【息を吐くように嘘をつく】VANK「テコンドーのルーツははテッキョン」キャンペーン開始
結論から言うと、『跆拳道』(태권도)は第二次世界大戦後に生まれたスポーツというのが正解ですが、まずは、韓国『ヘラルド経済』の記事を機械翻訳でご紹介します。
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http://news.heraldcorp.com/view.php?ud=20230109000555
"태권도 뿌리는 택견"…반크, 태권도 기원 논란
「テコンドーの根はテッキョン」…VANK、テコンドー起源論議
2023.01.09
- テコンドー紹介サイト開設…テッキョンがテコンドー起源であると主張
- 国際テコンドー連盟などは日本の「空手」起源を認める
サイバー外交使節団VANKがテコンドーを全世界に知らせるとして、開設した英語サイトにテコンドーの起源が紀元前の「テッキョン」にあると紹介し、議論を呼んでいる。
VANKは9日、テコンドー英語紹介サイト「世界のすべての人のための武芸」をオープンした。 このサイトでバンクはテコンドーの起源について「三国時代にテコンドーは『テッキョン』として知られた」とし「また高麗時代の記録には『手搏技』で壬辰倭乱まで続いた」と主張した。 続いて「日帝弾圧にもかかわらずテコンドーは秘密裏に知識を守ってきた武術師範たちによって栄光を取り戻した」と話した。
バンクの主張とは異なり、テコンドーは日帝時代に日本の松濤館空手に起源を持つ現代武術だという説に重きが置かれている。
国際テコンドー連盟(ITF)もテコンドーが空手の影響を受け、崔泓熙(チェ·ホンヒ)〔※ホンは「さんずいに弘」〕総裁が1950年に創始した現代武術だと記述している。 テコンドーの元老でありテコンドーを世界的に大衆化させたことに寄与した故 李俊九(イ·ジュング先生)もやはりテコンドーの起源が空手を基本とするとインタビューで明らかにしている。
実際、テコンドーという名称を作って使い始めた崔泓煕と李元国(イ·ウォングク)は、いずれも空手を修練し、その後テコンドー道場を設立した人たちも空手と中国武術を修練した人たちだった。 李元国は後にテッキョンを接木したと主張したが、具体的にどのように接木したのかは根拠を提示できなかったという。
以後、実際に何人かの跆拳修練者がテッキョンとテコンドーを接木しようとする試みはあったが、これもテッキョンがテッキョンに起源を持つと見るには根拠が貧弱だというのが終論だ。
草創期テコンドーを修練した人たちは空手道着を着て修練してきており、帯の色によって段を分ける文化も日本から来ており、品揃えも空手の「型」から取った。
一方、世界テコンドー連盟(WT)はバンクと同様にテコンドーの起源が古代韓国固有武術に起源を持つと主張している。
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以下、『韓国「反日主義」の起源』(松本厚治 著/2019年/草思社)から引用します。〔pp.390-391〕
跆拳道創生期の「五大基幹道場」の創設者はすべて日本で修行した空手家で、最長老の李元国は1926年に渡日、東京雑司が谷の道場「松濤館」に入門し、沖縄の人 富名腰(船越)義鎮〔※ふなこし ぎちん〕について空手を学んだ。帰国後彼が京城〔※現ソウル〕に開いた道場「青濤館」は「松濤館」から一字をとったものである。〔※注釈省略〕
〔中略〕跆拳道を称するようになったのは、空手の演武を見て感心した李承晩大統領が、日本の武道と聞いて不快感を示した事がきっかけになっている。
韓国武道への衣替えにあたり中心的な役割を果たしたのは自身空手家であった崔泓熙陸軍少将で「跆拳」の名も彼が考案した。この呼称が正式に決まったのは、道場主や軍幹部、言論人などが出席した名称制定委員会の場で、1955年4月11日のことという。〔※注釈省略〕
注釈は詳細には提示しませんが、1990年に出版された『跆拳道哲学の構成原理』(金容沃 著/韓国語)に、崔泓熙がテッキョンやスパク等の遊技を武道に仕立てて跆拳道の源流を称した事が書いてあるそうで、1987年世界跆拳道選手権3位のケイプナー(Dr. Steven. D. Capener)も英文雑誌『KOREA JOURNAL』に同趣旨の論文を書いているそうです。
ところで、記事には2つのテコンドー協会が出てきます。戦後創設説を唱える国際テコンドー連盟(International Taekwon-Do Federation, ITF)と古代韓国固有武術と主張する世界テコンドー連盟(World Taekwondo, WT)です。
前者と同様、「日本国際テコンドー教会」のサイト『テコンドー物語』も戦後に創設されたという事が書かれています。
しかし、Wikipediaによると、オリンピックや国際大会を主催するのは後者なのだそうです。
では、国際テコンドー連盟がまともかと言うと、技の名前が「チョングン(重根)」〔安重根より〕、「チュチェ(主体)」、「サミル(三一)」〔3.1独立運動より〕、「トンイル(統一)」〔南北統一の決意を表す〕、といった具合に、キワモノ感が半端ないのですw
こういう社会で、論理的に議論をしようとしている李栄薫博士とか金柄憲所長とか、ホント、頭が下がりますわ。
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