【百年歴史ブログ】1944年に発令された諺文(ハングル)の電報規則【ハングル抹殺とは?】
3月19日付けの百年歴史さんのブログ:1944년 일제 말기의 전보규칙(왜 한국어로 보내?)〔1944年、日帝末期の電報規則(なぜ韓国語で送るの?)〕をご紹介します。
韓国では、「日帝がハングルを抹殺した」というのは定説になっています。
日常生活の朝鮮語は抹殺などできないし、それを表記するためのハングルも禁止などしていません。
しかし、例えば、いくらハングルを整理して、標準表記法を制定して普及努力をしたかは無視して、”演繹法的” な、「ハングル抹殺」という命題ありきで、それに合った事例のみを拾ってくるという論じ方をします。戦時中にハングルの授業が無くなったり、官庁で扱う書類が日本語のみになった、学校で朝鮮語を使ったら教師に怒られたといった ”部分” を取り出して証拠として採用するのです。
* * * *
ブログの内容は、「国家法令情報センター」〔국가법령정보센터〕のサイトに掲載されている、「電報規則」を紹介するもので、画像を機械翻訳すると、以下の様な事が書かれています。
電報規則
[施行1944.12.1.] [朝鮮総督府令 第390号、1944.11.29.、一部改正]
第2章 書法
第11条 電報に使用する文字、数字及び記号は、次の三つとする。 <改正1941.3.27.>
1. 日文電報に使うもの 文字 あいうえお かきくけこ さしすせそ たちつてと なにぬねの はひふへほ まみむめも やゆよ らりるれろ わいえお ん "(濁点) ?(半濁点) 数字 一二三四五六七八九 記号 -(長音)、(句節点) ?()(括弧)
2. 諺文電報に使われるもの、言文字集「ㅏㅑㅓㅗㅜ-ㄱㄴㄷㄹㅁㅂㅅㅇㅈㅊㅋㅌ ㅍ 数字一二三四五六七八九 記号(句節点)? (段落) ( )(括弧)
3. 欧文電報に使用する文字 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ数字1234567890 記号、 (終点) (小頭点) : (重点)? (文部)、 (略部) - (連続線または横線) ( ) (括弧) / (斜線)-(子下線)
原文に書かれている記号〔ex. 半濁点が「゜」ではなく「?」となっていたり... 〕や記号名の機械翻訳は少し怪しいところがありますが、意味は大凡伝わると思います。
残念ながら、この朝鮮総督府令の原本をブログ主は見つけられていませんが、翻訳しているのですから、確かに原本はあるのでしょう。
また、『月刊正論』〔2012-11-01発売号(12月号)〕の荒木信子氏の論文『韓国人よ、頭を冷やして聞きなさい』では、朝鮮総督府が諺文(ハングル)の電報を普及させた事が書かれています。
但し、これによると、昭和14年(1939年)までしか、諺文での送受信総数の記録がありません。
この出典は日本電信電話公社の『外地海外電気通信史資料 4』(昭和31)で、電報通数の推移表は72コマ目(p.112)に掲載されています。〔※閲覧はログイン要/個人使用目的以外にDL不可〕
一旦、ここ迄で公開し、荒木信子氏の論文のご紹介は別のエントリーとします。
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