【慰安婦像】慰安婦カードはもはや反日活動のトレンドでは無い
毎週水曜日に旧日本大使館前で行われる水曜集会〔慰安婦支持団体=正義連〕と像を守る反日行動の若者達 vs. 慰安婦像の撤去を求める方達の争い...今回は、これを客観的に見てみたいと思います。
日本大使館は下図のように、既に旧日本大使館の裏に位置するツインタワービルに移転してます。
慰安婦像は、元々日本大使館に嫌がらせのため設置された物で、ウィーン条約に違反する物であり、韓国の国際法無視という不法の象徴なので撤去されるべきですが、現実的には既に日本大使館はありません。
「日本」が不在のまま、前述の正義連や反日行動、そのカウンターデモをされている方々、そして後者を邪魔する警察と、韓国人だけで騒いでいます。
念の為もう一度言いますが、あの慰安婦像という呪詛像は撤去すべきであり、あの場所の平穏を取り戻すべきです。従って、日本人ではできない活動をしていらっしゃるカウンターデモの方々には感謝します。
しかし、ここ数週間、「慰安婦法廃止国民行動」〔金柄憲所長等のグループ〕は、慰安婦像の場所の取り合いで「反日行動」の連中〔実態は「民衆民主党の別働隊〕と揉め、反日行動を守る警察と揉めています。
つまり、「慰安婦についての事実を啓蒙し、日韓友好の妨げとなっている慰安婦像を撤去する」という目的からズレ始め、「横暴な地元警察署との戦い」にシフトしています。
客観的に見ると、今は日本とは関係の無い、”コップの中の争い” をしています。
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元々、あの場所で聞く耳を持たない人達(正義連や反日行動)相手に、慰安婦の正しい歴史を伝えても、彼らが説得されるはずはないのです。彼らは真実などどうでもいい人達です。
それでも、彼らに語りかける動画を配信することで、国民に事実を伝える啓蒙ビデオにはなると思っていましたが、最近は場所取りで揉めているだけです。
元々、カウンターデモをされている方々は、韓国を変えなくてはならないと考え、その妨げである慰安婦像の撤去を求めて活動していたので、日本人はそれに便乗させて頂いてただけで、日本人があれこれ指図できる事では無いのですが、警察の問題は韓国の国内問題です。
ブログ主個人の考えとしては、日韓関係の修復を追及するなら、集めてもせいぜい数十人規模の慰安婦集会や慰安婦像の横でピケを張っている反日行動など放っておいて、より多くの国民を啓蒙する努力をする方が良いのではないかと思っており、もう少し啓蒙活動に力を注いでくれると思っていました。
警察との争いでは、「理」はカウンターデモをされている方々にあるので応援はしますが、日韓歴史問題は ”置いてけぼり” になってきました。
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別の見方もできます。
既に韓国国内では、慰安婦問題は反日ツールとしてはトレンドでは無いのです。慰安婦を使って反日活動をしようにも、数々の横領をしていた尹美香(ユン・ミヒャン)という弱点を持ってしまったからです。言わば、水曜集会がジリ貧になってきたのは正義連のオウンゴールです。
唯一動ける元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)も、直近では、訪韓したペロシ下院議長にアポ無しで面会しようとして警備員に排除されたと記事になった程度です。トランプ大統領に無理やりハグを求めた時が最後のピークでした。
カウンターデモをされている方々には気の毒ですが、彼らの活動はメディアも無視するし、動画を配信しても再生数は全く伸びないので、影響力はほぼ無いと思って良いでしょう。
同情すべき点はあります。せっかく金柄憲所長が韓国で出版した『赤い水曜日』は、保坂祐二〔国籍は韓国人〕が名誉毀損で訴訟を起こしたため、裁判所から指摘された箇所を修正するまで韓国では販売できなりました。保坂との裁判にも時間とエネルギーが消耗されます。だからと言って、「日本は保坂を入国禁止にしろ」と騒いでも何の解決にもならないと思いますが、色々と焦りがあるのだと思います。
以前、日本の国会議員が調査のために韓国に行った所、金浦空港でテロリスト扱いの出入国管理法を適用され、入国できなかったことがありましたが、これを当然と見ているようなので、そのような発想が出るのかも知れません。韓国国内で法を恣意的に適用されて苦労されているはずなのですが。
日本にとっての慰安婦問題は、今後は海外に慰安婦像を建てる活動や、米国を中心とした反日学者との戦いになるでしょう。
やはり、他人を当てにしてはダメなのです。
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