【韓国】外貨準備高の内、流動性資金は6%【YTN】
韓国のテレビ局のネット記事に、にわかには信じがたい事が書かれていました。
シンシアリーさんのブログの『専門家「懸念すべきは、もう米国との通貨スワップも、日本との通貨スワップも無いことです」』というエントリーで紹介されているので、関心がある部分だけ引用させて戴きます。〔元記事はこちら:[생생경제] "환율 1,300원 갈 수도... 통화스와프 방어막도 뚫려" - 1月10日付〕
ウォン安ドル高が進み、1ドル=1300ウォンもあり得るが、最早、通貨スワップという防御壁もない〔※〕ので、外貨準備高を増やし、流動性資金の割合を高めるべきだ、という内容の記事です。YTNと世宗大学経営学部のキム・ジョンデ教授との電話インタビューのようです。 〔※米国との600億ドルの為替スワップは昨年12月に終了。延長して貰えなかったようです。〕
*** 以下引用 ***
一番大きな懸念は、私たちが経験したことですが、IMFの時(※1997年経済破綻)為替レートが2000ウォンまで行って、2008年度金融危機にも為替レートが1600ウォンまで行きました。このように為替レートというのは国際金融市場の最も試金石となり、韓国は輸出と輸入が韓国GDPの65%も占めています。貿易依存度の高さで世界2位なので、為替レートが韓国経済にとってとても重要です。
(・・・)幸い、韓国銀行が債券を担保にして借りることができる600億ドル、『レポ』〔註:repurchase agreement〕というものを用意してはいますが。韓国全体の為替保有高のうち、現金の割合が6%しかありません。全部アメリカの国債とか、債券を買ったからです。
だから、急いで現金をもってこいと言われても、韓国の為替保有高のうち6%しか現金がないから現金を動員できません。私たちが2008年度に金融危機を経験したときは、韓米通貨スワップと韓日通貨スワップ。二つともありましたが、今は、二つともありません。我が国の防御手段が二つともになくなったのです。
*** 引用終わり ***
1月5日付『中央日報』によると、「韓国の外貨準備高2カ月連続減少…昨年末基準4631億ドル」だそうで、6%というと、278億ドル程になります。ちなにみ日本の外貨準備高は昨年12月末で1兆4057億ドルだそうで、内訳は分かりません。外貨準備高が多いと言われる台湾は5484億800万米ドルだそうです。
さすがに6%というのは何かの間違いではないかと思うのですが...
と言うのは、2019/09/05放送のBSフジ『プライムニュース』では、「外貨準備高が4千億ドルくらいある中で、実際に流動性がある資金はどれほどか?」と聞かれた真田幸光愛知淑徳大学教授は「すぐに現金化できる金は1千億ドル無いと思う」と答えていました。
この番組の中で、2008年の通貨危機の時の話も出てきましたが、それに関して真田教授は、「外貨準備高は2千7百あるとか称していたが、ちょっと減ると大慌てで日本にスワップつけてくれと泣きついてきた。つまり、もっと少なかったのだろう。朝鮮日報の記者が、今すぐ使えるのは3割くらいしかないとチラッと書いていた。」と語っています。もし2700億ドルの3割なら800億ドル程はあったはずです。
これ、もっと大騒ぎになるべきことでは?
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