【韓国大統領戦2022】不正選挙の予感? コロナ感染者用期日前投票所での混乱
公開:2022-03-07 13:48:55 最終更新:2022/03/07 16:51
3月9日に大統領選の投開票を迎える韓国では、日本同様に期日前投票(韓国では事前投票と呼ぶ)が行われますが、今回は4日(金)と5日(土)の2日間にわたって実施されました。
コロナ感染者用投票所での投票用紙の取り扱いが不適切だという指摘が相次ぎ、韓国人、特に政権交代を願っている方々の間で疑心暗鬼が生じています。
選挙の結果が僅差で決まった場合にこの問題が再びクローズアップされるかもしれないので、メモしておきます。
期日前投票所では、基本的に、①投票用紙と封筒を受け取る→②予め印刷されている候補者名の横の空欄に備え付けの判を押す→③投票用紙を封筒に入れる→④封筒ごと投票箱に入れる、という手順のようですが、
渡された封筒の中に既に投票用紙(与党の李在明候補に判が押されていた)が入っていたり、③と④の間に選管が介在し、自分で投票箱に入れられないという問題が起きています。封筒を受け取った選管が目の前で投票箱に入れてくれれば問題は無いのですが、封筒を適当な籠や段ボール、ビニール袋に入れさせ、まとめて目の届かないところにある投票箱に入れるという手順が不信感を招いています。
ただ、上の件でちょっと気になるのは、投票済みの用紙が入っていたとされる封筒が、他の期日前投票所の写真とは異なり、真っ白い封筒である事。他の画像を検索したのですが、一般的には専用の茶封筒を使っていました。尤も、仮に、告発した方が偽の封筒を準備したとしても、現実に自分用の投票用紙(未記入)と押印済みの投票用紙との2枚を手にしているので、事実なのでしょう。〔画像〕 となると、何故この投票所では白い封筒を使っているのかが気になります。
【追記】他に、無造作に籠に入れられた白い封筒の画像も見つけました。と言うことは、各地方選挙管理委員会で異なるのでしょう。また、こういうことも起きているそうです。→シンシアリーのブログ『期日前投票に行ったAさん、1番候補に押印済みの投票用紙を受けて抗議・・新しく受けとった用紙は2番に押印済みのもの』〔ブログ主註:1番候補者とは李在明氏、2番は尹錫悦氏〕
それにしても、投票者が直接投票箱に入れられない意味がよく分かりません。コロナ陽性者が触れた封筒が危険だというなら、投票用紙を含めて消毒の過程が無いと、開票作業者も危険と言うことになります。このシステムにした合理的な説明が欲しいところです。
【追記】選挙日当日はコロナ陽性者も直接投票箱に入れられるようにするとのこと。〔2022/03/07付朝鮮日報:韓国大統領選:中央選管「感染者に直接投票箱に入れてもらう」〕
また、報道によると、感染者用投票所での投票者数も把握されていないそうです。ただ、これはちょっと解せません。投票所毎の投票者数は把握されているはずなので、投票所が一般と感染者用とで分離されている以上、「把握していない」のではなくて、「公表しない」という意思の表れだと思います。この部分、朝鮮日報から引用しておきます。
”選管は感染者・隔離対象者の事前投票規模も把握できていない。選管によると、5日午後5時から投票締め切りまでに事前投票を行った有権者は99万630人で有権者全体の2.2%だ。一般有権者と感染者・隔離対象者の総計であり、区別できないというのが選管の説明だ。管理上の問題が指摘された感染者・隔離対象者の投票規模が不明となり、今後論争の火種となりそうだ。小差で当落が決定した場合、敗者が今回の論争を問題視し、選挙不正疑惑を指摘する可能性もある。〔2022/03/07付朝鮮日報・日本語版『韓国大統領選:選管、コロナ感染者の投票数把握せず…選管委員長は出勤もせず』〕”
こんな事が話題になるのは、普通であれば、その投票所の「票数=投票者数」になるはずですが、これさえも疑われているという事になります。
もう一つ、韓国では、今月から、防疫パスポートを停止しました。つまり、今まで飲食店などに入る際にスマホのQRコードなどで認証していたのを選挙前にやめたのです。もし、引き続き防疫パスが使われていたら、投票所でもチェックが行われていたはずです。陽性者である事のチェックが容易になるからです。この件も、期日前投票で入場者数を把握させないためではないかと疑ってる韓国人も多いようです。
現在の韓国では、地方自治体の首長も与党側が多く、選挙区の選挙管理委員会も疑わしいと考える人が多いようです。
また、選挙管理委員会委員長は文在寅大統領が任命した人で、左派系の裁判官の集まりである「ウリ法研究会」の出身。しかも、2年前には最高裁で、二審で有罪だった李在明氏に逆転無罪判決を下した判事の一人〔※〕だそうです。
※中央選挙管理委員会の委員長は盧貞姫(ノ・ジョンヒ)という女性のようです。2年前の李在明氏の公職選挙法違反裁判の無罪判決に関しては、もう一人、名前が出ている元判事がおり、権純一(クォン・スンイル)という人物です。こちらは、火天大有(易学の言葉のようです)という、李在明氏が関わっている土地開発疑惑で巨額の利益を得た会社ですが、権純一氏はこの会社の顧問になっています。
上記に関するソース(記事)は一応保存してありますが、長くなるので、ここでは省略します。
【追記】ソースに代えて、李相哲教授が今回のトラブルを詳しく説明されているので、その動画を貼っておきます。
【緊急速報】韓国大統領選が大混乱、これでも民主主義化?、文在寅が経緯調査指示(2022.3.7)
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