【日清戦争】李朝末の儒学者 黄玹(ファン・ヒョン)が見た日清戦争
記事は2005年のもので、朝鮮末期の儒学者 黄玹(ファン・ヒョン)が著した『梅泉野録』(매천야록)の完訳本が出た事を題材に、韓国の反日史観を批判しています。
『梅泉野録』に日清戦争の事を記した部分があるようで、それを読むと、朝鮮人は日本軍を恐れるどころか、むしろ日本軍の味方をしていた事が分かります。
* * * *
※翻訳ツールによる明らかな誤字(漢字の誤り)以外は、多少日本語として不自然でも理解に影響が無いと思われる翻訳は機械翻訳ママ。
https://n.news.naver.com/mnews/article/001/0000902075?sid=103
임형택 교수팀, 매천야록 완역 교감본 완성
イム・ヒョンテク教授チーム、『梅泉夜話』完訳校勘本〔※〕完成
2005.02.02.
※校勘:特に古典の刊本または写本をくらべ合わせて、その誤りを正し、あるいは相互の異同を調べ、できるだけその本の原本の形を再現しようとすること。
韓国歴史学が設定した近現代日本は常に悪である。いや、時代と場所がどこであろうと、日帝は常に絶対悪でなければならなかった。 そのような日帝の絶対悪が振るったすべての行為は暴虐であり、これに立ち向かったすべての行動は崇高さとして崇拝された。
梅泉黄玹(ファンヒョン、1855-1910)。義国志士の代名詞とされる彼は大韓帝国が日本に「併合」されたという知らせを聞き、絶命詩4首を残してアヘンを飲んで自決した。
彼の梅泉野錄は、1864年雲峴宮〔※〕から始まり、1910年まで彼が身をもって体験し、聞いた内容を年代別に書いた韓国近代史の証言である。形式だけ見ると、年月日に沿って記述しているので編年体であるが、ところどころに当該事件に対する分析を添えているので、紀事本末体の形式を取っている。
※雲峴宮は、現在の大韓民国ソウル特別市鐘路区に位置する李氏朝鮮時代の宮殿。興宣大院君の旧居であり、子高宗も12歳で即位するまでを過ごした場所。
この梅泉夜録の中で清日戦争の時、平壌城で清国軍に日本に敗れた事実を梅泉は次のように書いている。
"この戦争で、倭人はすべての軍需品をすべて自国から輸送してきたが、柴炭までそうだった。 彼らは至る所で水を買って飲み、軍令が非常に厳しくて、私たちの民は(日本)軍隊が来ていることを意識できないほどだった。 だから、みんな喜んで彼らのために嚮道〔※道案内〕になった。(一方、)清人は淫行と略奪を行い、日々徴発を行い、官民ともに困窮し、彼らを敵視するようになった。平壌が包囲されると、門を開けて(日本軍を)導いた者もいたし、清軍が敗北して逃げて隠れていると、城内の民がその隠れ場所を教えてくれたので、逃げた者はほとんどいなかった。"
私たちの常識とは全く相反する日本軍の姿である。しかも、そのような姿が日本なら牙を剥いた梅泉による証言である。〔後略〕
* * * *
韓国では今、国防相候補者が過去に李完用〔日韓併合を推進した首相〕を擁護する発言をしていた事が発覚したり、「当時、韓国が抵抗したとしても国力の差があまりに著しく、独立を維持することが難しかった」という親日植民史観(を持っていること)も確認された、として、特に左派から不適格だという批判を受けています。 〔ハンギョレ(2023-09-21):韓国野党「親日附逆者を擁護した国防相候補、与党が指名撤回求めるべき」〕
このように、韓国では『あるべき歴史』が決まっていて、それに異論を唱えると、人格さえ否定するような攻撃がなされます。
ただ、この記事の筆者のように、韓国の近現代史は、”歴史家によって書かれた小説” だという事に気付いた/知っている人は確実にいます。
では、いつかはそれが主流派になるのかと言えば、できたとしても相当時間が掛かると思っています。
と言うのは、歴史関係の動画のコメント欄を読んでの体感的な印象ですが、個々の ”怪談”(定着したデマ、エピソードの類い)は証拠を提示すれば認識は改まるのですが、歴史観そのものは韓国人のアイデンティティと結びついているので、その認識を改めるのは精神的に抵抗があるように感じるからです。
「日帝は悪い奴らだが/植民史観(植民地になっても仕方がなかったという歴史観)は嫌いだが/etc. ... 事実は認めよう」という感じで、いちいち「歴史観は変えないぞ」という宣言をする人が多いのです。
「具体的にどんな悪い事をしましたか?」と質問しても答えは返ってこないのですがw
« 【台湾】飛虎将軍だけではない、台湾で神として祀られた2人(3人)の日本兵 | トップページ | 【沖縄】(1)玉城デニー沖縄県知事が9月18日に国連人権理事会で行ったスピーチの危険な内容 »
« 【台湾】飛虎将軍だけではない、台湾で神として祀られた2人(3人)の日本兵 | トップページ | 【沖縄】(1)玉城デニー沖縄県知事が9月18日に国連人権理事会で行ったスピーチの危険な内容 »
コメント