【ベルリン慰安婦像の撤去要請】韓国国内の反応
金柄憲所長達一行がドイツにいる間、韓国国内メディアは彼らの主張をまともに報じる事無く、その記事には「蛮行」、「極右」、「歴史歪曲」などという文字が踊っていました。
彼らを取材もしていないのですから、ほとんどは、彼らを批判する声のみをそのまま紹介する内容です。
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例えば、6月27日付け『朝鮮日報』は『「オンマ部隊」チュ·オクスン、ドイツまで行って少女像撤去デモ…コ·ミンジョン「蛮行」』〔‘엄마부대’ 주옥순, 독일까지 가 소녀상 철거시위…고민정 “만행”〕という記事で、現野党の共に民主党のコ・ミンジョン議員が彼らの行為を「蛮行」と呼び、「慰安婦像が撤去されないように署名を呼びかける」とFacebookに書いた事を報じました。
但し、この記事のコメント欄は比較的冷静で、コメントは共感・非共感問わず、評価数が多いコメントから順番に並ぶのですが、事実を理解していて、「像を撤去しろ」というコメントは「共感数>非共感数」、「あんなやつらは保守じゃない/韓国人じゃない」と批判するコメントは「共感数<非共感数」の傾向がありました。NAVERなどのポータルサイトに転載された記事ではなく朝鮮日報の元記事に直接コメントを書くような読者は比較的まともだと言えます。
6月28日付け『ヘラルド経済』(헤럴드경제)は、『国民の力「ベルリン少女像撤去デモ、 韓国国民か日本極右か」』〔국민의힘 “베를린 소녀상 철거 시위 황당… 한국 국민이냐 日 극우냐”〕という、与党の国民の力の議員の発言を紹介する記事を書きました。一部引用します。
>チュ·オクスン代表らがベルリン現地で少女像撤去デモを行ったことと関連し、国民の力のイ·テギュ議員が「日本極右か」と批判した。 李議員は「保守と言う資格もない」と指摘した。
>李議員は「ベルリン、ドイツ市民団体と現地の日本女性同胞団体まで乗り出してデモを批判した。 恥ずかしいことに違いない。 慰安婦問題は2008年国連人権委謝罪勧告筆頭に国際社会戦争犯罪規定が長い」とし「真実と歴史歪曲は保守ではなく保守資格もない。 政治目的や陣営論理に閉じ込められ、竹やり歌を流して反日扇動をしたり、日本の戦争犯罪をかばう行為はすべて克服されなければならない」と批判した。
「竹槍歌」とは、詩人であり活動家の金南柱(1946年10月16日~1994年2月13日)の詩に曲をつけたもので、東学党の乱〔甲午農民戦争/1894~1895年〕をモチーフにした歌です。農民を主体とした東学党の乱自体は政府に対する反乱と攘夷が結びついたもので、単純な抗日ではないのですが、竹槍歌は抗日のシンボルで、例えば、日本が韓国をホワイト国から外して輸出管理を厳格化したときには、チョ・グクがSNSに竹槍歌のYouTubeを載せ、反日煽動を煽りました。従って保守〔というよりチョ・グクや文在寅のような左翼が嫌いな人達〕は、こうした反日煽動を「また竹槍歌を唄ってる」のように批判します。
イ・テギュ議員の発言から気付くと思いますが、反日なくせに左派の「反日煽動」は批判するのが保守です。韓国保守の、ある意味左派より ”タチの悪い” ところは、「自分達は『正しい歴史認識』を持っているのであって、反日では無い」と思い込んでいるところです。
最後に紹介するのは、かなり左寄りの『京郷新聞』の『「オンマ部隊」のチェ・オクスン、反省を重ねるドイツで「慰安婦は被害者では無い」』〔‘엄마부대’ 주옥순, 반성을 쌓는 독일서 "위안부는 피해자 아냐"〕という記事ですが、『カイカイ反応通信』さんが記事と韓国人の反応を訳しているのでそちらを引用します。
「反省を重ねる」というのは、韓国人がよく、「ユダヤ人の迫害を反省するドイツ、一方、日本は...」とドイツ人を引き合いに出すやり方でしょう。
>極右性向保守団体関係者をはじめとする韓国人が、ドイツ・ベルリンに設置された平和の少女像前で「慰安婦は戦時性暴行被害者ではない」と遠征デモを行ったと伝えられた。これに対して現地では、ドイツ人をはじめ、日本人まで彼らの行動を批判する対抗集会が行われた。
>チュ代表らの遠征デモにドイツ現地では反対集会も開かれたという。聯合ニュースによると、ドイツ女性団体「クラジ女性連合」をはじめ、市民団体極右に反対するおばあさんたち、ドイツ金属労組国際委員会、ドイツ政権社会民主党(SPD)ミッテ区青年委員会、ベルリンに少女像を建設したコリア協議会所属の100人余りは同日、少女像の向かい側で保守団体のデモに抗議する集会を開いた。彼らはドイツ語と韓国語で「家に帰れ」「もっと学べ」というスローガンを叫んだりもした。
>ベルリン在住の日本の女性団体も同日、デモに参加したという。この団体関係者は聯合ニュースとのインタビューで、韓国の保守団体のデモに対して「あまりにもおぞましくて恥辱的」とし「慰安婦被害に対しては数千個の証拠がある」と話した。
韓国のメディアにありがちですが、自分達は全く取材せずに、他の記事を切り貼りしているものです。
出てくる団体名を見ると、と言うか、コリア協議会に協力している人達が ”団体” であると言う事自体が、所謂『プロ市民』という事です。騙されている事は確かでしょうが、「主義主張の為なら事実などどうでも良い」と考える部類の人達ではないでしょうか。
なお、こうしたメディアの姿勢を批判する『キムチわさび』さんの動画もご紹介します。
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批判的な記事とは言え、金柄憲所長等の活動がこれ程報じられる事は珍しいのですが、正直に言って、これで議論が盛んになるとは思えません。読者もコメント欄でひとしきり悪態をつけば気が済むので、恐らく、この後は何も無かったかのように黙殺されると思います。
これは、4名の方達の行動が無意味だったという意味ではありません。彼らの行動が脅威だから、黙殺という形で妨害するだろうと言うことです。韓国メディア、つまり左派が恐れているのは、慰安婦問題が公論化することなので、逆に、これをどう公論化していくかが今後の課題になります。
最後に少しホッとする話題を。金柄憲所長がベルリンを流れるハーフェル(Havel)川でボート遊びをしている短い映像をupされていました。
昨日のデモは比較的短い時間で、その後、意見書をミッテ区役所に提出する予定だったはずなので、川遊びをしたという事は、それも無事に済んだのでしょう。
動画でボートを運転しているのは、最後のデモの時に片付けなどを手伝っていた韓国系のご夫婦だと思うのですが、所長等をねぎらったのでしょう。警察に身辺警護を依頼したり、デモの許可を取ってくれた現地の韓国人とはこの方達ではないかと思います。
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