【韓国】ハーメルンの笛が鳴らされた〔左派団体が始動〕
18日から20日にかけて来日した朴振(パク・ジン)外交部長官ですが、これといった成果も無く帰国しました。
これは最初から分かっていた事で、現在、日韓間の問題というのは韓国側に問題があるのであり、例えば、慰安婦問題に関しては日本政府は2015年の日韓合意を守るようにとしか言う事は無いし、朝鮮半島出身労働者の問題に関しては、差し押さえた日本企業の資産を現金化したら日韓基本条約を破棄するも同然の事なので、日本政府は毎回それを念押ししています。
所謂、「ボールは韓国側にある」という状態です。
もちろん、いつものように外交部長官は国内向けに精一杯の強がりを言って誤魔化しましたが、韓国メディアの評価は概ね「成果が無かった」です。
精一杯の強がりとは、例えば下記のような発言です。
ハンギョレ(2022/07/21):韓国外相「強制動員賠償、日本も韓国の努力に前向きに応じる用意あると感じた」
>パク・チン外交部長官は、韓日関係の最大争点である強制動員被害者賠償に伴う「現金化」問題と関連し、「日本政府も誠意を持って前向きに応じる用意があると感じた」と述べた。〔←※個人の感想です〕
聯合ニュース(2022.07.20):韓国外相が訪日終え帰国 GSOMIA・輸出規制「総合的に協議」
>韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は20日、日本訪問を終えて帰国し、日本とのシャトル外交を続けるとともに、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の正常化、日本の対韓輸出規制問題も総合的に判断して協議することを決めたと明らかにした。〔←合意したとは言っていない〕
従って、「成果が無かった」という批判は妥当ですが、左翼市民団体が「屈辱外交」とまで言い出しました。
ブログ主はこれを見て、いよいよ左派による弾劾運動が本格的になってきたと感じました。
以下、記事を引用します。
* * * *
https://japanese.joins.com/JArticle/293444?servcode=A00§code=A10
中央日報(2022/07/21):韓国市民団体「対日屈辱外交を糾弾…慰安婦合意継承、審判免れないだろう」
韓国市民社会団体は21日、「対日屈辱外交の極みを見せた朴振(パク・ジン)外交部長官を糾弾する」とし「屈辱外交を中断せよ」と求めた。
全国民主労働組合総連盟(民主労総)、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正議連)、民族問題研究所などが参加する市民団体「韓日歴史正義平和行動」はこの日、龍山区(ヨンサング)大統領執務室前で記者会見を行った。(中略)
特に「2015年韓日慰安婦合意は政府間の公式合意として尊重する」という朴長官の発言に関連して「慰安婦合意は国民全員が反対した一方的な拙速合意だった」とし「このような合意を継承するなら尹錫悦政府は歴史的過ちとそれに伴う審判を免れないだろう」とした。
また「政府が考案して出した強制動員問題解決方式もまた非常に屈辱的」としながら「日本の認識に同調して大法院(最高裁)の判決を否定し、現金化措置を防ぐ解決方案を出しているという」と指摘した。(後略)
* * * *
正義連は説明するまでもないですが、民族問題研究所というのは、バリバリの反日団体で、『親日人名事典』を作ったり、軍艦島の世界文化遺産登録に反対する運動を行った組織です。
これら、反日の総本山のような団体が手を組んで上記のような批判をしましたが、日韓慰安婦合意が国家間の合意だと認めたのは政権末期の文在寅ですし〔日経新聞(2021年1月18日):慰安婦訴訟「日韓合意踏まえ協議を」 文大統領が言及〕、日本企業の資産の現金化を阻止するためにこれまで出てきた案というのも文在寅政権の時と代わり映えしないものです。
日本側の対応も文在寅政権の時と変わっていません。
ブログ主など、新政権の言ってる事は文在寅政権の時と全く変わらないと思っているのですが、これら左派団体は文在寅は批判しませんでした。
おそらくは、今、話題になっている「北朝鮮漁民の強制送還」〔どうやら、2人の男性は脱北ブローカーのようです〕で文在寅がピンチなので、そのカウンターでしょう。
朴槿恵弾劾で味をしめた彼らは、最初から尹錫悦も弾劾に追い込もうと考えています。
まともな判断力があれば、尹錫悦政権への批判はダブルスタンダードだと思うはずですが、2ヵ月前に行われた大統領選挙で、前科者の李在明に47.83%〔尹錫悦は48.56%〕が投票する韓国国民です。
2008年には、「韓国人は遺伝的な特性により狂牛病に罹りやすい」というデマでロウソクデモが100日間に渡って行われ、李明博大統領の支持率を10%台にまで下げる韓国国民です。
ブログ主はこれから ”ハーメルンの笛吹き男の笛” が鳴り続けると思っています。
そこでネズミ達がどんな行動をとるか...
ネズミに喩えるのは失礼ですが、「ハーメルンの笛吹き男」の喩えとお許しください。
いや、賢いネズミもいるんですよ。
しかし、多勢に無勢。
他にも、下らない事で尹錫悦大統領夫人が批判されており、殆どは安倍元総理の昭恵夫人バッシング以下の低レベルなものですが、絶えずケチをつけられています。
服の色がどうだとか、デスクで使っているトイレットペーパー〔韓国ではボックスティッシュ代わりにトイレットペーパー式のロールペーパーを使う〕が高級品だとか...
こうした卑怯なやり方は左翼共通なのだと感じます。
現在、尹錫悦大統領の支持率は30%台と低迷していますが、これで安易に支持率を上げようと反日を使ったら、当然日本側は強硬姿勢を取るし、弱腰と批判され続ければ、左翼が牛耳っているメディアが更に煽るでしょう。
その場合、ネズミ達がどう動くか...。
これを打開するには、取り敢えず、文在寅の不正を暴く事に専念すべきだと思うのですが、さて、尹錫悦大統領はどのような手を打つか?
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