩陽一郎氏、斎藤知事を「人を殺してしまった」と発言、物議を醸す
9月19日 兵庫県議会で斉藤元彦知事の不信任決議可決
9月24日 『探偵ファイル』というサイトで局長が不倫していた事やその記録?が業務用PCにあった事を暴露 → 数時間で記事は消される
9月30日 斉藤元彦知事、失職
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◆兵庫県知事選へ
9月下旬~10月中旬 複数人が「PCの中身」の中身について兵庫県に開示請求(内一人は元読売新聞記者の新田哲史氏)
- 「通常他人に知られたくないと認められるものである」という意味深な理由で開示を拒否
10月3日 YouTubeチャンネル『ReHacQ』(リハック)に斎藤元彦元知事出演
10月4日 YouTubeチャンネル『ReHacQ』(リハック)に奥谷謙一委員長出演
- 番組中、奥谷氏は「PCの中身は見ていない」と発言。→ ⚠️ 実際に見ていないとしても内容は知っていると思われる。〔10月31日の項参照〕
10月9日 市民が「優勝パレードキックバック」の件で前知事と前副知事を告訴
朝日新聞:兵庫前知事と前副知事を刑事告発 優勝パレードで「キックバック」
2024年10月9日
大阪市と神戸市で昨秋に開かれたプロ野球の優勝パレードをめぐり、不適切な税金投入で県に3億円の損害を与えたとして、兵庫県内の市民オンブズマンなどが9日、斎藤元彦前知事と片山安孝前副知事について、背任容疑で県警に告発状を提出した。県警が受理の可否を判断する。...
10月24日 百条委員会(非公開)
- 知事選への影響を考慮し、非公開で開催。
- 優勝パレードの協賛金を出捐した企業がキックバックは無いと証言。
朝日新聞:優勝パレードへの協賛金に「見返りなかった」 兵庫百条委が証人尋問
2024年10月24日
>県関係者によると、県側から協賛を依頼されたうちの一つの信用金庫の理事長が出頭。訪問してきた片山氏から協賛金を依頼されたことを認めた上で、協賛することへの見返りの提示はなかったと証言したという。
10月25日 百条委員会(非公開)
- 井ノ本元総務部長が証言(ソースは長瀬たけし自民党県議の11月2日付けYouTube動画)
同日 【立花孝志氏】〔これ以降【立花】と表記〕兵庫県知事選立候補を表明
産経:N党立花氏、兵庫県知事選立候補へ 当選目指さず「斎藤前知事を合法的サポート」
2024/10/24
10月27日 自民党県議連は独自候補擁立断念、自主投票も斎藤氏支持禁止に一部市議が反発
- 基本的には稲村和美元尼崎市長推し。
- 11月1日、自主投票と発表
毎日新聞(2024/10/28):兵庫知事選、自民県議団は自主投票 独自候補擁立を断念
>藤田孝夫県議は「37人のうち半数以上の約20人が稲村さんを支援すると意思表示している」と述べた。
※稲村和美氏は『神戸新聞』の論説委員 → 神戸新聞の稲村氏推し
サンテレビ( 2024/10/29):明石市議会の自民党会派が自民党県議団に抗議 知事選巡る対応で
>... 明石市議会の自民党会派は29日、県内の自民党内で統率が取れていない中、独自候補がいないにも関わらず、特定の候補者への支援を制限するのはおかしいと抗議しました。
MBC:【独自】自民党の一部県議が稲村和美氏に政策協定を持ちかけへ 稲村氏側は慎重な姿勢 兵庫県知事選挙(2024年10月28日)
画像はニュース動画キャプチャにどなたかが氏名などを追記したもの
10月30日 【立花】ABC(朝日放送)、立花孝志氏のみ知事選立候補者討論会から除外された事をYouTubeで暴露
- 生出演からVTRでの出演へと依頼。
※亡くなった西播磨県民局長の妹(渡瀬ひろみ氏)は朝日放送の子会社「(株)ディー・エル・イー」の役員
◆選挙戦
10月31日 兵庫県知事選挙 告示
同日 【立花】10月24日の百条委員会(非公開)の音声データを公開
- 音声データの内容:片山安孝元副知事「(「公用PCの中には他の職員や斎藤県知事に関する中傷ビラ的文書云々の2種類のファイルがあった」という話の後)、3つ目には倫理上問題のあるファイルがありました。それは当該本人の不倫日記です。過去10年に亘ります ... 」→ 奥谷謙一委員長、慌てて遮り「暫時休憩」を宣言。 ⚠️ 奥谷謙一委員長はPCの中身を知っていた可能性が高い。〔→ ブログエントリー〕
- 音声データは片山元副知事から貰ったと11月1日『ReHacQ』で発言。→【訂正】番組の発言はそのように受け取れたが、その後「X」で県議の誰かから貰ったと明言。→2024/11/05付け動画で下記枠内の様な時系列を説明。
- 立花氏は音声データをメディアにも配布。しかしメディアはどこも報道せず、11月7日付けで、「朝日新聞は、兵庫県百条委員会の自民党奥谷委員長から口止めされている!と杉山あかり記者から直接聞いた!」と「X」に投稿。
10月30日17時頃 カラオケボックスで某県議より音声データを入手 → 明石に移動、18時、街宣で音声公開
11月1日 ホテルオークラへ(片山元副知事が待っていると聞かされていた為。)→ 会ったのは片山氏の代理(?)の県議で、 ”メモ” を渡される。 → 『ReHacQ』の公開討論会(21~23時)出演 → 3人目の県議から電話あり
11月5日 片山安孝元副知事、立花氏との「面談一切ない」〔産経〕→ これを受け、立花氏は上記の経緯を説明。
11月1日 【立花】PCの中身等に関する ”メモ” をSNSで公開 〔→ ブログエントリー〕
- この時点では黒塗り箇所あり。11月5日の動画で黒塗り無しのメモを公開。
同日 YouTubeチャンネル『ReHacQ』(リハック)で候補者の公開討論会 〔→ ブログエントリー〕
同日 自民党県連が「自主投票」を決める
神戸新聞(2024/11/01):兵庫知事選、自民党県連が自主投票決める 斎藤氏「支援禁止」は科さず 県議団の決定覆す
>県議団は前知事の斎藤元彦氏(47)への支援を禁じると決めたが、県連としては科さないとした。独自候補を擁立できなかった県議団への反発が内部で強く、党県連は立候補した斎藤氏に対する「支援禁止」の党議拘束をかけられない形となった。
11月10日 【立花】原テツアキ県議(自民党)作成文書を石破総理に提出
- 首相就任の挨拶回りの際に手渡す。
- 文書自体は10月31日以前に書かれたものと思われ、「斎藤元知事の問題点」を列挙したもので、最後に「稲村和美元尼崎市長を推す」という事が書かれている。
- 翌11日にはSNSで拡散。
: : : (追記予定)
11月17日 兵庫県知事選
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※このブログエントリーは追々資料(画像)などを追記していきます。また、追加のブログエントリーへのリンクも貼る予定です。
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【追記(2024/10/06)】局長が作成した ”告発文”(怪文書)
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