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2021/04/18

【ラムザイヤー論文を読む】(1)信じられるコミットメント(Credible Commitments)とは【1991年の論文】

ラムザイヤー教授の論文、『Contracting for sex in the Pacific War』(太平洋戦争における性サービスの契約/2020年)は、同教授が1991年に書かれた『Indentured Prostitution in Imperial Japan: Credible Commitments in the Commercial Sex Industry』(芸娼妓契約-性産業における「信じられるコミットメント」)を発展させたもので、幸いにも、後者の論文は日本語で無料で読むことができます。(こちらのサイトからダウンロード可。)

以下は以前のエントリーに掲載した2020年の論文の目次に更に下位の小見出しを追加したものですが、赤く色をつけた箇所が1991年の論文(以下、単に「論文」と呼ぶ)をベースにしています。

 

* * * *

『Contracting for sex in the Pacific War』目次

1. Introduction/前書き
2. Prostitution in Prewar Japan and Korea/戦前の日本と朝鮮における売春
 2.1. Introduction/はじめに
 2.2. Japan/日本
   1.公娼
   2.契約の論理
   3.私娼
   4.からゆきさん
 2.3. Prostitution in Korea/朝鮮における売春
   1.現象
   2.契約
   3.(←論文では「2.」となっている)朝鮮人の海外売春
 2.4. Recruitment in Japan and Korea/日本と朝鮮における慰安婦の募集
   1.日本
   2.朝鮮
3. The comfort stations/慰安所
 3.1. Venereal disease/性病
 3.2. Contract duration/契約期間
 3.3. Contract prices/契約金額
 3.4. Contract terms/契約条件
 3.5. Prostitute savings/売春婦の貯蓄
 3.6. The closing years of the war/終戦の年
4. Conclusion/結論
References/参考文献

* * * *

 

◆「信じられるコミットメント」とは

「信じられるコミットメント」(Credible Commitments)とは、「信じられる約束(契約)」と訳した方が分かりやすいと思いますが、ここでの契約の当事者は売春宿(抱え主)と娼妓(新人)です。当然ですが、抱え主は新人を集めたいという動機があり、一方、新人は、名声の毀損(→それに見合う報酬が欲しい)や、報酬に関する不安(→どれだけ稼げるのか?という情報を持たない)等があります。そのために、抱え主は新人に信用を与える必要があります。

そして、後述しますが、それを実現するのが「年季奉公契約」だと、ラムザイヤー教授は論文で結論づけています。

 

◆公娼の報酬

年季奉公契約というのは、「前借金を返済」するか、「契約期間が終了」すれば廃業できるという契約形態で、論文によると、1920年代半ばの平均的な前払金(前借金)は1,000円~1,200円、契約期間は6年だったそうです。(実際には3~4年で借金を完済し廃業)

更に、抱え主(売春宿)と娼妓との間で「取り分」も、公娼の売上の67~75%をまず抱え主が手数料として取り、残りの25~33%の額の60%を債務の返済に充て、残額(全体の10~13.2%)が娼妓の手元に残りました。(部屋代と食費は売春宿が負担)

以下は、女工・農家・東京の公娼の平均年収の比較ですが、1926年(昭和1年)を例にすると、女工が312円、公娼が641円で、約2倍の収入があることが分かります。

 

20210418_ramseyer01

 

◆年季奉公契約

この論文の画期的なところは、多くの学者が抱いている「芸娼妓契約(年季奉公契約)は、債務奴隷の契約だ」という認識に真っ向から反論しているところです。

前述のように、2020年の論文はこの理論を前提にしているので、ラムザイヤー論文を否定する学者は、この理論に反論しなければならないのですが、それができないから、引用ミス(?)といった重箱の隅をつつくような批判や、不道徳だなどと、明後日の方向の批判しかできないのです。甚だしいものには、全くの事実誤認に基づいて批判している人達()もいます。(なお、論文にも断り書きがありますが、「売春」を肯定するものではありません。)

 

※歴史認識問題研究会:慰安婦問題に関するラムザイヤー教授論文撤回を求める経済学者声明の事実関係の誤りについて(西岡力・麗澤大学教授)

 

我々一般人も、ともすれば、ドラマなどの影響で、“借金漬けにされて、そこから一生出られない哀れな女性”をイメージしがちですが、実は、「抱え主が娼婦を売春宿に縛り続けたケースは例外」であることを論文は証明しています。

詳細は省きますが、

1)平均的な公娼は3年強で元金を返済し終え、月に21.8円の現金が手元に残ったこと。(cf. 1925年の成人の工場労働者の平均月収は47円、但し部屋と食事は自腹)

2)公娼が後から負った「追借金」は返済可能な額だった。

3)毎年約1/3の公娼が入れ替わっていた。

4)売春宿はその市場における「繰り返しプレイヤー」(repeat player)として、娼婦を比較的公平に扱うという評判が形成されれば、より安価に新人を集めることができた。

と言った説明がなされています。

 

また、著者は「出来高払い契約」、「定額払い制」、「期限付き契約と契約締結時ボーナス制」と「年季奉公契約」を比較しています。

これを理解するためには、まず、前提として、女性達は「娼婦になる」という『損失』を負うことを念頭に置く必要があります。()従って、それを上回る報酬が得られることが確実でないと、契約を信用することができません。

 

※但し、論文によると、元娼婦が必ずしも社会から見捨てられた訳ではないようです。29%が親元に戻り、12%が女工となり、5%は会社員としての職を見つけ、残りの多くは看護婦手伝いなどのような正業に就きました。

 

出来高払い契約では、女性達はその損失を相殺するに足る額の収入を得られるかどうか分かりません。

また、定額払い制の賃金では、需要の落ち込んでいる時期や、収益の少ない従業員を解雇したり、あるいは、雇用主が賃金カットに同意しなければ解雇すると脅す危険性があり、損失を回収する機会を失う可能性があります。

仮に1日当たりの賃金の最低保証があったとしても、(損失をカバーするに見合う)総賃金の最低保証を担保するには、最低契約期間の保証が必要になります。しかし、雇用主の立場からすると、その女性で得られる収益が恒常的に下回る場合、雇い続ける事は困難です。女性の側としては、損失の回収を失う危険性があるわけです。「契約締結時ボーナス」はこの信用性の問題を緩和しますが、女性がその金を持って逃げるというリスクが雇用者側に発生します。

これを解消する合理的な契約が、「年季奉公契約」だと言うのです。

女性は年季奉公契約によって『総報酬パッケージ』(前借金+部屋代+食費)が保証されるメリットの他に、契約に関する争議が発生した場合、裁判で法的コストを負担するのは抱え主側になるというメリットがあるからです。

日給制だとすると、抱え主がそれを支払わない場合、法的コストを負担するのは娼妓側になり、そのようなことに不慣れな女性にとってはこれは大きなリスクなので、女性に対して「信じられる約束」をする最も直接的な方法は、総賃金のほとんどを「即金で前払い」することでした。

芸娼妓契約において、女性が契約に背こうとした場合に抱え主が借金を回収するのは比較的容易です。そして、抱え主が契約に背こうにも、娼妓は既に現金を手にしているいる訳です。

 

2020年の論文が総ページ数8ページなのに比べ、この論文は48ページと長いので、以上は論文の一部です。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

既にご存知かと思いますが、ラムザイヤー論文(2020年の論文)は『慰安婦は性奴隷ではない』事を証明する論文ではありません。既にそれを前提として、新たに「慰安婦の契約」を論じたものです。

当時の朝鮮も日本(内地)と同様のシステムでしたが、特に朝鮮では悪徳業者が跋扈していたのです。

これはブログ主の考えですが、親が娘を売るということへの抵抗感も日本よりは低かったように思えます。そのため、前回のエントリーで見たように、多くの元朝鮮人慰安婦は、最終的、あるいは途中経過として日本軍慰安婦になったとしても、もっと早くから性風俗の世界(=人身売買ネットワーク)に放り出され、苦労した方が多かった事は想像がつきます。

 

今まで、『慰安婦は性奴隷ではない』事を証明するために、多くの人は、強制連行がなかった(あり得なかった)ことや、元慰安婦と称する女性の証言が曖昧なこと、慰安婦が高収入だったこと等を持ち出して戦ってきました。あくまでも、慰安婦や売春婦という職業が当時の日本や朝鮮が貧しかった故の選択肢だという前提ですが、職業の選択肢が少ない時代に、公娼が、高リスクだが、年季奉公契約によって高リターンを担保される職業だという発想は、ブログ主には“目から鱗”でした。

「数年間の契約期間に拘束されている」ではなく、「総賃金の殆どが前払いされており、且つ、契約の最長期間が決まっている」という見方をしたことがなかったからです。

尤も、多くの人が前者の見方をしている訳ですが。

 

なお、多くのラムザイヤー論文批判者(主に韓国人)が言う、「ハルモニの証言をなぜ考慮しないのか!」に対しても、1991年の論文では、免責事項として、先述の「売春の是非を論じるものではない」という事と共に以下のように言及しており、同じ論理が使えると思います。

要約:「改革主義者のジャーナリスト」(日本風に言えば「進歩的文化人」でしょうか。)や「廃娼論者」によって救い出された元娼婦の説明に依拠したもので、必然的に、彼らに接近した元娼婦は不満を抱いてた娼婦で、大過なく年季奉公を終えた娼婦は何も発言していないから、標本抽出に大きな偏りがあるため、意図的に無視している。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

『なでしこアクション』の、『ハーバード大ラムザイヤー教授 論文 1991年「芸娼妓契約-性産業における信じられるコミットメント」、2021年「太平洋戦争における性サービスの契約」』も是非ご参照下さい。

1月31日に産経新聞に掲載された、青山学院大学の福井義高教授による2020年の論文の解説記事も読むことができます。

上記サイトに埋め込まれている『つくる会CH』の2つの動画も大変参考になります。なでしこアクション代表の山本優美子さんが具体的に解説されています。

 

 

  


 

 

 

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