【日韓】日韓でそれぞれで佐渡金山(徴用工問題)・慰安婦問題のセミナー開催
李宇衍(イ・ウヨン)博士が来日し、7月9日(土曜日/東京)と10日(日曜日/新潟)で佐渡金山に関するセミナーが行われます。また、7月16日(土曜日)には、オンライン形式ですが、韓国側の主催で慰安婦問題に関するセミナーが開催されます。
前者は『歴史認識問題研究会』が主催のようなので、日本語で情報を得られるため、リンクを貼るに留めます。→「日韓学術講演会開催のお知らせ」
後者は韓国の保守系ネットメディア『メディアウォッチ』の記事で知りました。〔→‘위안부’, ‘징용공’ 반일사관 비판 포럼 한일 양국에서 연달아 열려(「慰安婦」、「徴用工」反日史観批判フォーラム韓日両国で相次いで開かれる)〕
これによると、16日(土)、15:00~17:00に、ソウル市の私大である建国大学校 (건국대학교)で、「建国大学校アジアコンテンツ研究所第17回コロキウム東アジア和解と平和の声2022セミナー」が行われるそうです。但し、登壇者は日本にいる学者のようです。
以下、機械翻訳です。
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日韓同時通訳
建国大学校アジアコンテンツ研究所第17回コロキウム東アジア和解と平和の声2022セミナー
『日本軍「慰安婦」文玉珠(ムン·オクジュ)軍事郵便貯金問題を再考』
発題者
李昇燁(イ·スンヨプ/ヨプは火へんに華)
(仏教大学歴史学部教授)
討論
権赫旭(クォン・ヒョックウック)
(日本大学経済学部教授)
外村大(とのむら・まさる)
東京大学大学院総合文化研究科教授
主催:東アジア和解と平和の声
主管:建国大学校アジアコンテンツ研究所
後援:建国大学校
セミナー日程:2022年7月16日(土)15:00~17:00募集締切:2022年7月13日まで
申請方法:QRまたはURLによる申請
(https://forms.gle/11QK8V4dyaGgXJ386)申請定員:100人 ソク·チャンスン
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発題は李教授のワーキングペーパー『元慰安婦・文玉珠の軍事郵便貯金問題再考』で、PDFで公開されているので、読むことができます。
文玉珠は、聴き取りによる本ではありますが、元慰安婦本人の詳しい証言が伝わっている一次資料となる女性で、2万6千円以上の貯金を貯めていた事が分かっています。この貯金の払い戻しを日本に求めた事で、この事実が発覚したもので、ビルマ〔現ミャンマー〕時代にダイヤモンドやワニ皮のハンドバッグを購入したことなど、「慰安婦=性奴隷」説の学者〔吉見義明等〕には都合の悪い存在となっています。
そこでひねくりだしたのが、「戦争末期のハイパーインフレで、2万6千円は大した額ではない」という説で、李教授の論文は、それは現地通貨に換算した場合の話で、貯金の元が軍票であろうとも現金〔円〕と等価交換でき、口座に振り込めば、それは円での貯金額である、という反論をしています。
慰安婦だけでなく軍人も貯金から自宅に仕送りしていたわけで、「千円もあれば大邱に家が買える」時代に彼女が実家に仕送りした5千円は朝鮮半島では5千円の価値があったのです。
討論に参加される外村大教授は、書かれているものをネットで読んだり、側聞する限りでは、リベラルに属するという印象を持っていますが、李教授の論文の中に『外村大の表現を借りると文玉珠の軍事郵便貯金記録は、吉見をはじめとする一群の研究者には「都合の悪い史料」であったろう』という文があり、議論のできる方だと思うので、討論を楽しみにしています。
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