【レーダー照射事件】海上幕僚長「ボールは韓国側に」
日本の防衛省および自衛隊があらためて2018年12月のレーダー照射事件と旭日旗問題を提起しました。そして、案の定、韓国側はレーダー照射などしていないと否定しました。この問題は一朝一夕には解決しないと思うので、ここでは関連する記事をまとめておく事にします。
https://www.sankei.com/article/20221115-ZYQ7KTFYN5JXRMCCWN647C34XA/
海上幕僚長「ボールは韓国側に」 レーダー照射問題
2022/11/15 15:39
海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長は15日の記者会見で、平成30年12月に起きた韓国海軍駆逐艦による海自哨戒機へのレーダー照射問題に関し「ボールは韓国側にあると認識している。今後、韓国側から整理された回答があると認識している」と述べた。
酒井氏は、レーダー照射問題と韓国による自衛艦旗(旭日旗)の不当な排斥を日韓の防衛当局間の問題として挙げた上で「2つの問題が明確にされない限りは防衛交流を推進する状況ではない」と強調した。
『朝日新聞』の記事は観艦式に伴い開催された「西太平洋海軍シンポジウム」での日中会談が主となっていますが、韓国海軍とは会談しなかった事が書かれています。
https://www.asahi.com/articles/ASQCH5RXSQCHUTIL01F.html
海自トップ、中国海軍幹部に「責任ある行動を」要求 二者会談で
2022年11月15日 18時39分
>同シンポジウムには27カ国が参加し、酒井氏は20カ国と二国間で会談。
>一方、韓国海軍からは海軍トップの李鍾皓(イ・ジョンホ)海軍参謀総長(大将)が参加したが、2018年に発生した自衛隊機へのレーダー照射問題などが解決しておらず「交流を推進する環境にはない」として二国間会談は見送ったという。
ここでは話題に出なかったようですが、韓国政府は2019年1月にも自衛隊哨戒機による ”低空威嚇飛行があった” という理由で、自衛隊機に対してはレーダー照射可という指針を作り、未だにそれは是正されていません。
- 2022/09/10付エントリー:【対日レーダー照射指針】2021年7月に日米韓の制服組で「指針」の改正を合意していたが、国防部はそのままに
- 2022/08/12付エントリー:【レーダー照射事件】解決に向け日韓で局長級協議を開始←お、泣きついてきたかw【時系列まとめ】
以下は韓国側の反応。『聯合ニュース』の記事です。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20221117002100882
韓国国防部 海自哨戒機への「レーダー照射はなかった」
記事一覧 2022.11.17 14:04
【ソウル聯合ニュース】2018年に韓国海軍の艦艇が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したと日本側が主張している問題で、韓国国防部のムン・ホンシク副報道官は17日の定例会見で改めて「当時、わが軍のレーダー照射はなかった」との立場を示した。
ムン氏は「韓日の双方に意見の違いがある」として、「今後、韓日関係の推移を見極めながら国防当局間の協議を通じて議論が必要な事案」と述べた。
日本のメディアは海上自衛隊の酒井良海上幕僚長が同問題について、「ボールは韓国側にある。今後、韓国側から整理された回答があると認識している」として、韓国側に問題の解決を求めたと報じた。
同問題は朝鮮半島東の東海で遭難した北朝鮮漁船を捜索していた韓国海軍の艦艇が、接近した日本の海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したと日本側が主張して浮上した。日本側は主張の根拠として哨戒機が撮影した映像を公開。韓国側はレーダーの照射はなく、哨戒機が艦艇付近で威嚇飛行を行ったと反論していた。
最後に韓国の公共メディア『MBC』の記事ですが、「旭日旗に敬礼までしたのに...後頭部殴る日本」〔←原題「욱일기에 경례까지 했는데‥뒤통수 치는 일본」直訳〕というタイトルです。全文は『カイカイ反応通信』さんが翻訳しているので、そちらでお読み下さい。
よその家を訪ねて挨拶がきちんとできた事で褒められるのは3歳児くらいまでなのですけどね。
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