プレジデントオンライン:「韓国人は事実と意見を区別できない」低すぎる読解レベルが慰安婦・竹島問題をこじれさせる
最初に書いておきますが、掲題の結論「低すぎる読解レベルが慰安婦・竹島問題をこじれさせる」に同意する訳ではありません。
掲題の記事はこちらで、筆者は本川裕と言う方で、「統計探偵/統計データ分析家」というプロフィールが書かれています。
この記事では、2018年のPISA調査(高校生の学力検査)の2つの問題の結果から、「情報を読み解くリテラシー(読解力)」について書かれています。
一つは、フィッシングメールに引っかかりやすいかどうか。
「スマホが当たりました。スマホを受け取る為に、このフォームに個人情報を記入して下さい」というメールに対し、フォームに記入する事が正しいか否かを尋ねる質問に於いて、日本人高校生の75.6%(1位)は「不適切」と答え、韓国人は47.1%(OECD国のしたから3番目)が「不適切」と答えた、という結果です。〔グラフ:https://pbs.twimg.com/media/E-5Y3A8VcAIjwMN.jpg〕
ここでは、「日本人は疑い深い」という結果〔仮説〕が導き出されます。
もう一つは、ある文章〔=書評〕の中で「事実」と「意見」を区別できるかどうか。〔質問:https://pbs.twimg.com/media/E-5ZRX4VEAIK9UB.jpg〕
これは、実は日本人もそれ程高くなく、16位〔正答率:47.9%/1位の米国は69%〕で、韓国は最下位の25.6%。〔グラフ:https://pbs.twimg.com/media/E-5ZPzgUcBgOgzh.jpg〕 英語圏の国が上位に来るので、言語的な特性が影響しているのかも知れません。
「韓国人はリテラシーが低い」と言う、一つのデータとして興味深いものではありますが、竹島とか慰安婦問題に関しては、そもそも、偏りの無い情報を与えられているのかという問題があります。
ブログ主は、「韓国人は煽動に弱い」という事なら言えそうな気がするのですが、どうでしょうか?
* * * *
韓国人の読解力に関しては、韓国人ブロガーのシンシアリーさんのブログのテーマの一つ「機能的識字率」が関係あると思います。〔ブログ記事:久しぶりの文解力(読解力)関連記事〕
このエントリーの中で引用している記事の筆者、パク・サンフ氏は日本語も中国語もできる方です。
問題としているのは「語彙力」で、一部引用すると、
>高校の授業でさえ、学生がガジェ(仮題)、ピョンロン(評論)、キドゥククォン(既得権)、ヤンブン(養分)、チャドゥン(差等)、ジキン(職印)、ウィファガム(違和感)のような単語を正しく理解できないでいるという。
> 「弁護士」という言葉は聞いてみたけど(→知っているけれど?)、肝心の「弁護」という単語は知らないという。
>サフル(※「3日」)を「4(サ)フル」と混同する人が少なくない
最後の「3日、4日」は、ある時に「検索ワードとして急上昇した」という記事をブログ主は覚えています。
筆者は「漢字を排斥したせい」と言います。
韓国人がよく言う「強制徴用」も、「徴用」に既に「強制」の意味が含まれているのでおかしな言葉だとわざわざ説明している人を時々見かけますが、韓国人の多くが「徴用」という言葉を正しく理解していない事を表します。
「徴」(=取り立てる、要求する)の意味を知らない、とも言えます。
もし、「ちょうへい(徴兵)」や「ちょうよう(徴用)」、「ちょうしゅう(徴集)」を、それぞれ別個に意味を覚える必要があるとしたら大変そうです。「弁護士」は知っているのに、「弁護」の意味を知らないというのは、こういうことでしょう。
「読めない(ハングルは読めるけど理解できない)」言葉というのは、「聞いても理解できない」事になります。
これは漢字も別の弊害があって、間違って「読み」を覚えてしまって正しい漢字に変換できなかったり、漢字の字面で何となく分かったような気になって、実は意味を正しく理解してない場合があります。
ブログ主が長年愛用している(わざわざ購入して使っている)変換ソフト『ATOK』に下のような誤読判別機能があるのはそのためでしょう。〔「漸次」と入力したくて「ざんじ」とタイプした例〕
ブログ主も「言葉」にはわりと拘りがあるので、気になった記事を取りあげてみました。
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