【ヨーロッパの反日】チョ・ドクウォン(조덕원)という人物に見る欧州での反日活動(1)概略
日本人は、直接関係のないアメリカやヨーロッパでどうして慰安婦像が建てられたり反日活動が行われるのか、不思議に思うと思います。
アメリカでは元々は中華系のロビイスト団体〔「世界抗日戦争史実維護連合会」(抗日連合会)〕によるものだと言われてきました。尤も、韓国国内でも、盧武鉉政権の頃辺りから、北朝鮮が工作員を送り込む必要が無いくらいに従北主義者の韓国人が増えたように、現在では韓国人(or 韓国系アメリカ人)主体で行っているのでは無いかと思われます。
北米にこれを仕切るような韓国人がいるのかどうかは不明です。しかし、ヨーロッパにはそういう韓国人がいます。それがチョ(趙)・ドクウォン(조덕원)という人物とその妻です。
このエントリーではこの人物について概略を述べようと思います。
少し話は脱線するようですが、以前のエントリーで、沖縄で反基地活動を行う韓国の団体「民衆民主党」について書きました。これの青年部と呼べるのが「反日行動」という団体で、ソウルの旧日本大使館前にある慰安婦像を守っているのが彼らです。
では、この民衆民主党の前身は、と言うと「コリア連帯」という組織です。コリア連帯の幹部達が組織したと言えます。
そして、この「コリア連帯」の前身は「統合民主党」という政治組織です。この統合民主党は朴槿恵氏が大統領になる選挙で文在寅を支持をした人達であり、それが叶わないとなると、朴槿恵大統領を引きずり下ろす事に精力を傾けた組織ですが、朴槿恵政権で非合法とされて解散させられました。
趙ドクウォンという人物は一貫してこの系列の組織で活動していた従北の活動家で、同氏の妻、黄(ファン)・ヘロという女性と共にフランスに移住して、欧州での従北・反米・反日活動の中心となってきました。彼らの活動組織は、金柄憲(キム・ビョンホン)所長等が今年6月にベルリンで反慰安婦像のデモを行った時に相手側の「コリア協議会」と共にいたドイツ人達〔「平壌で会いましょう」と書かれたTシャツを着た老人〕とも繋がります。
コリア連帯も韓国政府により解散させられましたが、この残党が現在「民衆民主党」の主要人物となり、韓国内の米国大使館前で「反帝国主義」を掲げて抗議活動をしたり、その一部が慰安婦像を守っているのです。
欧州にも主体思想主義者がおり、2018年にはフランス上院の職員であるブノワ・ケネディ(Benoit Quennedey)という人物が逮捕されました。
▲画像は2014年。元慰安婦と共に座った尹美香(ユン・ミヒャン)の背後にいてモザイクがかかっていないのがブノワ・ケネディ(Benoit Quennedey)氏。右端がチョ・ドクウォン氏。
彼と密接な関係があったのがチョ・ドクウォン夫婦であり、2014年には尹美香(ユン・ミヒャン)が親北の若者〔「希望ナビ(ナビ=蝶々)」〕や元慰安婦を連れて欧州で研修のようなことを行っていますが、フランスでこれを迎えたのがブノワ・ケネディ氏であり、韓国で服役・恩赦後にフランスに逃亡したチョ・ドクウォン夫婦です。
前述のように、彼らが直接北朝鮮の指令で動いているかは不明です。もはや、工作員を送り込まずとも北の思惑通りに動く人間がいるのは欧州も同じかも知れません。
今回は、ソースを提示する事を敢えて避け、なるべく簡潔に全体像を提示しましたが、反米活動、慰安婦、尹美香夫婦、挺対協を支持する希望ナビ、欧州の反日団体、沖縄の反基地活動の一部、etc.は「北朝鮮」というキーワードで繋がっているのです。
追って、もう少し詳しい記事を書く予定です。
« 【日本大使館前デモ】金柄憲所長の主張 | トップページ | 【日帝強占期】仁川の「旧三菱社宅」を文化財登録へ »
コメント