【『弥助』問題】「日本大学にトーマス・ロックリーを解雇する様求める署名」【キャンセルカルチャー】
7月20日から、掲題の署名集めが始まりました。ブログ主が知ったのは『雁琳』氏のポストです。
※2024/07/25に確認した所、署名は運営によって一旦停止された模様。(審議中となっている。)
https://t.co/UaPUOuixHp
— 雁琳(がんりん) (@ganrim_) July 23, 2024
「日本大学にトーマス・ロックリーを解雇する様求める署名」
あーあ、とうとうこんなもんが始まってしまった……もうこれは、今後、左右のキャンセル合戦になることが確定したようなもんだな……今は兎に角ロックリー氏に喋らせる機会を与えないといけないだろう。
最後の、「今は兎に角ロックリー氏に喋らせる機会を与えないといけないだろう。」にブログ主も賛成で、やっていることは、『オープンレターズ』〔後述〕と同じ事です。
要するに、気にくわないものを社会的に罰せればそれでよい(社会的に抹殺したい)という『キャンセル』です。
今は歴史の歪曲がこれ以上広がらない様に食い止め、そして訂正させる(←できればトーマス・ロックリー氏本人に)事が目標のはずですが、彼を制裁するだけでは何の解決にもなりません。
社会的制裁は受けるべきだと思います。少なくとも今後 ”学者面” できないように。しかし、順番が逆なのです。
『オープンレターズ』とは、例えば下記の『WILL Online』の記事を読めば分かりますが、歴史家の呉座勇一氏を、彼のTwitterでの ”女性蔑視” 発言を問題視して社会的な地位を失わせる活動とその中心となった人達です。
或いは、草津町長の冤罪セクハラ事件です。〔被害を訴えた女性市議の狂言だった〕
この時もフェミが退去して町長だけで無く草津温泉を誹謗中傷しました。そして、冤罪だと分かってもほとんどが謝罪していません。〔国民民主党の議員が玉木雄一郎代表に促されて、しぶしぶという感じで謝罪しました。〕
これらのキャンセルカルチャーは保守とか左派とか以前に、普通の人なら嫌悪感を抱きますが、それ故に、「弥助&トーマス・ロックリー問題」に批判的に関心を持っている人達を ”オープンレターズ” レベルに貶めるための罠では無いかとさえ思います。「右翼(?)だって ”キャンセル” やってるじゃん」と。
ここまでで「署名活動に反対する理由」をまとめると、
①キャンセルは言論封殺という卑怯な手段
②目的は歴史歪曲を正す事(解雇要請はその役に立たない)
これに対して、「署名に反対する人」に反対する人は、
③トーマス・ロックリーは制裁を受けるべき
なので、議論になっていないのです。
署名を集めているサイトがリベラルに寛容な『change.org』であることも気になります。ここは保守派の署名活動を削除するようなサイトだからです。 〔他の署名サイト同様、カンパも集められる。〕
そもそも、素性の分からない人間、活動母体が不明な人達が始めた署名活動をどうして信じられるのか、不思議です。〔発起人の「Wakayama Wataru」は「X」で検索しても見つからない。〕
トーマス・ロックリー氏を批判している人達を批判する「岡 美穂子.(@mei_gang30266)」なるアカウントに隠岐さや香(おき さやか)東大教授が優しく絡んできたのもこの頃。
解雇要請の署名集めなんて、トーマス・ロックリー氏に被害者ポジションを与えることにもなるんですけどね。
ただ、この様な意見を「X」でポストした所、「社会的制裁を受けるべき」という噛み合わないリプが幾つか返ってきたので、上述の様に、右とか左とか関係なく、”相手にダメージを与えたら満足する” という人達は一定数いると言う事でしょう。
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