【K防疫（笑）】消えた「検査結果待ち 138万人」

公開：2021-11-26 10:21:18　　最終更新：2021/12/11 9:49

韓国政府が毎日発表するコロナ感染者数や死亡者数といった数字に「検査結果待ち」というのが10月末までありました。これが11月に入ると発表されなくなり、ネットでちょっとした話題になっていました。

結論から先に言えば、この数字は、「陽性反応はあったが『確診者』とは判断されずに保留中の人数の累積」です。後半の【追記】で検証しています。

シンシアリーさんもブログエントリーにしています。→「『検査中』138万人が韓国政府の発表から消えた」というのは本当か・・疾病管理庁HPで確認してみた（2021年11月21日）

ブログ主は、「検査結果待ち」の数字が消えたことよりは、韓国の感染者数のグラフがきれいな山にならない事を不思議だと思っていましたが、その原因がこの「検査結果待ち」にあると気付きました。

下の画像は、適当に拾った画像をトリミングした物ですが、下段の棒グラフの形だけ見て下さい。

そもそも、「検査結果待ち」とは何か？と言うことですが、韓国では、「感染者」（陽性確定者）の基準が日本とは（おそらく、世界とも）違うのです。

下は、韓国政府の事例定義（2021年1月22日基準）より「隔離解除」の指針です。〔機械翻訳〕

http://ncov.mohw.go.kr/baroView3.do

隔離解除

確認患者は臨床経過基準または検査基準が満たされると隔離解除されます。

確定患者のうち症状がある患者の場合

臨床経過基準は症状が発生してから10日経過し、少なくとも24時間の間、解熱治療なしに発熱がなく、臨床症状が改善する傾向を示さなければなりません。
検査基準はPCR検査の結果、24時間以上の間隔で連続2回陰性、解熱治療なしに発熱がなく、臨床症状が好転する傾向を示さなければなりません。

確定患者のうち症状がない患者の場合

臨床経過基準は、確定日から10日経過し、この期間中に臨床症状が発生してはいけません。
検査基準はPCR検査の結果、24時間以上の間隔で連続2回陰性、確認後に臨床症状が発生してはいけません。

韓国では、PCR検査万能主義と言うか、当初、PCR検査数を誇っていた名残だと思うのですが、今でも、国民は「不安だから」という理由で簡単に検査を受けます。〔記事後述〕　

一方、日本では、クラスター追跡手段の一つとし、濃厚接触者以外は症状がある人が医者の判断で検査を受けることが殆どで、症状も無く検査を受けるのは、仕事上の理由などで「陰性を証明する」必要がある方でしょう。

そのため、韓国では「陽性反応者」がたくさん出るはずですが、10日間程の経過観察後に再度PCR検査をして判断します。この間の状態の人が「検査結果待ち」の人達です。

つまり、この中には自宅隔離で済む程度の「軽症者」や「無症状者」が含まれているはずですが、経過観察後に「陰性」が確認できれば、それは毎日発表する「感染者（陽性確定者）」数には一度も含まれないまま、「検査結果待ち」から消えるだけで終わってしまいます。

「検査結果待ち」が11月から発表されなくなったのは、集計ができなくなったか、無意味だと判断したのかは分かりませんが、ブログ主は、どうでもいいことだとは思います。〔→【追記】あり〕

それよりも問題は、韓国では「感染者（陽性確定者）」の数字に、軽症者数や無症状者数が含まれていない事です。どれ程、市中にコロナが蔓延しているのかが実感として分からないからです。

但し、国民のPCR検査に対する考え方が韓国と日本とでは違うので、陽性反応者を全て感染者とするのも、大量の擬陽性が含まれてしまうので正しいとも思いません。これは日本では結論が出たことで、PCR検査でスクリーニング検査を行うことは、大量の偽陽性と偽陰性を作り出すという弊害があります。〔そのため、医療崩壊をさせたがっている共産党とかテレ朝の玉川とかが、PCR検査シロシロ言ってたのです．〕

悪意を持って「数字を低く見せている」とは思いませんが、結果としてはそうなっているわけで、このことから、死亡率や重症化率も、日本と比較しても意味が無い事になります。

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【追記】コメント欄に書いたのですが、「検査中（검사중）」で138万人は多すぎると思いました。ブログ主は、「加算はするが、減算されずに積み上がった数字では無いかと思います。〔つまり、累積。〕

シンシアリーさんのブログに疾病管理庁HPのキャプチャ（10月31日の「検査結果待ち」が表示されている表と11月1日の「検査結果待ち」が表示されなくなった表）がありますが、前者をお借りして、追記します。

赤く○をつけられた364,700は「総計（累計確診者数）」で、前日との差が「＋2,061」となっています。これが、10月31日の新規感染者（確診者）数です。これとは別枠にあるのが「検査中（검사중）」で、前日との差を計算して＋20,528人となっています。恐らくこの数字は、PCR検査で新規に「陽性」と判断された人数、謂わば「準確診者」みたいな数字だと思いますが、この書き方を見ると、10月31日迄はこの数字も累計して把握していたようです。「20,528人（＝前日迄の累計数△当日の累計数）」は、他国なら日々「新規感染者」に加えて発表する数字です。

つまり、韓国では10月31日頃には既に2万人の陽性者が出ていたのです。

尤も、「検査中」の人の一部は2回目の陽性反応で「確診者」に変わる訳で、2回カウントされてしまうので、「検査中」を累計する意味は分かりません。

いずれにしても、「検査中」という言葉の意味から考えると、数日後に再度検査を受けて「陰性」と判断されたら減算して、「感染が疑わしい人が現時点で何人いるか」が分かるようにすべきではなかったかと思います。

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https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/world-situation/detail/korea_03.html
韓国 11月23日の感染確認は初の4000人超 過去最多に
2021年11月24日

（前略）ソウル市内にはPCR検査を無料で受けられる会場が各地に設置されています。

このうち、金融街のヨイド（汝矣島）にある検査会場では、子どもから中高年までさまざまな世代の市民が検査を受けていました。

40代の女性は「ワクチンを打っても『ブレイクスルー感染』があるしとても不安です」と話していました。

この会場の職員によりますと、11月24日に検査に訪れた人は、午後3時時点でおよそ1900人に上り、11月23日より500人ほど多くなっているということです。

韓国では今週から小中学校や高校で対面授業が全面的に再開されたばかりですが、検査会場では親子連れの姿も多く見られました。（後略）

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韓国では、日本の第5波が急激に収束した原因は、“日本ではPCR検査を有料に切り替えた” ので、受ける人が少ないからだというデマがまことしやかに流れています。確かに、症状も無くてPCR検査を受ける場合は有料なのですが、医師の判断で検査を受ける場合は無料であり、これらは以前から変わりません。

自分達に都合が悪い（＝日本人が、コロナ対策を上手くやっている）事は、日本人がインチキをしていると考えるのは、韓国人らしい発想ですね。

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