【韓国・中国】『民族』とは何か
このエントリーは、シンシアリーさんのブログ『民族とは何か(また急になんのこっちゃ)その1』(2022/03/17)を読んで考えた事をメモしておく為で、内容は左記ブログ記事で綴られたシンシアリーさんの心情とは全く関係ありません。
韓国の記事で、例えば大統領の演説などを読むと、「我が民族は~」、「韓民族は~」などと、頻繁に『民族』という言葉が出てきます。
翻って、日本人はと言うと、日常で「日本民族(大和民族)」等の『民族』という言葉はそれほど使わないと思います。
恐らく、戦時中にはこういう言葉が新聞などに踊っていたのだろうと思いますが、非常に国粋主義的な感じがして、現代では使う機会があまりないと言うか...。
と、ここまで考えて気付きました。
『民族』という言葉は、他民族(異民族)を意識した時に出てくる言葉だと。
もう一つ、『民族』を好んで使う国があります。
それは中国(中華人民共和国)。「漢民族」という言葉です。
台湾(中華民国)の国慶節で『双十節』〔10月10日で「2つの十」という意〕という日があります。これは、辛亥革命の発端となった武昌起義を記念した日です。
しんがい‐かくめい【辛亥革命】
1911年辛亥の歳に武昌に挙兵し、清朝を倒した中国の民主主義革命。12年1月孫文が臨時大総統に就任して共和制を宣言、中華民国が誕生。しかし革命勢力は弱く、まもなく北洋軍閥の袁世凱が大総統となった。→中華民国広辞苑 第六版 (C)2008 株式会社岩波書店
孫文なので中華民国ならまだ理解できるのですが、中国もこの日を祝うのが長らく不思議でした。
最近その理由を興梠一郎教授の解説で知ったのですが、「漢民族がチャイナを異民族〔女直族/女真族〕から取り返した日」だからだそうです。
韓国は日本よりも「単一民族」に近い国で、「我が国(ウリナラ)」で十分ではないか?と思うのですが、好んで『民族』を使うのは、頭のどこかに「華夷秩序」が残っているからでは無いでしょうか? 民族単位の優位性〔逆に言えば劣等感〕を意識しているのではないかと。
歴史的に常に異民族にその存在を脅かされてきたからかも知れません。あるいは、「易姓革命」で「国」が入れ替わってしまうので、「我が国」という括りでは、”半万年” はともかく、長い歴史を表現するには物足りないからかも知れません。
中原〔中国文化の発源たる黄河中流の南北の地域〕に住んでいた民族を「漢民族」と呼ぶとしたら、実は漢民族も異民族にしばしば支配されていた人々です。先に挙げた女真族だけでなく、モンゴル人にも支配されました。そして今は、周辺の民族(国)を虐げ、漢民族化しています。
「異民族に支配された」と書きましたが、陽海英博士によると、今、中国は、「清の時代は、異民族が漢民族化したのだ」という歴史歪曲を行っているようです。
その記事をご紹介してこのエントリーを終わります。〔2枚の画像に分けます。〕
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