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2022年2月の17件の記事

2022/02/27

【韓国が漢字を復活できない理由】「三権分立」と「三権鼎立」【豊田有恒 著】

我々日本人が日本語であらゆる学問を学べるのは、先人達が西洋の概念を翻訳してくれたお陰です。

そして、漢字の宗主国である中国や、ある意味準宗主国である朝鮮もそれを逆輸入して、それぞれの言葉に大変革をもたらしました。現代の中国語や韓国語の名詞の7割くらいは日本語由来です。

掲題の本『韓国が漢字を復活できない理由』(豊田有恒 著/祥伝社新書/2012年)は、たまたまネットで知った本ですが、目次を見て、面白そうなので読んでみました。

基本的には「韓国語とはどういう言語か?」を論じた本ですが、結局は、日本語とはどのような言語なのか、また、漢字の有難みについて考える事ができる良書です。豊田有恒氏はSF作家なので、一般的な言語学者が書く本よりも読みやすく、一気に読んでしまいました。

  

よく、「○○という訳語は誰々が作った」と言いますが、誰か一人が「よし、今日からこれで行こう」と簡単に作られたものではなく、先人達がそれぞれ苦労しながら訳し、その内の1つが生き残ったもので、定着するまでには時間が掛かっています。

この辺りの話は、例えば、『翻訳語成立事情』(柳父章 著/岩波新書)を読むと分かりますが、普段、当たり前のように我々が使っている「社会」〔societyの訳語〕という言葉も、何しろ、その概念を知らない日本人に、2~数文字の漢字で意味を伝える必要があるので、様々な人が西洋の書物を翻訳する際に試行錯誤しましたが、生き残らなかった単語も、訳者の努力や苦労の跡が偲ばれます。

こうした努力をせずに、日本語由来が気にくわないからと言って、つい最近も韓国で「『幼稚園』は日帝残滓、『幼児学校』にしよう」とか発議されましたが、採用はされませんでした。そもそも、「学校」自体が日本語であり、韓国語の基礎語の殆どが日本語なのです。

 

韓国語(朝鮮語)と日本語の関係に関しては、文法は似ているが、朝鮮語の固有語と日本語の大和言葉には共通点がないので、分化したとしても、かなり古い時代だろうと言うことです。しかし、スケート選手に村主(すぐり)という苗字の方がいましたが、百済語では「村」を「スク」や「スキ」と言っていたそうで、その名残だそうです。「白村江の戦い」の「白村江」は、ブログ主の時代には「はくすきのえ」と読んでいました。

 

上に、朝鮮を漢字の準宗主国と書きましたが、これは、朝鮮が本家を忠実に模倣していたからです。

江戸時代に朝鮮から「朝鮮通信使」が来ると、江戸に上るまでの宿泊先には、漢文を添削して貰おうと、土地の学者が集まってきたそうで、鶏泥棒()をしてただけではないのですw。

 

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※『朝鮮聘礼使淀城着来図』(一部)

 

その点、日本では、戦前くらいまで漢文調の標語などが使われていましたが、かなり自由というか破格の使い方もしていたようで、日中戦争のさなか、日本軍の「見敵必墜」(「敵機を見たら必ず墜(お)とす」のつもり)というスローガンを見て、中国人は笑っていたそうです。

何故かと言うと「墜」は自動詞なので、「墜ちる」になってしまうからです。

 

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ところで、掲題の「三権分立」と「三権鼎立」ですが、「三権分立」は後に東大総長になる加藤弘之による訳語だそうで、調べたら、韓国でもこの言葉が使われているようです。

中国にも輸入されましたが、そのまま使わずに、「三権鼎立」に変えたそうです。「鼎」(テイ、かなえ)は「3つの脚と2つの耳を持つ器」の意味で、二人で話すときは「対談」と言いますが、三人では「鼎談」と言います。

こういうのを聞くと、さすがは漢字の本家だと思います。

 

さて、本のタイトルの「韓国が漢字を復活できない理由」ですが、著者によると、漢字で書いたら韓国語がほぼ日本語でできていることがバレてしまうから、だそうです。

それだけが理由ではないでしょうが、例えば街や駅の案内板の類いが漢字で書かれていたら、日本語だらけになるそうです。

漢字廃止の是非はともかく、あのまま「漢字ハングル混じり文」を書いていたら、恐らく、出版量や質の差から、日本文化に飲み込まれてしまっただろうと想像します。山岡荘八の『徳川家康』は『大望』というタイトルの海賊版が未だに出版されていますし、日本の数学の参考書を丸パクリした参考書が大ヒットした事がありました。恐らく今でも、小説の分野は輸入超過の状態でしょう。

 

この本では、他にも面白いことを知りました。

それは、漢字を棄てたと言われる韓国ですが、スッパリと捨てたわけでは無く、時々復活していたそうです。あるいは、自治体単位、恐らく、その自治体の教育委員会の方針でしょうが、漢字を必修にしたり、大学単位で漢字の試験を行ったりしていたので、ある年代以降は漢字を知らないという風にきれいに分かれるわけではなく、まだらになっているそうです。

現代でも、漢字復活派とハングル派とでは、ハングル派がナショナリズムと結合しているだけに強力なのですが、どこかで読みましたが、子供に「公文式」などで漢字を学ばせる家庭もあるそうです。

漢字を知ること、つまり、ハングルで書かれた単語の後ろに隠れている漢字を知っているのと知らないのとでは、抽象的な概念が理解できるか否かで大きな差が付くのは、教育熱心な親ほど理解しているのでしょう。

 

 

  


 

 

 

 

 

2022/02/24

「光州事件」を取り扱った動画で『李承晩TV』が炎上

1980年5月に光州市で起こった光州事件に関する講義が『李承晩TV』で始まったので、どうなることかと思っていたら、3回目の放送で、政府見解に沿った内容が予感され、真相究明を期待していた視聴者の不満が爆発しています。コメント欄は「炎上」と言っても良いかも知れません。

 

9割以上が批判コメントで、その多くは、「池萬元博士と討論せよ」という内容でした。

池萬元博士は、その著書の一つが『元韓国陸軍大佐の反日への最後通告: 日本は学ぶことの多い国』として日本でも出版されており、痛烈に韓国社会を批判しています。その中でも1章を割いて光州事件に対する自分の見解を書かれています。〔もしかしたら、日本語版だけに追加されたのかも知れない。

しかし、韓国では、「5.18歴史歪曲処罰法」という法律があり、公式見解以外の解釈をすると罰せられます。また、かつては「光州事件」や「光州事態」と呼ばれていたこの件は、現在では「民主化運動」と呼ばなくては批判されます。それでも、視聴者は、数々のタブーを打破してきた李承晩学堂なら違う解釈を提示してくれるかも、と期待していたのでしょう。

 

この事件の最大のミステリーは、暴動の首謀者は誰か?で、北朝鮮の特殊部隊首謀説〔下記記事参照〕の池萬元(チ・マンウォン)博士は、毀誉褒貶はありますが、この研究の第一人者です。池博士の北朝鮮主導説の大きな根拠は、暴動中に撮られた写真の男が平壌にいる男という事で、脱北者からもそのような証言がありました。〔但し、池萬元博士は部分的な誤りを指摘されても耳をかたむけない頑迷さがあるそうで、批判も多い。

 

 

 

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李承晩TVの動画ではこの2人の男性の「同一人物説」は否定され、それには視聴者も納得しても、池萬元博士の研究が全否定される事への不満が大きいようです。多くの謎が全く解明されないからです。

何故、この男は英雄なのに名乗り出ないのか?

この男を知っている者すらいないのは何故か?

一般市民が蜂起したにしては、あまりにも効率よく武器庫を襲撃して武器を奪ったり、複数箇所で同時多発的に騒擾を起こしたりできたのは何故か?

何故、刑務所を襲撃したのか?

北朝鮮が「5.18」を祝っているのは何故か?

等々。

上記はコメント欄から拾ったもので、これらを納得させる回答が既にあるのかどうかは分かりません。また、ブログ主には、この件に関して意見を述べる知見もありませんが、この機会に調べてよく分かったのは、光州市がかなり特殊な場所だという事。

日本人から見て、韓国は、慰安婦像はあちこちに建てられているし、日本を非難する博物館の類いも多いし、国中で「恨」が渦巻いている所のように思えますが、光州市はそれを凝縮したような所で、モニュメントなども多く、町中で「被害者」アピールをしている感じがします。都市の規模に不相応な巨大な金大中コンベンションセンターも、平壌のような雰囲気です。〔この動画とは別の動画ですが、光州市内の様子を見た視聴者は一様に「北朝鮮みたいだ」と言っていました。

視聴者からすれば、「有功者」のリストが一切公開されないまま、有功者や、その遺族等が様々な恩恵を受けていることへの不満もあるのでしょう。〔但し、有功者は追悼碑に刻まれているという反論が動画のコメント欄にありました。

 

しかし、何故、李承晩TVは光州事件を取りあげたのでしょうか? 

李承晩学堂の関係者(李宇衍博士)で、独自に光州事件を調査しようとしている方がいるので、機先を制したのかなとも思っています。

 

ついでに、『文春オンライン』の産経 黒田勝弘記者の寄稿文『全斗煥時代の韓国は本当に“暗黒”だったのか? 事実を直視しない「韓国人の歴史観」には付き合いきれない』(2021/12/17)より、光州市の特殊性が垣間見える記述を引用します。

全斗煥将軍ら新軍部は、政情不安の中で野党政権誕生に危機感を抱き5月17日、戒厳令を拡大。すべての政治活動を禁止し金大中氏ら有力政治家を連行、拘束した。これに反発したのが、金大中氏の故郷の全羅南道・光州市だった。ソウルや釜山など他地域でなくなぜ「光州」だったかというと、次期政権に金大中氏への期待が強く、それだけ反発が強かったのだ。

 

ところで、この動画を担当したイ・ドンウク氏はどういう人物なのかを少し調べて見ました。

月刊朝鮮〔朝鮮日報系の月刊誌〕の記者で、現在は、「5·18民主化運動真相究明調査委員会」の非常任委員をされている方のようです。2019年2月12日付けのハンギョレ新聞によると、当時の自由韓国党〔保守系の政党〕が委員として推薦したイ・ドンウク氏を文在寅大統領が拒否したとあります。〔文大統領、自由韓国党推薦の「5・18真相調査委員」2人の任命を拒否

これで分かるように、基本的には保守系の方です。

また、昨年11月に亡くなった全斗煥元大統領の葬儀の記事にもイ・ドンウク氏の名前がありました。

タイトルは、『「あなたは私たちの味方じゃなかったの? このアカが…」元月刊朝鮮記者の災難』。

この記事で色々なことが分かるので、以下に機械翻訳(ママ)したものをそのまま引用して終わりにします。これを読むと、李承晩TVの講義の方向性も予想ができます。

 

* * * *

月刊朝鮮の記者で現在、5·18民主化運動真相究明調査委員会非常任委員のイ·ドンウク氏が、全斗煥氏の葬儀場で「赤」扱いされる寸劇が起こった。

光州民主化運動を「光州事態」として言及し、5·18団体や遺族に謝罪を要求されたイさんは、2013年の「趙甲済現代史講座」で、「5·18当時、多くの善良な市民が少数の扇動家によって扇動された」と発言し、論議を呼んだ。 その後、2019年当時、自由韓国党(現国民の力)の推薦で5·18真相究明調査委員になった李氏は、現在まで非常任委員として活動している。

しかし24日、ソウル新村(シンチョン)セブランス葬儀場に設けられた全斗煥(チョン·ドゥファン)氏の遺体安置所を訪れた李氏は、以前とは少し違った態度を見せた。 「光州事態」という表現ではなく「5.18」と呼んだパク元部長〔←?は「5.18犠牲者は誰の命令や扇動ではなく正義感に燃えて命をかけた方々」と説明した。 過去、同氏は「メディアが5.18被害者の肩を持つ」とし「被害者がすべて真実ではない」と述べ、5.18犠牲者に2次加害をしたという指摘を受けた。

続いてイさんは一部の保守YouTuberの前で「韓国社会ではいつも5.18と対立している。 もどかしいのは保守陣営だ」とし「この方々が5.18によって胸を痛めている光州市民に痛みを与えている」と保守陣営に向かって苦言を呈した。

そして、保守YouTuberの前で1枚の写真を見せた。 極右論客の池萬元(チ·マンウォン)氏が5·18民主化運動の北朝鮮軍の介入根拠として「北朝鮮特殊軍第1グァンス」と言及した写真だった。〔ブログ主註:前掲の写真。脱北者が光州事件の写真を見て「グァンスだ」と言った事から、北の特殊軍の疑いのある人物を総称してグァンスと呼ぶらしく、この男性はグァンス1号。〕 イさんは保守YouTuberたちに「皆さんもきちんと知っておく必要がある」とし「チ·マンウォンさんが写真の中の人物が北朝鮮軍という証拠だと明らかにした機関銃は自動小銃にすぎない。 無線機も分隊級無線機で、韓国軍人が使っていたものと同じ機種だ」と指摘した。〔ブログ主註:今回の李承晩TVも下線部のような内容

イさんは「5·18犠牲者の方々を暴徒と決めつけてはならない」とし「もう一度言うが、光州市民は暴徒ではない。 北朝鮮軍が主導したわけでもない」と強調した。 これに対し、ある保守YouTuberが「北朝鮮でなければ金日成・金大中が主導したのか」と主張し、イさんの胸ぐらをつかもうとして管理者の制止を受けた。(後略)

* * * *

 

 

  


 

 

 

 

 

2022/02/22

『韓国「反日主義」の起源』雑記9 - 朝鮮ファンタジー歴史ドラマの起源

デイリー新潮の『鈴置高史 半島を読む』シリーズの最新記事『誰が大統領になっても韓国は「内紛の時代」へ 「レミング」が生む李朝への先祖返り』に書いてあった事のメモ。

ブログ主はドラマ自体殆ど観ないので、観たことはありませんが、李氏朝鮮時代を扱った歴史ドラマは、かなりこの時代を美化しているようです。

前述の記事によると、こうした歴史観は20世紀末頃に広まったそうで、鈴置氏によると、”韓国人の自省の源だった「李朝の欠陥」という苦々しい記憶も抹消され始め”、”「李朝は近代化に向け歩み始めていたが、日本の植民地化により頓挫した」との歴史観が20世紀末頃から急速に広がった” のだそうです。

そして紹介されているのが、韓国で1996年に出版(日本では1997年に翻訳・出版)された『朝鮮王朝実録』(朴永圭 著)。

200万部売れたそうですが、Amazonの商品説明には ”李成桂が王朝を開き、明治日本に蹂躙されるまで、五百年の正史を一冊に縮約。中国の圧力と新興日本の間で独自の文化を育んだ長寿の王朝を、ディテール豊かに伝える。日韓関係を大陸側から読める必須の史書。” とあります。

確かに、ウリナラファンタジー臭がプンプンしますw

鈴置氏の論考は韓国の党派の争いがテーマですが、この本には、李氏朝鮮時代の欠陥であった党争も、それを「悪」だとしたのは日帝である、と書かれているそうです。その部分だけ孫引きします。

  • 韓国人は党争で朝鮮が滅びたという認識を強要されてきた。日帝強占期に日本により強要された、こうした植民地史観の根本問題は、まさに朋党政治に対する正しい認識が欠如していたことによるものだ。(191ページ)
  • したがって、好ましくないと思われる党争、すなわち朋党政治は、決して植民地史観によって強要されたような「亡国的な権力争い」ではなかったのだ。(191ページ)

 

これを読むと、鈴置氏の言うとおり、「李氏朝鮮時代は欠陥があった」という認識がこの頃迄はあったのが分かります。そして、「その歴史観は日帝が強要」したと、日本人のせいにしていますね。

 

なお、『朝鮮王朝実録』の原書( 한 권으로 읽는 조선왕조실록)は、調べて見ると、改訂増補版(2004年)や改訂版(2017年)も出ているロングセラーのようで、それぞれ10点中9点以上の評価がつき、69件とか87件のレビューもついているようです。

 

ところで、この記事を読んで初めて知ったのですが、韓国では1度だけ議院内閣制(張勉内閣)が採られた時期があったそうです。

以下は、Wikipedia『張勉』からの引用です。

第2共和国における実質的な権力者として国務総理に就任した張勉であるが、与党である民主党内部の新派・旧派による内紛で政権基盤の弱体化が激しく、政局の安定化に失敗した。そして政権による軍部統制の失敗[3] から、就任翌年には朴正煕を中心とする軍人による軍事クーデター(5・16軍事クーデター)が発生し、政権を追われることになった。

 

制度の問題では無いってことですね。

 

  


 

 

 

 

 

2022/02/20

【慰安婦問題】尹美香夫婦による「慰安婦問題」の乗っ取り工作

2020年06月15日付けの『文春オンライン』の記事、『「お金をあげるから事務所に来なさい」慰安婦支援団体がいかに日本政府の調査を妨害したか』に、興味深い事が書かれていたのでブログにメモしておきます。

筆者の赤石晋一郎氏が、初期の頃に慰安婦問題等の日韓の問題に関わって来た臼杵敬子氏を取材したものです。

 

1990年代、韓国に於いて、慰安婦問題は2つの団体が中心となっていました。

一つは「太平洋戦争犠牲者遺族会」(以後、「遺族会」)で、もう一つは「挺対協」(現・「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」、通称「正義連」)です。

臼杵敬子氏は、「遺族会」に寄り添って活動してきた方で、「遺族会」の共同代表の梁順任(ヤン・スニム)氏は、元朝日新聞記者、植村隆氏の義母としても知られています。

臼杵氏によると、1993年頃、尹美香(ユン・ミヒャン)氏は挺対協の幹部、夫の金三錫(キム・サンソク)氏は「遺族会」の事務局長をしていたと言うのです。但し、金三錫氏は、三か月あまりで退任し逃げだしたそうです。

 

金三錫氏がどのような人物か、記事から引用します。

金三錫氏は民族解放派とか、セクトだとかいう噂が付きまとう人物で、遺族会事務局長を辞めた後の1993年、北朝鮮の工作資金を受け取ったとして、妹とともに軍事機密漏洩などの罪で起訴、服役しています。この兄妹スパイ疑惑は再審請求により、国家保安法違反は認定されましたが、その他は無罪となりました。

 

この2つの団体の性格の違いは、「遺族会」は、元慰安婦だけでなく、太平洋戦争犠牲者の補償金を日本政府から取ることが目的。従って、日本での元慰安婦裁判は、主に「遺族会」と日本の弁護士が共同で行っていました。一方の「挺対協」は、元々はキリスト教系・フェミニズム団体で、人権問題として慰安婦問題を扱う団体です。

但し、これは表面上で、「遺族会」は、日本政府から補償金を取ってやると言って、会費をだまし取って摘発されたことがあります。謂わば、手数料商売。〔下図参照〕 「挺対協」は北朝鮮と日本の親北組織(社会党や朝鮮総連)と連携して、日韓離間工作をするための組織です。従って、挺対協は、慰安婦問題を終わらせる事を阻止する立場の団体です。

 

20110509_sankei
2011年5月9日 産経新聞:「日本から補償金」3万人騙す。韓国の団体幹部ら摘発
※2014年2月、梁順任氏は 証拠不十分で無罪

 

『文春オンライン』の記事によると、1993年春、ジュネーブの国連人権会議にこの2つの団体が参加したとあります。日本の戸塚悦朗弁護士の発案です。

この時、尹美香夫妻が、方や、挺対協の事務局長として、方や、遺族会の事務局長として、ジュネーブに来ていたのだそうです。そして、後に、元慰安婦の女性達に、「お金を上げるから事務所に来なさい」と言って、挺対協に囲い込んだ、というわけです。

サーカスには芸をする熊が必要です。尹美香夫妻は熊を全て手元に置くことが金になると考えたのでしょう。

 

* * * *

以下、記事に書かれている事柄を時系列に整理しておきます。

 

1990年6月 韓国太平洋戦争犠牲者遺族会のメンバーが、問題を訴えるために釜山からソウルまでを徒歩で500キロの大行進

  • 臼杵敬子氏、遺族会共同代表(当時)の梁順任(ヤン・スニム)氏と出会う。

1992年 戸塚悦朗弁護士等、ジュネーブ・国連人権委員会で慰安婦問題などを提起

1993年 再び、国連人権委員会で慰安婦問題などを提起

  • 尹美香夫妻がジュネーブに同行。一緒の部屋に宿泊。
  • 挺対協側は、梁順任(ヤン・スニム)氏に対し、「英語もできないのに、何しに来た」と侮辱。
  • 間もなく、金三錫氏は「遺族会」を退任。

1993年7月 日本政府、慰安婦問題への取組を本格化

  • 記事より: 在韓日本国大使館・参事官だった武藤正敏氏は、まず挺対協と交渉を始めました。挺対協は「日本政府は調査をしろ」等と訴えていたので、日本政府として元慰安婦の聞き取り調査を行いたいと打診したのです。しかし「日本は信用できない」と言って挺対協は調査を拒否した。武藤氏はその後、遺族会に話を持ち掛けました。梁氏から相談された私〔引用者註:臼杵敬子氏〕は「当然、やるべきだ」と即答しました。
  • 調査は龍山(ヨンサン)にある遺族会の事務所で、7月26日から30日までの5日間で行われ、金学順さんや金田きみ子さんを始めとする16名の元慰安婦が参加。
  • 挺対協は「日本政府の真相調査を受けるな!」とピケを張り、反対デモ。
  • 臼杵敬子氏、元慰安婦から、「『250万ウォンあげるから、日本政府の調査に協力しないと誓約書を書け』と挺対協から言われた」という話を聞く。

1993年8月 河野官房長官が「慰安婦関係調査結果発表に関する内閣官房長官談話」、いわゆる河野談話を発表

 

 

  


 

 

 

 

 

2022/02/16

【事大主義と主体思想】韓国ではなぜ「親日=極右」なのか?【2022年2月14日プライムニュース】

2月14日の『プライムニュース』は、『日韓「政治&文化論」 近くて遠いのは何故? 米中関係と大統領選挙』というテーマで、ゲストは先﨑彰容(ぜんざき あきなか)日本大学危機管理学部教授と権容奭(クォン・ヨンソク)一橋大学法学研究科准教授でした。

毎回、先崎教授の解説は非常に分かりやすいのですが、今回も韓国の右派(保守派)と左派(進歩派)の対立軸を分かりやすく説明されていたので、メモしておきます。

韓国の左派は南北統一を目指し、非常に民族主義的なのですが、これは一見、右翼的であり、なかなか理解しにくいものがあります。同様に、親日派を売国奴と呼ぶと同時に「極右」というのも、日本人の感覚では、「極左」の間違いではないのか?と思います。

 

先崎教授は以下のように解説されていました。〔番組の中の言葉を繋ぎ合わせたりして整えているので、教授の発言ママの引用でない事をお断りしておきます。

 

文在寅政権は左派と言われる。民族統一が左派というのは一見おかしく聞こえる。現在野党の保守派はアメリカとの同盟を重視しており、北朝鮮とは距離を置く。

これは日本の60年・70年安保闘争まで遡って考えると分かる。共産党のような左翼が自民党を批判する際、自民党を「米国に従属している」と言って批判していた。米国の帝国主義に反対するのが我々だというのが左派の考え方。尤も、彼らは中国をバックしにしていたが。

南北統一を目指すというのは、我々から見ると右翼的に見える。しかし、だからこそ独立したい(米国の従属状態から抜け出したい)のが韓国の左派。だから、左派政権の時の方が防衛費が増大する。

 

もう一つ、別の箇所で語った「事大主義」の説明も参考になります。

事大主義の「事大」とは「大に事〔=仕(つか)〕える」という意味で、自主性を欠き、勢力の強大な者につき従って自分の存立を維持するやりかた。

1961年にクーデターで政権を握った朴正煕大統領が韓国国民に言ったのは「事大主義になってはいけない」、「主体性を持たなければならない」という事だった。

しかし、米国に接近する韓国の右派政権を北朝鮮の立場から見ると、「アメリカのポチ」であり、主体性を欠いているように見えた。

朝鮮半島に於いて、どちら()が統一するか、即ち、どちらがプレゼンスを持つかという点に関し、「こちらの方が主体的で自立している」と言って出てきたのが「主体(チュチェ)思想」。実際に、60年頃、北朝鮮は中国ともソ連とも条約を結び、自立しているという自負があり、韓国は一方的にアメリカに追従しているように見えた。

※ブログ主註:北も南も相手を国とは認めていないことに注意。例えば北は、南を保守(反民族主義者達)に占領されていると見ている。

これ(朴正煕のスタンス)が韓国の保守派のマインド。それに対して、革新(進歩派)側は南北の関係を強化していく考え。2008年に保守系の李明博が大統領になってアメリカとの関係を強化すると、北朝鮮は李明博を「事大主義的売国野郎」のように批判した。

 

つまり、米帝国主義に追従していると言って自民党を批判する共産党と同じ論理です。

この文脈で言うと、「親日」というのは「日本という帝国主義に追従する事大主義」であり、更に、日本の肩を持つような事、例えば、「慰安婦は性奴隷ではない」という様なことを言えば「極右」となるわけです。→【追記】西岡剛教授がしばしば仰っている「左派から見た保守派」は、そもそも、大韓民国は親日派によって作られた国で、この親日派が親米派となった、という認識だそうです。この場合、日本の帝国主義の追従者がそのまま米国帝国主義の追従者になった、という説明が成り立ちます。

いずれにしても、左翼(共産主義者)の視点なのです。

 

 

  


 

 

 

2022/02/13

【北朝鮮・韓国】2016年に中国から12人の美女を連れて亡命した男性がYouTubeに登場

脱北して現在日本在住のキム・ヨセフさんの『脱北者が語る北朝鮮』というYouTubeチャンネルに、2016年に中国から集団脱北した男性(ホ・ガンイル氏)が出演していました。

最初は、単に「エリート家庭出身の脱北者」としか紹介されなかったので、最後にホ氏だと知って、ビックリしました。

  

 

2016年に中国浙江省寧波の「柳京食堂」で働いていた従業員20人のうち、女性従業員12人と支配人とされる男性(ホ・ガンイル氏)1人の13人が脱北しましたが、結局この男性も、民弁や正義連の尹美香(ユン・ミヒャン)夫婦、日本から来た朝鮮総連の人間に北に帰るようにしつこく迫られ、第三国に再び亡命しました。

現在はアメリカに住んでいらっしゃるとのことです。

この脱北は、正義連の尹美香の横領問題が発覚して、再び注目をされました。

尹美香が私的に使っていた施設を舞台に説得工作が行われていたからです。

ホ氏や12人の女性が脱北してからの経緯は過去のエントリー『【正義連/挺対協】再び注目される2016年の12人の美女集団亡命事件』にまとめてありますが、何故、北が彼を取り戻そうと大騒ぎしていたのか不思議でした。

大物の子息だったからのようです。

 

 

  


 

 

 

2022/02/12

【疑惑だらけの北京冬季五輪】中国選手の二重国籍疑惑

中国の専門家、興梠一郎教授の解説動画をご紹介します。

 

 

日本ではあまり関心がない競技のせいか、ブログ主は海外で話題になっていることを知らなかったので。

フリースタイル・ビッグエアで金メダルを取った中国の選手、谷愛凌(中国=米国名アイリーン・グー)に二重国籍疑惑があり、欧米のメディアが相次いで報道しているそうです。

ポイントは、中国は「二重国籍」を認めていない、ということです。

従って、彼女の場合は、米国籍から離脱している必要があるのですが、その痕跡がない(官報に載っていない)のだそうです。

ニューヨークの中国総領事館は、「中国の代表として出ているなら、中国国籍か【永住権】を持っている必要がある」と答えたそうですが、「永住権」だけでは、その国の代表にはなれません。

他にも、フィギュアスケート男子のネイサン・チェン選手がなぜ中国で人気がないのか、等について解説されています。

 

* * * *

 

冬季五輪は得点競技の割合が高く、得点だけでなく、失格の判定とか、審判のさじ加減が入る要素が多いので、疑惑の判定が発生することは多いのですが、今回は特に多いようです。

ショートトラックでは、数々の疑惑、例えば、中国選手の反則が取られないと言ったことが、既に何件か起きており、韓国選手も被害に遭っています。

尤も、ショートトラックは以前から問題が多く、古く(?)は、2002年のソルトレイクシティ五輪の時、アメリカのアントン・オーノ選手と韓国人選手との接触がありました。

ショートトラックスケートでは、進路妨害という反則があるので、もし、韓国の選手が先に進路妨害をしたなら、それを避けるために手を出す事もあると思いますが、正しいジャッジがなされれれば、先に進路妨害をした選手が反則というのは理解できます。ただ、ショートトラックは接近する競技なので、進路妨害のように見えると言えば見えるし、疑惑の判定が生まれやすい競技と言えます。

オーノ選手は、あからさまに押したというのではなく、大袈裟なジェスチャーで「自分は触ってない」というアピールをしたことで韓国人選手の進路妨害をアピールした(ように見えた)のですが、同年の日韓共同開催サッカー・ワールドカップで、アメリカ相手に韓国チームがゴールした後、スケートのパフォーマンスをしたことで、〔そういう国民性だと知らずに、〕”ドン引き”した日本人も多かったのではないかと思います。

中国で開催されているから、とも言えないのは、過去にもソルトレイクシティでは、フィギュアスケートの不正採点があったり〔※時事通信「フィギュア事件簿」 〕、今回の北京でも、スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手の2回目の演技ではアメリカやカナダ、スイスの審判の判定は物議を醸しています。

スキージャンプ混合でジャンプの強豪国が軒並みスーツの規定違反で失格になったこともありましたが、中国選手に全員の審判が飛型点で20点〔=満点〕を付けた事もありました。飛距離が短くて、大勢に影響はなかったのですが。〔但し、画面では20点満点でしたが、公式記録では違うようです。単なるミスかも知れません。〕

フィギュア団体の表彰式が、”政治的な理由” とかで、未だに行われないのも変ですね。ロシアの選手にドーピング問題が浮上したのが原因かどうかは分かりませんが。

不正採点疑惑以前に、そもそも、北京で五輪を開催して良いのか?という疑問はありますが、これだけ中国が政治的影響力を、特にスポーツ界でも持ってしまった以上、今後も目に余る行為が増えるのであろうと思います。

 

 

  


 

 

 

2022/02/09

【反日教育】慰安婦集会(水曜集会デモ)に駆り出される子供達

偶然ですが、YouTubeの『채널fujichan』(チャンネルフジちゃん)に、水曜集会のカウンターデモをされている団体の一つ、「悪い教育に憤る父兄連合」のスピーチが日本語字幕付きupされ、『シンシアリーのブログ』にも、同じテーマの『慰安婦集会に参加した小学生たちの話』がupされたのでご紹介します。

 

両者とも「水曜集会デモ」で、参加した小学生にどのような事がなされているかがよく分かります。

 

 

この子達の親の世代も、反日教育を受けて育ったので、子供がこのような目に遭っていると知っても、何とも思わないのでしょう。

ある種の虐待ですよね。

 

そもそも、韓国の子供達は、自分達が「反日教育」を受けているとは思っていません。

上記動画やブログで紹介された「反日教育」については、韓国人ジャーナリスト崔碩栄氏が別の例でシンシアリーさんと同じ事を書いていましたが、別の例とは、自治体を挙げて学校の日程残滓を生徒に見つけさせるという活動です。

校章とか植木とかの日帝残滓を見つけて、例えば校章なら、生徒に新しくデザインさせたりします。そして、日帝残滓を撲滅した生徒達は表彰されたり、大人から褒められます。これで自分達は「正しい事をやっている」と認識するのです。

歴史教育にしても、韓国人は、自分達は「正しい歴史を学んでいる」と思っているので、「それを否定する日本人が『嫌韓』なのだ」と考えます。

もうこれは ”刷り込み” なので、たとえ、部分的、例えば、「日本統治時代に経済的に発展した」事を受け入れたとしても、それでも「日本人は悪いやつ」という認識からは脱することができないのです。

ブログ主はよく『李承晩TV』のコメント欄を機械翻訳で読んでいるのですが、もちろん、日本人に読まれるとは思ってないからでしょうが、よく見るパターンが「日本にやられたことは忘れてはいけないが、日韓は協力しなければならない」みたいなコメントです。

 

日本に帰化しようと考えているシンシアリーさんだからでしょうが、韓国人の反日には自浄作用はないそうで、ブログ主も基本的にはそう思います。あまりにも多岐に渡って「悪辣な日本人」が刷り込まれていますから。

ただ、水曜集会のカウンターデモをしているような方々や、YouTuberの「キムチわさび」さんのように、憎悪の連鎖を断ち切ろうという努力をされている方々を否定したくはないので、希望だけは失わないつもりです。

 

 

  


 

 

 

2022/02/08

【韓国】『光復』という言葉の意味

2月5日付けでシンシアリーさんが『北京冬季オリンピック、韓服を「中国の少数民族」として表現・・参席した韓国の長官は「じゃ、韓国は国家になれなかったというのか」としながらも、ちゃんと抗議できず』というエントリーを公開されました。

これは、開会式に、中国の少数民族の衣装を纏った人達が現れ、その中の「朝鮮民族」らしき女性が、韓国人が言うところの「韓服」、要するにチマチョゴリでしょうが、を着ているということで韓国人が怒り、更に、韓国の体育長官が韓服を着ていたのは間抜けだ、という話です。韓国国民からしたら、「お前は少数民族代表として出席したのか?」という事のようです。

 

20220202_beijing01

 

客観的に見ると、例えば日本で開催されるイベントで、日本に住む朝鮮系の人達が少数民族としてチマチョゴリを着て参加するのとどこが違うのだ?とは思いますが。

 

演出としては、単に国内の少数民族をアピールしただけだと思いますが、この件で、少し前に日本で話題になった「国恥地図」を思い出しました。

「国恥地図」はネットで検索すると幾つか出てきますが、”過去100年間の戦争によって外国に奪われた中国の国土範囲を表した地図のようだ。戦前の中華民国の時代に作られたもの” だそうです。〔東洋経済オンライン:中国が考える本当の領土?「国恥地図」実物を入手 「領土的野望」の起源が「この地図」にあった(譚璐美)〕

地図には、その土地が失われた日にちまで描き込まれており、国の恥を忘れない、という意味で、いつか取り返す意思を示すものです。

これには台湾などと共に朝鮮半島も含まれています。〔確認していませんが、日付は恐らく、清に朝鮮の独立を認めさせた下関条約の調印日でしょう。

そもそも、韓国や台湾が「解放」の意味で使う「光復」は「(中国が)失われた土地を回復する」事なのです。

台湾の場合は、8月15日ではなく、”台北市で台湾における降服を受諾する式典を行った” 10月25日が「台湾光復節」とされていますが、上記の意味を考えれば、国民党の目線ではまさしく領土を取り返した日であり、「光復」の言葉を使うのは正しいのですが、韓国はどうでしょうか?

日本統治時代、蒋介石の国民党軍の指揮下にあった武力組織が「独立軍」や「臨時政府軍」ではなく「光復軍」という名前なのはそういう意味なのです。

従って、台湾(中華民国)はともかく、韓国人が「光復万歳」を叫ぶのは、本来滑稽なことなのです。

 

 

  


 

 

 

 

【デイリー新潮】「慰安婦=職業売春婦」論文で「村八分」となったハーバード大教授が激白する“異常なバッシング”

おそらく、『週刊新潮 』に掲載された記事だと思うのですが、掲題の記事(ラムザイヤー教授の独占インタビュー)がネットで公開されているので、そのURLをご紹介します。

 

 

併せて、同じくデイリー新潮の、有馬哲夫教授の寄稿文『ラムザイヤー教授「慰安婦論文」を批判するハーバード大学教授は文献を読めていないのではないか(前編)』を読むと良いかと思います。ここにラムザイヤー教授をバッシングした人物がどういう立場か書かれています。

後ほど、教授を攻撃した人物をまとめておこうとは思っていますが、取り敢えず、ブログ主の覚え書きを兼ねて記事のご紹介まで。

 

 

  


 

 

 

 

【”徴用工”問題】「強制労働」は forced to workかforced laborかの違いではない

『月刊Hanada』が2021年10月号に掲載した、山岡鉄秀氏の「もうひとりの河野洋平 “強制労働”を認めた日本のユネスコ大使」という論考をWeb上で公開しています。

ここでは、一部だけ引用します。

 

* * * *

2015年6月21日、尹外交部長官は訪日して岸田外相と会談を行うのだが、また日本はまんまと騙される。韓国も「百済歴史地区」の世界遺産登録を目指しているので、お互いに協力しようと合意する。 

日本は約束を守って応援し、韓国の申請は無事に全会一致で可決されるのだが、日本の番になって案の定、韓国が約束を反故にして難癖をつけてきた。遺産群の描写に「強制労働」(forced labor)という表現を入れろというのである。

これでは卓袱台返しだ。日本側は反発するが、外務省が示した妥協案は噴飯ものであった。表現を和らげて、「労働を強いられた」 (forced to work)で合意したというのである。

私は当時、このニュースを聞いて耳を疑った。それら2つは全く同じ意味だからである。名詞形で表現するか、動詞形で表現するかの違いでしかない。難関大学を出て難関国家試験に合格したエリートの英語力と交渉力には、呆れかえるばかりだ。

当然ながら海外メディアは「日本が強制労働を認めて世界遺産登録を獲得した」と報じた。

* * * *

 

ここで、実は以下の毎日新聞記者の澤田克己氏の寄稿文は、前回のエントリーに追記したのですが、このエントリーに移動させて引用します。

表題を見れば分かるように、彼は、「forced laborとforced to workは違う」という趣旨でこの文を書いています。

 

* * * *

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/5204
「forced labor」と「forced to work」日本人が知っておかなければならないこと
「日本が強制労働を認めた」と喧伝する韓国メディア
2015年7月28日
澤田克己 (毎日新聞記者、元ソウル支局長)

(前略)そろそろ本題の「forced labor(強制労働)」と「forced to work(働かされた)」の違いに入ろう。既に多くのメディアで指摘されているように、一般的には同じ意味に見えるフレーズだが、日本政府は「国際法的にはまったく意味が違う」と説明している。

 最大のポイントは、日本が1932年に批准した国際労働機関(ILO)の強制労働条約第1条および第2条第2項との関係だ。第1条は「一切の形式における強制労働の使用を廃止する」と定めている(ILO日本事務所のサイトにある文語体の日本語訳を口語にした)。英文を見ると、「強制労働」は「forced or compulsory labour」だ。そして、条約でいう強制労働に当たらない場合を規定した第2条第2項(d)に、戦争や地震、洪水、飢饉などを例示した「緊急の場合」に強要される労務が挙げられている

 日本政府は、国民徴用令に基づいて行われた徴用は第2条第2項(d)に該当するので強制労働ではないという立場だ。国民徴用令は1944年9月から朝鮮にも適用されているので、それ以降に行われた朝鮮人の徴用も合法だったということになる。日本政府高官は登録決定後、「forced laborを使うと第1条のみが連想されて誤解を生むといけないので、forced to workを使った」と説明している。だから、韓国が「forced labor」という表現を使うことは受け入れがたいという判断になったのだ。(後略)

* * * *

  

”forced to work” と ”forced labor” の違いではありません。彼がいみじくも書いているように、重要なのは、「戦争の場合に強要される労務」は、国際法に違反する「強制労働」ではないという事です。

「徴用」には既に「強制的な」という意味が含まれており、日本では、一般的には「徴用」と言えば「戦時下」だと理解しますが、主張すべきは「戦時下での動員」ということです。〔漢字を知らない韓国人は「強制徴用」などと「馬から落ちて落馬した」的な事(=重言)を言いますが、漢字が分かる金柄憲所長のような方は呆れていました。

ちなみに、「compulsory labour」の「compulsory」とは「義務的な、強制的な、必修の」と言った意味で、「optional(任意の、選択制の)」の対義語ですが、いずれにしても、言葉の問題ではないのです。

だからこそ、前回ご紹介した、外務省のサイトでは、スピーチ全文の後に、以下のような注釈を書いているのです。

 

【注1】
「意思に反して連れて来られ(brought against their will)」と「働かされた(forced to work)」との点は,朝鮮半島出身者については当時,朝鮮半島に適用された国民徴用令に基づき徴用が行われ,その政策の性質上,対象者の意思に反し徴用されたこともあったという意味で用いている。

 

こんな注釈を、サイトの上だけで後からコソコソ付け加えた事に国民は怒り、そのくせ、「forced laborとforced to workは違う」等という詭弁を弄するから、更に許しがたいのです。

2月2日の『プライムニュース』でも佐藤正久参議院議員が同様のことを言っていました。佐藤氏に対しては日頃から評価していますが、彼でもこんなレベルの言葉遊びをしているのですから不安です。

 

201507_kishida

 

山岡鉄秀氏が指摘するまでもなく、当時、多くの言論人が「forced to work」、しかもご丁寧に「brought against their will(意思に反して連れて来られた)」などとスピーチに入れている事を批判しましたが、恐らく、日頃から韓国寄りの澤田氏は、そういう言論人の無知?を嘲笑する文を書いたのだと思います。しかし、タイトルで無知を晒しているのは澤田氏です。

韓国が「forced to work」で納得したのは、国際法違反ではなくても、世界に「悪辣な日本人」を喧伝できるからです。

 

今回の佐渡金山の例で言えば、合計1500人程の朝鮮半島出身労働者の内、約1000人は募集、残りの500人程が官斡旋か徴用ですが、朝鮮半島で国民徴用令が発効したのは、終戦の前年の1944年9月から航路が遮断される迄の7ヵ月程の期間なので、どれほどの人数がいるかも分かりません。(恐らく、採用された日付などから、その内訳も分かっているのではないかとは思いますが。)

たとえ、500人全員が「徴用」であろうとも、戦時に伴うものなので、なんら疚しいことはありません。

今回こそは、「大半は応募してきた募集工であり、ごく一部は戦時徴用だ(ドヤッ)」と言わないとダメなのです。

言葉の問題はないと書きましたが、単独で使うときは、日本語では「強制労働」を使わずに「徴用」と言うこと、英語その他の言語では、「戦時下の動員(徴用)」と、誤解の与えない書き方をすべきです。

 

 

  


 

 

 

 

2022/02/07

【韓国語】「座席(좌석)」と「磁石(자석)」の区別がつかない?

ハングルが劣っていると言うつもりはなく、「言葉」に興味があるブログ主には面白い話題だったので、メモしておきます。

 

金柄憲所長がSNSで、中央日報のある記事のタイトルを、「今は磁石座席も区別できない記者がいる」と、話題にしていました。

そのタイトルとは、『 "뒷자석 아기 자고있어요"…캐나다가 놀란 제네시스의 혁신』というもので、誤字を添削した上で翻訳すると、『後部座席の赤ちゃんスヤスヤ」…カナダが驚いたジェネシスの革新』と書きたかったようなのですが...

ジェネシスというのは現代(ヒュンダイ)自動車の高級車種ですが、どういう意味かと思って調べたら、この記者は「後部席」なら「뒷석」と書くべき所を「뒷석」(後部席)と書いているようです。

これが何で「磁石と座席も区別できない」になるのかと言うと、「뒷」=後(部)を取り除いて、「좌석」(jwasok)や「자석」(jasok)だけだと、前者は「座席」、後者は「磁石」の意味だからです。

発音は、日本人の私が聞くと、ほとんど区別ができないのですが、SNSの他の方のコメントを読むと、どうやら、発音が似ているから書き間違えたのではなく、韓国人の少なからずが、後部座席を「後ろのの席」だと誤解しているようです。「優先者席」(韓国では「弱者席」のように言うらしい)からの類推だとのことです。

ある方がコメントで、「カナダ人が驚く前に、韓国人がビックリだよ」と書かれていたのには笑ってしまいました。

 

時々、ハングルの同音異義語を区別するために、日本語のルビのように、「좌석(座席)」のように括弧書きで漢字を書いている記事を見かけますが、この件は同音異義語の問題ではなく、ハングルでは概念を理解しにくいので言葉が乱れていく、という問題です。

日本語では誤変換に気付かないというミスがあり、これは表音文字の韓国語(ハングル)では起こりませんが、上記のような例は日本語ではまず起こらないミスでしょう。

ただ、日本語は一つの漢字が複数の音を持つので、耳慣れない単語だと、思い込みで間違った漢字を使ったり、調べないと正しい漢字で書けないという事は良くあります。また、表示される変換候補から、正しい漢字を選べないという事もあります。地名や人名といった固有名詞では特にそうですね。

敢えて、この例と似たような現象を日本語に探すと、「○ 的を射る」と「× 的を得る」のような、誤解が定着した例かなと思います。「的を得る」がどれ程許容されているかは分からないのですが、「的を得る」“も” 正しいと主張する人はネットで見たことがあります。

ことわざ辞典の解説:「当(とう)を得(え)る」「要領を得る」などとの混同から「的を得る」とするのは誤り。「× その分析は的を得ている」「× 的を得た発言」「○ 当を得た答え」

 

 

  


 

 

 

 

2022/02/05

【佐渡金山】自民党議員(佐藤正久氏、小野寺五典氏)が岸田文雄首相に忖度?【プライムニュース】

佐渡金山の世界遺産登録推薦に関連し、2日、3日と、BSフジの『プライムニュース』に自民党の佐藤正久参議院議員と小野寺五典衆議院議員が出演されました。

そこで、ブログ主、いえ、所謂「徴用工問題」に関心を持っている者には解しがたい発言をされていました。

佐藤議員は、「forced laborは『強制労働』だからダメだが、forced to workは『厳しい環境で働かされた』だから良い」という趣旨の発言で、小野寺議員も同様の事を言い、「(炭鉱の朝鮮人労働者が)過酷な状況にあったのは事実」と言っていました。

これ、理由は分かるのです。

2015年の明治の産業遺産でしでかしたヘマ、つまり、韓国との妥協で「forced to work」という言葉を入れてしまった事を正当化しないとならないからです。

 

201507_kishida

 

自縄自縛に陥っています。

 

外務省のサイトに、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」のユネスコ世界遺産一覧表への記載決定(第39回世界遺産委員会における7月5日日本代表団発言について)というタイトルで、当時の佐藤地(くに)ユネスコ大使のスピーチ全文〔英文と日本語訳〕がありますが、それを引用します。

 

* * * *

議長、日本政府を代表しこの発言を行う機会を与えていただき感謝申し上げる。

日本政府としては,本件遺産の「顕著な普遍的価値」が正当に評価され,全ての委員国の賛同を得て,コンセンサスで世界遺産登録されたことを光栄に思う。

日本政府は,技術的・専門的見地から導き出されたイコモス勧告を尊重する。特に,「説明戦略」の策定に際しては,「各サイトの歴史全体について理解できる戦略とすること」との勧告に対し,真摯に対応する。

より具体的には,日本は,1940年代にいくつかのサイトにおいて,その意思に反して連れて来られ,厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者等がいたこと,また,第二次世界大戦中に日本政府としても徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる所存である。

* * * *

 

日本語でさえ、「その意思に反して連れて来られ」は『強制連行』、「(厳しい環境の下で)働かされた」は『強制労働』をイメージしますが、英文だと尚更で、原文は以下のようになっています。

Japan is prepared to take measures that allow an understanding that there were a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions in the 1940s at some of the sites, and that, during World War II, the Government of Japan also implemented its policy of requisition.

 

この表現は、今や、韓国に妥協して入れたのは衆知の事実ですが、ご丁寧にこの外務省のサイトには「NOTE(注解)」として、以下のような説明があります。

 

* * * *

【注1】
「意思に反して連れて来られ(brought against their will)」と「働かされた(forced to work)」との点は,朝鮮半島出身者については当時,朝鮮半島に適用された国民徴用令に基づき徴用が行われ,その政策の性質上,対象者の意思に反し徴用されたこともあったという意味で用いている。

【注2】
「厳しい環境の下で (under harsh conditions)」との表現は,主意書答弁書(参考)にある「戦争という異常な状況下」,「耐え難い苦しみと悲しみを与えた」との当時の労働者側の状況を表現している。

【参考】
近藤昭一衆議院議員提出の質問主意書に対する答弁書(平成14年12月20日閣議決定)(抜粋)
「いわゆる朝鮮人徴用者等の問題を含め,当時多数の方々が不幸な状況に陥ったことは否定できないと考えており,戦争という異常な状況下とはいえ,多くの方々に耐え難い苦しみと悲しみを与えたことは極めて遺憾なことであったと考える。」

* * * *

 

こんなの誰が読むかって。スピーチが全てです。

 

『河野談話』と同じなのです。

韓国に妥協するために、スマラン事件というごく例外的な事件を理由に、官警による強制動員があったとわざわざ入れ、あたかも、それが一般的かのように読めるようにして、韓国に言質を取られてしまいました。

今回登録しようとしている佐渡金山では、1,500人程の朝鮮半島出身労働者の内、約1,000人は募集、残りは官斡旋か徴用だと分かっています。

給与は高額でしたが、南朝鮮から来た労働者は農民が多く、坑夫のような仕事になじめずに逃げた者も大勢いました。〔北は工業化が進んでいたので雇用があり、出稼ぎ労働者はほとんどが南から

しかし、内地(日本)で働く事は大金を稼ぐチャンスで、何とか日本に来ようとして、ブローカーに騙された者もいたくらいで、傾向としては、「意思に反して」どころか、来たくて来たくてしかたがなかったのです。

 

今回も、2015年と整合性を持たせるために、「forced to work」を使うのではないかと心配しています。

* * * *

追記した部分は次回のエントリーに移動しました。

 

  


 

 

 

 

【アイヌ・朝鮮人】アイヌの民族内差別から「差別」を考える

北海道大学の論文アーカイブスに『アイヌ社会における差別の問題 : 生活史から見る民族内差別』という論文があります。「北海道大学アイヌ・先住民研究センター」の論文集の一つで、リンクを貼ったURLからダウンロードできます。

これは、「アイヌ民族は、長い間差別の対象であり続けており、現在もなお多くの差別が現実の問題として存在している」としながらも、「アイヌ社会もそれ自体が一つの社会として存在している以上、その内部における差別とは無縁ではない」と、アイヌ同士でどのような差別があるのかを調査した論文です。

13ページほどの論文なのでご一読頂ければ良いのですが、アイヌの方にアンケートを採った結果が表にまとめてあるので、その表をご紹介します。〔2枚に分けていますが、元は一つの表です。〕

 

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これを読んで分かるのは、「アイヌ同士でも差別があり」、「アイヌを嫌っているのはアイヌ自身」という事です。

 

アイヌに限らず、一般的に、自らをマイノリティと規定して、マジョリティから「差別されている」と被害者ぶる事は良くありますが、そのマイノリティのコミュニティでもまた差別はあるのだと言う事がよく分かります。

 

「差別」とは、大きく分けて2つあると思います。

一つは①政治的な差別で、例えば、特定の集団だけ選挙権が無いとか、学校に行けないといったもの。もう一つは、②学校や地域社会での虐め・差別です。

アイヌに関しては、①はありませんでした。むしろ、生活弱者として、『旧土人保護法』〔〕で優遇されました。

※『旧土人保護法』とは、「旧・土人保護法」ではなく、「旧土人・保護法」です。正確な定義は分かりませんが、明治政府が北海道の土着の人を旧土人と新土人〔恐らく、明治期に本土から移住する前に土着化していた日本人〕に分け、アイヌは旧土人に分類されただけです。「土人」という言葉も現代ではネガティブなニュアンスがありますが、「土着民」という意味です。単に現代の価値観から来る語感で「差別」があったと主張しているだけです。

 

それ以外の外国人が「区別」されるのは、ある程度仕方がないでしょう。朝鮮人(韓国人・北朝鮮人)のアイデンティティがあるのなら、其の国の参政権があったりするのですから。外国人に国政を左右されたくはありません。

②は、建前としては良しとはしませんが、人間として未熟な児童・生徒ならよくある事で、見た目での差別、例えば「チビ、デブ」と同じレベルの話だし、地域社会では、素行の悪いのが、ましてや集落を作っていたり、変な宗教の信者の家庭だったら近づきたくないとか、嫁に行きたくない、或いは、娘を嫁がせたくないというのと同じ話です。

後者は、良くはないけれど、トラブルを避けたい本能のようなものです。

アイヌのアンケートでは「血の濃さ」云々というのがありますが、これは、昭和の時代の沖縄出身の芸能人によくある「あいのこ」差別をバネに云々という ”お涙頂戴話” と似たようなものでしょう。

 

ブログ主が住む地域(川崎南部)は、アイヌはいませんが、在日朝鮮人が多い地域です。そんなに意識したことはありませんが、日本の小中学校に通う朝鮮系の子供(同級生/帰化済みかも知れません)に関しては、苗字などから薄々は感じていても、普通に付き合っていました。

朝鮮系が多く住むエリアにも、焼き肉屋などが集まるエリア、つまり、日本の法を守って成功している人達と、工場の敷地や多摩川の土手を不法占拠して住んでいる人達があり、恐らく、朝鮮系の人達の間でも、ヒエラルキーとしては、「前者>後者」なのでしょうが、不法行為をしている以上、一般的社会では敬遠されるでしょう。

男子生徒の間では、朝鮮学校の生徒と喧嘩したとか聞きましたが、これは日本人の間でも、普通高校と工業高校の諍いとか、よくある話です。

ブログ主の世代では実際に体験はしていませんが、在日朝鮮人が素行が悪かったのは確かなようで、川崎駅の駅前一等地を奪った朝鮮人〔〕もいましたし、戦前生まれの祖母から「チョーセン部落の奴らが○○した」と言うのを聞いたことがあります。

同等に見られたくない朝鮮系の人は徐々にコミュニティを離れ、子供を一般の学校に通わせたりしたのでしょう。

 

※川崎の駅のキング通りは、みんな焼け野原で店は一軒しかなかった。(中略)みんな勝手に自分の土地にした。(中略)今ある川崎駅近くの店は、一軒残っていた呉服屋以外、みんな戦後勝手に振り分けた土地の所有者が代々継いできた店...〔下記キャプチャ参照〕

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Zainichi_korean02

 

駅前の一等地が「誰の土地でも無い」訳がありませんよね。男達が戦地から戻らず、女子供や老人しかいないのをいいことに、土地を奪ったのです。

 

差別が嫌だとか、同族の醜さを嫌がってコミュニティを抜け出す人、差別を利権として活用しようとする人、様々です。

これは民族的マイノリティだけではありません。

同じ日本人同士でも、女性とか、専業主婦とか、子供とか、障害者とか、学歴とか、被差別部落とか...。

 

変な分断工作に迷わされたら負けです。人間の心の未熟さ・弱さを突いて利権とするような人達を無視して孤立させればいいのです。

 

  


 

 

 

 

2022/02/03

日本統治時代のハングルタイプライターとハングル抹殺

金柄憲(キム・ビョンホン)所長は、古い新聞のアーカイブスから面白い広告や記事を見つけては取りあげてくれます。

今回はハングルのタイプライター。(1934年5月12日付け『東亜日報』)

 

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大きな文字の右側は、타자기(tajagi)と書かれており、漢字で書くと「打字機」です。

 

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打字機の完成祝賀会の記事に発起人の名前が書かれていますが、そうそうたるメンバー。

 

この広告は、同じ物が『300枚のユニークな広告が語る、こんなに明るかった朝鮮支配』(但馬オサム著)に掲載されているのですが、同書の同じページに、下のような広告も掲載されていました。〔画像は、ブログ主がNAVERの新聞アーカイブスから探してキャプチャしたものです。〕

 


19390213_typewriter
1939年2月13日『朝鮮日報』

 

こちらは目薬の広告です。

朝鮮半島では1920年代~30年代に「新女性」と呼ばれる女性達が、因習の壁を越えて社会に進出しました。尤も、この「新女性」という言葉は称賛や羨望だけでなく、ややネガティブな意味にも使われたようです。「今時の女性は...」というのと同じですね.

広告のイラストに使われるくらいですから、この頃には花形の職業としてタイピストもいたのでしょう。

 

話をタイプライターに戻すと、上述のハングルタイプライターは、宋基柱(송기주)という人物が米国留学中に作ったそうです。そう言えば、広告の会社名は「宋一商会」となっていますね。なお、このサイト〔韓国語〕によると、宋基柱は朝鮮戦争で拉致され、それ以来消息不明だそうです。

なお、このタイプライターは縦書きです。ハングルは左右上下に部品を組み合わせるので、このようにしたのでしょう。最初の広告画像を見ると分かりますが、紙を横向きにセットすると、縦にした時に縦書き文字になる仕組みです。

 

ところで、こういう話題になると、必ず「朝鮮語抹殺」という話題が出てきます。

金柄憲所長のFacebookにもそういうコメントがありました。

するとすかさず、金柄憲所長は「朝鮮語抹殺政策を施行したというが、朝鮮総督府の機関紙である毎日新報はハングルで書いている。」と、1944. 2. 3. 毎日新報 3面の記事をupされました。〔リンク先Facebookエントリーに画像あり。〕

戦争が激化すると、学校での朝鮮語の授業が無くなったり、役所の公文書が日本語のみになったのですが、それを大衆に強いたわけではありません。

 

 

  


 

 

 

 

【佐渡金山】「朝鮮徴用工」の写真の出典について

以前のエントリーに掲載した2人の朝鮮人労働者の画像は、日本語の分かる韓国人の方の手助けを借りて、2019年に日帝強制動員被害者支援財団が作成した「日本地域炭鉱山朝鮮人強制動員の実態」という調査報告書にある写真だと判明しました。

以下の画像は、その方がスクリーンショットを撮って送って下さったものです。

 

20191114_sado_worker01

 

日本語から大凡想像できるのですが、この2人の若者が故郷に送った写真を、子孫の朴順伊(パク・スンイ)氏が提供したもののようです。

 

前述の調査報告書ですが、以下のサイトのページの下部、「일본지역 탄광광산 조선인 강제동원 실태-미쓰비시 광업(주)사도광산을 중심으로.pdf」と書かれた所に報告書のリンクが貼られています。

  • https://www.fomo.or.kr/kor/article/ATCL542051617/68

 

驚くのは、この報告書の公開日(2019年11月14日)です。

上記サイトのタイトルを訳すと、「日本地域炭鉱鉱山 朝鮮人強制動員実態 -三菱鉱業(株)佐渡鉱山を中心に」とあり、韓国では既に2年前に佐渡金山の調査は済んでいるのです。

この調査報告書は110ページにも及ぶそうで、西岡力・麗澤大学教授がチャンネル正論『@CHANNELSEIRON 「世界を読む」西岡力氏解説、岸田政権は歴史戦から逃げるな』で解説されています。

1月28日放送の『言論テレビ』では、佐藤正久参議院議員が、「(佐渡の)ある市議が新潟の韓国総領事館で金山の事で話した所、あちらからは淀みなく反論が返ってきて、既に末端まで理論武装していたのが分かった」というような趣旨の事を仰っていました。

また、2月2日の『虎ノ門ニュース』では、大高未貴氏がこのテーマで解説していらしたので、番組が公開されている間に内容をまとめておこうと思います。

 

 

  


 

 

 

2022/02/02

【慰安婦問題】「慰安婦詐欺清算連帯」結成

このブログは基本的にブログ主の覚え書きなので、疑問に思って調べた事などを個人メモとして書いています。それでも、誰かの疑問を解決する役に立つかも知れないと思って補足説明も加えていますが、韓国以外の問題等、ツイッターで事足りる事や、他人に説明するまでも無い事はブログに書いていないので、今回のエントリーはその “落ち穂拾い” のようなものです。

 

毎週水曜日、慰安婦保護団体と称する人達の「水曜集会デモ」のカウンターとして、旧日本大使館前の慰安婦像周辺で保守団体が集会を開いていますが、新たに、「慰安婦詐欺清算連帯」という名前の下に複数の団体が集結し、1月26日にその決起集会のようなものが行われました。

カウンターデモは、最初は『反日種族主義』の共著者、李宇衍(イ・ウヨン)博士の「一人デモ」から始まりました。〔→『ソウルの中心で真実を叫ぶ』扶桑社BOOKS〕

その後、人数が増えましたが、恐らく、路線というか戦略の違いで別行動を取るようになったようで、慰安婦像の周辺で別個にデモを行っていました。

しかし、今回、再び複数の保守団体が集結して連帯しました。

オンマ部隊、韓国近現代史研究会、メディアウォッチ、悪い教育に怒る父兄連合、etc.。

この中で『オンマ部隊』は代表が朱玉淳(チュ・オクスン)氏と言って、朴槿恵前大統領を支持する保守で、文在寅を批判し、以前はよく「文在寅は安倍総理に謝罪せよ!」と言ってデモをしていました。『メディアウォッチ』はネットメディアであり出版社ですが、代表の邊熙宰(ビョン・ヒジェ)氏は行動するジャーナリストという感じです。街宣カーは自由連帯という団体が提供してくれているようです。

 

これらの人々が理論武装する為の情報源が、恐らく、李宇衍博士と金柄憲(キム・ビョンホン)所長です。

 

20210905_byungheonkim
虎ノ門ニュースのキャプチャ:金柄憲博士のプロフィール

 

金柄憲所長は、慰安婦問題に関しては、正義連(旧・挺対協)の出版した、元慰安婦の証言集を徹底的に読み込み、そこから彼女達は所謂「慰安婦被害者」ではないという確信を持ち、「慰安婦被害者保護法」にターゲットを絞っています。被害者ということは加害者がいるわけで、当然日本です。そこに認知の歪みがあるからです。

元&自称慰安婦達は、自らお金を稼ぐため、(本人の意思はともかく)家族のために、あるいは、金学順氏に代表されるように、最初はその世界の人間に売り飛ばされて等、紆余曲折を経て日本軍慰安所で働きました。つまり、慰安婦問題の本質は金柄憲所長が仰るように「貧困」です。しかし、政府から金を貰うためには日本軍の「被害者」でなくてはならないので、慰安婦になった経緯は誤魔化します。

そして、話に信憑性を持たせようと、その部分を脚色するのでボロが出ます。金柄憲所長は、証言した女性達が「日本軍や日本の官警に強制的に拉致された被害者」ではない事を突いたのです。

正義連側も、疑問を挟む者が誰もいないのをいいことに、証言の裏付け調査を一切していないので、目撃者も証拠もないまま、それが “真実”とされて来ました。

そして、金柄憲所長はそのボロの部分を具体的に追及するので、正義連側も下手に訴訟などは起こせないのです。裁判になったら、事実関係が争点になるからです。 

 

彼らは “日本のために” 活動しているのではありません。

それぞれの団体も、最終目標は様々でしょうが、慰安婦問題という部分で一致したので連帯したわけで、我々日本人も一致できる部分で連携していけば良いと思います。

 

金柄憲所長は以前から韓国の国史教科書の誤りを糾す活動をされてきましたが、何故慰安婦問題にも関わるようになったのかはこちらをお読み下さい。

 

  


 

 

 

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