【尖閣諸島】「明の時代、尖閣はシナに帰属していた」という中華民国・中国の主張
前回のエントリーで、「明の時代から尖閣はシナのものであり、『下関条約』(日清戦争)で日本が奪った」という主張があると書きました。
中国や中華民国が尖閣諸島の領有権を主張する根拠は、①尖閣は台湾(島)の付属島嶼→②明の時代から台湾はシナの一部→③台湾と共に下関条約で日本に割譲したが、日本はサンフランシスコ条約でそれを放棄したはず、というものです。
これに関しては過去のエントリー『【尖閣諸島】台湾の領有主張を論破する』(2021-06-07)で既に書いているので、リンクを貼っておきますが、簡単に言うと、中華民国や中国が根拠にする「明代に書かれたとする本『順風相送』に尖閣諸島の記述がある」というのは後世に加筆された事が分かっているからです。
また、シナが台湾を福建省台湾府として領土としたのは清朝の1684年で、その当時でも台湾府の範囲に尖閣は含まれているという認識はありませんでした。以下の、産経(2023年6月2日)『竹島を考える』 下條正男「尖閣の歴史 中国に毅然と示せ」をお読み下さい。
※なお、ブログのカテゴリの領土問題を案件別に分けました。当エントリーは【歴史戦】領土問題(尖閣諸島) に分類しています。但し、2018年以前のブログエントリーはシステム上の問題があり、再編集するとレイアウトが崩れてしまうので、【歴史戦】領土問題一般 にまとまったままです。
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