【歴史戦】佐渡金山、一転ユネスコ世界遺産申請へ
https://www.sankei.com/article/20220128-KWHPSVTUWBPB3FBY2337AFEOOU/?981861
産経新聞:佐渡金山 一転、世界遺産推薦へ
2022/1/28 10:48
岸田文雄首相は文化審議会が世界文化遺産の国内推薦候補に選んだ「佐渡島の金山」(新潟)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦する方向で最終調整に入った。政府高官が28日、明らかにした。韓国が戦時中に朝鮮半島出身者らへの「強制労働」があったなどと反発を強め、外務省が見送る方向で調整に入っていたが、自民党内や地元の意見も踏まえた。(中略)
佐渡金山は昨年末に文化審議会が令和5年の世界文化遺産登録に向け、国内候補に選んだ。同年に審査を受けるためには2月1日までにユネスコに推薦書を提出する必要があったが、韓国外務省は朝鮮半島出身者がかつて「強制労働させられた被害の現場だ」などとして即刻撤回を求めた。
政府内では、韓国が3月に大統領選を控えており、「反日」的な主張を展開する候補者に利用される懸念もあったことから外務省が今年度の推薦は見送る方向で調整に入り、自民党重鎮への根回しも始めていた。
ところが、自民党内の保守系議員からはこうした外務省の態度に反発が上がった。最大派閥の安倍派を率いる安倍晋三元首相は20日の同派会合で「論戦を避ける形で申請をしないというのは間違いだ。ファクトベースで反論していくことが大事だ」などと批判した。高市早苗政調会長も24日の衆院予算委員会で「国家の名誉にかかわる事態だ。必ず今年度に推薦を行うべきだ」などと政府側に迫っていた。(後略)
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岸田政権には、発足いらい、その優柔不断さでイライラさせられますが、取り敢えず、申請見送りから一転、申請へと動いたことは良かったと思います。
ユネスコ神話みたいものへの反発はあるかと思いますが、観光振興という点だけでなく、史跡の維持管理を地方自治体だけでなく、国がバックアップできるので、ブログ主は良いことだと思います。
それに、佐渡金山(正確には佐渡金銀山)は、明治の産業遺産でケチをつけた「徴用工」問題に反撃するチャンスなのです。
長くなるので、詳細は次回ご紹介しますが、佐渡金山の場合は朝鮮半島出身労働者の実態を示す資料が豊富で、むしろ、好待遇であったことが分かるからです。
但し、いずれにしても『歴史戦』になることは必至なので、単に金山の歴史だけでなく、「徴用工」問題に詳しい、例えば西岡力教授のような方をブレーンにつけて準備が必要です。
実は、この件に関しては、韓国で歴史歪曲と戦っている方々も感心を寄せています。下の画像は、慰安婦法廃止国民行動代表で国史問題研究所の金柄憲(キム・ビョンホン)所長が提供して下さったものです。
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