【韓国】尹錫悦大統領、岸田首相と30分の懇談、バイデン大統領とは50秒の会話、それよりウォン安が...
ここ数日、ウォッチだけしていましたが、韓国メディアと大統領府や外交部の間で、日韓首脳会談の実現を巡って攻防(?)のようなものがありました。
結論としては、掲題の通り、岸田首相と30分間の懇談〔韓国政府は「略式会談」と表現〕が行われ、日本時間では今日(22日)の1時過ぎでしたが、韓国メディアがこぞって「会談開始!」という速報を流したようです。〔これを見ても突然決まった感がある...〕
殆どタイトルが物語っていますが、シンシアリーさんの2022/09/22付けのブログをご紹介します。
日韓首脳、30分間『懇談』・・尹大統領が岸田総理のいる場所まで訪れる形式で、会談場所にテーブルや国旗セッティングも無し
ここに至るまで、いちいちブログには書きませんでしたが、韓国メディアは報道合戦の様子でした。
「神経戦」という言葉を使ったり、中央日報などは、「会談の合意があった時点で発表する韓国とは違い、詳細を詰めないと発表しない日本の『特殊性』が分かっていない韓国政府」、「日本の首相官邸と自民党には韓国事情とスタイルを理解する『大局を見る専門家』がいない」〔←要約〕のように書いていたので、これは、”実際には会談は決定していたが、韓国側の先走った発表を不快に思った日本側がキャンセルした” というストーリーにしようとしているのだろうと思いましたが、最終的には懇談をしました。
しかし、シンシアリーさんのブログでも書かれているように、内容は「関係改善の必要性に意見が一致した」程度のフワッとしたお座なりなものでした。
【追記】外務省HP:日韓首脳間の懇談 令和4年9月21日
バイデン大統領との50秒〔←メディアによっては48秒w〕の会話は論じる必要もないと思いますが、これも、当初、大統領府は会談が決まっているかのように言っていたので、日韓首脳会談も推して知るべしで、岸田首相が尹錫悦大統領の ”顔を立てて” やったのではないかと思います。
それよりも、21日〔日本時間22日早朝〕、FOMCが利上げを発表したことで、ウォン安が進んでいます。
読売:米FRB、3会合連続で0・75%の大幅利上げを決定…インフレ抑制へ引き締め姿勢鮮明に
2022/09/22
>米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を通常の3倍にあたる0・75%引き上げることを決めた。0・75%の利上げは6、7月に続き3会合連続となる。年内にさらに利上げする見通しも示され、インフレ抑制へ金融引き締め姿勢が鮮明となった。
チャートを確認した所、この数日は1ドル=1390ウォン前後を維持していましたが、発表後に1400ウォン台に入り、今これを書いている時点では1410ウォンの攻防しているといった所です。
これを恐れて、韓国では、国連総会中のバイデン大統領との会談→米韓スワップ締結〔←んなもん、あるわけないw〕を期待する声があったのですが、結果は見ての通りです。
韓国人ブロガーの『無明』氏の言葉を借りると、韓国の外交はいつも相手に、「やって、やって!」と言うだけです。
* * * *
ここまで全くソースがないのも何なので、産経の記事を引用しておきます。
https://www.sankei.com/article/20220922-XIDQDWOM6BMFFH47GX3BJSOA3Q/
日韓首脳が懇談 着席で30分、徴用工問題解決へ協議を加速
2022/9/22
【ニューヨーク=田中一世】日本政府は21日昼(日本時間22日未明)、岸田文雄首相が国連総会出席のため訪問中の米ニューヨークで、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領と初めて懇談したと発表した。両首脳はいわゆる徴用工訴訟問題など日韓間の懸案の解決に向け、外交当局に協議を加速するよう指示する方針で一致した。北朝鮮対応での連携も確認した。
政府関係者によれば、懇談は両首脳が着席し、複数の政府高官も同席する形で約30分間行われた。政府は正式な会談ではなく、公式会議などの合間に略式的に行う「懇談」だと強調している。報道陣には非公開だった。
両首脳は「日韓は互いに協力すべき重要な隣国」であり、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり、日韓や日米韓の協力を推進していくことが重要だとの認識で改めて一致した。北朝鮮による拉致問題について、尹氏は日本を支持すると表明した。
また、健全な日韓関係に戻す必要があるとの認識を共有し、「昭和40(1965)年の国交正常化以来築いてきた友好協力関係を基盤に、未来志向で関係を発展させていく」ことで一致した。
徴用工問題をめぐっては、韓国の最高裁が日本企業に賠償を命じ、韓国国内で差し押さえられた日本企業の資産を現金化する手続きが進んでいる。昭和40年の日韓請求権協定で解決済みの問題であるだけに、政府・自民党内には「韓国側から日本が受け入れ可能な解決案が提示されない限り(正式な)首脳会談には応じるべきではない」との意見が強い。
今回の首脳の懇談に先立ち、林芳正外相はニューヨークで19日(日本時間20日)、韓国の朴振外相と会談し、元徴用工問題の早期解決に向けた両国間の協議の継続を確認していた。
両首脳は6月、スペインで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の際、首相と尹氏が立ち話で短く言葉を交わした。ただ、正式な首脳会談は2019(令和元)年12月、当時の安倍晋三首相と文在寅(ムンジェイン)大統領の会談を最後に行われていない。
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