【慰安婦問題】慰安婦虐殺の証拠とされた「拉孟・騰越の戦い」の映像がフェイクニュースだとようやく韓国でも知られる
慰安婦問題に関心がある方なら、ご存知だと思いますが、中国とミャンマーの国境付近の騰衝(とうしょう)であった「拉孟・騰越の戦い」の死体の映像が「日本軍による慰安婦虐殺の証拠」として出回っていました。
既に、テキサス親父ことトニー・マラーノ氏がNARA(アメリカ国立公文書記録管理局)で原本を調査して、多くの日本人は、遺体は日本軍兵士であり、そこから靴下を脱がして盗もうとしているのは中国兵だと分かっていますが、韓国では放置されていました。
- NARAのアーカイブ(該当動画と付属文書):https://catalog.archives.gov/id/16221
タイトル:THE BATTLE OF TENGCHUNG, CHINA ; GEN. EURICO DUTRA VISITS 5TH ARMY HEADQUARTERS, ITALY ; GEN. GEORGE C. MARSHALL VISITS GEN. GEORGE S. PATTON, ETAIN, FRANCE
無修正なので、再生にはご注意下さい。付属文書はPDFで添付されています。→訂正:付属文書は動画の2ページ目にあるようです。動画の右下にあるページ送りで次ページに進むと2枚の付属文書が表示されます。
- 『なでしこアクション』の記事:×「日本軍が慰安婦を虐殺した映像」⇒〇「支那人が日本軍の死体から靴下や身につけている物を略奪している映像」
これに関して、金柄憲(キム・ビョンホン)所長が、韓国で初めてフェイクニュースだと明らかにしました。〔なでしこアクションと金柄憲所長は連携して活動しており、なでしこアクションからの情報提供のようです。〕
昨日(2021/12/21)、保守系ネットメディア『ペン&マイク』で金柄憲所長が解説し、同メディアのその日の夕方のニュース、翌朝の解説番組でも取り上げられました。〔Web記事はこちら:[발굴특종]'조선인 위안부' 학살 증거라는 영상은 가짜였다([発掘スクープ] 「朝鮮人慰安婦」虐殺の証拠という映像は偽物だった)〕
また、恒例の水曜集会のカウンターデモでも、本日はこの問題を取りあげて抗議しました。〔リンク先は、ゆんばん氏の動画で、抗議集会の模様に解説を付けたもの〕
ブログ主も、この映像やキャプチャ画像は何度も見ていたのですが、今回初めてこのフェイクニュースの発信元が、ソウル市とソウル大人権センターの主催したシンポジウム(2018年2月27日)だと知りました。〔記事後述〕
既に金柄憲所長はこのシンポジウムを開催した教授等やKBS(日本のNHKのような公共放送局)に質問・訂正依頼を投げかけているとの事です。
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https://jp.yna.co.kr/view/AJP20180227003600882
旧日本軍の朝鮮人慰安婦虐殺 映像資料を初公開=ソウル大研究チーム
記事一覧 2018.02.27 16:08
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市とソウル大人権センターは27日、韓中日の専門家が出席して行われた旧日本軍の慰安婦問題に関する国際カンファレンスで、同軍による朝鮮人慰安婦の虐殺を証明する映像(https://youtu.be/DbmcBD2aN-k)を初公開した。
昨年7月に初公開された慰安婦の姿を収めた映像の一場面(ソウル市・ソウル大人権センター)=(聯合ニュース)
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約19秒のこの記録映像は、太平洋戦争で日本が敗戦する直前の1944年9月に中国・雲南省の騰衝で米中連合軍が撮影したもので、44年9月13日夜に日本軍が朝鮮人女性30人を銃殺したという内容の米中連合軍の文書を裏付ける記録だ。朝鮮人慰安婦が日本軍によって虐殺された後、1カ所に捨てられた様子が収められており、遺体を埋めに来たとみられる中国軍の兵士が遺体の靴下を脱がせる場面もとらえられている。
米中連合軍は44年6月から中国とミャンマーの国境地帯にある雲南省の松山と騰衝の日本軍占領地に対して攻撃を開始した。同年9月7日に松山を、1週間後の14日には騰衝を陥落させた。当時、ここには日本軍に連れてこられた朝鮮人慰安婦70~80人がいた。
映像が撮影された日時は騰衝の陥落翌日の同年9月15日だ。陥落当時、連合軍の捕虜となり生き残った23人を除く朝鮮人慰安婦の大部分は日本軍が虐殺したと推定される。
敗戦が近付くと、日本の作戦参謀だった辻政信は松山・騰衝に駐屯していた日本軍に「支援兵力が到着する10月まで抵抗を続けよ」と事実上の玉砕(集団自決)命令を下した。ソウル大人権センターの鄭鎮星(チョン・ジンソン)教授率いる研究チームは、これを拒否した朝鮮人慰安婦らが一部の民間人とともに虐殺されたと明らかにした。
日本軍によるこのような慰安婦虐殺は、連合軍も把握していた。研究チームは騰衝の陥落直前の9月13日夜、日本軍が朝鮮人女性30人を銃殺したと記録した連合軍の情報文書を発見・公開している。
これまで旧日本軍が慰安婦を虐殺したという証言や記事などが公開されたことはあったが、虐殺現場を収めた映像が公開されたのは初めてだ。
今回公開された映像は、ソウル大研究チームが2016年に発見した慰安婦虐殺現場の写真と同じ場所で撮影されたものと確認された。写真と映像の中の遺体の服装が同じで、写真の中の中国人兵士が映像にも登場する。
研究チームは、戦時に米軍写真部隊の写真・映像撮影担当兵士が2人1組になって動いた点に注目し、映像を追跡した。写真があるということは必ず同じ場所で撮影した映像もあるとみて、米国立公文書記録管理局(NARA)に保管されている資料をしらみつぶしに探し、ばらばらになったフィルムの山を一つずつ確認した。
昨年7月に研究チームが初めて公開した旧日本軍の慰安婦の映像も、このような過程を経て発見された。
研究チームは、慰安婦が虐殺されたことを示す写真を発見した翌年の昨年に映像も探し出したが、すぐには公開できなかった。虐殺という敏感な問題であることから、分析の正確度を高めるため研究に時間をかけた。
研究チームに所属する聖公会大のカン・サンヒョン教授は「日本政府が(旧)日本軍の慰安婦虐殺を否定している中、戦争末期に朝鮮人慰安婦が直面していた状況と実態を教えてくれる資料だ」と説明した。
鄭教授は「慰安婦被害者の証言以降、世界のあちこちで埋もれていた資料が発掘されている」とし、「これらの資料が(被害者の)おばあさんの証言と驚くほど一致することを確認した」と述べた。
研究チームの資料発掘を16年から支援してきたソウル市は「戦争中に女性を戦場に動員し、性的慰安の道具に使用し虐殺したようなことを再び繰り返してはならない」とし、「日本はこれを否定するのではなく、認めて謝罪しなければ再発を防ぐことはできない」と強調した。
研究チームに所属する東国大のパク・ジョンエ研究教授は「日本が責任を認め、慰安婦問題について心からの謝罪をすべきだ」とし、「世界的に起こっている(セクハラを告発する)『Me too』や(告発した人を支持する)『With you』運動も結局は(旧)日本軍慰安婦問題とつながっている」と主張した。
日本の植民地支配に抵抗して1919年に起きた三・一独立運動から99年となることを記念し、ソウル市庁で開かれたこの日の国際カンファレンスでは、韓中日3カ国の慰安婦問題専門家が各国が所蔵する関連資料の状況を共有し、協力策を議論した。
日本からは、「女たちの戦争と平和資料館」 (wam)の事務局長で、90年代から女性の人権と戦時中の性暴力問題に積極的に声を上げてきた渡辺美奈氏が出席した。
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