【脱北者?強制送還事件】2019年7月27日の北朝鮮船拿捕についての詳細が徐々に明らかに
韓国では2019年に発生した2件の北朝鮮船舶のNLL侵犯と乗組員の「北送」について関心が高まっており、少しずつ状況が明らかになっています。
ブログ主も、これらの件が2018年12月のP-1哨戒機に対するレーダー照射事件の解明に繋がると思って注目しています。
今回は、7月27日(~28日にかけて)の北朝鮮船舶拿捕について新たな記事があったのでご紹介します。
その前に、2019年に発生した事柄を時系列に簡単にまとめておきます。
cf. 2018年9月19日 南北9・19軍事合意
cf. 2018年12月28日 レーダー照射事件
- 2019年6月15日に江原道三陟港〔日本海側〕に北朝鮮船舶が入港してしまうという失態→「航路を誤った等の単純なNLL侵犯は拿捕せず送り返す」という指針が作られる。〔左記の内容にマニュアルを変更着手〕
- 7月27日、NLL侵犯した北朝鮮漁船を拿捕→29日に乗組員3名を送還
- 8月上旬、朴漢基(パク・ハンギ)合同参謀本部議長〔当時〕が、前月の拿捕について指示に従わず拿捕したと叱責・取り調べ
- 9月、「北朝鮮船舶を拿捕せずに送り返す」内容のマニュアル完成。
- 同年11月2日に脱北した ”殺人犯” が乗った船を拿捕。一人はその場で北に帰りたいと言ったので送還、二人は脱北の意思を示したにも関わらず7日に強制送還
----------メモとして追記
今年(2022年)3月8日、6人が乗った北朝鮮船を翌日送還〔2022/07/20付け朝鮮日報日本語版:文政権、大統領選前日に6人が乗った北船舶を拿捕するも翌日送り返していた〕
>文在寅(ムン・ジェイン)前政権は今年3月、北方限界線(NLL)を越えて南下してきた北朝鮮船舶を合同尋問もせずわずか1日で送り返していたことが19日までに分かった。この船には北朝鮮軍兵士6人を含む7人が乗船しており、韓国海軍はこの船について来た北朝鮮警備艇に警告射撃まで行ったにもかかわらず、まともな調査もせず拿捕(だほ)した船舶を直ちに北朝鮮に送り返したのだ。
>国連軍司令部も聴取に参加する意向を韓国軍に伝えたが、担当者が到着する前に問答無用で送り返されたようだ。
----------追記終わり
1で作られた指針があったにも関わらず海軍が拿捕した事で、海軍は「(単純な航路ミスではなく)不審船」だと判断したと思っていましたが、その船はマストに白いタオルを掲げていた事が判明しました。また、船は陸に近い海上を南下しており、航路を誤ったという供述には当時から疑問を呈されていたようです。
常識的に考えると、海上で北朝鮮船と海軍は何らかのやり取りをしているはずですから、航路の誤りだと釈明したら追い返すはずです。となると、脱北者だと判断して曳航したのかも知れません。
政府は「亡命の意思はない」と判断して送還したとの事ですが、記事には海軍側の証言はありません。
以下に機械翻訳した記事をご紹介します。
* * * *
https://www.chosun.com/politics/diplomacy-defense/2022/07/04/2KHOR253M5DVDFGVFPF7464SGE/
1ヵ月前、三陟港まで突破した警戒網意識… 軍、異例の迅速拿捕
原題:한달전 삼척까지 뚫린 경계망 의식… 軍, 이례적 신속 나포
2019年の北朝鮮船舶NLL越線事件
文政府、37時間ぶりに全員北朝鮮に送還
2022.07.04 03:13
曳航当時、北朝鮮船舶の帆にかかった白いタオルー東海北方限界線(NLL)を越えて海軍にだ捕された北朝鮮の木船が2019年7月28日未明、江原道東海岸のある軍港に曳航されている。 マストには白い布(点線)がかかっていた。 当時、合同参謀は作戦終了直後、だ捕の事実を公開し、「異例的に迅速な対処」という言葉が出た。 翌日午後、政府は「亡命の意思はない」と船員3人を北朝鮮に送還した。 /合同参謀本部
曳航当時、北朝鮮船舶の帆にかかった白いタオル-東海北方限界線(NLL)を越えて海軍にだ捕された北朝鮮の木船が2019年7月28日未明、江原道東海岸のある軍港に曳航されている。 マストには白い布(点線)がかかっていた。 当時、合同参謀は作戦終了直後、だ捕の事実を公開し、「異例的に迅速な対処」という言葉が出た。 翌日午後、政府は「亡命の意思はない」と船員3人を北朝鮮に送還した。 /合同参謀本部
2019年7月27日、北朝鮮船舶の「東海NLL(北方限界線)越船事件」は警戒失敗で論難になった三陟港北木船入港事件以後43日ぶりに発生した。 当時、軍は北朝鮮船舶がNLLを越えて1時間後に北朝鮮の木船をだ捕したが、三陟港の警戒失敗を意識して迅速に対応したという話が出た。
北朝鮮の木船は7月27日午後10時15分ごろ、東海NLL北方5.5キロの海上で韓国軍の監視システムに初めて捉えられた。 その後、木船は2~5ノットの速度で南側に移動し、午後11時21分ごろNLLを越えた。
韓国軍は、北朝鮮の木船がNLLを越えた直後、高速艇や哨戒艦などを出動させ、南下を阻止した。 28日午前0時18分ごろ、特戦要員が木船に乗船し、武装したかどうかと対空容疑点などを調査した。 当時、軍がNLLを侵犯した木船の進路を遮断し、乗船、確認措置まで取るのにかかった時間は57分程度だった。 レーダー判読や識別、警戒勤務などで弱点を露呈した三陟港入港事件の時とは違って、機敏に対処したという評価を受けた。
当時、だ捕した北朝鮮船舶は長さ10メートル、幅2メートルの大きさの北朝鮮軍所属の副業船で、男性3人が乗っていた。 副業船は軍用と漁業用を兼ねる北朝鮮船をいう。 北朝鮮船員たちは調査で「航路を誤ってNLLを越えた」と供述したという。 しかし、当時、陸地の光を見ることができ、南側に行くと知りながらも降り続けてきた理由が疑わしいという指摘もあった。 にもかかわらず、文在寅政府は対空容疑点がないと判断し、事件発生2日後の29日、船員3人を北朝鮮に送還した。 最初の発見から約40時間後に北朝鮮船員の陳述だけを聞いて送還決定を下したのは異例のことだった。
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