【ベルリンの慰安婦像】「ベルリンの中心で真実を叫ぶ」人達とコリア協議会に協力するドイツ人
タイトルは李宇衍(イ・ウヨン)博士の本のタイトル『ソウルの中心で真実を叫ぶ』をもじってみました。慰安婦像のある場所は「Mitte(ミッテ=中央)区」なので、まさしく「ベルリンの中心」です。
6月26日(日)から、国史教科書研究所の金柄憲(キム・ビョンホン)所長が、李宇衍博士、『オンマ部隊』〔「お母ちゃん部隊」みたいな意味〕で『慰安婦詐欺清算連帯」代表の朱玉順(チュ·オクスン)代表、そして、吉田賢治氏等と共にドイツ・ベルリンに滞在していらっしゃいます。
吉田さんは名前からも分かるように日系の方ですが、韓国名も持っています。米国籍とも聞いた事がありますが、そのことを言いたいわけでは無く、語学が堪能です。『メディアウォッチ』というネットメディアで日本語の記事を韓国語に翻訳する仕事もされており、英語がネイティブ並なので、通訳として同行しているようです。
活動内容はもう少し様子を見てから総括しようと思うので、ここでは、ベルリンから送られてきた映像から分かった事を記録しておこうと思います。
その前に、皆さんの大まかなスケジュール〔ゆんばんさんによる情報〕をメモしておきます。
※時差は7時間(現地時間10時なら日本は17時)
26日午前:集会、午後:市庁舎へ
27日午前:記者会見、午後:区役所へ行き意見書を手交
28日午前:集会、午後:市庁舎へ
29日午前:集会、午後:? 誰かと面会
30日 帰国
* * * *
ベルリンでは慰安婦像の隣の場所を確保しているので、そのカウンターデモをする「コリア協議会」は20~30m程離れた所にいます。
26日にそこにいたドイツ人(?)の老人。
Tシャツからも想像がつくと思いますが、プラカードに書かれている「Korea-Studiengruppe Berlin-Brandenberg」(コリア研究会 ベルリン-ブランデンブルク州)で検索すると彼らのHPがあり、それを見ると、どうやらベルリンの主体思想研究会のようです。
ベルリンはブランデンブルク州の中にありますが、ベルリンは市であると同時に州です。
プラカードに貼られている紫色の3枚のチラシはコリア協議会のもののようで、金柄憲所長等3人の顔写真が印刷されています。
この団体の2018年10月8日付けエントリーを見ると、下のように、金日成と金正日、ホーネッカーの写真を掲げており、「ドイツ民主共和国〔=東ドイツ〕の69回目の建国記念日(10月7日)と北朝鮮の73回目の建国記念日(10月10日)を祝う」という言葉があるので、東ドイツにノスタルジアを感じている人達のようです。
旧東独住民には「西側に滅ぼされた国」というのを引きずっていて、北朝鮮にシンパシーを感じる人がいるのかもしれませんね。
ドイツが統一されて、旧東独の人達は、少なからず ”二級国民” のような屈辱感を感じていたようで、東西の対立もありました。今でも多少はあるのでしょう。北朝鮮と韓国の将来の姿かも知れません。
もう一人は「OMAS GEGEN RECHTS」(右翼に反対するおばあちゃん達)と書かれたプラカードを持った老女。
【追記】BLMと書きましたが、ある方から指摘を頂きました。
▲APD〔Antiimperialistischen Plattform Deutschlandのシンボルマーク
最初に提示したチュチェ思想の老人の所属している団体は、Antiimperialistischen Plattform Deutschland(反帝国主義プラットフォーム・ドイツ)〕と連携しています。BLMのシンボルマークではなく、APDのシンボルマークなのでしょう。
後ろでは巫女(ムーダン)みたいなのが変な踊りをしていますw 李栄薫(イ・ヨンフン)博士が『反日種族主義』で指摘したように、シャーマニズムの世界です。
BLM運動でよく見かける、拳を突き上げた腕が描かれたプラカードもありました。様々な言語で「戦争反対」と書かれているようです。
この「OMAS GEGEN RECHTS」というのは、調べたら、オーストリアで始まった、”おばちゃん版アンティファ” みたいな団体で、ドイツにも波及しているようです。
要するに、韓国人団体に騙されたに ”ナイーブな(無垢な/バカな)” ドイツ人住民と言うよりは、利害が一致する活動家達が一緒になっていると思われます。
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