【教科書問題】自由社の歴史教科書『新しい歴史教科書』が狙い撃ちされた訳は...
『新しい歴史教科書』の理不尽な一発検定不合格に抗議する意見広告(5月31日付『産経新聞』)掲載費用に少し協力したため、「つくる会」より教科書の市販本『【検定合格】新しい歴史教科書』(中学生用/2021年5月21日発売)と藤岡信勝先生の著書『教科書検定崩壊』を戴きました。
まだ手元に届いたばかりで、教科書はパラパラと見ただけですが、ブログ主が中学生の時の教科書と違い、日本史をベースにしながらも、世界史の要素も多く盛り込まれているので、世界史とリンクさせながら日本史を学ぶことができます。また、現代史(昭和史~)も扱われ、隔世の感があります。当然のこと、フルカラーで多くの史料や写真が掲載され、大人が読んでも楽しめます。
そして、人気予備校世界史講師のYouTubeチャンネル「もぎせかチャンネル」で、藤岡信勝氏が茂木誠氏と対談している動画〔『教科書検定の「赤い闇」』を観て、何故、自由社の教科書が狙い撃ちされるように多くの理不尽な意見が付けられ、一発不合格にされたのかよく分かりました。
この教科書は「共産主義」を批判してるからです。
ブログ主はもう昭和史をどのように習ったかは全く覚えていないのですが、恐らくそれ程詳しくは学ばなかったと思います。
一般的には第二次世界大戦は「ファシズムの台頭」などという見出しで論じられます。そして、ヒトラーや日本の属する「枢軸国」側がファシズム、対する「連合国」側と、悪と正義の戦いのような印象を与えるように語られますが、共産主義がどれだけ人を、特に自国民を殺したのか、これがこの教科書では論じられているのです。
動画の中で仰っていますが、藤岡氏が理解をしてくれる国会議員を得ようと当たっていた時、「(この教科書は)一線を越えたね」と言われたそうです。
『教科書検定崩壊』と上記動画で語られますが、教科書検定官と「意見」箇所、つまり「×」を付けられた箇所についての質疑応答の場で、相手の検定官が泣き出す話が紹介されます。なぜこの箇所が意見を付されるのか?という事を質問できる場なのだそうですが、どう考えても不条理な意見の理由を答えられなくて泣き出したのだそうです。
意見を付した検定官と、その人は別人で、良心の呵責に耐えられなくなったのだろうと想像されていらっしゃいますが、それだけに、「×」をつけた検定官の執念のようなものを感じます。
もぎせかチャンネルの茂木誠先生と藤岡信勝先生の対談はこれ以外にも2本の動画があります。
「つくる会」の中学歴史教科書を読んでみた。(2021/06/12)
この教科書の作り手が、子供達に何を伝えたいのかが、この動画で分かります。
ラムザイヤー論文に沈黙する日本学術会議(2021/06/14)
ラムザイヤー論文の「ゲーム理論」も分かりやすく説明されています。
また、以下の動画は、つくる会chの茂木誠氏と藤岡信勝氏の対談です。
「リベラル」の意味の逆転はなぜ起こったか!? 予備校の人気世界史講師茂木誠著『政治思想マトリックス』を読み解く~ウィルソンからトランプまで~米政治(2021/06/17)
「保守」の起源と本質を解明!人気Youtuber茂木誠の世界〜歴史と思想を統合して〜目からウロコの新刊紹介(2021/06/23)
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茂木誠氏の著書(動画で紹介されたもの)
世界の今を読み解く「政治思想マトリックス」(PHP研究所/2020/11/26)
世界史講師が語る 教科書が教えてくれない 「保守」って何? (祥伝社/2021/5/1 )
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