韓国は何故ロケットを作れないのか?
昨年打ち上げに失敗〔韓国によると、「半分成功」らしいですが 〕した「ヌリ」号の第2回目の打ち上げが行われるそうです。
韓国のロケット開発はロシアに技術移転を受けて始まったもので、”枯れた” 技術なので、設計図通りに作れば成功していたでしょうが、それをベースに独自開発しているので、宇宙まで飛ばす事すら時間がかかりました。
別に、馬鹿にしているわけでは無いのですが、韓国人が未だにロケットを飛ばせない理由は、下の記事にもヒントが隠されています。
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https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220525004000882
韓国初の国産ロケット 6月15日に2回目の打ち上げ
記事一覧 2022.05.25 15:39
【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部は25日、韓国初の国産ロケット「ヌリ」の2回目となる打ち上げを6月15日に実施すると発表した。当日の天候などにより日程が変更される可能性もあり、同月16~23日を予備日に設定した。科学技術情報通信部と事業主体の政府機関、韓国航空宇宙研究院の関係者でつくる「発射管理委員会」はこの日、打ち上げ場所の南部の羅老宇宙センター(全羅南道高興郡)で会議を開き、日程を確定した。
打ち上げ時刻は当日確定する。2021年10月21日の最初の打ち上げと近い午後3~5時となる見通しだ。
来月打ち上げるヌリには、ヌリの性能を確認するための重量180キロの衛星と4基のキューブサット(超小型衛星)が搭載される。昨年の1回目の打ち上げでは機能を持たない1.5トンのダミー衛星だけが搭載されていた。
発射管理委員会はこの日、打ち上げの準備状況を現場で確認した。前回の打ち上げでは飛行中に3段目のエンジンが予定より早く停止し、ダミー衛星を目標軌道に乗せられなかった。科学技術情報通信部によると、今回は同様の問題が再発しないよう技術的に改善した。(以下略)
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前回は1.5トンのペイロード〔=運搬能力=重量で表される〕で、それを放出して軌道に乗せる部分で失敗したと発表しました。この部分は韓国の独自開発です。
改善するなら、この1.5トンのペイロードを成功させるための改良をすべきところを、今回は180kg+α、つまり、0.2トン程のペイロードに変えたという事は、3段目の改良ができなかったと言う事です。
ご存知の通り、日本は、世界から嘲笑されながらも、糸川英夫教授が鉛筆のようなロケット〔ペンシルロケット〕から研究し、自力で技術を蓄積してきました。
韓国がゼロから始めないのは、まあ、しかたがないでしょう。しかし、上述したとおり、宇宙まで飛ばすだけなら技術は持っているはずです。
3段目を改良したら積載重量を減らす事になったというのは、目的と手段が逆転しています。
これが韓国が未だにロケットを飛ばせない理由だと思います。
韓国が自動車生産大国の一つになれたのは、エンジンという核心技術を移転して貰ったからです。
韓国人がよく言う「ベンチマーク」〔本来は測量用語の「測量における水準点」から「目標」の意味で使われる〕は、先行する技術を模倣したり盗んだりする事。「日本をベンチマークして...」などと言いますが、宇宙技術に関しては、日本が遙か上を行っているので「ベンチマーク」できないのです。
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