【”徴用工”問題/現金化】26日に日韓局長級協議開催、いつもの、”誠意”大将軍 vs. 一貫砲
昨日(8月26日)、日本で日韓のアジア大洋州局・局長級協議が行われました。
外務省の令和4年8月26日付け報道発表を引用します。
>8月26日、船越健裕外務省アジア大洋州局長は、訪日中の李相烈(イ・サンヨル)韓国外交部アジア太平洋局長との間で、日韓局長協議を実施しました。
>両局長は、旧朝鮮半島出身労働者問題を含む両国間の懸案や課題について議論を行いました。先方より、旧朝鮮半島出身労働者問題に関する韓国側の考え方について説明があり、これに対し、当方より、日韓関係を健全な関係に戻すべく、日本側の一貫した立場に基づき韓国側に責任を持って対応するよう求めました。その上で、外交当局間の意思疎通を継続していくことで一致しました。
『遺憾砲』ならぬ『一貫砲』で撃沈。
局長級協議、この場合はアジア大洋州局ですが、アジア大洋州をカバーする実務者のトップなので、「船越健裕外務省アジア大洋州局長」で検索すれば、韓国のみならず北朝鮮のミサイル問題等で米国の局長クラスとも電話などで協議しており、毎月のように、報道発表と大差ない短いニュースが報道されます。
韓国では、さも進展があったかのように大袈裟に報じられているようですが、この協議で重大な意思決定が発表される事はありません。
どちらからの要請とは書いていませんが、恐らく韓国側でしょう。
韓国外交部は大法院に対し、”外交努力をしているから〔現金化の〕最終判断を待って欲しい” と言った趣旨の「意見書」を出した手前、アリバイとして協議しなくてはなりませんから。
ちなみに、韓国側の報道〔『京郷新聞』〕もタイトルは『強制動員問題、韓日局長級協議…韓国「誠意ある呼応」要求に日本は「一貫した立場に従って対応」』〔原文:강제동원 문제 한·일 국장급 협의..한국 "성의있는 호응" 촉구에 일본은 "일관된 입장 따라 대응"〕となっています。
以下、一部引用します。
>外交部はこの日、報道資料を通じて「イ局長は韓日関係改善および強制徴用問題と関連した韓国側の努力を説明しながら、同問題解決のために日本側が誠意ある呼応を示す必要があることを再度強調した」と明らかにした。 政府が強調している「誠意ある呼応」とは、代位弁済など日本企業の直接賠償を排除した方法で賠償判決問題を解決する代わりに、日本側は強制動員に対して謝罪を表明するなどの措置を出すことを意味するものと分析される。 しかし外交部は報道資料で「船越局長は日本政府の立場を説明した」と伝えたことで、日本側の明確な返事を聞くことができなかったことを示唆した。
こちらも相変わらず、「”誠意”(征夷)大将軍」です。
何度も書いているように、これに関しては、勝手に韓国の司法が暴走し、政府がアタフタしているという、完全に韓国の「国内問題」です。
なお、この件を担当している大法院判事が任期満了で9月4日に退任することが決まっており、三菱重工側の再抗告に対する判断はそれ以前に出されるものと思われます。
wktkしながら待ちましょう。
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